いろはにほへど

朝起きて本を読んで寝てます。

心温まる小説、おすすめの感動作10選!心にじんわりと染みる読み心地。

読みながら心のデトックスができる、読んだ後、回りの人に優しい気持ちになれる、おすすめの心温まる小説をご紹介していきたいと思います。簡単な感想を添えていますので、気になる小説があれば是非読んでみて下さい。

心温まる小説、おすすめの感動作

それではおすすめの心温まる小説をご紹介していきたいと思います。読後はとても優しい気持ちになれる作品ばかりです。ごゆっくりとお楽しみくださいね。

そして、バトンは渡された

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。( 文藝春秋 より引用)


あー良かった。家族小説の名手、瀬尾まいこさんの新作で心温まるファンタジー作品。2人の母と3人の父…そうそう有り得ない設定なのに読めてしまうのは、人の繋がりが淡々としているようで温かいから。主人公に対する血の繋がらない「両親」の大きな愛に感動、そして世の中の人がみんな優しい人ばかりなんだって気になって、幸せな気持ちになれる一冊です。最初のページをまた最後に読むと更に胸があたたかくなりました。おすすめします。

おまじない

少女、ファッションモデル、キャバ嬢、レズビアン、妊婦……女子の人生はさまざまだけど、いつになってもいくつになっても、そのこころはやっぱりやわらかくこわれやすいもの。 彼女たちの落ちこんだ穴から救いだしてくれる「魔法のひとこと」。悩んだり傷つきながらも、他者との関わりのなかで生きていく姿を描いたキラメキの8編。 (筑摩書房より引用)


西加奈子さんによる『炎上する君』以来8年ぶりの短編集。主人公は、それぞれに切実な悩みを抱えた境遇の違う8人の女性たち。そんな彼女たちが、ふとしたきっかけで知り合うおじさんたちの「魔法のひとこと」で、光を見いだしていきます。「女子はそのひとことで生き返る」というテーマ通り、許されるというか、励まされるというか、少しだけ肯定と同意と安心をもらえる胸に響くお話。

物語のおわり

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。あなたの「今」を動かす、力強い物語。( 朝日文庫 より引用)


本当に湊かなえさんの作品?と思うくらい、イヤミスの女王らしからぬ読後感の爽やかな優しいお話。8編からなる連作短編集。


物語の舞台は北海道、『空の彼方』という名もなき少女による書きかけの小説が次々と心にぽっかりと穴を持つ人達に渡り、読み手じわりじわりと好影響を波及させていきます。そして、最後に手にするのは‥という素敵な奇跡の物語。イヤなことを昇華させたときに人は前を向いて進めると気づかせてくれる作品です。こんなタイプの湊さんの作品も好きだなと思わせてもらえました。

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キャロリング

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。
(幻冬舎文庫より引用)


ハッピーエンドの王道、有川浩さんの作品ながら途中読むのが辛くなる程重い…といっても基本的に良い人ばかりですし、全てが上手くいくわけじゃなく、ほんの少し切ない余韻も残しつつも読了後には優しさが広がるようなお話ですので安心して読み進められます。お子さんを育てている方や子供と接する機会のある方には特におすすめです。

百貨の魔法

時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける―。百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語! ( ポプラ社 より引用)


2018年本屋大賞ノミネート作、とにかく癒されたい時にお勧めの一冊。風早の街で50年目の歴史を迎える星野百貨店、そんな老舗百貨店を舞台にしたファンタジー作品です。街の人から愛されている星野百貨店で働く人たちの百貨店での思い出と今抱えている問題が優しく書かれています。デパートのキラキラ感だけをすくい取った優しい優しいお話です。心が疲れている時に読みましょう。

崩れる脳を抱きしめて

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか? ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?( 実業之日本社 より引用)


父親に捨てられ借金を背負い、金の亡者となった研修医の主人公と、脳腫瘍で余命短い資産家の患者との物語。心に傷を持つ2人がお互いの傷を癒す謎解きをして距離を縮めていくのですが…。前半は、心理的な描写の多い恋愛小説、後半からは隠された謎を追うミステリーといった感じでとても楽しめました。謎を解いていきながら心も温かくなる素敵な作品です。

海の見える理髪店

伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら…。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。( 集英社 より引用)


第155回直木賞受賞作、ささいなことで意地をはったりするのが『日常』ですが、ちょっと違う角度から見るだけで、優しくなれると気付かせてくれる6編からなる短編集。全てが家族に関係する話でどの話も切なさの中に温かさを感じる直木賞受賞作に相応しい珠玉の逸品。いい話だったなあ。

虹の岬の喫茶店

小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人―彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で、大きく変化し始める。疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる。癒しの傑作感涙小説。(幻冬舎文庫より引用)


岬から見える海や夕日の情景が浮かんでくる素敵な連続短編集。心に傷を負ったお客さんが店主の悦子さんと心かよわせます。お客さんの心情を読み取りBGMを選曲、そして美味しいコーヒーを淹れ優しく沁みる言葉をかけてくれます。温かい気持ちで読み進めたら、次から次へと温かいエピソード、何度も読み返したくなる素敵な本ですよ!

ナミヤ雑貨店の奇蹟

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?(角川文庫より引用)


ナミヤ雑貨店のポストに悩み事を書いた手紙を入れておくと翌日、返事が返ってくる…。ポストを通じて、過去と現在がつながる素敵なファンタジー。雑貨店の悩み相談と養護施設にまつわるパズルのピースが時空を超えて結びついていく様子は爽快!読書初心者さんにもおすすめしたいとても読みやすい感動作です。

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ウズタマ

周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を控えたある日、唯一の肉親である父親から、謎の通帳を渡される。“誰か”が自分のために振込を続けてくれていたことはわかったが全く心当たりがない。唯一の真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。そうなって初めて、父の過去や自分の過去も詳しく知らないことに気づく。その“誰か”を探し始めた周作は、25年前のある傷害致死事件に行く着くのだが…。(小学館より引用)


28歳の結婚を控えた青年が主人公。そして唯一の肉親である父との別れが迫り自分のルーツにつながるものを手繰り寄せていくお話。ミステリーが隠し味となっている幸せとはなにかを問う家族小説です。不穏な始まりと重たい内容から少しずつ明らかになる隠されていた出来事と、合間に語られる過去の生活。すごく優しくて素敵な読後感でした。読み終えた後で表紙を見ると再び温かい気持ちになれますよ。

樽とタタン

あの店に来ていた人たちは、誰もがどことなく孤独だった。小さな喫茶店でタタンと呼ばれた私が、常連客の大人たちから学んだのは、愛の不平等やしもやけの治し方、物語の作り方や別れについて。甘酸っぱくてほろ苦いお菓子のように幸せの詰まったものがたり。(新潮社より引用)


どことなく漂うノスタルジック感。小さな町の小さな喫茶店にある赤い樽の中にいることがお気に入りだった女の子のタタン、そこから喫茶店で繰り広げられる大人の世界を垣間みます。大人になったタタンがマスターや喫茶店に訪れる風変わりな客との思い出を淡々と語っていく構成。いい具合にのんびりしていて、読後感もとても良い一冊です。

ツバキ文具店

ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします。( 幻冬舎より引用)


鎌倉を舞台に古い文具店を営みながら人の手紙を代筆する代書屋を営む鳩子さんと、代書の依頼に来た人や個性的なご近所の方々との交流が柔らかく描かれています。実際の肉筆の手紙が挿し絵のように挿入されていて、受け取った人はどんな気持ちになるだろうと想像せずにはいられませんでした。読後とても優しい気持ちになれる一冊。続編となる『キラキラ共和国』もおすすめですよ。

昨夜のカレー、明日のパン

7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。( 河出文庫 より引用)


毎日の何気ない生活の中にある普通の幸せ。怒りや不安など醜いものが取り除かれて人間関係の暖かくて美しい部分だけを取り出したような物語で、全体にとりとめのない日常の会話で語られていきます。心がほんわり温かく、時には涙するさり気ない描写が秀逸な良作。

癒し屋キリコの約束

「昭和堂」には裏稼業が…。町の人々の悩みを解決する「癒し屋」だ。噂が噂を呼び、癒しの依頼はひっきりなしだが、依頼者が持ちかける無理難題に、カッキーと常連客たち「アシスタント」はいつも大わらわ。しかも、霧子の奇想天外なアイディアで、結果は必ず予想外の展開へ!そんなある日、店に霧子への殺人予告が届く…。明日への希望が、心をやさしくほぐす、爽快エンタメ小説。( 幻冬舎より引用)


喫茶店での裏稼業、癒し屋を営む女主人・キリコの物語。キリコさんの喫茶店には色々な悩みを抱えた人達が癒しと答えを求めにやってきます。普段は荒くがめつく常に呑んだくれなキリコさんですが、癒し屋の時には穏やかで人情深く、問題解決のしかたも、突拍子のない様に見えても温かくまとまるのが素敵。癒されます。


あとがき

心温まる小説、おすすめの感動作10選をご紹介しました。心がほんわり温かく、時には涙する素敵な良作ばかりです。少しでも気になる作品が見つかれば気軽にゆったりと読んでみて下さいね!絶対に癒されると思いますよ。