いろはにほへど

朝起きて本を読んで寝てます。

おすすめのSFミステリー10選!壮大で不思議な世界で謎解きを楽しもう!


壮大な世界観を描くSF(サイエンスフィクション)小説とミステリーの融合した『SFミステリー』ワクワクしない訳がありません!


今回は、そんなSFミステリーの中でもおすすめの作品をご紹介していきたいと思います。本当に面白い作品ばかりです!思い切りワクワク・ドキドキしながらお楽しみ下さいね。

おすすめのSFミステリー小説

表記はタイトル、筆者、書評、あらすじの順になっています。本当に素敵な作品ばかり!それではおすすめのSFミステリー小説の壮大で不思議な世界観を堪能してくださいね!

死なない生徒殺人事件/野崎 まど

この学院には永遠の命を持った生徒がいる、そんな噂が受け継がれている女子校に赴任してきた若手教師が、噂の真相に迫っていくお話。


死なない生徒、不死がテーマのSFミステリーです。なんですが、あらすじを見て頂ければわかる通り早速死んじゃいます…最初の掴みからとてもうまい!


序盤で提示される不死の謎に興味を惹かれて、そこからは読みやすい文体と魅力的な登場人物で最後まで一気に持っていかれます。文章の微妙な違和感が後に効いてきたり、とてもよくできた謎解きだと思います。おすすめですよ!

「永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」生物教師・伊藤が着任した女子校「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、ある女生徒から声をかけられる。自分がその「死なない生徒」だと言ってはばからない彼女だったが、程なく彼女は何者かの手によって殺害されてしまう―。果たして「不死」の意味とは?そして犯人の目的は!?第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞者・野崎まどが放つ、独創的ミステリ。 (メディアワークス文庫より引用)


800年後に会いにいく/河合 莞爾

タイムマシンではなく意外な方法で800年後の彼女に会いに行く。何の取り柄もない旅人君の人生が、街でアルバイトのチラシをもらった時から大転換!


クリスマスイブに出会ったメイは800年後に住んでいます。そしてスズランが無いと人類が滅んでしまうとネットで800年前の旅人に訴えるのですが…といった感じで、もうつかみはバッチリ、ちょっと照れちゃうくらいのストレートないいお話。最後もすっきりほっこりでとても良い結末のSFミステリー。

「西暦2826年にいる、あたしを助けて」。彼女の「真実」を知った時、あなたはきっと涙する。 かつてない、恋愛SFミステリー誕生! クリスマスイブの夜、残業をしていた飛田旅人のPCに突然、謎の少女からメッセージが届く。「このままでは死んでしまう。あたしにスズランを届けて」。再生された動画ファイルの作成日付は、2826年12月24日とあった。メイと名乗るその少女は何者なのか。そしてなぜスズランが必要なのか。「メイに会いたい。でもどうやって?」。思い悩む旅人に、上司で天才技術者の菜野マリアが、800年後の未来に行くための〝あっと驚く、思いもよらない方法〟を提案する――。〝彼女〟の真実を知った時、あなたはきっと涙する。いまだかつてない、恋愛SFミステリー誕生!(幻冬社より引用)


失われた過去と未来の犯罪/小林 泰三

全人類が記憶障害に陥り、10分ほどしか記憶を保てなくなった世界。人々は長期記憶の保持を外部メモリ装置に頼るようになります。うん、壮大なSFですね。


メモリを他の人に挿したらそれは誰なのでしょうか?人間の魂がどこにあるの?記憶が同じだったら生き返ったことになるの?記憶がなくなったらその人は死んだことになるの?色々と考えさせられます。全編とても面白くて興味深い作品です。

女子高生の結城梨乃は、自分の記憶が10分ともたないことに気が付いた。いち早く状況を理解した梨乃は急いでSNSに書き込む―「全ての人間が記憶障害に陥っています。あなたが、人類が生き残るために、以下のことを行ってください」。それから幾年。人類は失った長期記憶を補うため、身体に挿し込む「外部記憶装置」に頼り、生活するようになった。『アリス殺し』の鬼才が贈るブラックSFミステリ、ここに開幕。(KADOKAWAより引用)


人間の顔は食べづらい/白井 智之

自分のクローンは食べてもいいという食人法が制定された世界が舞台…この作者さんの作品は、基本気持ち悪いんですが、ミステリー小説としてすごくきちんとしています。


和志は、違法に自宅の地下でクローンを育てていました。食べる為に…ある日、和志は顧客の元に生首を送りつけた疑いをかけられます。しかしそれは、和志を奈落の底に落とす為の序章に過ぎませんでした…。


あまりにもぶっ飛んだ世界観に翻弄されるばかりで、そこそこ簡単なトリックにも全く気が付きませんでした。怒涛の展開とインパクトが抜群な一冊。

世界的に流行した新型ウイルスは食物連鎖で多様な生物に感染し、爆発的な数の死者をもたらした。ヒトにのみ有効な抗ウイルス薬を開発した人類は、安全な食料の確保のため、人間のクローンを食用に飼育するようになる。食用クローン人間の飼育施設で働く和志は、自宅で自らのクローンを違法に育てていた。ある日、首なしで出荷されたはずのクローン人間の商品ケースから、生首が発見される事件が発生する。和志は事件の容疑者とされるが、それは壮大な悪夢のはじまりに過ぎなかった。(角川文庫より引用)


百年法/山田 宗樹

不老不死の技術のある世界で、社会の成長が止まり、その打開策として『百年法』が施行されます。手術を受けてから100年後に死ななければならない法律…100年後、強制死に対する不安が社会、政治、国家を変えていきます。


SF小説という体裁ですが、設定はすごくリアルで理解しやすく、100年生きられるとしたらどんなメリットやデメリットがあるのかなども細かく書かれていてとても面白いです。登場人物が多いので頑張って下巻まで一気に読み終わらせましょう!

原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。すがりつくように“永遠の若さ”を得た日本国民。しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死ななければならないという法律“生存制限法”も併せて成立していた。そして、西暦2048年。実際には訪れることはないと思っていた100年目の“死の強制”が、いよいよ間近に迫っていた。経済衰退、少子高齢化、格差社会…国難を迎えるこの国に捧げる、衝撃の問題作。 (KADOKAWAより引用)


ナゼアライブ/川口 愉快

2020年、世界中で爆発的に増加した理由なき自殺は止まるのか?人は何故生きるのかを問う一作。文体はライトですが、主題はすごく重い…読み進めるほど息苦しくなるような展開ですが、最後に壮大なスケールで突きぬけ爽快。


SFとしてだけでなく、主人公とその仲間たちが織り成す青春群像劇としてもかなり楽しめるのですが、不意打ちのように『自殺』という冷や水をあびせられ、一瞬にして現実に引き戻される手法はさすが!

「おれ、死ぬわ」――理由なき自殺が、地球規模で爆発的に増えていく。幼稚園児までが自殺し、百人以上が集団死する異常事態。行方不明の父を持つ記憶障害者・日那多雄と悪友たちは、そんな生と死の狭間で青春を迎える。キミはナゼ生きる? そしてナゼ自殺する? この大量自殺は、いつか止まるのか…。SFホラーと青春群像劇が交錯するファンタジック・ミステリー長編小説! (文芸社より引用)


バイロケーション/石持 浅海

買物の折りに贋札使用疑惑で逮捕された忍。直前に自分そっくりの人間が同じ番号の札を使っていた?姿、形は同じでも自分ではない自分が存在するバイロケーション。忍は愛する夫との生活を守るため、同士が集うバイロケーションをなんとかする『会』に参加するのですが…。


自分の現在の服装や持ち物、感情、記憶など全て同じのもう一人の自分が神出鬼没…なかなか真実が明かされず、モヤモヤとしますが、ページをめくる手が止まらない文章力!ゾクゾクする怖さと結末の悲しさで読後感は最悪ですが最高に面白い一冊です。

画家を志す忍は、ある日スーパーで偽札の使用を疑われる。10分前に「自分」が同じ番号のお札を使い、買物をしたというのだ。混乱する忍は、現れた警察官・加納に連行されてしまう。だが、連れられた場所には「自分」と同じ容姿・同じ行動をとる奇怪な存在に苦悩する人々が集っていた。彼らはその存在を「バイロケーション」と呼んでいた…。ドッペルゲンガーとは異なる新たな二重存在を提示した、新感覚ホラーワールド。第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。(角川ホラー文庫より引用)


ダレカガナカニイル…/東野 圭吾

突然、誰かの意識が自分の中に住み着いてしまったら?警備会社に勤める主人公が突然の左遷で『解放の家』と呼ばれる怪しげな宗教組織の警備をする仕事に就くところから物語は始まります。突然頭の中から自分の事が誰だか解らない声が聴こえるようになるのですが…。


結構な厚さですがスラスラと読めて長さを感じません。『声』の正体が一体誰なのか…最後までわからないのですが、とにかくアッと驚くラストです。宗教の記載がかなりありますので気にする方は注意して下さいね。

警備員の西岡は、新興宗教団体を過激な反対運動から護る仕事に就いた。だが着任当夜、監視カメラの目の前で道場が出火、教祖が死を遂げる。それ以来、彼の頭で他人の声がしはじめた。“ここはどこ?あなたはだれ?”と訴える声の正体は何なのか?ミステリー、SF、恋愛小説、すべてを融合した奇跡的傑作。(講談社文庫より引用)


オルファクトグラム/垣根 涼介

頭を強打された青年、匂いが色や形に識別される能力が身につきその犬にも勝る嗅覚で連続殺人犯を追い詰めます。これは、設定が斬新ですごく面白い!


匂いが色やイメージとなって目に映る様は、読者は文から想像するわけですが、これが綺麗でとても素敵犯人との駆け引きなど文章にスピード感もあってハラハラ系のミステリー小説が好きな人におすすめです!

手がかりは、犯人が現場に残したかすかな匂い。イヌの嗅覚をもつ片桐稔は、異次元の世界に少しずつ適応しながら犯人に迫るが…。手口が似た連続怪奇殺人事件が起きるなか、失踪したバンド仲間と犯人に意外な接点が!’01年度の「このミステリーがすごい!」第4位に撰ばれた愛と感動の超大作ミステリー。 (講談社文庫より引用)


女王の百年密室/森 博嗣

2113年、技術はかなり進歩していていかにもSF感の漂う作風。舞台は女王が支配する閉鎖された小世界、そのため時代錯誤な文化や王政、宗教が色濃く残っています…。


そこは100年前に作られて以来世界から孤絶したユートピアとなっていて、女王を中心に争いもなく、犯罪もなく、警察もない一見平和な街。そんな街で起こった殺人事件。犯人を捜す外の世界から来たミチルと、隠そうとする女王や王室の人たち。何を隠し、何を守ろうとしているのでしょうか?かなり面白いです!個人的に森博嗣さん作品トップクラス!

2113年の世界。小型飛行機で見知らぬ土地に不時着したミチルと、同行していたロイディは、森の中で孤絶した城砦都市に辿り着く。それは女王デボウ・スホに統治された、楽園のような小世界だった。しかし、祝祭の夜に起きた殺人事件をきっかけに、完璧なはずの都市に隠された秘密とミチルの過去は呼応しあい、やがて―。神の意志と人間の尊厳の相克を描く、森ミステリィの新境地。(新潮文庫より引用)


クラインの壷/岡嶋 二人

発表されたのは平成元年、まだVRなど夢物語の時代に、今のVR技術を更に発展させた技術を見越して見事なSFミステリーが描かれています。


しがない学生がゲーム構成を制作してコンクールに応募するも落選。しかしある会社から買い取りたいというオファーを受け、200万を受け取ります。一年半後会社からゲームテストの為来て欲しいとなりテストをするのですが…。著者の岡嶋さんは読み手の足場を崩してしまうのが本当に得意だと思います。最後、ハッピーエンドと思わせつつも怖っっ!

ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み虚構が交錯する恐怖。 (講談社文庫より引用)


あとがき

おすすめのSFミステリー小説をご紹介してきました。どれも壮大な世界で思い切り謎解きを楽しめる作品ばかり思います!気になる作品が見つかれば是非一度手に取ってみて下さいね。最後まで読んで頂いてありがとうございました!

おすすめのミステリー小説 50選!