いろはにほへど

朝起きて本を読んで寝てます。

思わず吹き出す面白さ!おすすめの『エッセイ本』厳選10作品!


落ち込んでいる時や気分転換したい時にはユルっと気軽に楽しめるエッセイ本がおすすめ。どんなに落ち込んでいても読めば思わず吹き出してしまうおすすめの面白いエッセイを厳選してご紹介していきたいと思います。

おすすめエッセイ本 厳選10作!

それでは思わず吹き出してしまうほど面白い、おすすめのエッセイ本を厳選してご紹介していきたいと思います。あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして下さい。

はい、泳げません

超がつく水嫌い。小学生の時にプールで溺れて救急車を呼ばれた。大人になっても、海・湖・川などたくさんの水を見るだけで足がすくむ。なのに、なぜか水泳教室に通う羽目に。悩みながら、愚痴りながら、「泳げる」と「泳げない」の間を漂った2年間。混乱に次ぐ混乱、抱腹絶倒の記録。史上初、“泳げない人”が書いた水泳読本。(新潮文庫より引用)


泳ぐということについて意識しすぎて立ってしまい、先生に叱られる。泳げない言い訳や先生の言葉に対する反応がいちいち面白すぎますし、その悪戦苦闘ぶりが、真剣なだけに笑えます。泳げるようになりたいから、何故か進化論や禅まで広がっていって…何でもいいから早く泳いで!

世にも奇妙なマラソン大会

サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する!(集英社文庫より引用)


マラソン初心者が酔った勢いでサハラ砂漠でのフルマラソンにエントリー…間違っていてもどんどん突き進む。好奇心が凄すぎる著者のドタバタエッセイ。入国禁止のインド入国に執念を燃やし、パスポートの名前を変えてしまおうという「名前変更物語」など、他の短編もそれぞれ奇妙な面白さが満載!読後の爽快感がかなり高いおすすめの短編集です。

この話、続けてもいいですか。

テヘランで生まれカイロと大阪で育った著者が、小説の舞台となった大阪のこと、いろんな人との関わり、日々の生活で思ったこと、こだわること、などを縦横無尽に語る。『ミッキーかしまし』『ミッキーたくまし』をテーマ別に整理しなおし1冊にまとめた、著者唯一のエッセイ集。世界とのかかわり方、楽しみ方、その存在の強度が圧巻。小説の根っこが顔を覗かせる。(Amazonより引用)


西加奈子さんによるニヤニヤの止まらないエッセイ集。30代独身女性のちょっとひねくれた視点での話や、酔った勢いをそのまま感じさせる話など、つっこみのセンスや言葉選びも抜群でどれもこれもめちゃくちゃ面白い!前半の勢いと後半の感動話のギャップにもやられます。

小生物語

多数の熱狂と興奮を喚んだ現代の「奇書」がついに文庫版で登場。希代のミステリー作家・乙一の波瀾万丈、奇々怪怪にして平穏無事な日常が独特の“ゆるゆる”な文体で綴られる。虚実入り交じった小説家の一六四日間をご堪能ください!文庫書き下ろし日記(三日分)付き。(Amazonより引用)


乙一さんがWEB上に掲載していた日記をまとめた作品。作者の日常を描いていると思って読んでいたら、いつの間にか別世界にスライドしているかのような不思議な感覚。どこからどこまでが本当で、どれが作り話なのか分かりませんが、その曖昧さが面白い。心地の良いゆるさが癖になります。

時をかけるゆとり

就活生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。この初エッセイ集では、天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』改題。"圧倒的に無意味な読書体験"があなたを待っている!?(Amazonより引用)


朝井リョウさんが、思い返せば少し恥ずかしいような大学時代の日常を、自虐的に面白おかしく書いているエッセイ集。内容はもちろん、独特な言葉のセンスもあって一気に引き込まれます。どんなに落ち込んでいても読めば必ず笑える素敵な一冊。

ザ・万歩計

少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅先で全財産を失い、はては作家目指して単身東京へ。ホルモーでついに無職を脱するも「御器齧り」に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず。そのすべてを飄々と綴った初エッセイ集。(Amazonより引用)


面白い小説を書く人のエッセイはやっぱり面白い!万城目さんの人柄が感じられるエッセイ。いたるところにツボにハマる話が散りばめられていて、普通にやり過ごしてしまうようなことを面白く伝えられる文章力は流石です。

そして生活はつづく

携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう。音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。(文春文庫より引用)


星野源さんの肩の力の抜けたゆるいエッセイで、意外にも結構だらしのない星野さんの生活が垣間見えます。何でそんな事になるの?となる数々のエピソードと真面目な話の振れ幅も楽しい!テレビでは伺い知れない姿が読み取れてすごく面白いですよ。

大泉エッセイ 僕が綴った16年

大泉洋が大学在学中の1997年から雑誌連載で綴ってきた幻の原稿108編と、40歳になった自身を振り返りつつ執筆した4編を一挙収録した大人気エッセイ集。文庫版では「家族」をテーマに大量書き下ろし、装画を手掛けたあだち充との対談も追加収録。「水曜どうでしょう」裏話や「大泉洋の在り方」についての独白など、「大泉洋が喋っているよう」と評された“饒舌なエッセイ”は爆笑必至、そして胸が熱くなる大泉ワールド全開の一冊。(Amazonより引用)


笑えるエピソードから、ほろりと涙が出そうになる心温まる文章まで、大泉洋さんの性格がそのまま文字になったかのような素敵なエッセイ。ファンの方はもちろんそうでない方も、彼の事が絶対好きになるおすすめの一冊です。

大家さんと僕

1階に大家のおばあさん、2階にトホホな芸人の僕(カラテカ・矢部太郎)。一緒に旅行するほど仲良くなった不思議な「2人暮らし」の日々は、もはや「家族」! ?大切な人をもっと大切にしたくなる、泣き笑い、奇跡のコミックエッセイ(Amazonより引用)


こちらは心穏やかにしたいときにおすすめのコミックエッセイ。年老いた大家さんとの距離感に最初はドギマギしていたカラテカの矢部さん、徐々に大家さんのペースに無意識にも心地よさを感じているのが伝わってきます。大家さんと矢部さんの人柄の良さに和まされますよ。

われ笑う、ゆえにわれあり

人間とは何であるか、女とは何であるか。哲学的に考察していくと、こんな奇妙なエッセイ集になってしまった。笑う哲学者「プロフェッサー土屋」が世の中の問題、悩みごとを痛快に分析する。(Amazonより引用)


最後は人気の高い名作エッセイ集。日常のあらゆる事柄に、とにかく屁理屈をこねまくる。ひねくれ哲学者による一周回って哲学的な作品。細かいところでいちいち笑わせてくるので油断すると吹き出してしまいます。1つのエッセイが20ページ程度ですので、息抜きしたい時に数ページだけ読めば程良くリラックス出来ますよ。

まとめ

おすすめのエッセイをご紹介してきました。思わず吹出してしまうような面白い作品ばかりをご紹介していますので、気分が沈んでいるときや、息抜きしたい時に是非手に取ってサクッと気分転換して下さいね。