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めちゃくちゃ怖い!おすすめホラー映画 厳選30作【洋画・邦画】


【更新情報】2018.1.29 記事更新
今回は、めちゃくちゃ怖いおすすめのホラー映画をご紹介していきたいと思います。

はじめに

夏と言えばやっぱりホラーですよね!めちゃくちゃ怖いホラー映画を観ればトラウマで眠れなくなるかも知れませんが、きっとゾクゾク冷んやりと快適に夏の夜過ごせるはず…勿論ただ怖いだけではなくストーリーもしっかり楽しめる作品ばかりをB級映画・新作・名作から厳選して、あらすじや感想と合わせてご紹介していきたいと思います。


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2017年公開『最恐』ホラー映画ランキング ベスト5!

  • 表記はタイトル・公開年・上映時間・あらすじ・感想の順です。

まず最初に2017年公開『最恐』ホラー映画を第5位から順にご紹介していきたいと思います。

第5位 バイバイマン

2017年 The Bye Bye Man 96分

アメリカのウィスコンシン州。古い屋敷に引っ越して来た3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名前を知った者、口にした者に死をもたらすという“バイバイマン”を呼び起こしてしまう。それ以来、“バイバイマン”に取り憑かれた彼らはお互いに命を助け合うが、周囲の人間たちは次々と命を落としていく。追い詰められた若者たちは、死の運命から逃れることができるのか――


第5位『バイバイマン』は、名前を言っても考えてもいけないソレが名前を知ってしまった人たちの中に入り込んで困惑させる話。古い屋敷に引っ越して来た3人の学生が、儀式を行ってバイバイマンを呼び起こしてしまいます。そして、名前を知った周囲の人たちが、次々に殺されていく…派手な展開はありませんが、その分リアリティを感じます。


言っちゃいけないんだけど言いたくなるように仕向けられる罠に何度も何度も引っかかりそうになる主人公のパニック加減と、一体何を隠しているのか知ろうとする周りのやり取りが、結構もどかしくて面白い、頭にこびりつく系のホラーです。

第4位 IT イット

2017年 it 135分

“それ”は、ある日突然現れる。 一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる。 “それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、学校、図書館、そして町の中……何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意するのだが…。 真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた―。


第4位は『IT』ジワジワくる怖さではなく、ワッと驚かせてくるタイプのアメリカンホラー。映画としては、1990年に公開されたもののリメイクになります。 それぞれのトラウマや悩みに立ち向かう子供たちの成長物語。


静かな田舎町で児童失踪が相次ぐ中、いじめや虐待も描かれつつ、少年少女の青春が瑞々しく描かれています。そこに現れる“それ”は、子どもたちの心に潜む恐れにつけ込みます。


昼間・外・周りに人がいる状況、これらを全く無視してくるとんでもない“それ”は、とにかく挙動が意味わからないから予測できない怖さがあります。そして!まさか涙するとは…。

第3位 アナベル 死霊人形の誕生

2017年 Annabelle 2 110分

数年前に幼い娘を亡くす悲劇に見舞われた、人形職人とその妻。彼らの館に、閉鎖に追い込まれた孤児院のシスターと6人の少女たちがやってくる。ようやくたどり着いた新居に喜んだのも束の間、やがて彼女たちは人形職人がつくった人形アナベルに狙われ、恐怖の呪縛にとらわれていく。日に日に激化していく異常現象、館中に響き渡る少女たちの悲鳴、どこまでも“憑いて”くるアナベル…。果たして彼女たちは呪いから逃れることが出来るのか?そしてついに明かされる、アナベル誕生の秘密とは!?


人形作家の父、そして妻と幼い娘が暮らす小さな田舎町で起きた悲劇。しかし12年後、悪夢は再び起こります―。第3位は『アナベル 死霊人形の誕生』


一軒家を舞台に、これでもかと繰り出される恐怖演出、『ライト/オフ』監督、デヴィッド・F・サンドバーグの面目躍如作品。思った以上のドキドキハラハラ感、アナベル人形に悪魔がとりつく経緯の話です。


ホラーシーンでは、映像の怖さだけでなく音の使い方も上手く、全身で恐怖を味わう事が出来ました。明るいシーンは殆ど無く、ジワジワと攻めてくるシーンもあれば迫力のあるシーンもあって終始ストレスフル!子役達も演技が素晴らしいのでより怖く感じますよ。

第2位 ジェーン・ドウの解剖

2017年 The Autopsy of Jane Doe 86分

バージニア州の田舎町に住む経験豊富な検死官・トミーは、息子のオースティンと共に遺体安置所と火葬場を経営している。ある夜、地元の保安官から緊急の検死依頼が入る。それは、3人が惨殺された家屋の地下から裸で見つかった身元不明の美女“ジェーン・ドウ”の検死であった。いつも通りの検死だと思われたが、解剖を進めていくと、その遺体に隠された"戦慄の事実′′が判明し、怪奇現象が次々に発生!外では嵐が吹き荒れる中、遺体安置所という閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖がはじまろうとしていた......。


第2位 『ジェーン・ドウの解剖』。遺体安置所だけで繰り広げられるオカルト体験、なかなか無い設定で面白い!視覚的なクオリティもかなり高いです。主人公の死体解剖者の父子が、頭の冴えた立ち回りをしているのにもかかわらず、ジワジワと迫ってくる恐怖、どんどん追い詰められていきます。人間が怖いと思うところを全て詰め込んだ良質な作品。


前半は遺体を解剖して次々と謎が浮かび上がってくるミステリーのような構成。遺体の身に起こった不可解な出来事をひとつひとつ解いていくにつれ恐さが増していきます。狭い遺体安置所の中で登場人物も限られていますがホラーとしてのゾクゾク感とミステリーとしてのワクワク感を行き来しながら最後まで引き込まれ続けました。


ただ死体を解剖するシーンは少しグロいので苦手な人もいるかもしれません。グロ耐性があって怖いもの見たさを持っている方には間違いなくオススメの作品です。‬

第1位 ゲット・アウト

2017年 Get Out 103分

ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが・・・。


そして第1位は『ゲット・アウト』。裕福な白人の彼女の実家に休暇を過ごしに来た黒人青年が、湖畔に佇む屋敷の中で不穏な空気をひしひしと感じるサスペンスホラーです。


得体のしれない不気味な登場人物と、先が全く読めない展開で見ていて心理的に訴えるなんなのかわからない恐怖に襲われます。伏線の張り方も凄く、ストーリーがぴたっとハマった時のスッキリ感と恐怖は最高です。


単純にドキドキさせるような恐怖とこれからの世界はこうなっていくのかもと暗示させられているような恐怖を一度に体験できる見事な作品。監督・脚本が米コメディ界の人ということで、笑いも恐怖も『ツボ』をすごくよく分かってる人だなと思いました。

おすすめのホラー映画【洋画編】

  • 掲載の順番はランキング形式ではありません、また作品は随時追加予定。

ここからは幅広い年代からおすすめの洋画ホラー映画をご紹介していきたいと思います。

エスター


2009年 ORPHAN 【123分】

孤児院の少女を養子に迎え入れた夫婦が、その日以来奇妙な出来事に遭遇する恐怖を描くサスペンス・ホラー。子どもを流産で亡くしたケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)は悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。そこで出会ったエスター(イザベル・ファーマン)という少女を養女として迎え入れる。


孤児院から引き取られた不気味な少女エスターが巻き起こす悪徳の数々が描かれています。お化けとか怪物は出てきませんが、かなりゾッとする内容で、とにかくエスターが映ると怖い!ただ怖がらせるだけの映画ではなくストーリー性がちゃんとあって面白いですし、子役がみんな可愛くて演技力もかなり高いのも見どころ。



出典:©︎エスター


ハッピーボイス・キラー


2014年 The Voices 【107分】

青年ジェリー(ライアン・レイノルズ)は、バスタブ工場で働いているだけの代わり映えのない日々を過ごしていたが、とある女性(ジェマ・アータートン)に心を奪われる。何とかアプローチを重ねて、彼女との距離を縮めることに成功したジェリー。しかしデートの約束をすっぽかされ、殺人事件を引き起こしてしまう。さらに、慌てふためくジェリーをペットである邪悪な猫と慈悲の心にあふれた犬が振り回し、狂気のふちに追いやる。


精神疾患の男ジェリーが心の声と葛藤しながらも、次から次に殺人を犯してしまう……。グロいはずなのに色彩が目立つから映像がポップ、全体の印象はどこかハッピーな感じ。笑えておもしろいのにゾクゾクこわい作品です。



出典:©︎ハッピーボイス・キラー

パラノーマル・アクティビティ


2007年 PARANORMAL ACTIVITY【86分】

幸せに暮らすひと組の若いカップル。ある日、家の中の様子がどこかおかしいことに気付き、悪霊がいると感じた二人は家中の至るところにビデオカメラを設置する。そして、二人が眠りに落ちた後に撮影された映像には、背筋も凍るようなものが映っていて……。


約100万円程の低予算で製作されたPOV系のホラー、全米興行収入第1位を記録して話題にもなりました。映画のほとんどの部分が暗視カメラ映像で他のホラー映画とは違った恐怖を味わえます。確かに怖いのですが、悪魔に脅かされる話なので悪魔文化のない日本では現実味を感じにくい人も多いかもしれません…なのでこの作品は好みが分かれそうですね。


ドント・ブリーズ


2016年 Don't Breathe【88分】

強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。


おじいさんの聴覚と嗅覚が敏感すぎな映画。普通の一軒家を、盲目である事で狭くも広くも見せる設定もなんだか凄い。どこに出てくるかわからない恐怖ではなく、目の前にいるのにいつ見つかるかどうかという恐怖をあじわえます。観ながら私も息を止めてました…怖かった。



出典:©︎ドントブリーズ

【参考:nenoさんのレビュー・ネタバレ】


ディセント


2005年 THE DESCENT【99分】

年に一度の冒険旅行で、アパラチア山脈奥地の巨大洞窟を訪れた6人の女たち。スリリングな洞窟探検を楽しむ中、突然の落盤で出口をふさがれた一行は、迷路のような洞窟内で別の出口を探してさまよう羽目になる。言い争いから仲間割れが生じ、ヘッドランプの電力も残りわずかとなった矢先、暗闇から何者かが襲いかかってくる。


女子6人の探検隊VS人食い地底人という感じの洞窟パニックホラーです。洞窟が舞台というだけで閉所恐怖症および暗所恐怖症の人は『暗いよ狭いよ怖いよー』かも。暗くて誰が誰だかわかりにくいところもありますが、恐怖度は抜群!先ほどのドント・ブリーズと同様『息苦しさ』がある作品です。

【参考:つぶらいんさんのレビュー】


死霊館


2013年 THE CONJURING【112分】

1971年アメリカ・ロードアイランド州、両親と5人の娘たちが古びた一軒家に引っ越してくる。しかし、毎朝母親の体にあざができ、一定の時間に止まる時計など不気味な怪現象が次々と発生し、娘たちに危害が及んだことから、一家は心霊学者のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)に解決してほしいと依頼する。夫妻が現地を調査すると恐るべき歴史が明らかになり、夫妻は館に巣食う邪悪な存在に立ち向かうが……。


タイトルで少し損している感もありますが、グロ描写は皆無でちゃんとじわじわ怖い正統派ホラー映画。これが実話に基づく話と知ってより怖くなりました…部屋を真っ暗にしてタンスを開けたまま鑑賞することをお勧めします!



出典:©︎死霊館

【参考:『死霊館』の裏に隠されていた恐ろしい実話】


ライト/オフ


2016年 Lights Out【81分】

電気を消して暗闇になると現れるという不気味な何かに恐怖を抱く弟マーティン(ガブリエル・ベイトマン)を守るため、レベッカ(テリーサ・パーマー)は久々に実家に帰ってくる。二人はたくさんのライトを用意して夜を迎えるが、次々に明かりが消え暗闇からえたいの知れない何かが迫ってくる。狙われる理由もわからぬまま不安な時を過ごす中、レベッカの一家に隠された秘密が明らかになり……。


動画サイトにアップされたショートムービーが元ネタのスマートホラー。単純に、電気をつけたら消える、消したら現れるという設定がゾワゾワ怖くて最高、観終わって電気消す時怖なる映画。思いつきやすそうなのにあまり有名作が無いこの発想が良い!



出典:©︎ライト/オフ

ヴィジット


2015年 The Visit【94分】

休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母の家を訪れた姉弟は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい……。


人間が怖い系ホラーです。予想できない行動を取ってくる人間の不気味さには得体の知れない怖さがありますね…最初、料理上手でキレイなおばあちゃんが素敵だなぁなんて思っていたら…徐々にエスカレートする奇行は恐怖でしかありませんでした!ものすごく笑えて、ありえないほど怖い作品です。



出典:©︎ヴィジット

アザーズ


2001年 THE OTHERS【104分】

1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める……。


知らない誰かが家の中にいる…ストーリーと雰囲気で魅せるホラー。いかにもホラーな描写はほとんどないのですが、しっかり画面から気味の悪さが伝わってきます。そしてラストの切なくて驚愕などんでん返しが面白い!そして、ニコールキッドマンの美しさが際立ってます。


シャイニング


1980年 THE SHINING【119分】

冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが……。モダン・ホラーの帝王S・キングの同名原作を離れ、キューブリックが独自に造り上げたホラー。


こちらは古めの名作、30年以上前の作品なのに 今見ても斬新、狂っていくジャック・ニコルソンの顔がひたすら怖い!雪の中で追い詰められる最後のシーンは、夢にでも出てきそうなほど印象的でした。そして終始音楽も怖い…。


イット・フォローズ


2014年 It Follows【100分】

ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……。


ついてくる。それはうつせるというコンセプトが面白い、不思議な感じのじわじわホラー。ただただ歩いてくるだけの『それ』なのに圧倒的な存在感を放ちます。遠くから見えていて徐々に近づいてくる、歩いて向かってくる。そして、どこにいても追ってくる…精神的な疲弊感の凄い作品です。



出典:©︎イット・フォローズ

キャビン


2012年 The Cabin in the Woods【95分】

森の別荘へとやって来たデイナ(クリステン・コノリー)やカート(クリス・ヘムズワース)ら大学生の男女5人。彼らが身の毛もよだつような内容のつづられた古いノートを地下室で発見し、呪文を唱えてしまったことから、何者かが目を覚ましてしまう。一方、彼らの知らないところではその一部始終が監視され、コントロールされていたのだった。そして、何も知らない彼らに魔の手が忍び寄り……。


こちらはホラー好きにしか刺さらないかも知れませんが、ホラー映画あるあると色々なクリーチャーが沢山でてくる、ちょっとB級っぽい雰囲気の作品。物語の最初から作り上げていたホラー的雰囲気を後半で思いっきりぶち壊し、想像以上の展開に笑ってしまいます!



出典:©︎キャビン

ファイナルガールズ


2015年 The Final Girls【88分】

ホラー映画の中に入り込んでしまった少女が遭遇する出来事を描く、異色のホラーコメディ。ホラー映画の女優だった母アマンダを事故で亡くしたマックス。3年後に母が出演していた映画を鑑賞していたところ、映画館で火災が発生し周囲はパニックに陥る。ふとマックスが気づくと、なんと物語の中に入り込んでいた。母に会うことができて喜ぶマックスだったが、殺人鬼ビリーも現われ、映画の脚本通りにストーリーが進んでしまう。果たして結末はシナリオ通りなのか…!?


スラッシャー映画を観てたら、映画内に飛び込んでしまったというメタホラー。このジャンルの最高峰は先ほどの『キャビン』だと思いますが、母と子の親子愛など、ホラーなのにホロリと来ると言う新たなスパイスも加わっています。こちらもホラー好きにおすすめの作品ですが…今気が付いたんですが『めちゃくちゃ怖い』からすこし脱線しかけていますね。


ミザリー


1990年 MISERY 【108分】

「ミザリー」シリーズで有名な人気作家ポールは雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニーに救われる。ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護する。だが、新作「ミザリーの娘」でヒロインが死んだことを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める……。


言わずと知れた名作『ミザリー』怖いです…これは恐怖。主人公である小説家の男のとんでもなく狂信的なファンを名乗る女性に監禁されるという、人間的怖さのホラーです。お化けより、ゾンビより、狂ってる人間が一番怖いの代表格。静かな山間部コロラド州が舞台ということで静寂感が恐怖を引き立たせています。


マーターズ


2007年 MARTYRS【100分】

何者かに拉致監禁され長期にわたり虐待を受け続けた少女、自力で逃げ出し傷だらけの状態で発見される。養護施設に収容された彼女は心を閉ざしていたが、同年代の少女にだけは心を許していた。15年後、自分を監禁した相手を発見し、猟銃を手に犯人宅を訪れる。


本当に残酷で悲惨で救いのない殉教者の物語ですが不思議な哲学性も兼ね備えています。ストーリーの主軸がころころ変わるので先が読めないことから来る恐怖、何が起こるか分からないのは怖いですね…そして拷問によるグロ描写、怖くてトラウマになる可能性が高いので注意して下さい!



出典:©︎マーターズ

レック


2007年 REC【77分】

レポーターのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。現場にいたのは血まみれの老婆。老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……。


スペインで爆発的にヒットしたPOVビックリ系ホラー映画。ゾンビ・密室・POVの3つが揃ったら必然的に怖くなりますよね。特にこの映画のゾンビは相当動けるゾンビです!そして、ラストシーンに出てくるあれが夢に出るほど不気味で良かった。


1408号室


2007年 1408【104分】

作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが……。


心霊スポットライターがNYのドルフィン・ホテルの呪いの部屋1408号室で一夜を過ごす話。目の前で起きていることが現実なのか幻覚なのかわからなくなるホラーです。作品の9割がジョンキューザックのひとり芝居、彼のパニックになっていく演技が恐怖心を掻き立てますが、ジョンキューザック嫌いだと苦痛かも。



出典:©︎1408号室

ペット 檻の中の乙女


2017年 PET【94分】

動物保護センター勤務のセス(ドミニク・モナハン)は、同級生のホリーを見掛け声をかけるが冷たくあしらわれ、SNSで彼女のことを調べ上げて執拗(しつよう)に追い回す。その後セスは帰宅した彼女をさらい、自分が働く動物保護センター地下のおりに監禁する。下着1枚でとらわれたホリーの姿を見て、飼い主気分に浸るセスだったが……。


わかり易く『惚れたら負け』を映像化したらこうなりました…乙女の狂ってる加減がストーカーの怖さなんかよりも何倍も怖い作品。駆け引きをする彼女の得体が知れなくて、なかなか面白かったです。想像を遥かに越えたストーリー展開で楽しめると思いますよ!



出典:©︎ペット

ババドック


2014年 The Babadook【93分】

夫を事故で亡くしたシングルマザーのアメリアは、学校で問題ばかり起こす息子サミュエルの扱いに悩まされていた。ある晩、サミュエルがアメリアの知らない絵本を持ってきて呼んでほしいとせがむ。それは「ミスター・ババドック」というタイトルの不気味な絵本で、物語は途中で終わっていた。サミュエルが異様に怖がったことから絵本を破り捨てるアメリアだったが、捨てたはずの絵本がいつの間にか戻ってきてしまう。それ以来、彼女の周囲で不可解な出来事が次々と起きるようになり……。


やんちゃな息子の世話に手を焼くシングルマザーが、不気味な絵本と巡り会ったのをきっかけに、次々と怪現象に見舞われ、精神的に追い詰められていく話。絵本に出てくるババドックという怪人も怖いのですが、ヒロインと社会適応性ゼロの息子の不安定さに別の意味での恐怖を感じます。



出典:©︎ババドック

インシディアス


2010年 INSIDIOUS【103分】

ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と妻のルネ(ローズ・バーン)は、3人の子どもと一緒に新しい家に移り住む。彼らは、多少老朽化してはいるものの、広い家で子育てと仕事に専念するはずだった。だが、引っ越し直後から屋根裏で奇妙な物音が聞こえたり、勝手に物が移動したりする現象が起こり始め、一家は不安に陥る。


引っ越した家で怪奇現象が起きるタイプの映画。おどろおどろしい雰囲気や効果音が恐怖を引き立てます。悪魔や怨霊のデザインに多少作り物感がありますが怖い!しばらくのあいだ天井見るのが嫌になります。それにしてもホラー映画にでてくる夫はなんでいつも理解してくれないのかなー!?



出典:©︎インシディアス


おすすめのホラー映画【邦画編】


ここからはおすすめの邦画をご紹介していきたいと思います。

トリハダ


2012年【87分】

家電メーカーのコールセンターに勤務しているひかり(谷村美月)。製品とは無関係のクレームにも丁重に謝り続けるまじめなOLだが、プライベートでは上司との不倫におぼれていた。ある日、中年女性のクレーム対応に疲労困憊(こんぱい)し、ようやく家に帰ってきたひかりは、隣の住人の名前を見て、あるクレーマーと名前が一致することに気が付き……。


夜中に15分ぐらいでやっていた番組の劇場版。身近にいたら怖いなという人がたくさん出てきて、人間の狂気が一番怖いんだなって思えるまさにトリハダのホラーオムニバス作品。余計なサウンドや映像の演出が無いことでより怖さを引き出しています。



出典:©︎トリハダ -劇場版2-


オカルト


2008年【110分】

旅行に来ていた女性(東美伽)は偶然観光地で通り魔殺人事件に遭遇し、そのすべてを撮影する。女性二人が死亡、男性一人が重傷を負い、犯人は海へと投身自殺するという衝撃的な事件の映像を入手した白石晃士監督(白石晃士)は、何かに突き動かされるように取材を始める。やがて彼は事件の唯一の生存者である江野(宇野祥平)と出会い……。


まさにオカルトといった感じの映画。ドキュメンタリー形式で妙にリアル、BGMもとにかく不気味、鑑賞中は楽しくても後になって不気味な余韻が続く感じが堪りません。特にクライマックスのあの展開は全く予想外!



出典:©︎オカルト

仄暗い水の底から


2001年 The Babadook【101分】

5歳の娘・郁子の親権をめぐって別れた夫と争っている松原淑美は、新しい就職先である出版社にほど近いマンションへ引っ越してきた。はじめは快適そうに見えたマンション暮らしだが、大きくなる天井のシミや、上階の子供の足音など、淑美の気にさわることが次第に増えていく。そんな中、淑美は真夜中にマンションの屋上に上がる郁子を目撃する。屋上の高架水槽付近で誰かと会話しているような郁子。だが、そこには子供用の赤い手提げバックしかない。淑美はバックを管理人に届けるが、いつの間にかそれは元の場所に戻っていた……。


水による効果を最大限に使った恐怖とほんの少しの悲しさ…これぞ日本のホラーという感じです。水場は霊が集まりやすいとか、そういう日本人の潜在意識をかなり刺激してきますよ!たぶん小学生のときにみると風呂入れなくなります。



出典:©︎仄暗い水の底から


アイアムアヒーロー


2015年【126分】

漫画家アシスタントとしてパッとしない日々を送る、35歳の鈴木英雄(大泉洋)。そんな彼の恋人が、人間を凶暴に変貌させるウイルスに感染して襲い掛かってくる。慌てて趣味の射撃で所持する散弾銃を手に外に飛び出す英雄だが、街はZQNと呼ばれる感染者であふれていた。出会った女子高生・早狩比呂美(有村架純)と逃げるが、彼女は歯のない赤ん坊のZQNにかまれて半分ZQN半分人間という状態に。比呂美を連れてショッピングモールに逃げ込んだ英雄は、そこで藪(長澤まさみ)という勝気な看護師と顔を合わせる。


日本でここまでクオリティの高いゾンビ映画は中々ないかもしれません、そしてゾンビもちゃんと怖かったです!終盤のZQNたちの襲撃のシーンだけでも観る価値ありの超おすすめ映画です。大泉さんハマりすぎ!



出典:©︎アイアムアヒーロー

残穢 -住んではいけない部屋-


2016年【107分】

ミステリー小説家である私(竹内結子)に、読者の女子大生・久保さん(橋本愛)から自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり……。


実話系怪談、霊の発生源を歴史の経過と共に追求していく新しいホラーという感じです。心霊特集の再現映像をそのまま映画にした感じなのですが、こういった心霊話はじわじわと怖さがきますね。自分の住んでる土地を調べたくなるけど…やめておきます。



出典:©︎残穢 -住んではいけない部屋-

輪廻


2005年【95分】

35年前の無差別殺人事件を基に映画が作られることになる。渚(優香)は主役の座を手に入れたものの、無気味な幻覚にうなされ始める。一方、女子大生の弥生(香里奈)は昔から奇妙な夢を見続けており……。


とあるホテルで起きた大量殺人事件をモデルにした映画を撮る話、前世と転生をテーマにしたホラー作品。ジワジワくる恐怖、理不尽な運命、よく練られたストーリー、ホラー映画で大事な要素が全部揃っている名作ですね。主演の優香さんが魅せる名演技も見どころ!



出典:©︎輪廻

呪怨


2002年【92分】

ある日、介護ボランティアをする女子大生の仁科理佳は、寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見るためその家を訪れた。理佳は何か不気味な雰囲気を感じつつも家の中へと入っていく。悪臭が漂い物が散乱する中を進み、一階の薄暗い部屋で幸枝を発見する理佳だったが…。数日前、幸枝の息子・勝也が帰宅すると妻が倒れていた。この家に引っ越して以来、一家は不吉なことに見舞われ続けていた。やがて勝也の妹・仁美が不審に思いこの家にやって来るが、どこか様子のおかしい勝也に門前払いされてしまう。これを機に、仁美にも不吉なことが憑きまとうようになり…。


日本ホラー映画の代表格の1つ。家に迷い込んだ人をひたすら襲って色んな形で殺されていく映画なのですが、俊雄と伽椰子の2人が本当に怖い。布団という唯一のセーフティーゾーンを奪い去ったホラー映画です。同監督の最新作『こどもつかい』も先日公開されましたが恐そうですよね。とにかく1番言いたいのは、『早く逃げてよ!』



出典:©︎呪怨

女優霊


1995年【76分】

監督デビュー作の撮影中、ラッシュフィルムに一本の未現像フィルムが混じっていた。その中に謎の女が映っていたが、どうやらそのフィルムは昔、製作中止になった作品のものらしい。しかし、そのフィルムを見てしまった時から次々と撮影現場に奇怪な出来事が起こり始め、ついには死人まで出てしまう。果たして、謎の女は誰なのか? 過去の女優のたたりなのか?映画の完成間近、次は何が…?


ジャパニーズホラーの火付け役作品、力技の怖がらせ方ではなく空気や雰囲気からの恐怖感、『記録や記憶』というものに対する不気味さを味わえます。柳ユーレイさんのオカマみたいな叫び声がいいな。



出典:©︎女優霊

黒い家


1999年 The Visit【118分】

保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく……。


西村雅彦、大竹しのぶが終始狂っているサスペンスホラー映画、ホラーの怖さよりも、サイコパスな怖さがキツイ作品です。大竹しのぶ以上に合う女優が見当たらないくらいマッチしていて、彼女の凄さが伺えます。あと台詞がうまく聞き取れず音量を上げるととにかく音に驚かされるので注意!



出典:©︎黒い家


バイロケーション


2014年【119分】

結婚後も画家を夢見て、キャンバスに向かう日々を送る高村忍(水川あさみ)。ある日、スーパーでニセ札使用の容疑を掛けられたことから、見た目はうり二つだが全然違う別人格の“バイロケーション”(通称バイロケ)と呼ばれるもう一人の自分が存在することを知る。さらに、バイロケはオリジナルよりも攻撃的で……。


全く同じ自分が自分の身近で自分と同じ生活をおくっている、お互いが存在に気付いたら…ドッペルゲンガー的なお話。この映画は、どの登場人物に感情移入しても辛く悲しい結末がまっています。実際現れそうで、観ている途中よりも思い出してはずっと恐い作品。



出典:©︎バイロケーション

絶対恐怖 Booth ブース


2005年【73分】

“絶対恐怖”をテーマにしたシリーズの第2弾。深夜ラジオ番組の人気パーソナリティ勝又真吾(佐藤隆太)は、生放送中に「うそつき……」という薄気味の悪い女の声を聞く。


人気ラジオパーソナリティが、いわく付きの古いスタジオで生放送に臨んだところ、次から次へと怪現象とトラブルが起こるホラー。ラジオ生放送中のリスナーからの電話が混線して、謎の女性の声が…罪悪感に取り憑かれていく過程がホントに怖い作品。佐藤隆太さんが珍しく嫌な感じの役を演じています。



出典:©︎絶対恐怖

リング


1998年 【95分】

見ると死んでしまうという謎のビデオテープを巡って繰り広げられるホラー・サスペンス。テレビレポーターの浅川玲子は、見たら一週間後に死ぬというビデオテープの噂を耳にする。にわかには信じられない玲子だったが、姪の死をきっかけにビデオについて調べ始める。やがて、偶然手に入れた問題のビデオを確認のため見た玲子は、その内容に、噂が本当であることを確信する。が、それは7日後の自分の死を意味した……。


全体的に漂う湿っぽく陰惨な雰囲気をもつ『リング』今の映画では中々感じられない怖さがありますよね。何度も話題になっているのにビクッとなってしまう演出・音響・カメラワークはまさに一級品!



出典:©︎リング


学校の怪談


1995年【100分】

夏休みを翌日に控えた小学校の終業式の日、旧校舎に閉じ込められてしまった先生と子供たちは超常現象を目撃する。ブームとなった“学校の怪談”を映像化。子供たちの友情に重点を置いた良質のファンタジー。


夏といえばこの映画ですよね、トラウマになっている方も多いはず!夏休み感が強くて、ちょっと切なくなります。映像の質感は懐かしいのですが古さは感じさせません。『あー!なんで入っちゃうんだよぉ!』


出典:©︎学校の怪談

あとがき

いかがでしたか?めちゃくちゃ怖い!おすすめホラー映画を厳選してご紹介してきました。どの作品もしっかりゾクゾクを楽しめる最恐映画ばかりですので気になる作品が見つかれば是非一度鑑賞してみて下さいね。

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