いろはにほへど

朝起きて本を読んで寝てます。

おすすめのサイコサスペンス漫画!狂気に満ちたコワ面白い10作品!

心の闇が怖い、張り詰めた緊張感が癖になる、おすすめのサイコサスペンス漫画をご紹介していきたいと思います。狂気に満ちたコワ面白い作品をたっぷりご堪能下さいね。

ジャンル別面白いおすすめ漫画 50選

おすすめのサイコサスペンス漫画

紹介する作品の中にはグロテスクなシーンの含まれているものもあります。なるべく紹介文の中にその旨を記載しておきますが、苦手な方はご注意下さい。また若干『これサイコサスペンスの括りでいいのかな?』的な作品も含まれていると思いますが怖さと面白さには自信がありますので気になる作品があれば是非読んでみて下さいね。作品は随時更新予定です。

※掲載の順はランキング形式ではありません

ウツボラ


出典:©︎ ウツボラ

謎の死を遂げた美少女「藤乃朱」。入れ替わるように、「朱」の双子の妹と名乗る少女「桜」が、作家・溝呂木の前に現れるも、彼女の正体は一切不明。二人の点をつなぐ作家・溝呂木は、盗作に手を染め深い闇に追い詰められていく。そして事件の謎を追う編集者と刑事たち。彼らの間を蠢く謎は深まるばかり――。顔のない死体とひとつの小説をめぐる、謎の物語。 (F×COMICSより引用)


飛び降りた謎の少女とベテラン作家のお話。盗作疑惑とか殺人とか入れ替えとか色々な感情が交差してるのですがサクサクと読ませます。官能的でもあり、ミステリアスでもあり、空間が、間が、台詞回しが、何かいちいち堪らないおすすめの傑作。



不能犯


出典:©︎不能犯

数々の変死事件現場にあらわれる謎の男・宇相吹正。しかし、誰も彼の犯行を証明することができない。人は彼を、犯罪を実証することができない容疑者「不能犯」と呼ぶ…。憎悪、嫉妬、欲望そして愛…… 宇相吹は依頼人の歪んだ思いに応え、次々と人を殺めていく…。戦慄のサイコサスペンス開演!!( ヤングジャンプコミックス より引用)


不能犯とは犯罪が成立せず刑罰の対象にならない人。人間の思い込みを利用して人を殺す男のお話です。1話完結、数タイプの展開があるので、根本は同じなんですが飽きずにのめり込みました。人間の愚かな部分がこれでもかと全面に出ていて読後感はいい意味で悪い…。



ミュージアム


出典:©︎ ミュージアム

悪魔の蛙男、“私刑”執行。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”“均等の愛の刑”“針千本のーますの刑”“ずっと美しくの刑”――。すべては、ある1つの裁判から始まった。超戦慄連続猟奇サスペンスホラー、絶望大解禁!!!( ヤンマガKCスペシャル より引用)


連続猟奇殺人事件を追う刑事の沢村VSカエル男。死刑判決に関わった裁判員に対し、私刑を繰り返す犯人のやり方が残酷すぎる…冒頭から連続する常人には理解しにくい犯罪の数々が、虚構の作品だからこそ恐る恐る楽しんで読み進めてしまいます。絵が細かく文字量も適当で、3巻完結ととても読みやすいですよ。



ROUTE END


出典:©︎ ROUTE END

人の死が日常的となる職業、“特殊清掃業"を生業とする青年・春野。彼が近隣で続発する連続猟奇殺人事件、「END事件」に足を踏み入れて…。生と死の在り方を問うサイコ・サスペンス開幕!!(ジャンプコミックス より引用)


ジャンプでまさかのサイコ・サスペンス。特殊清掃業をやっている主人公が死体をバラバラにしENDの文字を作る猟奇殺人事件を追います。淡々と進んでいく物語は、個人的にとても好みでした。絵は綺麗、あまり描き込みはなく背景も白めですがそれも味なのかもしれません。



幽麗塔


出典:©︎ 幽麗塔

時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」。しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・(ビッグコミックスより引用)


9巻完結済み。昭和29年、引きこもりで小心者の冴えない青年天野は謎の美男子テツオと出会い、莫大な財宝が眠ると言われる幽麗塔にまつわる殺人事件に巻き込まれていきます。怪しげでおどろおどろしい雰囲気が秀逸で、レトロなモチーフ満載のサスペンスです。気を抜いてると急に怖い描写に出くわして心臓が跳ねることもあるので注意して読んでくださいね。


マンホール


出典:©︎マンホール

夕暮れの商店街で、全裸の男が怪死を遂げた。検死の結果、体から新種の寄生虫が発見される。ベテラン刑事・溝口とその部下・井上は事件を追う内、ひとつのマンホールへとたどり着く。暗闇の中、そこには謎の“施設”の存在が…!?(ヤングジャンプコミックスより引用)


こちら虫系注意のホラーサスペンス。マンホールの中からでてきた全裸の男が死亡。次第に蚊を用いたバイオテロの可能性が浮上してくる... 犯罪の被害者であったはずの男が、憎しみに駆られ、世界を混乱に落とし入れてしまうお話。リアルな絵と血生臭そうな雰囲気が凄くマッチして良い!そしてマンホール男の行動とそれを追う刑事さんたちの動きが面白い!2巻完結済みです。



多重人格探偵サイコ


出典:©︎ 多重人格探偵サイコ

バラバラ殺人、カニバリズム殺人、フラワー殺人…次々と起きる猟奇殺人事件に多重人格探偵 雨宮一彦が挑む! ( 角川コミックス・エース より引用)


20年に渡る連載の末、24巻完結の大作。複数の人格をもつ主人公が事件を解決していく探偵もので起きる事件がかなり猟奇的、描写もグロい特殊設定。グロテスクな死体のオンパレードで読者を選ぶ作品だと思います。面白いと言ってしまうと不謹慎な気もしますが、目が離せない展開であることは確かです!



NOBELU-演-


出典:©︎ NOBELU-演-

演じる? 死ぬ? 衝撃の子役物語!!世は空前の子役ブームに沸く。一攫千金を狙う一握りの親達。貧しい暮らしのドン底から、砂金を掘り当てたい。何の文句がある?自分の子供なんだから。そして彼らは“子焼く“の世界に足を踏み入れる――… 生きるために、演べる。芸能界に生きる子供達の真実を描く衝撃物語。( 少年サンデーコミックス より引用)


あの野島伸司原作の子役を描いたなかなかヘビーで強烈な漫画。子供が貧しい暮らしから抜け出すため、生きるために「演じる」という内容。といっても華々しく芸能界で活躍する話ではなく、子供たち大人たちの心の闇や嘲りを描く怖い話になっています。キャラデザには相当好みが分かれそう、8巻完結済み。



監禁嬢


出典:©︎監禁嬢

高校教師、岩野裕行には愛する妻がいて、子供も生まれたばかり。生徒からの信頼も厚く、満たされた日常を送っていた――はずだった。目覚めると全裸で監禁状態。そして現れたのは「カコ」と名乗る見ず知らずの女。男の日常は陵辱されていく。「私はだーれだ? 思い出すまで許さない」 ( アクションコミックス より引用)


謎の女の狂気が品行方正で誠実な主人公の日常を壊していく…。監禁女の異常な振る舞いと不気味さが秀逸で、順風満帆な主人公の高校教師が徹底的に付け回されて追い詰められて行く描写に恐怖を感じます。展開にスピード感もあってこわ面白いですよ。



僕だけがいない街


出典:©︎ 僕だけがいない街

階下の暗闇に気配を感じるような、ドアごしの殺した息づかいのような、視界の隅に映りこんだ視線のような、ざらりとした質感、気分、戦慄。( カドカワコミックス・エース より引用)


売れない漫画家・悟には何か悪い事がおきると時間の巻き戻る『リバイバル』という現象が起こる事がある…これから発生する事件を回避し、犯人を追い詰めるため、知恵を巡らし行動するサスペンス。設定はどこかで聞いたことのあるような感じですがとにかくストーリーの力が素晴らしい!大人気作だけあってすごく吸引力をもつ漫画です。8巻完結済み。



予告犯


出典:©︎ 予告犯

する謎の男。果たして予告された事件は起きるのか…!? 高度に情報化された現代のテロリズムを描く、緊迫のサスペンススリラー開幕!!( ヤングジャンプコミックス より引用)


社会的に報われない人々や理不尽に虐げられる人々に代わり、現代版必殺仕事人のように鉄槌を下していくシンブンシ。法で裁かれない連中に対して制裁を加えていくのはなかなかスカッとします。Twitterなど実際のネットコンテンツも出てくるので臨場感があって面白いですよ!3巻完結済みです。




出典:©︎ 累

二目と見れぬ醜悪な容貌を持つ少女・累。その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。( イブニングKC より引用)


少女漫画の様な絵柄からは想像もできない様なサスペンス。相手の顔と自分の顔を入れ替えられる口紅を母から譲り受けた女の子が主人公。常に心地よい緊張感が漂って、ストーリーの迫力で惹き込まれます。少しでも自分の容姿に劣等感を抱いたことのある人ならネガティヴな方向に共感できて楽しめると思います。



預言者ピッピ


出典:©︎預言者ピッピ

「つまりぼくら、人類の未来をすべて計算しつくしちゃったんだ」究極の頭脳が紡ぎ出す預言は福音か、それとも……?鬼才が描く長編ストーリーが、満を持して登場!ピッピは地震を予知し、災害から人類を救う為に開発されたロボット。親友・タミオとともに成長していくピッピは、衝撃的な事件をきっかけに自ら活動を停止してしまう。そして再び目覚めたピッピが語る畏るべき預言とは…(イースト・プレスより引用)


AIが地震予知から人の余命までをも分かるようになった世界。ロボットのピッピに情報を入力すれば彼はあらゆる未来を予測する…導入からガンガン読ませるストーリー。急激な人工知能の進化を目の当たりにしてるだけに、この作品とその事実をどうしても結びつけてしまいます。先を読み進めるのが人類の末路を見ているようでこわ面白いですよ、。



あとがき

おすすめのサイコサスペンス漫画!狂気に満ちたコワ面白い10作品!と題してご紹介してきました。どの作品もとりあえず怖い、でも面白い!先が気になって読む手の止まらなくなる良作ばかりですので気になる作品が見つかれば是非一度読んでみて下さいね。

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『湊かなえ』おすすめの小説、人気のイヤミスから感動作まで厳選10作品!

大人気女性作家として活躍する『湊かなえさん』といえば人の内面に潜む闇を掘り下げて描くイヤミス作家の代表格ですよね。今回は、ミステリー作家 湊かなえさんの魅力を存分に味わえるおすすめの作品をご紹介していきたいと思います。

湊かなえさんプロフィール

まずはプロフィールのご紹介から。

1973(昭和48)年、広島県生まれ。2007(平成19)年、「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録する『告白』が「週刊文春ミステリーベスト10」で国内部門第1位に選出され、2009年には本屋大賞を受賞した。2012年「望郷、海の星」で日本推理作家協会賞短編部門、2016年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。 引用: 湊かなえ | 著者プロフィール | 新潮社


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湊かなえさんのおすすめ小説

  • 表記はタイトル、あらすじ、感想の順になっています。

後味の悪さやモヤモヤ感、見事な伏線の回収を楽しみたい人には特におすすめ。湊かなえさんの描くイヤミスの魅力と衝撃を思う存分堪能してくださいね!

物語のおわり

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。あなたの「今」を動かす、力強い物語。(朝日文庫より引用)


本当に湊かなえさんの作品?と思うくらい、イヤミスの女王らしからぬ読後感の爽やかな優しいお話。8編からなる連作短編集です。


物語の舞台は北海道、『空の彼方』という名もなき少女による書きかけの小説が次々と心にぽっかりと穴を持つ人達に渡り、読み手にじわりじわりと好影響を波及させていきます。そして、最後に手にするのは‥という素敵な奇跡の物語。イヤなことを昇華させたときに人は前を向いて進めると気づかせてくれる作品です。こんなタイプの湊さんの作品も好きだなと思わせてもらえました。

豆の上で眠る

行方不明になった姉。真偽の境界線から、逃れられない妹――。あなたの「価値観」を激しく揺さぶる、究極の謎。私だけが、間違っているの? 13年前に起こった姉の失踪事件。大学生になった今でも、妹の心には「違和感」が残り続けていた。押さえつけても亀裂から溢れ出てくる記憶。そして、訊ねられない問い――戻ってきてくれて、とてもうれしい。だけど――ねえ、お姉ちゃん。あなたは本当に、本物の、万佑子ちゃんですか? (新潮文庫より引用)


過去に姉が行方不明になり、2年後に見つかった。しかし帰ってきた姉が、以前の姉とはどうしても同じだとは思えません…最初から最後まで嫌な予感で埋め尽くされ、心が重傷。なのに続きが気になり続けました。最後まで読んでみて思ったのですが『豆の上で眠る』なんてピッタリなタイトル!

告白

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。(双葉文庫より引用)


デビュー作にして代表作「週刊文春ミステリーベスト10」1位、本屋大賞1位を受賞したベストセラー作品。愛娘を生徒に殺された女教師が復讐するお話で、被害者、加害者、クラスメイト、加害者家族、と語り手を変えながら事件の真相が告白されていきます。作品に引き込む引力は絶大!読んでいる途中で「わーっ」と叫びたくなるほどの高揚感とラストの絶望感…この本を読んだ衝撃は未だに忘れられません。是非読んでおくべき傑作です。

ユートピア

地方の商店街に古くから続く仏具店の嫁・菜々子と、夫の転勤により社宅住まいをしている妻・光稀。そして移住してきた陶芸家・すみれ。美しい海辺の町で、三人の女性が出会う。自分の居場所を求めて、それぞれの理想郷を探すが―。(集英社より引用)


小さな海辺の町に暮らす3人の女性の物語。ささいな不協和音から、やがて隠された事件が姿を現します。ネットの恐ろしさや田舎の噂話の怖さもあり、なかなかドキドキする展開。全体的に暗い作品ですが、湊さんの力で先が読みたくてたまらないと思えました。そして読後のモヤモヤ感…それにしても湊さんは閉塞感漂う田舎の鬱々した人間の心を描くのが上手い…。

リバース

深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある“クローバー・コーヒー”に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのか―と。(講談社文庫より引用)


大学時代に事故死した友人・広沢の短い生涯を調べ始めた主人公・深瀬は、調べがすすむにつれ自分の知らなかった友人の別の面に気づかされ混乱してゆきます…湊かなえさんが初めて男性主人公で書いたイヤミス。かなり恐い結末を迎えますが、結末がわかると、何気なく読み過ごしていた文章や、アイテムが、すごく意味があったことなのだと気付き驚かされました。じわじわと読まされて寝不足の1冊!かなりおすすめですよ。

Nのために

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。(双葉社より引用)


こちらも湊かなえさん代表作の一つとして有名な残酷ですが美しい物語。こちらの作品、導入の部分が最高に上手い!誰しも興味を惹かれ物語の世界へひきずりこまれるのではないでしょうか。高層マンションで起きた野口夫妻の殺人事件。この物語は、現場に居合わせた4人の若い男女の証言からはじまります。それぞれがそれぞれのNのために、愛する人のためについた小さな嘘が重なってとっても大きなものになる…。いろいろと考えさせられて心に残るストーリーです。

母性

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。…遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも―。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。(新潮文庫より引用)


「愛能う限り、大切に育ててきた娘」が自殺するシーンから始まる親娘をテーマとしたミステリー。娘でいつ続けたかった「母」とその「娘」が同じ愛を求め続けるも、すれ違い続けた結果の悲劇が描かれています。母と娘というどこにでもある関係性を、こんなにも怖いものに仕立て上げてしまう湊かなえさんに脱帽。確実にやってくる破滅の予感に怯えながら、ページをめくる手が止まりませんでした!おすすめです。

望郷

暗い海に青く輝いた星のような光。母と二人で暮らす幼い私の前に現れて世話を焼いてくれた“おっさん”が海に出現させた不思議な光。そして今、私は彼の心の中にあった秘密を知る…日本推理作家協会賞受賞作「海の星」他、島に生まれた人たちの島への愛と憎しみが生む謎を、名手が万感の思いを込めて描く。(文春文庫より引用)


瀬戸内海に浮かぶ島の中で起こる様々な人間模様6編。短い話の中にもきちんと伏線をはって、最後にそうなるのかって話が多くありました。そして島の閉塞感や閉鎖的な雰囲気が息苦しく時には辛く感じられた反面、そこに住む人たちの暖かさがより際立っていて読後はとても穏やかな気持ちになれました。ということでイヤミス度は低めです。

贖罪

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った―あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。(双葉文庫より引用)


デビュー作『告白』と同じく、登場人物が順番に独白していく構成になっている『贖罪』。タイトルを隠しても湊かなえさんとわかる安定のイヤミス具合。空気の綺麗な田舎で起こってしまった少女の殺人事件。犯人を目撃してしまった4人の友人達、そして広がっていく負の連鎖。出てくる女性が、みんな不幸に堕ちていくのが明白でもう…。最後はきれいに全てまとまり、とっても読みやすい作品でした。

少女

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。(双葉文庫より引用)


人が死ぬとこが見たくなった女子高生の敦子と由紀の夏休みの物語。ブラックさもあり、ピュアさもあり女子高生特有のどろどろ感満載でしたが、最後の数ページの展開は予想できず、読んでいて背筋がゾクゾク、そして読後感はスッキリ。繋がりがないように見えていた人達が、関わりあって影響しあっていくのがたまらなく面白かったです。

花の鎖

両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。花の記憶が3人の女性を繋いだ時、見えてくる衝撃の事実。そして彼女たちの人生に影を落とす謎の男「K」の正体とは。驚きのラストが胸を打つ、感動の傑作ミステリ。(文春文庫より引用)


梨花、美雪、紗月、3人の女性の物語。謎のKという人物をめぐりだんだんと繋がっていく3人。時代をまたぐので早めに察知した方が理解しやすいです。世代を超えた物語が全て繋がった時の爽快感は最高ですよ!今まで読んだ湊さんの作品の中では雰囲気がちょっと違っていて楽しめました。

夜行観覧車

高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。(双葉文庫より引用)


理想の家庭を目指して失敗してしまった家庭と、理想の家庭から一夜で転落してしまった家庭のお話。 章を追う毎に徐々に事件の真相が明かされていく構成でわくわくしながら読めました。あわせて登場人物の嫌な一面がそれぞれ炙り出されていき、それぞれ抱えている負の部分に共感したくないけれど共感してしまいます。最後まで読むと心が鍛えられた気のする一冊ですよ。

あとがき

湊かなえさんの魅力を味わえるおすすめの小説をご紹介してきました。イヤミスはもちろん、爽やかで優しい読後感を楽しめる作品までどれも素敵な作品ばかり!人気作家さんですので目にしたことのあるタイトルが多くあると思いますが、気になる作品が見つかれば是非一度手に取ってみて下さいね。絶対にハマりますよ!


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完結済みおすすめラブコメ漫画!胸キュン、ニヤニヤの詰まった厳選15作品


ニヤニヤ、キュンキュン!みんな大好きラブコメ漫画。数あるラブコメ作品の中から個人的におすすめの完結済み作品を厳選してご紹介していきます。随時追加・更新もしていく予定ですので是非お気に入りの1冊を見つけて下さい。

完結済みおすすめのラブコメ漫画

ここからおすすめのラブコメ漫画を完結済み作品から厳選してご紹介していきたいと思います!あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。ちなみに掲載の順番はランキング形式ではありません。どうぞごゆっくり胸キュンして下さいね。

ねねね


出典:©︎ ねねね

16歳の小雪が嫁ぐことになったのは、とある理由で顔を隠している20も年上の清。 なんとか年の差を埋めたい小雪だけど、なかなか大人扱いしてもらえなくて…? 恋を知らない小雪と、40手前で実は童貞の清、ねんねな二人がおくるちょっと不思議でだいぶ可愛い新婚譚!(KC デザートより引用)


1巻完結済み。不思議なモノが見えるので取り憑かれないように仮面を被って生活する清と、そこに嫁いできた若い花嫁小雪。その新婚生活にニヤニヤが止まらない漫画です。2人とも可愛いかった…読み切りなのがもったいない!萌えキュン確実のおすすめ作品です。


私たちには壁がある。


出典:©︎ 私たちには壁がある。

「そんなに彼氏欲しいならさ 俺が付き合ってやってもいいけど?」菊池怜太(きくち・れいた)と桜井真琴(さくらい・まこと)は、家が隣で親どうしが仲が良い、いわゆる「幼なじみ」。女の子にはモテるけどナルシストで俺様な怜太が、ある日突然真琴の「彼氏」になって……!? 俺様幼なじみと山あり谷あり壁ドンあり、ときめき青春ラブコメ!(KC デザートより引用)


7巻完結済み。『私たちには壁がある。』は、俺様幼馴染(憎めない)×普通女子(サバサバ系)のワケありラブコメ。まさにタイトルの通り『壁ドン』を楽しむ漫画です。ヒロイン真琴のことを好きな怜太が壁ドンしたり、いきなりキスしたりなかなかキュンな展開を楽しみつつ、ちょっとアホな怜太が本能で追って、真琴が本能で逃げている様子を見守りましょう。


となりの怪物くん


出典:©︎ となりの怪物くん

となりの席の吉田くんは入学初日の流血事件以来、一度も学校に来ない…。自分の成績と将来にしか興味がなかった水谷雫は、たまたまプリントを届けたため、その吉田春に勝手に友達認定されてしまう。しかも、春の純粋さを知って優しくすると今度は告白までされちゃって…!?
( KC デザート より引用)


13巻完結済み。色んな意味で破天荒な春と勉強以外全く興味のなかった雫の組み合わせが絶妙で最高な漫画。お互いに振り回されつつ、仲を縮めたり遠ざかったり、見ていて愛おしいです。主人公2人の事はもちろん、登場する全てのキャラも全力で応援してしまう作品です!


好きっていいなよ。


出典:©︎ 好きっていいなよ。

16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われてる、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!? 大人気、リアル初恋ストーリー!!( ドラゴンコミックスエイジ より引用)


少し長めの18巻完結済み。学校1のモテメンと、1匹狼な女の子の恋。恋愛ベタで人見知りな女の子という設定はよくありますが、なかなかの無愛想っぷりでついつい応援したくなります。素直になれない主人公の気持ちだったり 表情だったりが、丁寧に描かれていて共感しながらも、凄くキュンキュンしました。おすすめです!


影野だって青春したい


出典:©︎ 影野だって青春したい

彼氏いない暦15年なうえ、友達が一人もいない高校生活を送る影野由輝(かげの・ゆき)。そんな影野はあるとき、学校一のイケメン・光永(みつなが)さんに「彼女のフリをしてほしい」と頼まれて!? カッコよくて、優しくて……でもちょっとイジワル。こんなキラキラ☆イケメンの「彼女」だなんて、大丈夫……なわけない!! 超ネガティブ少女×神モテ男子の、日本一の格差ラブ!!!( 講談社コミックス別冊フレンド より引用)


11巻完結済み。地味で友達が一人もいない影野さん。同じクラスで隣の席の光永くんと友達になり、彼女のフリをする事になるのですが…。こちらの影野さん、ものすごくネガティブなんですが、読んでいてもイラッとはせずむしろ可愛く思えます。そして光永くんはこれ以上無いくらい出来た王子、彼がひたすら正しく影野さんを見つめているので影野さんとのやりとりは青春そのもの。恋愛になやみ、奮闘する姿には読むと元気がもらえますよ!


これは愛じゃないので、よろしく


出典:©︎ これは愛じゃないので、よろしく

映画にでてくるみたいなドラマチックな恋をしたい── 映画好きの泉さら(高1)は、物語みたいなほんとの愛に憧れている。だから好きな人もできたことがないし、現実の恋には興味ない。何でも持ってるイケメン・九条翼が彼女と別れる場面に遭遇したさら。九条の思いやりに、「彼こそが真実の愛を知っている!」と感動するが、実は九条は──!? ちょっとずれててピュアなさらと、ひねくれイケメン九条のラブゲームが開幕です!(マーガレットコミックスより引用)


5巻完結済み。美しい愛のカタチを夢見る主人公のさら。お金持ちでイケメンの九条君と親しくなりますが、爽やかなイケメンが実は性格悪いパターン。まんまと乗せられたさらは、意地で九条君を振り向かせようとします。ヒロインが振り回される展開はありがちですが、そこから過去の話が出て来てまさかの立場逆転!想像していなかった展開にもつれ込んでとても面白いですし、読めば読むほどキュンとしますよ。


ライアー×ライアー


出典:©︎ライアー×ライアー

私×義弟(おとうと)×女子高生姿の私=三角関係!!? ――ある日、ノリで友達の高校時代の制服を借りて街に出た湊(みなと)はそこで義理の弟・透(とおる)と遭遇してしまう!! 別人だと言い張る湊を信じた透だけど、透はその「女子高生姿」のほうの自分に惚れてしまったみたいで……!!? 世にも奇妙なラブストーリー開幕!(デザートKCより引用)


11巻完結済。友達に高校の制服を借りて『みな』として渋谷に行ったら、義理の弟の透と遭遇した大学生の湊。透に惚れられたみなは透の女癖の悪さを直すために透と付き合うことに…。義弟は本気らしく、長引く付き合いに嘘も重なっていきます。どんどんドツボに嵌っていく湊が時々不憫にも思えますがそこがまた愛しくも思えちゃうのが不思議。表情が少ないのに一途な透も可愛いですよ。笑いとドキドキのバランスが絶妙なおすすめのラブコメです。


シックス ハーフ


出典:©︎ シックス ハーフ

バイクで事故った詩織は目覚めると記憶を失っていた。家に戻り兄・妹と暮らし始めるが関係はぎくしゃくするばかり。学校ではヒドい噂を流され孤立してしまう。過去の自分が分からず、居場所を見つけられない詩織は…!?(りぼんマスコットコミックス クッキーより引用)


11巻完結済み。バイクで事故して目覚めると記憶を失っていた詩織と家族と彼女に関わる人達とのお話。過去に翻弄されつつ、新しい生き方をしようとする主人公。読者には記憶喪失前の情報が与えられない状況から始まるので、真相はどうなのかドキドキしながら読めるラブコメです。


高台家の人々


出典:©︎ 高台家の人々

妄想が趣味の地味系女子・平野木絵はニューヨーク支社からやって来た超イケメン社員・高台光正に突然食事に誘われ、驚く。 実は光正には、ある特殊な能力が! それは光正の妹と弟にも── ヒットメーカー森本梢子が放つ不可思議ラブ・コメディ!( ガルドコミックス より引用)


6巻完結済み。人の心が読めてしまう高台兄弟のラブコメ。妄想おっとり女子・木絵がそのユニークさで、イケメン完璧男・高台長男に惚れられるお話。地味少女が王子様に惚れられるという少女漫画の黄金パターンですが、緩い絵で繰り広げられる木絵の妄想は強烈!彼女の細部まで作り込まれた妄想が物語の柱となっています。めちゃくちゃ笑えるおすすめラブコメです!


夢みる太陽


出典:©︎ 夢みる太陽

母親の死と父親の再婚、そして弟が生まれたのをきっかけに、自分の家には居場所がないと感じ始め、家出をした女子高生の亀戸しま奈。公園で出会った着物姿の男から住む所を紹介してやると言われ、即答で入居を決めたしま奈だったが、それには「3つの条件」をクリアしなくてはいけなくて…!?( アクションコミックス より引用)


10巻完結済み。母が亡くなり父が再婚、弟が生まれた主人公しま奈は、家に居場所がないと感じ家出します。ひょんなことからシェアハウスの大家・藤原に出会い入居することになるのですが…。新装版では大幅に今の絵柄に修正されていて感動、個人的に明るくてキュートな絵柄なのに、切なさ・暗さを感じる高野先生の作風が大好きです。


小松原が恋人になりたそうにこちらをみている!


出典:©︎ 小松原が恋人になりたそうにこちらをみている!

草原名雪、15歳、高校1年生。文武両道で成績も良く、まじめで良い子と言われている。しかし、そのステータスは全て「褒められたい」という承認欲求の副産物だった…! そんな名雪の前に現れ、学生生活の中で、絶対の数値で決められる「良い子」のモノサシ「学年成績」で1位をかっさらっていったのは…えっ!? 闇の勇者!!?( マーガレットコミックス より引用)


3巻完結済み。厨二病全開な闇の勇者小松原と、承認欲求の塊女子・名雪とのラブコメ。昔惚れた名雪に闇の勇者と認めてもらうため、学業レベルを上げ学年1位を取る小松原ですが、承認欲求が満たされなくなる危機を感じ、打倒小松原を掲げる名雪。勇者ギャグをはじめとにかく癖が強いんですが、キュンもあり切なさもあってなかなか丁寧に描かれていていいと思います笑。


シノビ四重奏


出典:©︎ シノビ四重奏

大企業の跡取り娘・蝶子が入学した御園尾学園は、資産家や政治家の御曹司達を守る為の「忍び」を育成する高校だった。これぞという忍びを見つけることを課せられた蝶子の前に現れたのは、激強イケメンだけど変態で!?( あすかコミックスDX より引用)


8巻完結済み。大企業の次期後継者となる主人公蝶子が入学した学校は忍び育成学校で…。優秀だけど残念な変態のイケメン忍者がホイホイでてきて、なかなか良いです。まあリアルにいれば結構な変質者ですけどね。溺愛系が好きな人にオススメ!


ヨルカフェ。


出典:©︎ ヨルカフェ。

イケメンギャルソン3人が切り回す、夜だけ開店するカフェ…。天涯孤独の妃菜(ひな)は、親子ほど年のちがう資産家と恋に落ち、若くして結婚した。だが夫の病死で、結婚生活は二年ほどで幕を閉じた。遺産争いを繰り広げる親族をよそに、妃菜は夫の遺志に従って、一軒のカフェを相続する。その店は夜しか開いておらず、イケメンのギャルソンが三人で切り回していたが…?エンマキのスウィート・逆ハーレム?ラブコメディ、甘くホットに開店!!(角川コミックス・エースより引用)


3巻完結済み。若くして未亡人で、イケメンが働くカフェのオーナーになって、逆ハーレムみたいな状態に…。天然な主人公・妃菜と、そんな妃菜を放っておけない優しさの種類が違うイケメン達。展開としては予想しやすい感じですがそこが安心して読めますし、程よくドキドキできますよ!



海月姫


出典:©︎ 海月姫

クラゲ大好きの女の子・倉下月海(くらした・つきみ)が暮らすアパートは男子禁制・オタク女子オンリーの天水館(あまみずかん)。ある日、月海が溺愛するクラゲ・クララのピンチを救ってくれたおしゃれ女子を部屋に泊めたら……!?( KC KISS より引用)


さまざまなオタク女子が棲息する天水館。男子禁制の共同アパートに突如転がり込んだ女装男子が、オタク女子達のぬるま湯のように平穏な日々を掻き乱す…。ドラマ化でも話題になっている『海月姫』、最近は腐女子を描いた作品も増えてきましたが、頭一つ抜けて面白い!東村節全開のおすすめ作品です。


イケメン共よ メシを喰え


出典:©︎イケメン共よ メシを喰え

このごはん漫画ムラムラします。28歳、オタク、彼氏ナシ。残念女子がイケメンをおかずにメシを喰う!アナタの食欲とオトメ心を刺激する 新感覚・食コメディ!! イケメンをこよなく愛す池田 好美(28)は文芸誌の編集者。超少食で食べる事が苦手だが、グルメ誌の編集部に配属される事に! 苦悩する好美の前に、美形の新人社員・細見が現れる。 彼が食事をする姿に性欲とはじめての食欲を感じた好美は少食改善のため、"イケメンごはん"を追求する事を誓う…!!(Be comicsより引用)


1巻完結済み。イケメン考察と食レポどちらもしっかりしてるのが魅力の漫画。豪快に食べる姿が気持ちいい!イケメン好きな主人公なのに相手からのアピールには気付かずにスルーする感じも面白いです。ただの食レポ系だといまいち面白く感じないという方に超オススメ!新しい切り口の食べ物ラブコメです。



まとめ

おすすめのラブコメ漫画 を完結済み作品のなかから厳選して15作品ご紹介してきました。どの作品もニヤニヤ、キュンキュンの止まらない素敵な作品ばかり!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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おすすめのギャグ・コメディ漫画 思い切り笑ってストレス発散!厳選15作品


読めばずっと頰がゆるんでニヤけてしまう、面白いギャグ漫画・コメディ漫画のおすすめ作品を厳選してご紹介していきたいと思います。元気になりたい時、ちょっと落ち込んでしまったときに是非読んでみてください。随時追加・更新もしていく予定ですので是非お気に入りの1冊を見つけて下さい。

おすすめのギャグ漫画・コメディ漫画

それではここからおすすめのギャグ漫画・コメディ漫画を厳選してご紹介していきたいと思います!あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。ちなみに掲載の順番はランキング形式ではありませんが個人的によりおすすめしたい作品を先にご紹介しています。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

ヤンキーショタとオタクおねえさん


出典:©︎ ヤンキーショタとオタクおねえさん

ヤンキー小学生×地味ヲタ社会人。混じわれない異文化ラブコメ開幕!! ごくごく普通の地味ヲタ社会人・佐伯かづ子が苦手なものは、《男子》と《ヤンキー》。
そんなかづ子にやたらとかまう、お隣のヤンキー小学生・愛川龍桜。脅かされる平和なヲタク生活!その理由とは…?ショタ×おね界のピュアきゅん最先端ラブコメディー!!(ガンガンコミックスより引用)


憧れの優しいオタクお姉さん・かづ子に中々素直になれない小学生・龍桜。ショタ趣味の女性の前に本物のショタがっていう、ありそうでなかったすれ違いラブコメ。龍桜は、お隣に住んでるかづ子さんが大好きで、なんとか仲良くなりたくてグイグイ迫るのですが内心ドキドキ…そして何故か追い回されてると思ってビクビク状態のかづ子…。ピュアさにきゅんとしながらかなり笑えます。


ヒナまつり


出典:©︎ ヒナまつり

ヤクザ×サイキック少女のアーバンライフ・コメディー! 芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった! (ビームコミックスより引用)


クール系天然サイキック少女・ヒナとヤクザ・新田の日常系ハートフルギャグ漫画。突然超能力少女がヤクザの前に出現して、そのまま家にいついてしまうという出だし。ゆるい雰囲気が殺伐とした状況を笑いに変えていて凄く面白い!一般常識を全く理解していないヒナの突飛な行動と結果的にそれの尻拭いをする新田のやり取りを楽しみましょう!おすすめです。


ぼくの輪廻


出典:©︎ ぼくの輪廻

前世でうっかり僧侶になり、「一生童貞」を誓ってしまった乃木篤朗!
輪廻、それは運命を繰り返すことなのか?現世でも、漫画家という絶望的童貞クラスタに産まれてしまった乃木は、少年GUMPで新連載を開始する!ところが、アシスタントにやってきたのが、巨乳の女・花撫!机に胸を乗せ、キシキシ胸を揺らして作業するカノジョの姿に乃木は衝撃を受ける!「DTを誇らしく思っていたが、僕はバカだった。本物を知らなければ、本物の絵など描けない…!!」漫画への崇高な思いから胸を触ることを決意する乃木!そこへ、やはり前世からの因縁のゲイ、アキラまで参戦し...?DTと巨乳とゲイが一つ屋根の下、DTは〆切までに漫画を描くことはできるのか!(フラワーコミックスより引用)


男性の煩悩全開な感じなのに、不快感を感じさせない絶妙なバランス感がすごい!僧侶の生まれ変わりの漫画家。ゲイ僧侶や巨乳女も生まれ変わって前世と同じく三角関係に…「おっぱい」「BL」とさらに全体的にギャグ要素満載…どこがターゲットだかわかりませんが、めちゃくちゃ振り切ったギャグで笑います。何でこれ少女漫画掲載なんでしょうかね?


月刊少女野崎くん


出典:©︎ 月刊少女野崎くん

無骨な男子高校生は、乙女な少女漫画家でした。 無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女漫画家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女漫画家でもある野崎くんの日常を描く、少女漫画家男子コメディー!!(ガンガンコミックスONLINEより引用)


佐倉千代はずっと憧れていた野崎くんに告白するのですが何故かサインを貰ってしまって…何度読んでも笑い転げてしまう野崎くん、キャラクターひとりひとりがとても愛おしい作品。人気少女漫画家でありながら乙女心が全く通じない無骨な男子高校生の日常学園ギャグ4コマ漫画です。4コマ漫画が苦手な方でも、多分その偏見を覆してくれる傑作ですよ。


斉木楠雄のΨ難


出典:©︎ 斉木楠雄のΨ難

彼の名前は斉木楠雄、超能力者である。誰もが羨む才能も、本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。故に人前では力を封印、目立たず人と関わらずを心掛けてきた斉木だったが、何故かワケあり同級生が急接近!?(ジャンプコミックスより引用)


なろう系小説の主人公達よりチートな超能力を持ち、それを疎ましく思うクールな高校生・斉木楠雄。誰もが一度は使ってみたい超能力ですが、異常なまでの能力だとこんなにも大変なんだよという苦労をシュールなギャグで描いています。個性の強すぎる同級生達の存在に、万能のはずの主人公が振り回されているのが面白い!


勇者が死んだ


出典:©︎ 勇者が死んだ

平凡な農夫の少年トウカは、ある日突然、世界の英雄である勇者を殺してしまう!!!しかも、その現場を勇者の仲間である少女に見られていた!!勇者を死なせた男になったトウカの運命は…!!?落とし穴からはじまる、村人と美少女たちの冒険ファンタジー!!( 裏少年サンデーコミックス より引用)


RPG風ギャグマンガ『勇者が死んだ』いや、ほんとに死んだ!いきなりのギャグ展開、死んだ勇者の体に乗り移り、半ば強制的に冒険をするはめになってしまった罠好きで不審な村人だった主人公。はっきりいってクズな主人公ですが、たまにキメてくれます。深夜のテンションみたいなおすすめのギャグ作品。


かぐや様は告らせたい


出典:©︎ かぐや様は告らせたい

「恋愛は告白した方が負けなのである!」家柄も人柄も良し!! 将来を期待された秀才が集う秀知院学園!! その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!! プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!! 新感覚“頭脳戦"ラブコメ、開戦!! (ヤングジャンプコミックスより引用)


抜きん出た学力を持つ生徒会長・白銀御行と巨大財閥である四宮家の令嬢・四宮かぐや。恋愛経験がないのでお互いにハードルを上げまくってる両片思いの2人が、相手から告白されるためにお互い頭脳戦を行う恋の攻防戦コメディです。天才たちのおかしな探り合いがすごく面白いですよ!

トクサツガガガ


出典:©︎ トクサツガガガ

隠れ「特撮オタク」OLのガハハ爆笑デイズ。仲村さんは26才のOLさん。職場では女子力が高いと見られているけど、実は女死力滾る「特オタ(特撮オタク)」! オタバレが怖くて、一人ぼっちでコソコソしながら生きてるよ。人目につかないフィールドのカプセルトイを求めて街をさすらったり、一人カラオケで“特ソン(特撮ソング)”歌いまくったり…ヒーローの言葉を胸に、今日も進むよ「特オタ」道! (ビッグコミックスより引用)


特撮オタクのOLが、趣味をひた隠しにしながらオタクライフを送るお話。あるあるネタを中心としながら最終的になんかいい話風に締める…。笑うと言うよりもニヤつきながら読んでしまうコメディ漫画。特撮だけじゃなくて全てのジャンルのオタクが共感できて楽しめると思います。

バックストリートガールズ


出典:©︎ バックストリートガールズ

極道を貫いてきた男たちが、まさかのアイドルデビュー! しかも裏路地アイドルとして人気急上昇!! でも降りかかる様々な理不尽!! 筋の通った生き方をしたいけど‥‥!? ラブラブピョンピョンになっちゃった漢(オトコ)の娘たちの仁義なきアイドル渡世コメディ!!! (ヤンマガKCスペシャルより引用)


ヤクザ3人組が親分の命令で全身整形してアイドルに…外見は完璧にアイドルですが中身はおっさんヤクザ。そのギャップ、色々と捨てきれない振り切れないながら勢いに流されたり悶えたりしてる葛藤の様子が面白すぎます。

湯神くんには友達がいない


出典:©︎ 湯神くんには友達がいない

上星高校に通う湯神くんは、野球部のエースでありながらクラスでは浮いた存在で、誰とも仲良くはしません。「友達はいらない」と公言し、毎日ぼっち生活を満喫している人です。そんな湯神くんの超マイペースお一人様コメディー!(少年サンデーコミックスより引用)


マイルール命で協調性ゼロの湯神くん。人の目を気にして友達ができず悩む転校生の少女・綿貫さんがそんな湯神くんに振り回されつつ、友達をつくっていくお話。変な人には変な人なりの論理があってのことだということが良く分かる、じわじわと面白い作品です。綿貫さんとはなんだかんだいって仲良くやっていけてるのが微笑ましい!

あそびあそばせ


出典:©︎ あそびあそばせ

圧倒的画力で描かれる美少女とシュールギャグに、笑わずにはいられない!!ギャグ漫画の最先端を行く「美少女×お遊戯」コメディ! ( ジェッツコミックス より引用)


知らずに買った方は悶絶するだろう清々しいほどの表紙詐欺漫画。遊びを研究する「遊び人研究会」を立ち上げた見た目外国人中身日本人の美少女オリヴィア、英語が苦手な眼鏡っ子、リア充になりたい陰キャの3人によるドタバタコメディ作品です。きれいな絵だと思っていたら突然狂気じみた表情に変化するのが可笑しくてたまりません。

+チック姉さん


出典:©︎ +チック姉さん

学校生活は楽しむべきだ。 「放課後だからってすぐに帰るのはもったいない」。「青春なんてあっという間に過ぎていくんだ」。「だから私は、帰宅部をビンタしています──」。模型部なのに模型をほとんど作らない姉さんたちの青春チックコメディー!(ガンガンコミックスより引用)


勉強や思春期など全く存在しないかのようにプラモデルだけを適当に作って3人で掛け合い漫才を延々と繰り返りかえしている漫画。面白い話もあるのですが、救いようのない話もあって、ぶっちゃけすごく迷走してる感じもするんですけど時々ツボに入ります。かなりシュールで若干毒気もあるのでちょっと人を選ぶかも知れませんが…。

吾輩の部屋である


出典:©︎ 吾輩の部屋である

都内某所の一室。部屋にいるのは、そこで一人暮らしをする大学院生の鍵山哲郎………………のみ。誰にも邪魔されない空間で、彼の思考は今日も虚空を彷徨っていく……全ての一人暮らしの人に捧ぐ、哲学系部屋コメディー。( ゲッサン少年サンデーコミックスより引用)


1話完結のコメディ。大学院生のアパート独り暮らしをのぞき見してる感じで、彼の部屋にある家具たちだけが話に参加する登場人物。舞台はカバーにある吾輩の部屋で、全話通してクスクス笑い。基本的に何も解決しないですし、オチも大して強くない、くだらないけどゆるく笑えて心地のいい漫画です。

坂本ですが?


出典:©︎ 坂本ですが?

この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである――。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。( KADOKAWAより引用)


シュール系ギャグ漫画『坂本ですが?』はクーレストな高校生・坂本くんにただただ圧倒されるだけの本。大人気作品ですね。学校生活における様々な困難をスタイリッシュに解決していく坂本くんのエピソードが描かれていて、新感覚なギャグがクセになります。こちらは4巻完結済みですので一気読みしましょう。

ギャグマンガ日和


出典:©︎ ギャグマンガ日和

古今東西のネタを盛り込んだ、めくるめくギャグマンガ登場。うすた京介先生を始め各界から絶賛を受けたヘンテコワールドがキミの臓腑をじわじわ刺激する!(ジャンプコミックスより引用)


激しいツッコミとシュールすぎるボケに終始振り回されっぱなし、伝説のギャグマンガ。ですが凄く好き嫌いが別れると思います。聖徳太子、松尾芭蕉、ニュートンやペリー…みんな凄い人のはずなのに、なめられっぷりがハンパ無くて、良くも悪くも偉人といわれる人々をよくここまで壊したなあと感心するほど。偉人ネタ以外ももちろん面白い!不思議な世界観が無性に恋しくなって何度も読み返し何度も笑える作品ですよ。

まとめ

おすすめのギャグ漫画・コメディ漫画 を厳選して15作品ご紹介してきました。どの作品も面白すぎる素敵な作品ばかり!思い切り笑ってストレス発散して下さいね!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さい。

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2017年公開『最恐』ホラー映画ランキング ベスト5!

  • 表記はタイトル・公開年・上映時間・あらすじ・感想の順です。

まず最初に2017年公開『最恐』ホラー映画を第5位から順にご紹介していきたいと思います。

第5位 バイバイマン

2017年 The Bye Bye Man 96分

アメリカのウィスコンシン州。古い屋敷に引っ越して来た3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名前を知った者、口にした者に死をもたらすという“バイバイマン”を呼び起こしてしまう。それ以来、“バイバイマン”に取り憑かれた彼らはお互いに命を助け合うが、周囲の人間たちは次々と命を落としていく。追い詰められた若者たちは、死の運命から逃れることができるのか――


第5位『バイバイマン』は、名前を言っても考えてもいけないソレが名前を知ってしまった人たちの中に入り込んで困惑させる話。古い屋敷に引っ越して来た3人の学生が、儀式を行ってバイバイマンを呼び起こしてしまいます。そして、名前を知った周囲の人たちが、次々に殺されていく…派手な展開はありませんが、その分リアリティを感じます。


言っちゃいけないんだけど言いたくなるように仕向けられる罠に何度も何度も引っかかりそうになる主人公のパニック加減と、一体何を隠しているのか知ろうとする周りのやり取りが、結構もどかしくて面白い、頭にこびりつく系のホラーです。

第4位 IT イット

2017年 it 135分

“それ”は、ある日突然現れる。 一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる。 “それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、学校、図書館、そして町の中……何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意するのだが…。 真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた―。


第4位は『IT』ジワジワくる怖さではなく、ワッと驚かせてくるタイプのアメリカンホラー。映画としては、1990年に公開されたもののリメイクになります。 それぞれのトラウマや悩みに立ち向かう子供たちの成長物語。


静かな田舎町で児童失踪が相次ぐ中、いじめや虐待も描かれつつ、少年少女の青春が瑞々しく描かれています。そこに現れる“それ”は、子どもたちの心に潜む恐れにつけ込みます。


昼間・外・周りに人がいる状況、これらを全く無視してくるとんでもない“それ”は、とにかく挙動が意味わからないから予測できない怖さがあります。そして!まさか涙するとは…。

第3位 アナベル 死霊人形の誕生

2017年 Annabelle 2 110分

数年前に幼い娘を亡くす悲劇に見舞われた、人形職人とその妻。彼らの館に、閉鎖に追い込まれた孤児院のシスターと6人の少女たちがやってくる。ようやくたどり着いた新居に喜んだのも束の間、やがて彼女たちは人形職人がつくった人形アナベルに狙われ、恐怖の呪縛にとらわれていく。日に日に激化していく異常現象、館中に響き渡る少女たちの悲鳴、どこまでも“憑いて”くるアナベル…。果たして彼女たちは呪いから逃れることが出来るのか?そしてついに明かされる、アナベル誕生の秘密とは!?


人形作家の父、そして妻と幼い娘が暮らす小さな田舎町で起きた悲劇。しかし12年後、悪夢は再び起こります―。第3位は『アナベル 死霊人形の誕生』


一軒家を舞台に、これでもかと繰り出される恐怖演出、『ライト/オフ』監督、デヴィッド・F・サンドバーグの面目躍如作品。思った以上のドキドキハラハラ感、アナベル人形に悪魔がとりつく経緯の話です。


ホラーシーンでは、映像の怖さだけでなく音の使い方も上手く、全身で恐怖を味わう事が出来ました。明るいシーンは殆ど無く、ジワジワと攻めてくるシーンもあれば迫力のあるシーンもあって終始ストレスフル!子役達も演技が素晴らしいのでより怖く感じますよ。

第2位 ジェーン・ドウの解剖

2017年 The Autopsy of Jane Doe 86分

バージニア州の田舎町に住む経験豊富な検死官・トミーは、息子のオースティンと共に遺体安置所と火葬場を経営している。ある夜、地元の保安官から緊急の検死依頼が入る。それは、3人が惨殺された家屋の地下から裸で見つかった身元不明の美女“ジェーン・ドウ”の検死であった。いつも通りの検死だと思われたが、解剖を進めていくと、その遺体に隠された"戦慄の事実′′が判明し、怪奇現象が次々に発生!外では嵐が吹き荒れる中、遺体安置所という閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖がはじまろうとしていた......。


第2位 『ジェーン・ドウの解剖』。遺体安置所だけで繰り広げられるオカルト体験、なかなか無い設定で面白い!視覚的なクオリティもかなり高いです。主人公の死体解剖者の父子が、頭の冴えた立ち回りをしているのにもかかわらず、ジワジワと迫ってくる恐怖、どんどん追い詰められていきます。人間が怖いと思うところを全て詰め込んだ良質な作品。


前半は遺体を解剖して次々と謎が浮かび上がってくるミステリーのような構成。遺体の身に起こった不可解な出来事をひとつひとつ解いていくにつれ恐さが増していきます。狭い遺体安置所の中で登場人物も限られていますがホラーとしてのゾクゾク感とミステリーとしてのワクワク感を行き来しながら最後まで引き込まれ続けました。


ただ死体を解剖するシーンは少しグロいので苦手な人もいるかもしれません。グロ耐性があって怖いもの見たさを持っている方には間違いなくオススメの作品です。‬

第1位 ゲット・アウト

2017年 Get Out 103分

ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが・・・。


そして第1位は『ゲット・アウト』。裕福な白人の彼女の実家に休暇を過ごしに来た黒人青年が、湖畔に佇む屋敷の中で不穏な空気をひしひしと感じるサスペンスホラーです。


得体のしれない不気味な登場人物と、先が全く読めない展開で見ていて心理的に訴えるなんなのかわからない恐怖に襲われます。伏線の張り方も凄く、ストーリーがぴたっとハマった時のスッキリ感と恐怖は最高です。


単純にドキドキさせるような恐怖とこれからの世界はこうなっていくのかもと暗示させられているような恐怖を一度に体験できる見事な作品。監督・脚本が米コメディ界の人ということで、笑いも恐怖も『ツボ』をすごくよく分かってる人だなと思いました。

おすすめのホラー映画【洋画編】

  • 掲載の順番はランキング形式ではありません、また作品は随時追加予定。

ここからは幅広い年代からおすすめの洋画ホラー映画をご紹介していきたいと思います。

エスター


2009年 ORPHAN 【123分】

孤児院の少女を養子に迎え入れた夫婦が、その日以来奇妙な出来事に遭遇する恐怖を描くサスペンス・ホラー。子どもを流産で亡くしたケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)は悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。そこで出会ったエスター(イザベル・ファーマン)という少女を養女として迎え入れる。


孤児院から引き取られた不気味な少女エスターが巻き起こす悪徳の数々が描かれています。お化けとか怪物は出てきませんが、かなりゾッとする内容で、とにかくエスターが映ると怖い!ただ怖がらせるだけの映画ではなくストーリー性がちゃんとあって面白いですし、子役がみんな可愛くて演技力もかなり高いのも見どころ。



出典:©︎エスター


ハッピーボイス・キラー


2014年 The Voices 【107分】

青年ジェリー(ライアン・レイノルズ)は、バスタブ工場で働いているだけの代わり映えのない日々を過ごしていたが、とある女性(ジェマ・アータートン)に心を奪われる。何とかアプローチを重ねて、彼女との距離を縮めることに成功したジェリー。しかしデートの約束をすっぽかされ、殺人事件を引き起こしてしまう。さらに、慌てふためくジェリーをペットである邪悪な猫と慈悲の心にあふれた犬が振り回し、狂気のふちに追いやる。


精神疾患の男ジェリーが心の声と葛藤しながらも、次から次に殺人を犯してしまう……。グロいはずなのに色彩が目立つから映像がポップ、全体の印象はどこかハッピーな感じ。笑えておもしろいのにゾクゾクこわい作品です。



出典:©︎ハッピーボイス・キラー

パラノーマル・アクティビティ


2007年 PARANORMAL ACTIVITY【86分】

幸せに暮らすひと組の若いカップル。ある日、家の中の様子がどこかおかしいことに気付き、悪霊がいると感じた二人は家中の至るところにビデオカメラを設置する。そして、二人が眠りに落ちた後に撮影された映像には、背筋も凍るようなものが映っていて……。


約100万円程の低予算で製作されたPOV系のホラー、全米興行収入第1位を記録して話題にもなりました。映画のほとんどの部分が暗視カメラ映像で他のホラー映画とは違った恐怖を味わえます。確かに怖いのですが、悪魔に脅かされる話なので悪魔文化のない日本では現実味を感じにくい人も多いかもしれません…なのでこの作品は好みが分かれそうですね。


ドント・ブリーズ


2016年 Don't Breathe【88分】

強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。


おじいさんの聴覚と嗅覚が敏感すぎな映画。普通の一軒家を、盲目である事で狭くも広くも見せる設定もなんだか凄い。どこに出てくるかわからない恐怖ではなく、目の前にいるのにいつ見つかるかどうかという恐怖をあじわえます。観ながら私も息を止めてました…怖かった。



出典:©︎ドントブリーズ

【参考:nenoさんのレビュー・ネタバレ】


ディセント


2005年 THE DESCENT【99分】

年に一度の冒険旅行で、アパラチア山脈奥地の巨大洞窟を訪れた6人の女たち。スリリングな洞窟探検を楽しむ中、突然の落盤で出口をふさがれた一行は、迷路のような洞窟内で別の出口を探してさまよう羽目になる。言い争いから仲間割れが生じ、ヘッドランプの電力も残りわずかとなった矢先、暗闇から何者かが襲いかかってくる。


女子6人の探検隊VS人食い地底人という感じの洞窟パニックホラーです。洞窟が舞台というだけで閉所恐怖症および暗所恐怖症の人は『暗いよ狭いよ怖いよー』かも。暗くて誰が誰だかわかりにくいところもありますが、恐怖度は抜群!先ほどのドント・ブリーズと同様『息苦しさ』がある作品です。

【参考:つぶらいんさんのレビュー】


死霊館


2013年 THE CONJURING【112分】

1971年アメリカ・ロードアイランド州、両親と5人の娘たちが古びた一軒家に引っ越してくる。しかし、毎朝母親の体にあざができ、一定の時間に止まる時計など不気味な怪現象が次々と発生し、娘たちに危害が及んだことから、一家は心霊学者のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)に解決してほしいと依頼する。夫妻が現地を調査すると恐るべき歴史が明らかになり、夫妻は館に巣食う邪悪な存在に立ち向かうが……。


タイトルで少し損している感もありますが、グロ描写は皆無でちゃんとじわじわ怖い正統派ホラー映画。これが実話に基づく話と知ってより怖くなりました…部屋を真っ暗にしてタンスを開けたまま鑑賞することをお勧めします!



出典:©︎死霊館

【参考:『死霊館』の裏に隠されていた恐ろしい実話】


ライト/オフ


2016年 Lights Out【81分】

電気を消して暗闇になると現れるという不気味な何かに恐怖を抱く弟マーティン(ガブリエル・ベイトマン)を守るため、レベッカ(テリーサ・パーマー)は久々に実家に帰ってくる。二人はたくさんのライトを用意して夜を迎えるが、次々に明かりが消え暗闇からえたいの知れない何かが迫ってくる。狙われる理由もわからぬまま不安な時を過ごす中、レベッカの一家に隠された秘密が明らかになり……。


動画サイトにアップされたショートムービーが元ネタのスマートホラー。単純に、電気をつけたら消える、消したら現れるという設定がゾワゾワ怖くて最高、観終わって電気消す時怖なる映画。思いつきやすそうなのにあまり有名作が無いこの発想が良い!



出典:©︎ライト/オフ

ヴィジット


2015年 The Visit【94分】

休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母の家を訪れた姉弟は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい……。


人間が怖い系ホラーです。予想できない行動を取ってくる人間の不気味さには得体の知れない怖さがありますね…最初、料理上手でキレイなおばあちゃんが素敵だなぁなんて思っていたら…徐々にエスカレートする奇行は恐怖でしかありませんでした!ものすごく笑えて、ありえないほど怖い作品です。



出典:©︎ヴィジット

アザーズ


2001年 THE OTHERS【104分】

1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める……。


知らない誰かが家の中にいる…ストーリーと雰囲気で魅せるホラー。いかにもホラーな描写はほとんどないのですが、しっかり画面から気味の悪さが伝わってきます。そしてラストの切なくて驚愕などんでん返しが面白い!そして、ニコールキッドマンの美しさが際立ってます。


シャイニング


1980年 THE SHINING【119分】

冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが……。モダン・ホラーの帝王S・キングの同名原作を離れ、キューブリックが独自に造り上げたホラー。


こちらは古めの名作、30年以上前の作品なのに 今見ても斬新、狂っていくジャック・ニコルソンの顔がひたすら怖い!雪の中で追い詰められる最後のシーンは、夢にでも出てきそうなほど印象的でした。そして終始音楽も怖い…。


イット・フォローズ


2014年 It Follows【100分】

ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……。


ついてくる。それはうつせるというコンセプトが面白い、不思議な感じのじわじわホラー。ただただ歩いてくるだけの『それ』なのに圧倒的な存在感を放ちます。遠くから見えていて徐々に近づいてくる、歩いて向かってくる。そして、どこにいても追ってくる…精神的な疲弊感の凄い作品です。



出典:©︎イット・フォローズ

キャビン


2012年 The Cabin in the Woods【95分】

森の別荘へとやって来たデイナ(クリステン・コノリー)やカート(クリス・ヘムズワース)ら大学生の男女5人。彼らが身の毛もよだつような内容のつづられた古いノートを地下室で発見し、呪文を唱えてしまったことから、何者かが目を覚ましてしまう。一方、彼らの知らないところではその一部始終が監視され、コントロールされていたのだった。そして、何も知らない彼らに魔の手が忍び寄り……。


こちらはホラー好きにしか刺さらないかも知れませんが、ホラー映画あるあると色々なクリーチャーが沢山でてくる、ちょっとB級っぽい雰囲気の作品。物語の最初から作り上げていたホラー的雰囲気を後半で思いっきりぶち壊し、想像以上の展開に笑ってしまいます!



出典:©︎キャビン

ファイナルガールズ


2015年 The Final Girls【88分】

ホラー映画の中に入り込んでしまった少女が遭遇する出来事を描く、異色のホラーコメディ。ホラー映画の女優だった母アマンダを事故で亡くしたマックス。3年後に母が出演していた映画を鑑賞していたところ、映画館で火災が発生し周囲はパニックに陥る。ふとマックスが気づくと、なんと物語の中に入り込んでいた。母に会うことができて喜ぶマックスだったが、殺人鬼ビリーも現われ、映画の脚本通りにストーリーが進んでしまう。果たして結末はシナリオ通りなのか…!?


スラッシャー映画を観てたら、映画内に飛び込んでしまったというメタホラー。このジャンルの最高峰は先ほどの『キャビン』だと思いますが、母と子の親子愛など、ホラーなのにホロリと来ると言う新たなスパイスも加わっています。こちらもホラー好きにおすすめの作品ですが…今気が付いたんですが『めちゃくちゃ怖い』からすこし脱線しかけていますね。


ミザリー


1990年 MISERY 【108分】

「ミザリー」シリーズで有名な人気作家ポールは雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニーに救われる。ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護する。だが、新作「ミザリーの娘」でヒロインが死んだことを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める……。


言わずと知れた名作『ミザリー』怖いです…これは恐怖。主人公である小説家の男のとんでもなく狂信的なファンを名乗る女性に監禁されるという、人間的怖さのホラーです。お化けより、ゾンビより、狂ってる人間が一番怖いの代表格。静かな山間部コロラド州が舞台ということで静寂感が恐怖を引き立たせています。


マーターズ


2007年 MARTYRS【100分】

何者かに拉致監禁され長期にわたり虐待を受け続けた少女、自力で逃げ出し傷だらけの状態で発見される。養護施設に収容された彼女は心を閉ざしていたが、同年代の少女にだけは心を許していた。15年後、自分を監禁した相手を発見し、猟銃を手に犯人宅を訪れる。


本当に残酷で悲惨で救いのない殉教者の物語ですが不思議な哲学性も兼ね備えています。ストーリーの主軸がころころ変わるので先が読めないことから来る恐怖、何が起こるか分からないのは怖いですね…そして拷問によるグロ描写、怖くてトラウマになる可能性が高いので注意して下さい!



出典:©︎マーターズ

レック


2007年 REC【77分】

レポーターのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。現場にいたのは血まみれの老婆。老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……。


スペインで爆発的にヒットしたPOVビックリ系ホラー映画。ゾンビ・密室・POVの3つが揃ったら必然的に怖くなりますよね。特にこの映画のゾンビは相当動けるゾンビです!そして、ラストシーンに出てくるあれが夢に出るほど不気味で良かった。


1408号室


2007年 1408【104分】

作家で、アメリカ各地の超常現象などをルポしていたマイク(ジョン・キューザック)のもとに、一通の手紙が届いた。その内容はドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならないというもの。好奇心をかき立てられたマイクはホテルに出向き、入るのをやめさせようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、何とか1408号室に入るが……。


心霊スポットライターがNYのドルフィン・ホテルの呪いの部屋1408号室で一夜を過ごす話。目の前で起きていることが現実なのか幻覚なのかわからなくなるホラーです。作品の9割がジョンキューザックのひとり芝居、彼のパニックになっていく演技が恐怖心を掻き立てますが、ジョンキューザック嫌いだと苦痛かも。



出典:©︎1408号室

ペット 檻の中の乙女


2017年 PET【94分】

動物保護センター勤務のセス(ドミニク・モナハン)は、同級生のホリーを見掛け声をかけるが冷たくあしらわれ、SNSで彼女のことを調べ上げて執拗(しつよう)に追い回す。その後セスは帰宅した彼女をさらい、自分が働く動物保護センター地下のおりに監禁する。下着1枚でとらわれたホリーの姿を見て、飼い主気分に浸るセスだったが……。


わかり易く『惚れたら負け』を映像化したらこうなりました…乙女の狂ってる加減がストーカーの怖さなんかよりも何倍も怖い作品。駆け引きをする彼女の得体が知れなくて、なかなか面白かったです。想像を遥かに越えたストーリー展開で楽しめると思いますよ!



出典:©︎ペット

ババドック


2014年 The Babadook【93分】

夫を事故で亡くしたシングルマザーのアメリアは、学校で問題ばかり起こす息子サミュエルの扱いに悩まされていた。ある晩、サミュエルがアメリアの知らない絵本を持ってきて呼んでほしいとせがむ。それは「ミスター・ババドック」というタイトルの不気味な絵本で、物語は途中で終わっていた。サミュエルが異様に怖がったことから絵本を破り捨てるアメリアだったが、捨てたはずの絵本がいつの間にか戻ってきてしまう。それ以来、彼女の周囲で不可解な出来事が次々と起きるようになり……。


やんちゃな息子の世話に手を焼くシングルマザーが、不気味な絵本と巡り会ったのをきっかけに、次々と怪現象に見舞われ、精神的に追い詰められていく話。絵本に出てくるババドックという怪人も怖いのですが、ヒロインと社会適応性ゼロの息子の不安定さに別の意味での恐怖を感じます。



出典:©︎ババドック

インシディアス


2010年 INSIDIOUS【103分】

ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と妻のルネ(ローズ・バーン)は、3人の子どもと一緒に新しい家に移り住む。彼らは、多少老朽化してはいるものの、広い家で子育てと仕事に専念するはずだった。だが、引っ越し直後から屋根裏で奇妙な物音が聞こえたり、勝手に物が移動したりする現象が起こり始め、一家は不安に陥る。


引っ越した家で怪奇現象が起きるタイプの映画。おどろおどろしい雰囲気や効果音が恐怖を引き立てます。悪魔や怨霊のデザインに多少作り物感がありますが怖い!しばらくのあいだ天井見るのが嫌になります。それにしてもホラー映画にでてくる夫はなんでいつも理解してくれないのかなー!?



出典:©︎インシディアス


おすすめのホラー映画【邦画編】


ここからはおすすめの邦画をご紹介していきたいと思います。

トリハダ


2012年【87分】

家電メーカーのコールセンターに勤務しているひかり(谷村美月)。製品とは無関係のクレームにも丁重に謝り続けるまじめなOLだが、プライベートでは上司との不倫におぼれていた。ある日、中年女性のクレーム対応に疲労困憊(こんぱい)し、ようやく家に帰ってきたひかりは、隣の住人の名前を見て、あるクレーマーと名前が一致することに気が付き……。


夜中に15分ぐらいでやっていた番組の劇場版。身近にいたら怖いなという人がたくさん出てきて、人間の狂気が一番怖いんだなって思えるまさにトリハダのホラーオムニバス作品。余計なサウンドや映像の演出が無いことでより怖さを引き出しています。



出典:©︎トリハダ -劇場版2-


オカルト


2008年【110分】

旅行に来ていた女性(東美伽)は偶然観光地で通り魔殺人事件に遭遇し、そのすべてを撮影する。女性二人が死亡、男性一人が重傷を負い、犯人は海へと投身自殺するという衝撃的な事件の映像を入手した白石晃士監督(白石晃士)は、何かに突き動かされるように取材を始める。やがて彼は事件の唯一の生存者である江野(宇野祥平)と出会い……。


まさにオカルトといった感じの映画。ドキュメンタリー形式で妙にリアル、BGMもとにかく不気味、鑑賞中は楽しくても後になって不気味な余韻が続く感じが堪りません。特にクライマックスのあの展開は全く予想外!



出典:©︎オカルト

仄暗い水の底から


2001年 The Babadook【101分】

5歳の娘・郁子の親権をめぐって別れた夫と争っている松原淑美は、新しい就職先である出版社にほど近いマンションへ引っ越してきた。はじめは快適そうに見えたマンション暮らしだが、大きくなる天井のシミや、上階の子供の足音など、淑美の気にさわることが次第に増えていく。そんな中、淑美は真夜中にマンションの屋上に上がる郁子を目撃する。屋上の高架水槽付近で誰かと会話しているような郁子。だが、そこには子供用の赤い手提げバックしかない。淑美はバックを管理人に届けるが、いつの間にかそれは元の場所に戻っていた……。


水による効果を最大限に使った恐怖とほんの少しの悲しさ…これぞ日本のホラーという感じです。水場は霊が集まりやすいとか、そういう日本人の潜在意識をかなり刺激してきますよ!たぶん小学生のときにみると風呂入れなくなります。



出典:©︎仄暗い水の底から


アイアムアヒーロー


2015年【126分】

漫画家アシスタントとしてパッとしない日々を送る、35歳の鈴木英雄(大泉洋)。そんな彼の恋人が、人間を凶暴に変貌させるウイルスに感染して襲い掛かってくる。慌てて趣味の射撃で所持する散弾銃を手に外に飛び出す英雄だが、街はZQNと呼ばれる感染者であふれていた。出会った女子高生・早狩比呂美(有村架純)と逃げるが、彼女は歯のない赤ん坊のZQNにかまれて半分ZQN半分人間という状態に。比呂美を連れてショッピングモールに逃げ込んだ英雄は、そこで藪(長澤まさみ)という勝気な看護師と顔を合わせる。


日本でここまでクオリティの高いゾンビ映画は中々ないかもしれません、そしてゾンビもちゃんと怖かったです!終盤のZQNたちの襲撃のシーンだけでも観る価値ありの超おすすめ映画です。大泉さんハマりすぎ!



出典:©︎アイアムアヒーロー

残穢 -住んではいけない部屋-


2016年【107分】

ミステリー小説家である私(竹内結子)に、読者の女子大生・久保さん(橋本愛)から自分が住んでいる部屋で変な音がするという手紙が届く。早速二人で調べてみると、そのマンションに以前住んでいた人々が自殺や心中、殺人などの事件を起こしていたことが判明。久保さんの部屋で生じる音の正体、そして一連の事件の謎について調査していくうちに、予想だにしなかった事実がわかり……。


実話系怪談、霊の発生源を歴史の経過と共に追求していく新しいホラーという感じです。心霊特集の再現映像をそのまま映画にした感じなのですが、こういった心霊話はじわじわと怖さがきますね。自分の住んでる土地を調べたくなるけど…やめておきます。



出典:©︎残穢 -住んではいけない部屋-

輪廻


2005年【95分】

35年前の無差別殺人事件を基に映画が作られることになる。渚(優香)は主役の座を手に入れたものの、無気味な幻覚にうなされ始める。一方、女子大生の弥生(香里奈)は昔から奇妙な夢を見続けており……。


とあるホテルで起きた大量殺人事件をモデルにした映画を撮る話、前世と転生をテーマにしたホラー作品。ジワジワくる恐怖、理不尽な運命、よく練られたストーリー、ホラー映画で大事な要素が全部揃っている名作ですね。主演の優香さんが魅せる名演技も見どころ!



出典:©︎輪廻

呪怨


2002年【92分】

ある日、介護ボランティアをする女子大生の仁科理佳は、寝たきりの老婆・徳永幸枝の様子を見るためその家を訪れた。理佳は何か不気味な雰囲気を感じつつも家の中へと入っていく。悪臭が漂い物が散乱する中を進み、一階の薄暗い部屋で幸枝を発見する理佳だったが…。数日前、幸枝の息子・勝也が帰宅すると妻が倒れていた。この家に引っ越して以来、一家は不吉なことに見舞われ続けていた。やがて勝也の妹・仁美が不審に思いこの家にやって来るが、どこか様子のおかしい勝也に門前払いされてしまう。これを機に、仁美にも不吉なことが憑きまとうようになり…。


日本ホラー映画の代表格の1つ。家に迷い込んだ人をひたすら襲って色んな形で殺されていく映画なのですが、俊雄と伽椰子の2人が本当に怖い。布団という唯一のセーフティーゾーンを奪い去ったホラー映画です。同監督の最新作『こどもつかい』も先日公開されましたが恐そうですよね。とにかく1番言いたいのは、『早く逃げてよ!』



出典:©︎呪怨

女優霊


1995年【76分】

監督デビュー作の撮影中、ラッシュフィルムに一本の未現像フィルムが混じっていた。その中に謎の女が映っていたが、どうやらそのフィルムは昔、製作中止になった作品のものらしい。しかし、そのフィルムを見てしまった時から次々と撮影現場に奇怪な出来事が起こり始め、ついには死人まで出てしまう。果たして、謎の女は誰なのか? 過去の女優のたたりなのか?映画の完成間近、次は何が…?


ジャパニーズホラーの火付け役作品、力技の怖がらせ方ではなく空気や雰囲気からの恐怖感、『記録や記憶』というものに対する不気味さを味わえます。柳ユーレイさんのオカマみたいな叫び声がいいな。



出典:©︎女優霊

黒い家


1999年 The Visit【118分】

保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しかし、両親の態度に不審なものを感じた若槻は自殺に疑問を感じひとり調査を開始する。そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく……。


西村雅彦、大竹しのぶが終始狂っているサスペンスホラー映画、ホラーの怖さよりも、サイコパスな怖さがキツイ作品です。大竹しのぶ以上に合う女優が見当たらないくらいマッチしていて、彼女の凄さが伺えます。あと台詞がうまく聞き取れず音量を上げるととにかく音に驚かされるので注意!



出典:©︎黒い家


バイロケーション


2014年【119分】

結婚後も画家を夢見て、キャンバスに向かう日々を送る高村忍(水川あさみ)。ある日、スーパーでニセ札使用の容疑を掛けられたことから、見た目はうり二つだが全然違う別人格の“バイロケーション”(通称バイロケ)と呼ばれるもう一人の自分が存在することを知る。さらに、バイロケはオリジナルよりも攻撃的で……。


全く同じ自分が自分の身近で自分と同じ生活をおくっている、お互いが存在に気付いたら…ドッペルゲンガー的なお話。この映画は、どの登場人物に感情移入しても辛く悲しい結末がまっています。実際現れそうで、観ている途中よりも思い出してはずっと恐い作品。



出典:©︎バイロケーション

絶対恐怖 Booth ブース


2005年【73分】

“絶対恐怖”をテーマにしたシリーズの第2弾。深夜ラジオ番組の人気パーソナリティ勝又真吾(佐藤隆太)は、生放送中に「うそつき……」という薄気味の悪い女の声を聞く。


人気ラジオパーソナリティが、いわく付きの古いスタジオで生放送に臨んだところ、次から次へと怪現象とトラブルが起こるホラー。ラジオ生放送中のリスナーからの電話が混線して、謎の女性の声が…罪悪感に取り憑かれていく過程がホントに怖い作品。佐藤隆太さんが珍しく嫌な感じの役を演じています。



出典:©︎絶対恐怖

リング


1998年 【95分】

見ると死んでしまうという謎のビデオテープを巡って繰り広げられるホラー・サスペンス。テレビレポーターの浅川玲子は、見たら一週間後に死ぬというビデオテープの噂を耳にする。にわかには信じられない玲子だったが、姪の死をきっかけにビデオについて調べ始める。やがて、偶然手に入れた問題のビデオを確認のため見た玲子は、その内容に、噂が本当であることを確信する。が、それは7日後の自分の死を意味した……。


全体的に漂う湿っぽく陰惨な雰囲気をもつ『リング』今の映画では中々感じられない怖さがありますよね。何度も話題になっているのにビクッとなってしまう演出・音響・カメラワークはまさに一級品!



出典:©︎リング


学校の怪談


1995年【100分】

夏休みを翌日に控えた小学校の終業式の日、旧校舎に閉じ込められてしまった先生と子供たちは超常現象を目撃する。ブームとなった“学校の怪談”を映像化。子供たちの友情に重点を置いた良質のファンタジー。


夏といえばこの映画ですよね、トラウマになっている方も多いはず!夏休み感が強くて、ちょっと切なくなります。映像の質感は懐かしいのですが古さは感じさせません。『あー!なんで入っちゃうんだよぉ!』


出典:©︎学校の怪談

あとがき

いかがでしたか?めちゃくちゃ怖い!おすすめホラー映画を厳選してご紹介してきました。どの作品もしっかりゾクゾクを楽しめる最恐映画ばかりですので気になる作品が見つかれば是非一度鑑賞してみて下さいね。

戦慄!おすすめホラー漫画 20選


大人女子におすすめの漫画 15選!


今回は、ドラマ化や映画化された注目作品から、やっぱり人気の胸キュン恋愛漫画まで、大人女子におすすめの漫画を厳選してご紹介していきたいと思います。日常系、ラブファンタジー、オフィスラブからドロドロ系までジャンルもタイプも幅広くご紹介していますので気になる作品があれば是非手にとってみて下さいね。

大人の女性におすすめの漫画

それではここから、大人の女性におすすめの漫画を厳選してご紹介していきたいと思います。あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

※ランキング形式ではありません。

凪のお暇



出典:©︎ 凪のお暇

場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!!(A.L.C.DXより引用)


空気を読みすぎて心労溜まりすぎな凪ちゃんが、心機一転断捨離するお話。SNSに断捨離にスローライフと、現代のあるあるをうまく詰め込んだ良作。「空気は読むものじゃなくて吸って吐くものだ!」28歳無職、ボロアパート暮らし…全てをリセットした主人公が少しずつ成長していってる過程を見るのが面白い!


海月姫



出典:©︎ 海月姫

クラゲ大好きの女の子・倉下月海(くらした・つきみ)が暮らすアパートは男子禁制・オタク女子オンリーの天水館(あまみずかん)。ある日、月海が溺愛するクラゲ・クララのピンチを救ってくれたおしゃれ女子を部屋に泊めたら……!?( KC KISS より引用)


さまざまなオタク女子が棲息する天水館。男子禁制の共同アパートに突如転がり込んだ女装男子が、オタク女子達のぬるま湯のように平穏な日々を掻き乱す…。ドラマ化でも話題になっている『海月姫』、最近は腐女子を描いた作品も増えてきましたが、頭一つ抜けて面白い!東村節全開のおすすめ作品です。


コミンカビヨリ


出典:©︎ コミンカビヨリ

瀬戸内ほっこりサバイバル、開幕!! 老後に飢え死にしないために、築80年超の古民家を購入したアラサー独身イラストレーターの萌(もえ)。古民家オタクの一級建築士・池内(いけうち)くんの出現で、萌の日常が激変! 瀬戸内を舞台に繰り広げられる、ラブとサバイバルの行方は……?( KC KISS より引用)


心配性で女子力ゼロのイラストレーター・萌が地方で古民家を買ったら、思いもかけずイケメン建築士がついてきて…というほのぼの幸せ系漫画。建築士池内さんの古民家への愛が変態的、老後が心配で恋愛そっちのけで仕事一番な萌ちゃんも好き。そんな2人のやり取りにほっこりできますよ。


ナギと嵐


出典:©︎ ナギと嵐

鈴木哲司は裏社会で生きる郷田弘樹の舎弟。ふたりがある女性と出会い、謎に満ちた愛の物語が始まる……。渾身のラブ・ファンタジー!!( マーガレットコミックス より引用)


口寄せで「天の者」を呼び寄せる力を持つ一族の一人で、体内に悪霊を埋め込まれたナギ、ナギを守る使命を受けた天使の嵐、天涯孤独な元チンピラの舎弟・哲司の物語。設定はラブファンタジーなんですが、ファンタジーらしからぬ無骨さがいい!キャラクターがかなりしっかり出来ているので感情移入しやすいですよ!3巻完結済み。



きみが心に棲みついたS


出典:©︎ きみが心に棲みついたS

下着メーカーで働くキョドコこと小川今日子(おがわきょうこ)は大学時代の想い人・星名(ほしな)に職場で再会。一度は他の男性を好きになれたはずなのに、自分を傷つけ支配していた星名の呪縛がその気持ちよりずっと強かったことに気づいてしまう。ふたたび星名という迷宮に自らハマり込んだキョドコとは裏腹に、星名は彼女の後輩と関係を持ち、キョドコの仕事さえも思惑通りに操って───?( Feelコミックスより引用)


読むたびに心がザワザワして、落ち着かない気分になるのに面白いから読んでしまう…。可愛い絵柄に、ちょっと見てられないくらい病んだ主人公たち。病みと闇を二人は抜け出せるのか、救いは訪れるのか、どこかで救われないといたたまれないと感じる作品です。ちなみにタイトルのSはサクリファイス(生贄)からきているそう…怖い。


おとなりコンプレックス


出典:©︎ おとなりコンプレックス

同い年のあきらと真琴は、隣どうしの家で兄弟のように育ってきた幼なじみ。天然無自覚?かっこいいあきらちゃん(女)と女装は武器!かわいい真琴くん(男)、距離感が近くてよく誤解されるけど、ずっと一緒にいたから、これが自然で、これが普通。なのに最近、様子がおかしい。親友以上、恋愛未満。幼なじみコンプレックス!( クロフネコミックス より引用)


隣家で同い年の幼馴染み、イケメンに見える女子・あきらと女装が似合う女顔男子・真琴の日常が描かれています。設定が面白いので読んでいて全然飽きがきません!真琴があきらのことを守る行動にキュンキュン、友達以上恋人未満なもどかしい関係をニヤニヤしながら楽しみましょう。鈍感でお人好しなあきらが真琴の片想いに気づくのはいつかな?


恋愛アナグラム


出典:©︎ 恋愛アナグラム

あたし 利用されたって平気だよ――夜の町で働く小月(さつき)は、いまだ母親に捨てられたトラウマを乗り越えられずにいた。そんな彼女が恋に落ちたのは“家庭を持った店の客”。その恋の苦しさに押しつぶされそうな彼女を支えていたのは元・男娼の“もうひとりの彼”。愛することをおそれる小月の恋の行方は…? 心の機微をていねいに描いたラブストーリー。( Feelコミックス より引用)


もう一冊、天堂きりんさんの描くラブストーリーをご紹介します。こちらは一巻完結作品、切なくてジワジワとくる面白さ。家族に不信感を抱き、温かい家庭を恐れつつも憧れる小月が少しずつ大人になり家庭を持つまでの物語。最初は行き場のない不倫から始まったので、どうなることかと思いましたが、徐々に変化していく様子が読んでいてとても心地よくおすすめです。


ヲタクに恋は難しい


出典:©︎ ヲタクに恋は難しい

隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、ルックス良く有能だが重度のゲーヲタである宏嵩(ひろたか)とのヲタク同士の不器用な恋愛を描いたラブコメディ。(一迅社より引用)


出版不況の最中、シリーズ累計発行部数420万部という驚異の売り上げを記録している大人気作。会社で腐女子を隠している成海と、イケメンで仕事もできるけど重度なゲーム廃人の宏嵩が主人公。恋愛からは遠い話かと思いきや、基調はオフィスラブ。きゅんきゅんポイントをピンポイントについてきます。同じ価値観の人と出会えるって貴重ですね!


私たちはどうかしている


出典:©︎ 私たちはどうかしている

七桜は幼いころ、母が住み込みで働いていた老舗和菓子屋・光月庵で椿と出会う。しかしある事件が起き、殺人の容疑をかけられた七桜の母は逮捕され、七桜も追い出されてしまう。15年がたち、失意の七桜の前に現れた椿。二人は和菓子の腕を競って対決することに。七桜の人生を狂わせた椿。その憎い椿は、あろうことか七桜に自分との結婚を持ちかける。七桜をかつて幼なじみとだは気づいていない椿。思いもよらない言葉に七桜は!?(BE LOVE KCより引用)


幼い頃、職人の母と住み込みで暮らしていた和菓子屋で主人が殺され、母が罪をきせられてしまった七桜。母親が殺人犯として逮捕された時の真相を探るべく、椿の家へ嫁入りすることに。着物姿と和菓子とラブサスペンスという設定、昼ドラチックなドロドロの内容です。なかなかゾクゾクして面白いですよ。


初めて恋をした日に読む話


出典:©︎ 初めて恋をした日に読む話

春見順子、31歳。親の期待に添い、中学高校では成績トップだった彼女だが、大学受験に失敗してからは自信を失い就職活動もパッとせず、今に至るまでぼんやり生きてきた。そんな順子が出会ったのは厳しい父親にろくでなしの烙印を押された不良の高校生。彼との出会いは順子をどう変えていくのか?(マーガレットコミックスより引用)


甘いタイトルなので、高校生同士の甘い恋愛ものかなと思っていたら、いろいろと自信を失っているアラサー塾講師と東大を目指す不良高校生とのお話でした。設定は、先生×生徒とわりと有りがちですがまったく型にはまっていなくて、脱力感のある場面から、ドキッとさせられる場面まで色々と楽しめますよ!


雲一族と泥ガール


出典:©︎ 雲一族と泥ガール

貧乏な4兄弟の長女・すずめ。ある日、父親が亡くなり、すずめたちはセレブな一族、七海家に引き取られることに。 しかし、養子だったすずめは「家族」として認められず、七海家でペットとして飼われることになってしまい!?(BE LOVE KCより引用)


主人公すずめが、父親を亡くしたことによって他の兄弟とともにセレブの家に引き取られるお話。養子であった為1人だけいらないと言われながらも、そこから諦めずに家族になろうとするすずめの負けん気が清々しい!あとがきにもあるのですが訳あり家族攻略ゲームみたいで、読んでいてドキドキできますよ!


さらば、佳き日


出典:©︎ さらば、佳き日

ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた、桂一と晃。新しい生活を始めたふたりは、睦まじく穏やかな日常を送っていた。しかしふたりの陰には、大きな「秘密」があって――。とある“夫婦”と、ふたりをとりまくオムニバス・ストーリー。(it COMICSより引用)


新天地で新婚生活を始めた桂一と晃。穏やかな日常ですが…。過去と現在が交互に描かれつつ現在へと繋がっていきます。柔らかく温かい印象を受ける表紙に反して内容は重く深刻なんですが、絵柄、雰囲気含めてさらっとしているので読みやすく美しい。個人的にはかなりの衝撃作です。


傘寿まり子


出典:©︎ 傘寿まり子

ベテラン作家の幸田まり子は自分の家で息子夫婦、孫夫婦との間で住居問題が勃発。老人の自分には居場所がないことを感じ一人家出を決意。街中のネットカフェで暮らし始めるが……?( KCデラックス BE LOVE より引用)


いつの間にか家族の中で居場所を失いつつあった傘寿のおばあちゃんが、家出をするところから始まるお話。 小説家のまり子さんは、80歳にして家出、ネットカフェで仕事したり、猫を拾ったり、素敵な男性に出会ったり…とお年寄りをいたわるとかそういうことではなくて、1人のみずみずしく懸命に生きている女性漫画のヒロインとして、応援したくなるおすすめ作品。ほんわりした絵と雰囲気も心地良いですよ。



2DK、Gペン、目覚まし時計。


出典:©︎ 2DK、Gペン、目覚まし時計。

仕事も家事もソツなくこなすデキるOL・香月奈々美は、故郷・福岡に彼氏を置いて、ここ東京で遠距離恋愛をしている。ぐーたらで生活能力ゼロと言ってよい童顔アラサー・藤村かえでは、漫画家デビューを目指して、今日もネーム作業を…始めようとしている。何から何まで全く正反対の女子ふたり。何もないようでその実、結構いろんなことが起きる同居生活、はじまり、はじまり。(一迅社より引用)


バリバリ仕事するOLの奈々美と、家事を一切しないデビュー前の遅咲き新人漫画家のかえで。真反対の女性二人の同居物語です。可愛い2人の同居生活を見てるといつのまにかふふって笑って見守るように読んでいます。百合レーベルですが要素はほとんどなくゆるい感じがいい雰囲気の作品。


カカフカカ


出典:©︎ カカフカカ

初めての相手でもある元彼とまさかのシェアハウスでの再会。そして、ふとしたはずみで「たたない」彼と不可思議なヒミツを共有することに…!? イマとカコ、ココロとカラダ、いろんなものが交錯するやっかいな大人のラブストーリー!( KC KISSより引用)


カレに浮気され、一度に彼と住居を失ったフリーターの亜希が十数年ぶりに中学時代の初カレ本行くんにシェアハウスで再会。そこで本行くんにある相談をされて…。設定が他になさすぎて面白いですし感情の在り方がリアル!イロイロな意味でドキドキできますよ。


まとめ

ドロドロあり、キュンキュンあり、ドキドキあり、大人女子におすすめの漫画 15作品をご紹介してきました。凄く面白い作品ばかりですよ!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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それではおすすめの面白い小説 2018年版をご紹介していきたいと思います。ごゆっくりとお楽しみくださいね。

屍人荘の殺人

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け―。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった…!!究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!(東京創元社より引用)


この状況下での密室殺人は、まさに極限。見取り図があったり登場人物の紹介があったりと期待が膨らむ形で読み始めたら、今までにない形でクローズドサークルが成立。あれを思う存分に使うとは思いもよりませんでした。世界が一転するような鮮やかなトリックというよりは、複数の謎を1つ1つ丁寧に解き矛盾のない答えを探すというテイストのミステリで、さり気ない伏線の張り方も巧い!緊迫感もあってめちゃくちゃ面白かったです!

このミステリーがすごい!2018年版【国内編】ベスト10作品


かがみの孤城

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 (ポプラ社より引用)


個人的に大好きな作家、辻村深月さんの『かがみの孤城』は、些細なことで、学校での居場所を無くし、行けなくなってしまった少女こころが主人公。部屋の鏡の中に引き込まれ出会った、同じように学校に行けない少年少女たちと…あっという間に物語の世界に入り込んでしまいます。


最後の100ページくらいからは鳥肌がたちっぱなし。特別でない普通の子をこんなに素敵な物語にする力のある辻村さんはやっぱり凄い!色々な世代の人に読んでもらいたいおすすめの作品です。

辻村深月さんのおすすめ作品


希望が死んだ夜に

14歳の女子中学生が、同級生を殺害した容疑で逮捕された。少女は犯行を認めたけれど、動機は語らない。果たして真相は…。メフィスト賞作家が描く、社会派青春ミステリ。( 文藝春秋 より引用)


14歳の2人の少女。一人の少女が遺体で発見され、もう一人は「私が殺しました」と主張します。しかし動機については口を閉ざす…2人に何があったのか?貧困によって希望を失った少女たちの物語。メッセージ性の強い貧困問題を取り扱った作品で、ミステリーとしての真相にも驚かされました。

13・67

現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(14年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデェンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。 (文藝春秋より引用)


大傑作との呼び声も高い全6編からなる本格ミステリ連作短編集『13・67』。香港の警察官クワンを主人公にして、2013年を舞台にしたストーリーから徐々に遡って行き最後は1967年と歴史をさかのぼる形で書かれています。上質な本格ミステリとしても、変わり行く香港社会を描いた小説としても、主人公の数奇な一生を辿る物語としても、とにかく面白い!あらゆるミステリージャンルの垣根を越えた傑作『13・67』についてはこちらで詳しくご紹介しています。

おすすめ!『13・67』は読みごたえ抜群の大傑作!


わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

全人類がウイルスに侵され、死ねば誰もが活性化遺体になる世界。家畜ゾンビが施設で管理され、野良ゾンビが徘徊する日常のなか、とある細胞活性化研究者が、密室の中で突然ゾンビ化してしまう。彼はいつ死んだのか?どうやってゾンビになったのか?生者と死者の境目はどこだったのか?騒然とする現場にあらわれたのは、謎の探偵・八つ頭瑠璃。彼女とともに、物語は衝撃の真相が待ち受けるラストへと加速していく。世界もキャラクターもトリックも真相も予測不可!極上のゾンビ×ミステリー、開幕。(一迅社より引用)


ゾンビ×密室ミステリ。グロテスクな描写もありますがコミカルな文章に中和されていて読みやすい!死ねばゾンビになる世界で密室殺人事件が発生という異色の展開、トリックや伏線などもさらに異色で驚きの連続でした。作中の描写は全然爽やかじゃないんですがとても後味の良い作品です。

ホワイトラビット

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。(新潮社より引用)


白兎事件という籠城事件の関係者たちによる物語。多彩な登場人物、スピード感、「えっ」という場面描写の連続、冒頭から伊坂ワールド全開です。場面展開や時系列の複雑さも愉快な語り手に導かれるまま読んでいけば違和感なく繋がります。主要人物の殆どが法を犯しているのですが徹底的に悪い人だけ滅びる爽快感も最高!ワクワク・ニマニマの止まらない傑作。

Y駅発深夜バス

運行しているはずのない深夜バスに乗った男は、摩訶不思議な光景に遭遇した―奇妙な謎とその鮮やかな解決を描く表題作、女子中学生の淡い恋と不安の日々が意外な展開を辿る「猫矢来」、“読者への挑戦”を付したストレートな犯人当て「ミッシング・リング」、怪奇小説と謎解きを融合させた圧巻の一編「九人病」、アリバイ・トリックを用意して殺人を実行したミステリ作家の涙ぐましい奮闘劇「特急富士」。(東京創元社より引用)


怪奇系、読者への挑戦状、学園もの、倒叙もの、アリバイものなど幅広いジャンルの短編集ですが、本格ミステリー的なしっかりとした推理が土台にある作品が揃っています。短編なのに何段階にもオチがあって、最後の一言まで気がぬけませんでした。個人的には表題作『Y駅発深夜バス』と『九人病』の怪奇系2作が特にお気に入りです。

盤上の向日葵

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。それから四か月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは―!?(中央公論新社より引用)


『盤上の向日葵』は、骨太な将棋ミステリー。名駒という将棋の駒と共に埋められた遺体の遺棄事件を追う刑事と異例の天才棋士の幼少期、2つの時間軸を交互に描きどう交わるのかを楽しむ作品。将棋に関してほとんど素人の私でも臨場感あふれる対局模様と、最後までどこへ行きつくのかという焦燥感で凄く楽しめましたし、題名の意味の切なさも心に残る作品でした。エンディングはまるで映画の様で味がありましたよ!

名探偵は嘘をつかない

「ただいまより、本邦初の探偵弾劾裁判を開廷する!」彼が本当に嘘をついていないのか、それは死者を含めた関係者の証言によって、あきらかにされる!名探偵・阿久津透。その性格、傲岸不遜にして冷酷非情。妥協を許さず、徹底的に犯人を追い詰める。しかし、重大な疑惑が持ちあがった。それは、彼が証拠を捏造し、自らの犯罪を隠蔽したというものだった――。(光文社より引用)


筆者デビュー作の本格ミステリ。警察の下部組織に探偵機関があって探偵は世間から人格者として尊敬されています。ただこの話に登場する探偵はお世辞にも人格者とは言えず弾劾裁判が行われようとしていて…。神様、転生などといったファンタジーな要素も入ってくるのに読みやすいですし、展開が読めなくてワクワク!終盤でたった1つの事実に気付きさえすれば謎が解けていくという流れがもう最高です。

崩れる脳を抱きしめて

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか? ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?( 実業之日本社 より引用)


父親に捨てられ借金を背負い、金の亡者となった研修医の主人公と、脳腫瘍で余命短い資産家の患者との物語。心に傷を持つ2人がお互いの傷を癒す謎解きをして距離を縮めていくのですが…。前半は、心理的な描写の多い恋愛小説、後半からは隠された謎を追うミステリーといった感じでとても楽しめました。謎を解いていきながら心も温かくなる素敵な作品です。

蜜蜂と遠雷

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。(幻冬舎より引用)


国際的なピアノコンクールに挑む若きピアニスト達のお話。出演者の成長や心の動きがとにかく丁寧に描かれていて、本から音が聴こえてくる、色が浮かび上がってくる、光や闇、匂いや風や温度すらも感じる。こういった数々の感想が全て本当だったので驚きました。頭の中で壮大な音楽を感じることの出来る傑作です。

羊と鋼の森

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
(文藝春秋より引用)


ひとりの青年が調律師を目指し、成長しながら今後の指針をみつけていくお話。丁寧で優しい文体なので、読み始めてすぐに物語への期待が高まります。ピアノ、そして調律、その2つだけがある世界を描き、静けさ漂う森の中にいるような感覚になりました。ものすごく盛り上がる訳ではないですが、しっとりと、でもしっかりと心に残る物語です。「蜜蜂と遠雷」とセットで読めば、より楽しめるかもしれません。

海の見える理髪店

伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら…。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。( 集英社 より引用)


第155回直木賞受賞作、ささいなことで意地をはったりするのが『日常』だけど、ちょっと違う角度から見るだけで、優しくなれるって気付かせてくれる6編からなる短編集。全てが家族に関係する話でどの話も切なさの中に温かさを感じる直木賞受賞作に相応しい珠玉の逸品。感動する本を読みたい人にはおすすめですよ!いい話だったなあ。

旅猫リポート

野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。(講談社文庫より引用)


5年暮らした愛猫・ナナの新しい飼い主を探す、サトルとナナの旅のお話です。動物は人の心が分かると言いますが、本当にナナみたいな感じなのかもしれません…猫視点なのでコミカルだけど内容に重みがあって、あたたかい絆に溢れた物語。私の中で、有川浩さんの作品では『阪急電車』が最高だと思っていましたがそれを超える作品かも。

ふたご

大切な人を大切にすることが、こんなに苦しいなんて――。彼は私の人生の破壊者であり想造者だった。異彩の少年に導かれた少女。その苦悩の先に見つけた確かな光。(文藝春秋より引用)


SEKAI NO OWARIのSaoriさんによる話題の初小説『ふたご』は、大好きな彼との、友達以上恋人未満の関係を綴ったお話。テレビで多くを語らない印象の彼女の中に溢れる言葉…読み終わりに幸せな気持ちになれる楽い本です。


自分だけを見つめて欲しいという恋心と手の届かない方へと行ってしまいそうな彼の気持ちに心が揺れながら、お互いに成長していく青春小説。一生懸命さとか初々しさみたいなものが伝わってきます。誰もが事実だろうと思うほどリアルな物語を書くということは、とてつもない勇気やエネルギーが必要だったと思います。魂を削って書き上げたということが痛いほど伝わってくる一冊。

毎年、記憶を失う彼女の救いかた

私は1年しか生きられない。毎年、私の記憶は両親の事故死直後に戻ってしまう。空白の3年を抱えた私の前に現れた見知らぬ小説家は、ある賭けを持ちかける。「1ヵ月デートして、僕の正体がわかったら君の勝ち。わからなかったら僕の勝ち」。事故以来、他人に心を閉ざしていたけれど、デートを重ねるうち彼の優しさに惹かれていき―。この恋の秘密に、あなたは必ず涙する。( 講談社タイガより引用)


メフィスト賞受賞作。両親の事故後、1年しか記憶を維持できない尾崎千鳥。彼女の前に現れた見知らぬ男に賭けを持ちかけられます。デートを重ねていく中で2人の想いが寄せては離れてを繰り返しつつ、次第に男の正体と真意も明らかになっていくのですが…終盤に想像していた形が一気に引っくり返されて予想出来なかったラストには思い切り泣かされました。主人公たちの気持ちがひしひしと伝わってくる素直で飾り気のない文章もとても良かったです。

幸福のパズル

倉沢みちるは葉山で生まれ育った純粋でひたむきな女の子。高3の夏、老舗ホテルの御曹司の蓮見優斗と恋に落ちるが、花火大会の夜、行き違いから悲しい別れを迎える。5年後、再会した二人は急速に惹かれ合う。好きな人と過ごし、好きな小説を書き、人生で初めて幸せに身を委ねたみちるだったが、それは束の間の“幸福”だった…。何度も引き裂かれながら愛し合う二人が“青い鳥”を探す現代の純愛小説。( 講談社 より引用)


老舗ホテルの御曹司・優斗と人気作家になったみちるとの恋物語。次々に降りかかる不幸な出来事やありえない展開は、少女漫画のようでもありましたが、みちるの純粋さと一生懸命なところに惹かれ応援しながら読みました。章ごとに違う人物の一人称視点で描かれる形式なので誰かしらの登場人物に思わず感情移入して読み進められますよ。

百貨の魔法

時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける―。百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!(ポプラ社より引用)


村山早紀さんの書く話は暖かい気持ちになるからやっぱり好き。戦後多くを失った人々が力を合わせて復興した奇跡の建物には魔法や奇跡の力が備わり、多くの人々に笑顔を与えてくれます。星野百貨店で起こる素敵な魔法の数々に、日々の生活でやさぐれた私の心も癒やされました。本当に素敵な物語です。

猫だまりの日々

仕事を失った青年の願いを叶えるべく、彼を訪ねてきた猫。かつて飼っていた猫に会えるという噂のある、ちょっと不思議なホテル。猫飼い放題の町で出会った彼と彼女の恋。猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情にまつわる出来事。死後に猫となり、妻に飼われることになった男―。人気作家が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。全五編を収録。( オレンジ文庫 より引用)


猫好きさんには表紙からたまらない、5人の作家さんによる猫と人を結ぶファンタジーな物語5編。ちょっと切なさの混じった優しさとぬくもりが胸に残る話が揃っていました。個人的には椹野道流さんの、突然勤務先の倒産を知らされた1日の話『ハケン飯友』が好みでしたが、どの作品もそれぞれの作家さんの個性が出ていてとても面白い一冊です。

ナミヤ雑貨店の奇蹟

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?(角川文庫より引用)


ナミヤ雑貨店のポストに悩み事を書いた手紙を入れておくと翌日、返事が返ってくる…。ポストを通じて、過去と現在がつながる素敵なファンタジー。雑貨店の悩み相談と養護施設にまつわるパズルのピースが時空を超えて結びついていく様子は爽快!読書初心者さんにもおすすめしたいとても読みやすい感動作です。

ウズタマ

周作(28歳)は、シングルマザーの紫織との結婚を控えたある日、唯一の肉親である父親から、謎の通帳を渡される。“誰か”が自分のために振込を続けてくれていたことはわかったが全く心当たりがない。唯一の真相を知る父は、脳梗塞で昏睡状態に。そうなって初めて、父の過去や自分の過去も詳しく知らないことに気づく。その“誰か”を探し始めた周作は、25年前のある傷害致死事件に行く着くのだが…。(小学館より引用)


28歳の結婚を控えた青年が主人公。そして唯一の肉親である父との別れが迫り自分のルーツにつながるものを手繰り寄せていくお話。ミステリーが隠し味となっている、幸せとはなにかを問う家族小説です。不穏な始まりと重たい内容、少しずつ明らかになる隠されていた出来事と、合間に語られる過去の生活。すごく優しくて素敵な読後感でした。読み終えた後で表紙を見ると再び温かい気持ちになれますよ。

ツバキ文具店

ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします。( 幻冬舎より引用)


鎌倉を舞台に古い文具店を営みながら人の手紙を代筆する代書屋を営む鳩子さんと、代書の依頼に来た人や個性的なご近所の方々との交流が柔らかく描かれています。実際の肉筆の手紙が挿し絵のように挿入されていて、受け取った人はどんな気持ちになるだろうと想像せずにはいられませんでした。読後とても優しい気持ちになれる一冊。続編となる『キラキラ共和国』もおすすめですよ。

マカン・マラン

ある町に元超エリートのイケメン、そして今はドラァグクイーンのシャールが営むお店がある。様々な悩みを持つ客に、シャールが饗する料理とは?(中央公論新社より引用)


社会のはざまで疲れた人たちが、様々な理由で立ち寄る隠れ家夜食カフェ『マカンマラン』。ここを訪れる常連客達は亭主であるシャールさんの温かいご飯と温かい言葉で抱える悩みや不安をそっとほぐしてもらいます。温かな料理の数々は読み手のこちらも温かな気持ちにさせてくれますよ。どれも特別な話ではないのに、心に染み入るように優しい気持ちになれる一冊。

リップヴァンウィンクルの花嫁

声の小さな皆川七海は、派遣教員の仕事を早々にクビになり、SNSで手に入れた結婚も、浮気の濡れ衣を着せられた。行き場をなくした七海は、月に100万円稼げるというメイドのバイトを引き受ける。あるじのいない大きな屋敷で待っていたのは、破天荒で自由なもうひとりのメイド、里中真白。ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出すが…。岩井俊二が描く現代の嘘と希望と愛の物語。(文藝春秋より引用)


家庭も仕事もなにもかも失った主人公・皆川七海が、嘘に翻弄されながらひとつの愛を見つけるお話で、現代のSNS事情が見事に描かれています。何かを強く訴えかけるでもなく静かに心に寄り添ってくる感じがすごく心地の良い一冊で、決してハッピーエンドではないのかもしれませんが、読了後には幸福感が残りました。

おらおらでひとりいぐも

74歳、ひとり暮らしの桃子さん。夫に死なれ、子どもとは疎遠。新たな「老いの境地」を描いた感動作!圧倒的自由!賑やかな孤独!( 河出書房新社 より引用)


第158回芥川賞受賞作品。75歳になろうとする夫に先立たれた老婆の1人語り、全て東北弁で書かれています。愛する夫の死、そして孤独、震えるような悲しみを背負いながら段々と自由になって行く心情が描かれていて、軽くもあり重くもあり、微笑ましかったり、落ち込むように下がったり。静かに泣ける一冊です。

さよなら、田中さん

田中花実は小学6年生。ビンボーな母子家庭だけれど、底抜けに明るくたくましいお母さんと、毎日大笑い、大食らいで生きている。この母娘を中心とした日常の事件を時に可笑しく、時にはホロッと泣かせる筆致で鮮やかに描ききる。( 小学館 より引用)


ユーモアに溢れていて、なお切なく温かい話題作『さよなら、田中さん』は、なんと作者が小学4年生と6年生時の作品を改稿したもの。出版時でもまだ14才の著者、すごい…。おちゃめな小学6年生の花ちゃんとお母さんの、貧乏だけれど力強さとお互いへの思い遣りに溢れる5編の連作短編で、言葉の使い方、心理描写の巧みさ、物語の展開の仕方など、どれをとっても巧いとしか言いようがありません。

ベイビー、グッドモーニング

寿命を三日ほど延長させて頂きました―入院中の僕の前に現れた“死神”を名乗る少女。なんでも死神には、リサイクルのため、濁った魂を集めるノルマがあり、その達成のため勝手に寿命を延ばしたというのだが…。綺麗に死にたいと言う嘘つきな少年、物語の中で自殺した小説家、世界を「良い人」で埋め尽くす計画を立てた青年、誇り高き老道化師。死が迫った濁った魂たちは、少女と出会い、何を選択したのか。優しくて切ない四つの物語。(角川文庫より引用)


ユニクロのTシャツとミニスカートで現れる現実味のない死神の少女と死にゆく人たちの物語が4編。死神に出会った人はやっぱり死んでしまうのですが、逆に『生』が際立つ物語でもあります。自分の運命に向き合ったそれぞれの人生がとても温かかったです。沢山の場面で涙腺が緩むおすすめの感動作品ですよ。

騙し絵の牙

大手出版社で雑誌編集長を務める速水。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!(KADOKAWAより引用)


大泉洋さんを当て書きという話題性もあって読んだ社会派長編小説。大手出版社で雑誌編集長を務める速水。上司から自身の雑誌の廃刊を匂わされたことをきっかけに、組織の思惑に翻弄されながらも懸命に抗う物語です。出版業界の内情を通して「小説」にこだわり続けるひとりの男の生き様が描かれています。そして思わぬどんでん返し。最後には速水がなぜそこまで「小説」にこだわるのかが明かされますよ。

コンビニ人間

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。( 文藝春秋より引用)


友人、家族から奇異な存在として見られコンビニ以外の仕事に適合せず、コンビニ店員として働く為に生まれてきた古倉恵子。恵子の世の中との関わり方や捉え方はとても奇妙なんですが、納得できない訳でもないですし、そんな人がいてもいいとも思いました。 この本を読んでいると『普通』とは何なのか、何が正しくて、何が間違っているのか?よく分からなくなってきます。個人的に面白かったというよりも心をザワつかせられた感じの作品。

消えない月

出版社に勤務する松原とマッサージ師のさくら、二人は、付き合いはじめ、やがて別れる。それで終わりのはずだった。婚約までした男と女の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない。加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」に斬り込んだ、残酷にして無垢な衝撃作!!(新潮社より引用)


全て自分の都合の良いように解釈する勘違い男と、まわりに心配や迷惑をかけてはいけないと強く出れない女性。ストーカーの被害者と加害者、それぞれの視点から描かれた物語。ストーカーものと知っていて読み始めたのですが、想像以上でもうホラーの域、なのに著者の文章力が高くスラスラと読み進めてしまいました。そしてこの作家さんにしては驚きのラスト…。読み応えたっぷりですが読了後は本当に疲れます。笑

星の子

主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。( 朝日新聞出版 より引用)


宗教にはまる親と、その子供のお話。信仰を推進するわけでもなく、否定するわけでもなく、ただ淡々と一人の人間が宗教と共に生きていく様子が描かれていてお見事でした。決して暗いだけの話ではなく家族の愛も伝わってくる、不穏さと優しさが混在した不思議な感触の作品でした。

あとがき

おすすめの面白い小説をご紹介しました。人気作品や話題作品は少し乗り遅れてしまうと読まず嫌いなんてこともありがちですが、やっぱり凄く面白い!少しでも気になる作品が見つかれば是非読んでみて下さいね!絶対満足出来ると思いますよ。

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