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泣ける!おすすめの恋愛小説 15選!【感動・切ない】

【更新情報】2017.9.01作品追加

意識的に涙を流すことで、リラックスや安静を促す副交感神経が優位な状態に切り替わって、ストレス解消になるってしってましたか?


今回は、思わず泣ける感動作から切ない作品までおすすめの恋愛小説をご紹介していきます。長編から短編集まで10作品、楽しみながら涙活してください。



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おすすめの泣ける恋愛小説

  • 掲載の順番はランキング形式ではありません、また作品は随時追加予定。
  • 表記はタイトル・出版・作者・あらすじ・感想の順です。

  • 一部軽いネタバレが含まれます。



僕たちはみんな大人になれなかった

新潮社
燃え殻

17年前、渋谷。大好きだった彼女は別れ際、「今度、CD持ってくるね」と言った。それがボクたちの最終回になった。17年後、満員電車。43歳になったボクは、人波に飲まれて、知らないうちにフェイスブックの「友達申請」を送信してしまっていた。あの最愛の彼女に。 とっくに大人になった今になって、夢もない、金もない、手に職もない、二度と戻りたくなかったはずの“あの頃"が、なぜか最強に輝いて見える。ただ、「自分よりも好きになってしまった人」がいただけなのに…(Amazonより引用)


短編がつなぎ合わさっている構成ですのでサクサクと読みやすい作品。仕事も安定し業界人として醒めた日々を送る主人公が、1990年代を振り返るお話。 バイト情報誌の文通欄、携帯電話の無い待ち合わせ。今では想像も出来ない奇跡的な巡り合わせで出逢った『彼女』との日々。その日常的な出来事は美しい思い出なのですがもう2度ともとには戻らないという残酷な現実を実感すると切ない…。こんな風に誰かの心に残れたら、幸せかもしれませんね。


黄色い目の魚

海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて―。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。(Amazonより引用)


一度しか会ったことのない父親を忘れられない『絵を描くのが好きな少年』と家族や友だちと上手くいかず叔父から離れられない『絵が描かれていくのを見るのが好きな少女』2人の高校生のお話。絵を通じて怖がりながらも、がむしゃらに相手を好きになる。思春期の繊細な少年少女の心の機微が描かれたものすごく素敵なおすすめの恋愛小説です。


僕は何度でも、きみに初めての恋をする。

スターツ出版文庫
沖田円

両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る―。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…。優しさに満ち溢れたストーリーに涙が止まらない!(Amazonより引用)


一日しか記憶がもたない少年と一人の少女の物語です。ある場所で出会った二人が、少しずつ距離を縮めあうお話。『たった一日の記憶の中にどれだけの思いを残せるだろう』ふたりを見守る気持ちで読みすすめました。


詩的でとても丁寧な文章で、優しく問いかけられる物語…泣けますよ。


君の膵臓をたべたい

双葉社
住野よる

ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。(Amazonより引用)


2016年度本屋大賞2位の作品、明るいヒロインと、淡々とした主人公のやり取りが、読んでいて気持ちのいい物語。


普段人と関わらない男の子、周りの人にどんな時にでも明るく接することで生を実感する女の子。2人とも実は完全に心を開ききっていないのですが、お互いがお互いだけに徐々に心を開いていきます。


切なくもあたたかい気持ちになれる、とてもいい作品だと思います。

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君と会えたから・・・

ディスカヴァー・トゥエンティワン
喜多川 泰

将来に対する漠とした不安を抱えながらも、自分のやるべきこともやりたいことも見つけられずに何もせず、無気力に過ごしていた平凡な高校生の僕のもとに、ある夏の日、美しい女の子がやってきた。そして、彼女から、その後の僕の人生を変える教えを聞くことになる。いつしか彼女に恋心を募らせていた彼の前に次第に明らかになっていく彼女の秘密とは……(ディスカヴァー・トゥエンティワンより引用)


号泣…ストーリーは短いのですが、余韻はとても長いです。文体がシンプルでとても読みやすいく、やりたいこと、これからやるべき事を見つける手がかりになるかもしれない素敵すぎる一冊。今自分のやりたいことがわからなくなり、悩んでる人にオススメです!


この作者さんの話は悲しかったり、切なかったりする中で人生について、本当に大事なことを考えさせてくれるものが多いと思います。


失恋延長戦

祥伝社文庫
山本 幸久

女子高生の真弓子は大河原くんに片思い。告白したいけどできない、そんな真弓子を見守っているのは柴犬のベンジャミン。真弓子の大切な“話し相手”だ。KYな同級生ゲロサキに振り回されつつも、真弓子の恋心は燃え続ける。だが、やがて、大河原くんに年下の恋人ができて…。不器用な女の子の切ない日々をかろやかに描く、とっても素敵な青春ラブストーリー!(Amazonより引用)


高校の放送部員である主人公・真弓子の片想いから失恋までにいたる話に加えて、飼い犬・ベンジャミンから飼い主への恋心も描かれています。胸がキュンとするピュアな恋物語、失恋の辛さが、ギュッと詰まっています。


そして、愛犬ベンジャミンがとにかくかわいくて、真弓子に対する一途な想いに最後は泣かされてしまいます。


きいろいゾウ

小学館文庫
西 加奈子

夫の名は武辜歩、妻の名は妻利愛子。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会の若夫婦が、田舎にやってきたところから物語は始まる。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりと進んでいくが、ある冬の日、ムコはツマを残して東京へと向かう。それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった―。(Amazonより引用)


ちょっと不思議なラブストーリー。不思議な世界観を持つツマとそれを理解する夫のムコの物語です。大事な人と過ごす当たり前にある生活と、二度と取り戻すことが出来ない過ぎ去った季節の数々が愛しくて本当に切ない。文章がとにかく可愛らしくて、なんだかふわふわ、読んでいると優しい気持ちになります。


博士の愛した数式

新潮社
小川洋子

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。(Amazonより引用)


こちらは恋愛ではありませんが、博士とその周囲との関係性の、どれもがすごくピュアな『愛』でできています。


毎朝同じように初対面の挨拶がおこなわれ、体のあちこちには忘れてしまって困らないようにとメモが貼られています。そんな博士が『好き』だから、一生懸命に博士の話にあわせようとする息子、哀しいけれどとてもあたたかい…。


こんなにも静かな暖かさに満ちた世界が本の中に完成されていることに感動。


ぼくらは夜にしか会わなかった

祥伝社文庫
市川拓司

天文台の赤道儀室で「幽霊」を見たと言う早川美沙子と、ぼくら級友は夜の雑木林へ出かけた。だが「幽霊」は現れなかった。彼女は目立ちたがり屋の嘘つきだと言われ、学校で浮いてしまう。怯えながらぎこちなく微笑む彼女に、心の底から笑ってほしくてぼくはある嘘をついた―。(表題作)そっとあなたの居場所を照らしてくれる、輝く星のように優しい純愛小説集。(Amazonより引用)


短編で6話ありましたが、どこか陰りを持った男女の切なくも美しい恋愛模様に引き込まれました。


どれもが哀しさを含んでいて、かすれるような記憶であったり、子どもの頃のほのかな後悔だったり…澄んでいて大人の穢れを知らない世界が描かれています。


詩的に純愛が語られる文章なので、読む人によっては少し退屈に感じるかも。


いま、会いにゆきます

小学館文庫
市川拓司

大好きだった妻の澪が亡くなって1年、身体にさまざまな不具合を抱えた巧は、町の小さな司法書士事務所に勤めながら、6歳になる一人息子の佑司とひっそりと暮らしていた。再び巡ってきた雨の季節の週末、いつもどおりの散歩に出かけた町はずれの森で、この父と子二人に奇跡が訪れる。哀しい未来を知りながら、それでも愛しい存在に向かって発せられる言葉。その深く強く優しい決意に、きっと心打たれるはずです。市川拓司ワールドの原点をなす最上の恋愛小説。(Amazonより引用)

亡くした妻が記憶を失った状態で突然現れてから、失ったはずの幸せな毎日を恐る恐る、でも大切に守ろうとする父と子の姿が描かれています。


同じ人に、二度恋をする運命の恋。主人公の病気による弱さと、人を愛する強さの対比がよく描かれていて、じんわりと心に染みてきます。


日常の何気無い言葉のやりとりが大切に書かれていて、独特の間というか雰囲気が創りだされている愛情に満ちたお話。


三日間の幸福

メディアワークス文庫
三秋縋

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。(Amazonより引用)


自分の寿命についた査定価格は一年につき一万円。そのことに悲観し、寿命の大半を売り払った主人公の『クスノキ』残った寿命は三か月と三日。わずかな余生を幸福に過ごそうとする彼と、それを監視する『ミヤギ』との奇妙な共同生活が描かれていきます。


クスノキの開き直りきった行動と会話が清々しく滑稽極まりのない、笑いあり、落胆あり、もちろん感動ありの一冊。


何をやっても裏目に出る、八方塞がりな状態からあの終わり方まで持っていくなんて…少しラノベ感がありますが最終章はきっと涙がホロリの感動作品です。


私という運命について

角川文庫
白石一文

大手メーカーの営業部に総合職として勤務する冬木亜紀は、元恋人・佐藤康の結婚式の招待状に出欠の返事を出しかねていた。康との別離後、彼の母親から手紙をもらったことを思い出した亜紀は、2年の年月を経て、その手紙を読むことになり…。―女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして死とは?一人の女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、運命の不可思議を鮮やかに映し出す、感動と圧巻の大傑作長編小説。(Amazonより引用)


『選べなかった未来、選ばなかった未来はどこにもないのですー私たち女性にとって1つ1つの選択が運命。』主人公、亜紀の29歳から40歳までのお話。丁寧に男性目線から描いた作品で、亜紀のことは最後まであんまり好きになれなかったけれど、自分の『運命』を信じ、生き抜く強さを持った亜紀の姿に最後はじんわり涙が…。


10年かけて愛する人との幸せをつかんだ亜紀。不思議な巡り合わせや出会いに助けられながら、本当にに愛する人と生きていく喜びを味わうのですが…。人生の節目ごとに手に取りたい一冊です。


恋愛寫眞 もうひとつの物語

小学館文庫
市川拓司

カメラマン志望の大学生・瀬川誠人は、嘘つきでとても謎めいた女の子・里中静流と知り合う。誠人はかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとける。そして静流は誠人に写真を習うようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人にはずっと好きな人がいて、その思いを受け取ることはできなかった。一年後、卒業を待たずに静流は姿を消した。嘘つきでしょっちゅう誠人をからかっていた静流だったが、最後の大きな嘘を誠人についたまま…。(Amazonより引用)


こちらも市川拓司さんの作品、学生の2人がひょんなことから二人で住むようになったけど、彼は自分にすごいコンプレックスをもち、彼女は見た目のすごく幼い、けれどどこか達観しているような女の子。彼は別の子を追いかけ、でも彼女は彼のことを…というお話。


普通の学生同士の恋愛小説なのですが、市川拓司さんならではの人への愛とやさしさで見事に泣かされます


読んでいて美しい情景が浮かんでくるところも魅力、ラストもじんわりと良い余韻が残る終わり方でした。


一瞬の光

角川文庫
白石一文

橋田浩介は一流企業に勤めるエリートサラリーマン。38歳という異例の若さで人事課長に抜擢され、社長派の中核として忙しい毎日を送っていた。そんなある日、彼はトラウマを抱えた短大生の香折と出会い、その陰うつな過去と傷ついた魂に心を動かされ、彼女から目が離せなくなる。派閥間の争いや陰謀、信じていた人の裏切りですべてを失う中、浩介は香折の中に家族や恋人を超えた愛の形を見出していく。(Amazonより引用)


出世街道を否応無く進んでいく男と、幼いころに受けた虐待の経験により人を愛することができない女性の微妙な関係を描いているお話。


主人公の『橋田』と出会い、彼から受け取った愛情を、枯れ果ててしまいそうなくらい弱い『香折』の魂が必死に守り、それを再び橋田に返そうとする彼女の姿は、涙なしには読むことができません。


誰かに恋することとか、人を愛することとか、生きることとか、幸せとは何かとか、人生における救いとか、そういうことの意味を考えさせられる作品。


100回泣くこと

小学館文庫
中村航

実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。彼女は、一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。ブックの回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた―。(Amazonより引用)


すごくピュアな恋愛小説、何もかもが順調にいくと思っていたが、最愛の人物を失ってしまいます。常に過去形で綴られる文章がより切なさを増す悲嘆の物語。


二人のやりとりが可愛くて、小さくても幸せで、二人のやりとりが幸せで温かいほど、死へ向かっていくのが切なくてやりきれなくなる、幸せな記憶が多いからその数だけ涙がこぼれる作品です。


塩の街

講談社文庫
有川浩

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。(Amazonより引用)


宇宙からの隕石らしき謎の物体が次々と地球上に落下後、人々が次々と塩化していくという怪現象があらわれ、人類は為す術もなく社会は崩壊していったというかなり大胆な設定ですが、読み始めるとこれが止められません。


そして、この小説に出てくるカップルの言いたいことを言えない、近づきたいのに近づけない、お互いをかけがえのない存在として大切に思いながら、お互いを思いやりすぎてぎくしゃくするイジイジ感がたまりません。


『恋する女性は強い』を前面に必死に生きている姿がとても印象的な作品です。


あとがき

いかがでしたか?泣ける!おすすめの恋愛小説をご紹介してきました。


あなたにあいそうな作品で思い切り涙してみて下さい、きっとスッキリ、最高の読後感を味わえると思いますよ!気になる作品が見つかれば是非一度手に取ってみて下さいね。



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