いろはにほへど

朝起きて本を読んで寝てます。

おすすめのラブストーリー。ニヤニヤの止まらない恋愛漫画 15選!


ニヤニヤしながら恋愛模様を楽しめるラブストーリー。ニヤニヤ・キュンキュン時には切なくなって涙しながら読めるおすすめの『ラブストーリー』を少女漫画の中から厳選してご紹介していきたいと思います。気になる恋愛漫画が見つかれば是非気軽に手に取ってみてくださいね!

おすすめのラブストーリーが描かれた恋愛漫画

それでは胸キュンもニヤニヤも切なさも詰まったおすすめのラブストーリーを少女漫画の中から厳選してご紹介していきたいと思います!あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

おすすめの『追いかけられる・愛される』系少女漫画10作品!

椿町ロンリープラネット


出典:©︎椿町ロンリープラネット

大野ふみ、高校2年生。父親の借金返済のため住み込み家政婦をすることに。家主は…目つきも態度も悪い小説家・木曳野暁。新しい町での同居生活一体どうなるの──!?(マーガレットコミックスより引用)


まず一冊目は人気作『椿町ロンリープラネット』。時代小説家と家政婦という地味な組み合わせなのに、これだけスタイリッシュに仕立てるのは、やまもり三香さんの画力のなせる技。個人的に凄く好みの絵です。内容は、もともと貧困気味だったのに、さらに父親が借金を作り遠洋漁業へ…ヒロインは家を追われて住み込みで作家宅の家政婦になるというお話。


10代なのにすで主婦みたいに生活感漂うヒロインがじわじわっと恋に落ちてく様に引き込まれてドキドキしてきます。死んだ魚の目をしている小説家、暁先生もカッコ良い。華奢でやるき無しに見えるけど、やるときはやる男感の先生。どうやったってときめくにきまってます。ちなみに、完結済みの『ひるなかの流星』も超おすすめラブストーリーですよ。


どうせもう逃げられない


出典:©︎どうせもう逃げられない

「OLになること」が夢のなほ。 ついに内定確実の最終面談までこぎつけ、 採用が決まるまでのつなぎとしてデザイン事務所で短期バイトをすることに。 でもバイト先の代表・向坂には 最低で最悪、という印象しか持てず、しかもなほはなにかと 弄られてばかり。 そんなある日、信頼していた就活仲間に裏切られ、 面談をすっぽかすことになる。 それでも「悪いのは自分」、と決して相手を責めないなほを 向坂は優しく慰めて---? 「さあ 秘密をはじめよう」の一井かずみが贈る、 一筋縄ではいかないラブストーリー!(フラワーコミックスアルファより引用)


お次にご紹介するのは10巻完結済みの『どうせもう逃げられない』、作者は『さあ 秘密をはじめよう』の一井かずみさんです。普通のOLに憧れる『なほ』が、短期のバイトで行った小さなデザイン事務所で知り合った社長の向坂さんにかなり振り回されるお話。


まず、主人公・なほが全然スレてなくて真っ直ぐ!ここまで素直だと逆に清々しい可愛い女の子。そして社長の向坂さんはカッコよくてチャラいけど、意外と萌えポイントが多い人。そんな社長に完全に振り回され、冷たくされて泣きそうになるのに、何度も嫌いと思うのに、でも結局はもう好きから逃げられないなほ…。絵柄の雰囲気は、好き嫌いが別れるかもしれませんがふんわりとした可愛い絵で甘い甘いラブストーリー、キュンキュンが詰まってます。


Bread&Butter


出典:©︎Bread&Butter

柚季は、ある事件をきっかけに教師を辞め婚活をはじめるがうまくいかない。自信をなくしかけた矢先、文具店の片隅でパンを焼く風変わりな洋一と出会う。少しずつ優しく分かり合っていく、大人の恋の行方は?(マーガレットコミックスより引用)


名作『砂時計』の芦原妃名子さんが描く大人のラブストーリー。婚活中の34歳元教師と謎多き39歳パン屋さんのお話。文房具店なのにパンも売っているお店に買い物へいったら、なぜか店主と婚約することに。出会いや展開は若干ファンタジーですが、緩やかな気持ちの変化は自然でリアル。絵の雰囲気とか話の展開とかとてもゆったりとしていて大好きな漫画。



出典:©︎Bread&Butter


甘酸っぱい恋愛話ではないですが、挫折とか大人の事情なんかを含めつつ少しずつ寄り添っていく2人の間に流れる穏やかで優しい時間が、読んでいていいなーと思います。まさに大人の恋ですね。かなりおすすめですよ!



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僕に花のメランコリー


出典:©︎僕に花のメランコリー

高校2年の新学期、雨宮花は街で不良少年のケンカに巻き込まれる。乱暴で荒んだ様子の男の子には幼なじみ・弓弦の面影が…。 初恋の相手との予期せぬ再会に花の心は揺れて──(マーガレットコミックスより引用)


割と大人めな内容。幼馴染みの花と弓弦、親の転勤で離ればなれになった2人。高校生で再会するのですが久々出会った弓弦は喧嘩ばかりしていてあの頃とは全然別人に。でも花は彼のそばに居たくて…。


花は、純粋で可愛いいんですが何故か敬語キャラ。小森さんの描く女の子は可愛いのにとてもしたたかでとても魅力的だと思います。一方、幼なじみの弓弦は、かっこよく成長していますが荒れちゃっています。でも、時々見せる子どもっぽさが可愛い!そんな弓弦が花ちゃんを想う気持ちが焦れったくて好きだわー。イケメンで目の保養をしたいときにもおすすめですよ!


好きっていいなよ。


出典:©︎好きっていいなよ。

16年間、彼氏も友達も作らずにきた橘(たちばな)めいと、学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわ・やまと)の交際も2年目に突入! 実はクリスマス当日が誕生日だっためいは、ついに大和と身も心も結ばれる。そんな高校2年生も終わりに近づき、将来についてそれぞれが真剣に考え始める時。 夢に向かって進み始める大和たちを見ためいも、自分のやりたいことを探し始め……? さらなる新キャラの登場で、恋の行方もますます波乱の予感……!!(KC デザートより引用)


18巻完結済み、2012年10~12月にアニメ化もされた作品。『となりの怪物くん』や『神様はじめました』と同時期に放映されて、少女漫画原作のアニメに注目が集まった年だったので知っている方も多いと思います。


内容は、学校1のモテメンと人が信じられず友達も恋人も作ってこなかった1匹狼な女の子の胸キュンラブストーリー。個人的にヒロインは、変な子認定を受けているのが不思議なくらいバランスのいい子だと思うんですけどね。そんなヒロイン・めいちゃんがイケメンの大和と出会い、少しずつ人と打ち解け成長いてく様子は王道とはいえ、いいなぁ。Amazonでのレビューではなぜか結構な酷評なんですが私はかなり面白いと思います!


コレットは死ぬことにした


出典:©︎コレットは死ぬことにした

薬師コレットと冥王ハデス様との神話級ロマンス☆薬師コレットは毎日大忙し。食事してるときも、寝てるときも、朝から夜までお構いなしで休む暇がない。逃げ場がない……。疲れたコレットがとびこんだのは井戸の底!目が覚めるとそこは冥府で!?(花とゆめCOMICSより引用)


タイトルは強烈ですが中身は普通に少女漫画。多忙を極める薬師のコレットは、寝食を削り仕事をするも、罵詈雑言を受ける日々。思い詰めて井戸に飛び込むのですが、そこは冥界につながりイケメン王子のハデス様が病にかかってるというところから始まるお話。


仕事にプライドを持つコレットはかっこいいなと思いますし、同様にハデス様も仕事に誇りを持っていてお似合いな2人のラブストーリー。お互いに自分の足りないところを補いあえる素敵な関係は見ていてほっこり。


アナグラアメリ


出典:©︎アナグラアメリ

ボサボサ髪にキツい目つき。「もののけ」と陰口たたかれようがおかまいなし。恋愛なんてするヤツはバカだ! 部屋に閉じこもって独りで映画観るのが幸せ!!な“おひとりさま生活”満喫中の主人公あめり。しかし!! 昔、恋心を踏みにじられた相手・帝斗(=今や学校一のモテ男!)が、本当はずっと自分のことを好きだったと知って、あめりはとんでもない行動に!?(マーガレットコミックスより引用)


アナグラ=インドアで恋愛には興味のない残念女子が学校1のイケメンに好かれるお話。ずっと好きだった幼馴染でイケメンの帝斗に中学2年の時に告白されていたのですが、冗談だと思い込んでいたヒロイン・あめり。でもその告白は本気だったみたいで、自分もあの時ちゃんと向き合っていたらと思い、みんなの前でその時の気持ちを打ち明けます…。



出典:©︎アナグラアメリ


恋愛経験豊富な彼と苦手なあめりはお試しで付き合うことに。不器用ながらもちゃんと自分の気持ちを伝えようとするあめり、そして帝斗は一途な想いがどんな形でも届いて嬉しくて仕方ない感じ。2人共本当にかわいい!帝斗の愛であめりはあなぐらから出てこれるのかな?おすすめです!


溺れるナイフ


出典:©︎溺れるナイフ

どうすればいいのかわからないけど、欲しいのはこの子だけだ――。小6の夏芽(なつめ)が越してきたのは、東京とあまりに違う田舎の町。そこで出会った一人の少年に、夏芽は自分の中の「何か」が、大きくうねるのを感じていた……。せめぎあい、追い上げ、追い込んでいく、破裂寸前の10代のこころを描いたジョージ朝倉の傑作長編!(講談社コミックス別冊フレンドより引用)


作者はジョージ朝倉さん、熱狂的なファンがつくのも納得の独特な作風です。17巻完結と少し長めですが、鮮烈な青春ラブストーリーで読みだしたら絶対にハマってしまう漫画。


スタイル抜群のヒロインなつめは12歳にしてモデルをやっています。両親が突然、旅館を引き継ぐ事になり東京から父親の田舎へ。東京でモデルをやっていた『なつめ』に田舎の子達は羨望の眼差し、でも影では悪口を言われたり…そんな中、地元の大地主の息子『コウ』と出会い惹かれあっていく2人のお話。荒ぶる十代の繊細さと不安定さが描かれた凄く惹きつけられる作品です。


ハニーレモンソーダ


出典:©︎ハニーレモンソーダ

中学時代、「石」と呼ばれ、泣くことも笑うことも忘れていた羽花。偶然出会ったレモン色の髪の男の子・三浦くんに憧れて、同じ高校に入学したけれど──!? ソーダ水のように甘く弾ける青春が、ここからはじまる!(りぼんマスコットコミックスより引用)


お次は、りぼんらしくてピュアなラブストーリー。孤独な中学時代を過ごした羽花が高校で出会った界によって変わっていくお話。引っ込み思案で、そんな自分を変えたいと望む羽花。


彼女に一歩踏み出すきっかけを与えた界は、羽花とは相性最悪に見えるのに、意外にもかなり面倒見がよく、恋愛に発展するまでにかなり時間がかかります。界の言う言葉一つ一つは少し厳しかったりグサッと来る言葉もあるかもしれませんがその中に優しさがあって心に響きますよ。ドロドロとか全く無く、ホント青春な爽やかな感じのおすすめ少女漫画です。


かわいいひと


出典:©︎かわいいひと

死神顔のせいで怖がられる花屋の花園くん。ところが大学生の美少女・日和に突然告白されて恋人同士に。とまどいながら付き合い始めた花園くんの、日和だけが知ってる「素顔」って…!?(花とゆめCOMICSより引用)


決してイケメン主人公とは言えませんが、これは癒されたい人、キュンキュンしたい人には絶対おすすめ!大きな問題がおきるわけでもなく、ゆったりと2人の関係を見ていく作品で、ほっこり、キュンキュン、ニヤニヤ、ホロリ、色々と心を温めてくれるお話です。


顔は恐怖の死神顏だけど中身は超がつくほど純粋で、美しい心の持ち主。そんな損な役回りばかりしてきた彼の前に突然現れたヒロインの日和さんは、花の妖精みたいな外見とは裏腹に実は肉食で、グイグイと花園くんを攻める最高なカップル。もう、可愛すぎます!


突然ですが、明日結婚します


出典:©︎突然ですが、明日結婚します

高梨あすかは「結婚したい女」。しかし、結婚直前と思われた矢先、つきあっていた彼氏に振られてしまう。そんな時に出会ったのは、PTVの人気アナウンサーの名波竜だった。竜に慰められ、少し前向きになれたものの、実は彼は「死んでも結婚なんてしたくない男」で!?正反対の価値観を持つ二人が、恋に落ちることはあるのか…!?終わりなき平行線のラブ・バトル開幕!(フラワーコミックスアルファより引用)


結婚直前と思われた矢先、つきあっていた彼氏に振られてしまう『結婚したい女』高梨あすか。そんな彼女が正反対の『死んでも結婚なんてしたくない』価値観を持つ人気アナウンサーの名波竜と出会う物語。まあベタといえばベタですがこの時点で面白そうじゃないですか?


需要と供給が合致してるのに、結婚への意識だけが全く逆な2人。この甘さとお互いの主張を曲げないやりとりは凄く楽しいです!個人的にはあすかの隙がある所が好き。そしてその隙をつく名波さんにドキドキ。上手くいけば最高の2人なんですがこの先どんな展開に?


たいようのいえ


出典:©︎たいようのいえ

「今、この家に帰ってこなきゃいけないのが、すごくすごくうれしい--」……子供の頃、むかいの基(ひろ)の家に入りびたっていた真魚(まお)。その家に行くと必ず元気になれたから。数年後……父の再婚で家に居場所がなくなった真魚は、両親を亡くして以来、独りで家を守る基の家に住まわせてもらうことになったけれど……!?年の差幼なじみ2人の、明るく切ないラブストーリー!(KC デザートより引用)


家庭に問題ありの真魚と幸せいっぱいだった家庭に育った基。基の家庭も両親の死をきっかけにバラバラに…。結構しんどい設定なのに、アットホームな空気感を出していて、2人の何気ないやりとりに心温まります。


どちらも家族というものに飢えていて、お互いに欠けたものを埋めあっているのかな。まだ自分の気持ちを自覚していない2人の距離感がもどかしくて好きな作品。少女漫画特有のもだもだ感が好きな人におすすめ!あ、13巻完結済み作品です。


王様に捧ぐ薬指


出典:©︎王様に捧ぐ薬指

ホテルのブライダル課勤務の綾華は、誰もが認める美貌の持ち主なのに性格は最悪。数多の男を手玉に取る姿から「悪女」と呼ばれている。そんな彼女に目をつけたのは、ホテルの新支配人にして街の権力者の息子・東郷!王様な彼が綾華に下した命令とは!?悪女VS王様のラブバトル、スタート!!(フラワーコミックスアルファより引用)


美人だけどやりたい放題で周囲に嫌われている綾華と地元の名士でホテルのオーナー。2人の思惑が一致して偽装結婚、から始まるラブストーリー。そんな2人の表面的やり取りと心の中のやり取りの違いが面白い。


そして、綾華の『悪女に見せかけて実はウブ』というのが凄く良い!美人なために辛い思いをしてきたのであえて悪女のふりしていたけど、実はとても優しい頑張り屋。王様・東郷の方も最初は嫌な男だと思ってたけど、実は本当の綾華を見てくれていて…。キュン所をよく分かってる作者さんです!


コーヒー&バニラ


出典:©︎コーヒー&バニラ

大学デビューをしたものの、いつの間にか高嶺の花になっていたリサ、そんなリサのピンチを救ってくれたイケメンスーツ男子・深見さん!レンアイ超初心者なリサに彼がくれるのは・・・!?(Cheeseフラワーコミックスより引用)


ドロドロした恋愛に疲れた女性のための癒し系ラブストーリー。ストーリーも設定もすごーく甘い、ライバルが何人出てこようとも、これでもかってくらい甘い。ずっと甘々の漫画。全てが愛されてる感がとてもキュンキュンです。


まず、大人なハイスペックイケメン深見とウブなリサのイチャイチャが甘くて楽しい。大学の講師として現れた深見はリサを狙っていそうな男の子に牽制。年上の溺愛&束縛も楽しい…ただし、イケメンにかぎる。特に溺愛ものが好きな方なら多分ニヤニヤが止まりません。


セキララにキス


出典:©︎セキララにキス

みんなに好かれるため「仮面」をかぶって生きてきた女子高生の千歳(ちとせ)。ある日、痴漢から助けてもらった少年・樹(いつき)の瞳が忘れられず、跡をつけていった先は、美術予備校だった!! 流れで予備校を樹に案内してもらう千歳だったけど、彼には嘘の顔を見抜かれてしまい…。仮面かぶり女子×自由すぎ男子の甘くてドSな放課後ラブストーリー!(KC デザートより引用)


美大の予備校に通う高校生たちの青春ラブストーリー。仮面を被って周りに合わせて本当の自分を出せなかった主人公・千歳。そこに、すべてをぶち壊す樹が現れて自分の本当の居場所を見つける、というお話。


少女漫画界にはドS男子があふれていますが、樹は大多数に埋もれぬ一味違った魅力を持っていて、人の心をザクザク刺してきます。個人的に樹のツンツン加減と 嬉しそうに話す時のデレ感のギャップがかなりツボです。


まとめ

おすすめのラブストーリーが描かれた少女漫画をご紹介してきました。大人の恋愛、青春もの、ファンタジーなどジャンルは様々ですがどの作品もニヤニヤ・キュンキュンが止まらなくなる素敵な恋愛漫画ばかり!最高な恋愛模様を楽しめると思います。気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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年上男子、大人の男性との恋を描いた恋愛漫画。大人の魅力に胸キュンせずにはいられない!


どこか余裕があって、包容力もあって…そんな年上の男性と、そんな彼の前で見せる年下女性の可愛いらしさにはキュンキュン、ニヤニヤせずにはいられませんよね。


年上男子、大人の男性、おっさんとの恋を描いた恋愛漫画は意外に人気が高いんです。おっさん目線から見ても希望がもてて楽しめますしね。今回は年上男子、大人の男性との恋を描いたおすすめの恋愛漫画を厳選してご紹介していきたいと思います。

年上男子、大人の男性との恋を描いた恋愛漫画

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椿町ロンリープラネット


出典:©︎ 椿町ロンリープラネット

大野ふみ、高校2年生。父親の借金返済のため住み込み家政婦をすることに。家主は…目つきも態度も悪い小説家・木曳野暁。新しい町での同居生活一体どうなるの──!?(マーガレットコミックスより引用)


まずは人気タイトル『椿町ロンリープラネット』。父の抱えた多額の借金のために、お手伝いさんの仕事を始めた高校生のふみが主人公。まず個人的に絵が好み!登場するキャラクターも無愛想で態度の悪い小説家と一生懸命で前向きなふみちゃんがいい感じ。


そんなメインの2人と家が古風なせいで昭和の香りが強いのですがラブコメ的な要素とリリカルな要素のバランスがもう絶妙で、人気があるのも納得の恋愛漫画です。ツンデレ男性が多く登場するので、そちらの趣向の方にもピッタリですよ。


ラブファントム


出典:©︎ラブファントム

ホテルのカフェ店員の百々子は、恋愛経験値ゼロのオクテ娘。…のはずが、ある夜ホテルの空中展望台で出会った見知らぬ男とキスを…!しかもその男はホテルスタッフの長谷彗、ひと回り以上も歳上の40男だった! 戸惑いながらも最初に感じた引力には逆らえず、つきあい始める二人。だけど、何もかもが初めての百々子には、長谷の全てが眩暈がするほど甘く、どんどん溺れていく。ギリギリまで煽っておきながらいつも「お預け」な長谷に、百々子は焦れてついに…!? こんな私、知らない…生まれて初めての「恋」が、ピュアな乙女を知らなかった自分に変えていく… (フラワーコミックスアルファより引用)


続いては、ぐんと年齢差がはなれて17歳年の差カップルの甘すぎる展開がたまらない『ラブファントム』。ホテル内のカフェで働く23歳女の子と、怪人と呼ばれるホテルの凄腕男性社員との話。


包容力があって格好いい年上の男性が、若いけれど天然ちゃんしっかり者にベタ甘になります。甘々な気分になりたい時におすすめ。この先生は、他作品でも年の差恋愛を描いていますよ。


Bread&Butter


出典:©︎Bread&Butter

柚季は、ある事件をきっかけに教師を辞め婚活をはじめるがうまくいかない。自信をなくしかけた矢先、文具店の片隅でパンを焼く風変わりな洋一と出会う。少しずつ優しく分かり合っていく、大人の恋の行方は?(マーガレットコミックスより引用)


『Bread&Butter』は、婚活中の34歳元教師と39歳わけありパン屋さんのお話。文房具店なのにパンも売っているお店に買い物へいったら、なぜか店主と婚約することに。出会いや展開は若干ファンタジーですが、緩やかな気持ちの変化は自然でリアル。絵とか話の展開とかとてもゆったりとしていて大好きな雰囲気。



出典:©︎Bread&Butter


甘酸っぱい恋愛話ではないですが、挫折とか大人の事情なんかを含めつつ少しずつ寄り添っていく2人の間に流れる穏やかで優しい時間が、読んでいていいなーと思います。かなりおすすめですよ!



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コーヒー&バニラ


出典:©︎コーヒー&バニラ

大学デビューをしたものの、いつの間にか高嶺の花になっていたリサ、そんなリサのピンチを救ってくれたイケメンスーツ男子・深見さん!レンアイ超初心者なリサに彼がくれるのは・・・!?(Cheeseフラワーコミックスより引用)


こちらの『コーヒー&バニラ』は、ドロドロした恋愛に疲れた女性のための癒し系ラブストーリー。あまりにもシンデレラ過ぎてなにか裏でもあるのかなとも思いましたが全くなくてひたすら順調、そしてひたすら甘い。全てが愛されてる感がとてもキュンキュン。


大人なハイスペックイケメン深見とウブなリサのイチャイチャが甘くて楽しいですし、さらに大学の講師として現れた深見はリサを狙っていそうな男の子に牽制。年上の溺愛&束縛も楽しい。特に溺愛ものが好きな方なら多分ニヤニヤが止まりませんよ。


隣人は蝶


出典:©︎ 隣人は蝶

隣の男は、キスが上手い。隣の男は、私のこと、「よしよし」って子供扱いする。オトせない男なんていないと思ってた。だけど、隣に住む男・高月だけは思い通りにいかなくて。これが恋か、分からない。アラサーだし、煙草くさいし、それに、それに…。ヤバイ、私、ハマってゆく--。女子の本音がぎゅぎゅっと詰まった等身大の恋、4編収録。(Cheeseフラワーコミックスより引用)


こちらも朱神宝さんの短編4作品。そのうち表題作と「息を切らして会いにきて」の2作品が大学生×社会人の年上男性ものとなっています。


表題作では結構派手目なヒロインが13歳年上の社会人を好きになる…というあまりない設定も楽しめます。読み切りなので流れは早いのですがかなりキュンキュンできますよ。


恋は雨上がりのように


出典:©︎ 恋は雨上がりのように

橘あきら。17歳。高校2年生。感情表現が少ないクールな彼女が、胸に秘めし恋。その相手はバイト先のファミレス店長。ちょっと寝ぐせがついてて、たまにチャックが開いてて、後頭部には10円ハゲのあるそんな冴えないおじさん。海辺の街を舞台に青春の交差点で立ち止まったままの彼女と人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす小さな恋のものがたり。(ビッグコミックより引用)


良作ですね。感情表現が不器用で一見クールな女子高生と、バイト先の店長で冴えないバツイチおっさん45歳との恋物語、こんな組み合わせですが今時のドロドロ系ではなく思ってた以上にラブストーリーでした。


見た目はクール女子のあきらちゃんがもだもだする姿はもう可愛いすぎます。おっさんの方も応援したくなる良い人だし、もやもやキュンキュンすること間違いなし。一度読み始めるとあっという間に引き込まれますよ。


たいようのいえ


出典:©︎たいようのいえ

「今、この家に帰ってこなきゃいけないのが、すごくすごくうれしい--」……子供の頃、むかいの基(ひろ)の家に入りびたっていた真魚(まお)。その家に行くと必ず元気になれたから。数年後……父の再婚で家に居場所がなくなった真魚は、両親を亡くして以来、独りで家を守る基の家に住まわせてもらうことになったけれど……!?年の差幼なじみ2人の、明るく切ないラブストーリー!(KC デザートより引用)


家庭に問題ありの真魚と幸せいっぱいだった家庭に育った基。ちょっと歳の離れた幼なじみですが基の家庭も両親の死をきっかけにバラバラに…お互いの悲しい理由から同居する事になった2人。結構重たい設定なのに、アットホームな空気感を出していて、2人の何気ないやりとりに心温まります。


どちらも家族というものに飢えていて、お互いに欠けたものを埋めあっているのかな。まだ自分の気持ちを自覚していない2人の距離感がもどかしくて大好きな作品。少女漫画特有のもだもだ感が好きな人におすすめです。


これは恋のはなし


出典:©︎ これは恋のはなし

31歳の小説家と10歳の少女の恋 年の差・純愛ストーリー……。孤独な少女・森本遥は21歳も年の離れた内海真一に淡い恋心を芽生えさていく。しかし、真一は遥のことを面倒でかわいそうな少女としてしか扱わない。最初はそれだけの関係だった。恋と呼ぶには幼い感情と恋とは呼べない同情の気持ち。一緒の時間を過ごすうちにふたりの気持ちは少しずつ変わってゆく。一人の少女の成長とそれを見守る男、ふたりが結ばれても結ばれなくても、これは恋のはなし。 (講談社より引用)


今回ご紹介している作品の中でも圧倒的な年齢差!『これは恋のはなし』は、ツンデレな31歳の小説家さんと少女の恋のお話。ヒロインの遥はなんと10歳、この設定に嫌悪感を抱く人ももちろんいると思いますが、少しずつ大人になるまでの成長が描かれていて好感。


お互いに惹かれ合いながら距離が縮まっていく様子もとても丁寧に描かれています。暗い背景とほほえましさの加減が絶妙な良作。


センセイ君主


出典:©︎ センセイ君主

告白7連敗中の佐丸あゆはが出会ったのは、超イケメンだけどメチャ横暴なヒネクレ教師!! でも(超微妙に)優しい所もあったりして、あゆはの心はグングン恋愛モードに突入。難攻不落の弘光先生相手に、あゆはの恋は実るのか!? ( マーガレットコミックス より引用)


イケメン高校教師×女子高生という王道設定。恋をしたいから誰でも彼でも告白してはフラレル女子高生さまるん。そんな恋に憧れる女子高生がツンデレな先生を落としにかかる物語です。


胸キュンもさることながら、ギャグの混ぜ方が絶妙すぎて面白い。さまるんがかわいすぎて、先生がずるすぎてニヤニヤがとまりませんよ!


塩田先生と雨井ちゃん


出典:©︎ 塩田先生と雨井ちゃん

女子高生の雨井ちゃんと、担任の塩田先生は、実は付き合っているのです!ということを大前提とした、日常ラブコメ短編集。 (イースト・プレスより引用)


ぼさっとした塩田先生と女子高生の雨井ちゃんカップルの話。猪突猛進と言うには少し捻くれた雨井ちゃんの塩田先生への愛情表現の数々に笑ってしまいます。


先生の方もそんな彼女に振り回されながらも満更でもない様子。純粋だからなのか不思議と応援したくなる2人、ずっと見てられる感じの良作です。昔懐かしいレトロさも良い味を出していて素敵です。


まとめ

年上男子、大人の男性、おっさんとの恋を描いた恋愛漫画をご紹介してきました。年齢差のある恋愛漫画は、ドロドロした展開が少なくてどこか安心して読める作品が多いですね。さすが包容力のある年上男性!


どの作品もニヤニヤ・キュンキュンが止まらなくなる素敵な恋愛漫画ばかりで最高な恋愛模様を楽しめると思います。気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

おすすめの胸キュン少女漫画30作品!


最新版!おすすめの面白すぎる文庫本【随時更新】


【更新情報】2018.4.24作品追加

お手頃な価格で購入できて尚且つ面白いなんてお得過ぎ!今回は、数ある文庫本のなかでも特におすすめの面白すぎる小説をご紹介していきたいと思います。素敵な本を気軽に持ち歩いてお気に入りの場所で読む…至福ですね。文庫化されるのを待っていてそのまま忘れている方も参考にして下さいね!

絶対に読んで欲しい!おすすめの文庫本

表記はタイトル、筆者、あらすじ、書評の順になっています。新しく文庫化された小説の中からおすすめの作品を随時追加して行く予定ですので是非お気に入りの一冊を見つけて下さいね!それではおすすめの文庫本、思う存分堪能してくださいね!

逢魔が時に会いましょう

民俗学者布目准教授と助手の真矢。座敷わらしを探す旅で、子供が8人いる家族を訪問。いつしか子供が9人になり……。座敷わらし、河童、天狗と怪しいもの探しの笑って泣ける珍道中。( 集英社文庫 より引用)


実在するのかどうかわからない不思議な生き物を追い求める…妖怪オタクな名物教授とアシスタントの金欠女子大生コンビによるもののけ探しのお話。『座敷わらしの右手』『河童沼の水底から』『天狗の来た道』の3話からなる、笑って泣けてゆったりとした気分で楽しめるユーモア短編集です。とても面白いので、できればシリーズ化して欲しい!

家族シアター

真面目な姉を鬱陶しく思う妹。趣味で反発し合う姉と弟。うまく息子と話せない父。娘の考えていることが理解できない母……あなたの家族もこの中に。家族を描く、心温まる全7編。( 講談社文庫 より引用)


家族のあまり上手くいっていない関係が描かれているのですが、ほんのちょっとしたきっかけでほっこりと関係を見直していきます。家族だから憎いけど、家族だから分かるみたいな感じがとても上手くて共感しまくり、どの章も最後には温もりが残ります。心理描写が素晴らしくて、作品の順番も抜群な良作揃いの超おすすめ短編集です。

火星に住むつもりかい?

住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが…。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる! (光文社文庫より引用)


正義とは何か…立場が違えば正義の形も変わる。ネットやSNSのフェイク情報が蔓延する中で行われる魔女狩り。登場人物全員が悪人に思えてくるような不安を味わいながらも、緊張しながら読み進められる面白さがあります。拷問の描写などが結構キツめですが、最後には伊坂さんらしくスッキリと爽快感をもってまとめられています。

真実の10メートル手前

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執―己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。優れた技倆を示す粒揃いの六編。 (創元推理文庫より引用)


クールなフリージャーナリスト・大刀洗万智。第3者の視点で彼女の寡黙な推理の凄さを物語る短編集。警察視点ではないので、証拠が見つかっても手を出さなかったり、終わり方があっけなかったりもしますが、彼女の洞察力によって真実が2回も3回も開いていくのがいい!その結果が残酷で切なかったとしても、それを明らかにしようとする主人公に惹き付けられます。ピリッとビターな感じがたまらない秀作です!

米澤 穂信さんのおすすめ作品


ラプラスの魔女

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。ふたりの被害者に共通点はあるのか。調査のため青江が現地を訪れると、またも例の彼女がそこにいた。困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める。( 角川文庫 より引用)


未来を予測できる能力を身につけた少年と少女のお話。テーマは『脳』。序盤に色々な人たちの視点が行き交い徐々に話が見えてくると一気に盛り上がり目が離せなくなりました。人智を越えた力の話なので普通のミステリー小説とは一味違います。また、ラプラスの悪魔という有名な理論を下敷きに書かれていて、少し難しいところもありますがそこはさすがの東野圭吾さん、グイグイ引き込まれて一気に読み終えましたよ!

羊と鋼の森

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。( 文春文庫 より引用)


調律師の男の子の平凡だけど優しい成長物語。ピアノと真摯に向き合う主人公の穏やかながらも情熱溢れる懸命な姿が繊細で豊かな文章で綴られていて吸い込まれます。そしてピアノの音色をこんなにも美しい言葉で表現できるってすごい!静かで深い森にいるようなとても美しい小説でした。おすすめします。

透明カメレオン

ラジオパーソナリティの恭太郎は、素敵な声と冴えない容姿の持ち主。バー「if」に集まる仲間たちの話を面白おかしくつくり変え、リスナーに届けていた。大雨の夜、びしょ濡れの美女がバーに迷い込み、彼らは「ある殺害計画」を手伝わされることに。意図不明の指示に振り回され、一緒の時間を過ごすうち、恭太郎は彼女に心惹かれていく。「僕はこの人が大好きなのだ」。秘められた想いが胸を打つ、感涙必至のエンタメ小説。(角川文庫より引用)


声イケメン顔ブサイクなラジオDJが、バー「if」の常連達とついたある嘘を発端に謎多き女性の企てた事件に巻き込まれていくお話。 中盤あたりまでは軽快な描写で、時折吹き出してしまう程なのに後半から一気に圧倒されラストには涙…。ドタバタのネタ振りが凄かったので、どんでん返しも気持ち良かったですよ!

Killers/堂場瞬一

2014年、渋谷。東京五輪にむけ再開発が進む中、古いアパートで老人の他殺体が発見された。老人の額には“十字の傷”が付けられていた。新聞記者の河東怜司、捜査一課の生沢薫は、その傷痕より1961年から続く連続殺人事件を思い出す。この老人は何者なのか?半世紀にわたる殺人者の系譜と追う者たち。(講談社文庫より引用)


渋谷で起こった殺人事件。被害者の老人は、戦後に起こった連続殺人事件の容疑者と目されていた男だったー。渋谷周辺で起こる殺人事件を犯人側視線と刑事視線で交互に語られ、約50年に渡る殺人者と警察の攻防がリアル過ぎる街の描写とともに描かれています。殺人者に共感はできないものの50年間逃げきったストーリーが面白くて一気読み。ラストはかなりゾクッとしました…。

がん消滅の罠/岩木一麻

呼吸器内科の夏目医師は生命保険会社勤務の友人からある指摘を受ける。夏目が余命半年の宣告をした肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金を受け取った後も生存、病巣も消え去っているという。同様の保険金支払いが続けて起きており、今回で四例目。不審に感じた夏目は同僚の羽島と調査を始める。連続する奇妙ながん消失の謎。がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。( 宝島社文庫 より引用)


第15回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。専門用語が次々と出てくるわりには読みやすい医療ミステリーです。生前給付金を受け取るとがんが消滅した…。余命半年とされた4人のがんが消えた謎をがんセンター医師の夏目が追います。


医療ミステリーのトリック方法なんて検討もつきませんでしたが、緻密すぎる医療現場や、がん細胞の描写でがん治療の現状も知ることができてとても考えさせられました。ただ、登場人物の特徴が薄いのと、医学を基にした推理が進んで行く過程に中弛み感があって少し残念な気もしましたが、ラストは見事なドンデン返しで読み応えのある作品でした。

物語のおわり/湊かなえ

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。あなたの「今」を動かす、力強い物語。( 朝日文庫 より引用)


本当に湊かなえさんの作品?と思うくらい、イヤミスの女王らしからぬ読後感の爽やかな優しいお話。8編からなる連作短編集です。


物語の舞台は北海道、『空の彼方』という名もなき少女による書きかけの小説が次々と心にぽっかりと穴を持つ人達に渡り、読み手じわりじわりと好影響を波及させていきます。そして、最後に手にするのは‥という素敵な奇跡の物語。イヤなことを昇華させたときに人は前を向いて進めると気づかせてくれる作品です。こんなタイプの湊さんの作品も好きだなと思わせてもらえました。

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キャロリング/有川浩

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。
( 幻冬舎文庫 より引用)


クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖―といっても全然ほっこりしないけれども…。クリスマスの日に倒産を迎える子供服会社の大和と、子供服会社と合わせて経営する児童スクールに通う航平の、クリスマスに終わりクリスマスに始まるお話。


虐待や葛藤、色々とシビアなトッピクが取り上げられている作品で、心に傷を負った登場人物が多いのですが、根がいい人ばかりなのが救い。一般的なハッピーエンドとは言えないですが、行くべき場所があるだけで人は救われるんだと感じました。人の繋がりの大切さにも気づかされる素敵な1冊、やっぱり有川さんの作品はどれもやさしくて素敵ですね。

レオナルドの扉/真保裕一

腕利きの時計職人ジャンは突如侵攻してきたフランス軍に幼いころ失踪した父のことを話せと脅される。祖父によると父はレオナルド・ダ・ヴィンチが遺した秘密のノートの行方を知るという。仏皇帝ナポレオンは戦争に利用しようとノートを狙っているのだ。謎の修道女に助けられたが彼女にも企みが…。ジャンは知恵と勇気を胸に、隠された数々の仕掛けに挑み、強大な敵に立ち向かう!実在の手稿が題材の手に汗握る歴史冒険小説。(角川文庫より引用)


レオナルドダビンチとミケランジェロの一族、ナポレオンが300年前のレオナルドダビンチが残した発明ノートをめぐり三つどもえの争奪戦を繰り広げる冒険小説。あとがきに「昔のアニメ映画用の脚本」として書いたものをベースにしたとあり、中学生以上なら誰でも面白く読めると思います。


所々に史実が盛り込まれているせいか、もしかしたら本当にこんな出来事があったのかもと楽しく読めましたよ!スリル満点で、ワクワクできる作品です。

海よ、やすらかに/喜多嶋隆

湘南の海岸に打ち上げられた大量の白ギスの屍骸。原因を明らかにするため、藤沢市はハワイから1人の海洋研究員を招聘する。彼女の持つ“魚類保護官”という肩書きに群がるマスコミたち。それにまったく動じない浩美は、調査を開始するものの、嫌がらせの手紙が届いたり、夜中に襲われたりと、執拗な妨害に遭う。真相を追い求めた先に見えてきたものは…。魚の大量死に隠された、謎と陰謀を暴く!著者渾身の海洋ミステリ。(角川文庫より引用)


環境問題をベースにした、本格海洋ミステリー。魚の大量死、自然によるものか、環境汚染であってもそれが故意によるものか、それとも悪意によるものか…。


故郷の海を守るため、ハワイの海洋生物研究所で働く浩美は日本へと戻ってきて行政とは別に独自の切り口から「真相」に迫っていきます。結末は怖く、こんなことが現実の世界でもいつかは起こるかも知れないと感じました。サラリと読みやすいので是非読んでみて下さい。

キャプテンサンダーボルト/伊坂幸太郎・阿部和重

ゴシキヌマの水をよこせ―突如として謎の外国人テロリストに狙われることになった相葉時之は、逃げ込んだ映画館で旧友・井ノ原悠と再会。小学校時代の悪友コンビの決死の逃亡が始まる。破壊をまき散らしながら追ってくる敵が狙う水の正体は。(文春文庫より引用)


このタイトル、そしてダブルネーム!内容はと言うと軽妙な語り口と大風呂敷は伊坂幸太郎さん、緻密な描写は阿部和重さんといった印象を受けました。


強大な組織に追われ、しかしお金欲しさに逆に追いかけもする二人と一匹。序盤から伊坂さんならではの伏線が張られ、最後まで楽しめるエンターテイメントです。国家の陰謀とか壮大なテーマながら、バカバカしい会話や軽快な掛け合いが絶妙にツボをついていて読んでいて楽しくなります。本当に面白い!そして、ラストはと言うと…最高です。

甦る殺人者/知念実希人

都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容疑者を割り出すが、それは四年前に死んだ男だった…。止まない殺人劇。メディアに送りつけられる犯行声明文。これは死者の復活か。あるいは、真犯人のトリックか。天医会総合病院の天才女医・天久鷹央は事件の裏に潜む“病”を解き明かし、シリアルキラーに“診断”を下す。殺人鬼は、何者なのか。戦慄の医療ミステリー!(新潮文庫より引用)


4年前に死んだはずの男が、殺人を繰り返しているのか?現場に残されたDNAを調べた結果、死んだ人間のDNAが検出された。その男の死亡宣告をした鷹央が事件の真相を解明するために奔走するが…。


医師であり小説家である知念実希人さんによる天久鷹央シリーズ長編は、医療的な事件ではなく、猟奇的なシリアルキラーを相手に鷹央の推理が冴え渡ります。正直真相は医療関係者の方じゃないと分からないよねっていうところですが、凄いです!個人的にはシリーズの中で一番ミステリーとしての緊迫感が強くて面白かった作品です。それにしても毎回よくこんなレアな症例を見つけてきて、それに絡めた事件を考えるものです。

鍵の掛かった男/有栖川 有栖

中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。彼はスイートに5年住み周囲に愛され2億円預金があった。影浦は死の謎の解明を推理作家の有栖川有栖と友人の火村英生に依頼。が調査は難航。彼の人生の闇で鍵の掛かった状態だった。梨田とは誰か?他殺なら犯人は…驚愕の悲劇的結末!(幻冬舎文庫より引用)


火村・アリスシリーズの少し前の大阪・中之島を舞台とした長編。中之島の銀星ホテルで亡くなった一人の男の死が自殺なのか他殺なのか、調べてほしいという依頼を受けたアリスがまず地道に頑張って単独調査。徐々に徹底した秘密主義者だった死者の波乱万丈の人生と人間模様が明らかになっていきます…そして満を持して火村が登場して鮮やかに謎解き。


シリーズとしても推理小説としても、普通ではない事件へのアプローチが新鮮!犯人探しのようなものはあまりなくて、被害者と仮定される一人の男を謎といていく様子がとても楽しい!かなりのボリュームですが大満足の一冊です!

罠/西川 三郎

自動車販売会社で働く石田真人は、社内結婚の妻・紗栄子と平穏な日々を送っていた。しかし同じタワーマンションに住む玲子と出会い、人生が狂い始める。社長から支店勤務を命じられ、妻の莫大な借金が発覚。さらに本社の不正疑惑をリークしたと疑われ――。果たして石田の周りで何が起こっているのか?幾重にも張られた”罠”の目的とは。(幻冬舎文庫より引用)


みなとみらいのタワーマンションが舞台。奥底に潜む人間の欲、その欲が連鎖するいくつもの罠…サラリーマンとして平穏な人生を送る主人公とそれを取り巻く女性たち、主人公の哀れさと女性のずるがしこさ、怖さが次々と鮮明に描かれています。とても読みやすいですし、読み始めると間違いなく引き込まれる面白さ、おすすめの一冊です!

サラバ!/西 加奈子

僕はこの世界に左足から登場した――。
圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。 そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。 ( 小学館文庫 より引用)


イランで生まれ、日本帰国後、エジプトで過ごすことになった少年の誕生してから37才までの物語です。相性の悪い母と姉、空気のような父と暮らす中で、周囲を伺い波風をたてないよう無難な立ち位置を探す主人公ですが、あるつまずきをきっかけに自意識と戦わなければならなくなります。頂点からどん底へと物語が反転していく様子は面白くもあるし辛くもあって、同じような事がいろんな家庭や個人でも起きてるんじゃないかなと思います。


淡々と語られる西加奈子さんの作品ですが、生きるパワーに満ち溢れていて、『自分の信じるものを見つけなさい』という強烈なメッセージをうけとりました。登場人物の誰かに感情移入することができれば主人公とともにあたたかな結末に出会えるかもしれませんよ!

螺旋の手術室/知念 実希人

純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始めるが…。「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く、慟哭の医療ミステリー。(新潮文庫より引用)


難解過ぎず、読みやすい医療ミステリ。大嫌いな父が簡単なはずの手術で死んだ…外科医の冴木裕也は、死の謎を独自に調べ始めます。医学部教授をめぐる疑惑、末期癌の母、並行して主人公と妹の確執やその妹と婚約者、その母の話が進んでいきます。


色々な事が絡み合って親子の思いが紐解かれるお話。そして最後には驚きの真相が待っています。プロローグが病院とは無関係だったのでどう繋がってくるのか……さすがでした。

ぬばたまおろち、しらたまおろち/白鷺 あおい

両親を失い、田舎にある伯父の家に引き取られた綾乃には秘密の親友がいた。幼いころ洞穴で見つけた小さな白蛇アロウ。アロウはみるみる成長し、今では立派な大蛇だ。十四の夏、綾乃は村祭の舞い手に選ばれた。だが、祭の当日、サーカスから逃げ出したアナコンダが現れ村は大混乱に。そんななか、綾乃は謎の男に襲われるが、そこに疾風のように箒で現れ、間一髪彼女を救ったのは、村に滞在していた民俗学者の大原先生だった。綾乃はそのまま先生の母校ディアーヌ学院に連れていかれ、そこで学ぶことになるが、そこはとても変わった学校で……。(創元推理文庫より引用)


異類恋愛+全寮制魔法学校。雪女やのっぺらぼうといったお馴染みの妖怪たちが『魔女』を目指して箒で空を飛ぶというカオスで賑やかな世界観。魔女学校の非日常な描写にワクワクできるハリーポッターとRDG(レッドデータガール)を足して2で割ったような雰囲気の現代ファンタジーな物語です。


主人公・綾乃と小さな白蛇アロウの人外恋愛譚から始まるこの物語は、ジェットコースターな展開の中にも様々な伏線を見事に回収しながらハッピーエンドに着地。これはまさに和製ハリポタ!ニヤニヤしながら読みましょう。凄く面白いですよ!おすすめです。

ハケンアニメ!/辻村 深月

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。(マガジンハウス文庫より引用)


辻村さんの『愛』を感じさせる熱い熱いお仕事小説。女性が主役の連作短篇集です。アニメ制作を舞台に、全力投球する監督やプロデューサー、作画家達の活躍が描かれています。


いろいろなトラブルが盛りだくさんなのですが周囲に支えられながら一つ一つ乗り越えて成長していく様子は、読んでいて思わず涙腺が緩みました。誠実に仕事していたら、見ている人はきちんと見てくれてるってお話。読了後、幸福感で満たされるおすすめの一冊です。

辻村深月さんのおすすめ小説 6選!


銀翼のイカロス/池井戸 潤

出向先から銀行に復帰した半沢直樹は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。ところが政府主導の再建機関がつきつけてきたのは、何と500億円もの借金の棒引き!?とても飲めない無茶な話だが、なぜか銀行上層部も敵に回る。銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに?無敵の痛快エンタメ第4作。(文春文庫より引用)


やっぱり半沢直樹シリーズは面白い!お約束パターンにより、前半はとにかくヒールキャラに腹が立つばかり。怒りが沸点に達したところで猛反撃で倍返し全4作の中でもスケールが最も大きくて今回は霞が関も絡んできます。


大手航空会社の企業再生と政治と金。メインの相手は政治屋とそれに付随する弁護士。結構現実を連想させる政党とか政治家もいたりとどんどん大きな相手になっていますが、今回は、とうとう大臣まで論破した半沢にやっぱり最後はスカッと爽やかです。

アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。(幻冬舎文庫より引用)


泥棒や強盗、殺し屋などが全く登場せず、反社会要素のない『普通の人しか出てこない』6編からなる出会いをテーマにした連作短編の恋愛小説で、実際に十分あり得そうな物語。


ボクシングの試合の結果で告白しようかどうか決める人。ズボラな妻に腹を立てて出て行った几帳面な夫、銀行の通帳に記された『オレモワルカッタ』の文字。昔のイジメっ子が広告のプレゼンテーションに来る、復讐の機会到来か?みんなが幸福とまで言えなくても、少なくとも不幸ではなくなり、なんとなく良い感じの人生を送っていく感じが最高。各話の登場人物たちが時空を超えて不思議なくらい繋がっていくところは、伊坂ワールド全開でもちろん圧巻なのですが、まさか伊坂さんの作品でキュンキュンするとは…。

ミュージシャンの斉藤和義さんから歌詞の作成を頼まれた伊坂さんが、『歌詞はできないので小説を』というのがきっかけでできたおすすめの短編集。

満願/米澤穂信

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。(新潮文庫より引用)


あらゆるミステリーの賞を受賞した傑作短編集です。どの作品にも漂う拭い去れない不穏な空気、常に気がかりなことを抱えながら生きている気分にさせられるあの不快な感じは、先へ先へと読ませます。まさにイヤミス。


短篇集は長編に比べると満足感が少なくて苦手という方も多いと思いますが、こちらの『満願』は、そんな心配いりません。無駄の無い濃い作品ばかりで、どの作品も終盤まで読んで『だからかー』と思える作りと『ざわっ』とくる後味の悪さが最高に面白いですよ。

あらゆるミステリーの賞というのは、山本周五郎賞(新潮社)受賞、直木三十五賞(文藝春秋)候補、ミステリが読みたい!(早川書房)1位、このミステリーがすごい!(宝島社)1位、週刊文春ミステリーベスト10(文藝春秋)1位、本屋大賞(NPO法人 本屋大賞実行委員会)7位…凄い。

米澤穂信さんのおすすめ作品


イノセント・デイズ/早見和真

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。(新潮文庫より引用)


死刑判決を受けたひとりの女性の過去を、色々な人の視点から回想していく物語。『読後あまりの衝撃で3日ほど寝込みました』と帯にもあるのですが、 3日は言い過ぎにしても読後の罪悪感・無力感が半端のない1冊。


元カレの妻と子供2人を放火で殺害したとして死刑が求刑された田中幸乃。彼女がどんな人間だったのかが語られてゆき、今回の事件について考えさせられていく展開…犯人のその後及び償いに焦点をあてたとにかく切ない作品です。あらすじでも紹介されている通り『筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた』ミステリー、最初から最後まで引き込まれ続けます。

夏の祈りは/須賀しのぶ

文武両道の県立北園高校にとって、甲子園への道は遠かった。格下の相手に負けた主将香山が立ち尽くした昭和最後の夏。その十年後は、エース葛巻と豪腕宝迫を擁して戦った。女子マネの仕事ぶりが光った年もあった。そして今年、期待されていないハズレ世代がグラウンドに立つ。果たして長年の悲願は叶うのか。先輩から後輩へ託されてきた夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説の傑作。(新潮文庫より引用)


何代にも渡る県立北園高校の夏。甲子園出場を期待されるものの、なかなか達成できない野球部の物語。高校の野球部を舞台にしながら、誰もが共感できる感情が織り込まれています。


5話からなる連作短編集で、各話とも舞台は同じなのですが、登場する世代が10年間隔位で異なります。先輩から後輩へ託されてきた夢と、それぞれの熱い夏が描かれる爽やかな青春小説で、色々な登場人物を通して、共通の悲願に向けて突き進む姿を見ることができて、積み重ねてきた重みの先にある結末にはぐっと来るものがあります。爆笑しながら感動の涙を流せるおすすめの一冊ですよ。

こちらの作品は、偶然にも埼玉県を舞台にした物語なんですよ。埼玉代表 花咲徳栄高校優勝おめでとう!!

天盆/王城夕紀

蓋の国を動かすのは、盤戯「天盆」を制した者。人々は立身を目指し研鑽に励むが、長い間、平民から征陣者は出ていない。そんな中、貧しい十三人きょうだいの末子・凡天が激戦を勝ち進み―少年が歴史に挑むとき、国の運命もまた動き始める。圧倒的疾走感で描き出す放熱ファンタジー!(中公文庫より引用)


将棋に似た盤上遊戯『天盆』を制する者が国を動かすという架空の国でのお話。貧しい13人兄弟の末っ子・凡天は10歳ながらも天盆にのめり込んでいき、異様な強さで難敵を倒していきます。ですが権力者に睨まれて少しずつ追い詰められてゆくその家族…。


頂点を目指す天盆を巡る戦いはどんどん熱くなっていって、劣勢を覆し上り詰めてゆく戦いぶりは痛快の一言。凡天一家の家族愛や天盆の白熱する試合ぶりに引き込まれること間違いなしの魅力あるファンタジー小説。もちろん将棋が分からない方でも問題なく楽しめますよ。

こちらの作品の最大の魅力は、勝負の勝ち負けというよりも、勝負を通じて観戦している人達の心の動きを描いているので、自分も一観戦者として熱くなれる事だと思います!

君の膵臓をたべたい/住野よる

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!(双葉文庫より引用)


病を心に秘めながらも天真爛漫に生きる咲良、彼女とは真逆で物静かで捻くれた、人を避けて歩く僕。僕らが必然的に出会った事に気がつき、心の中の彼女の存在の大きさを知った時、彼女はいない…。号泣しすぎて頭が痛くなる恋愛小説です。


余命1年…前向きで明るい桜良のセリフや行動から感じる死への恐怖と覚悟。自分とは正反対の彼と無意識に惹かれ合う恋心。それを知ったとき『君の膵臓を食べたい』のタイトルに込められた思いに気づき感動しすぎ。心に沁みるおすすめの一冊です。

あとがき

文庫化されたばかりのおすすめの小説をご紹介してきました。どの作品もとても面白くて、物語の世界にどっぷり引き込まれる作品ばかり、読み始めると手が止まらなくなるはずですよ!これからも素敵な文庫本を随時追加して行く予定です。気になる作品が見つかれば是非一度手に取ってみて下さいね。

おすすめのミステリー小説 50選!


おすすめの面白すぎるミステリー小説!人気・話題作から厳選してご紹介


天地がひっくり返るほどの衝撃のラスト、鳥肌が立つ程の素敵な展開、一度読み始めるとページを捲る手が止まらない!そんなおすすめの面白いミステリー小説を人気作・話題作・新作から厳選してご紹介していきたいと思います。簡単な感想を添えていますので、気になる作品があれば是非読んでみて下さい。

おすすめの面白いミステリー小説 厳選20作品

それではおすすめの面白すぎるミステリー小説をご紹介していきたいと思います。どれも読みやすい良作・傑作ばかり!是非お気に入りの一冊を見つけ出して下さい。それではごゆっくりとお楽しみくださいね。

彼女は戻らない

彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された“因果律”の鍵を握るのは、一体誰なのか―章を追うごとに出来事の“意味”が反転しながら結ばれていく。数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化した長編小説。(宝島社文庫 より引用)


雑誌編集社で勤める女性が 人気ブロガーに批判的なコメントを入れた事がきっかけで、自分の過去のブログを匿名掲示板に晒され、追い詰められて行く羽目に…匿名で誰かに悪意を向けることの怖さと軽い気持ちが人を追い詰める皮肉が描かれています。


お互いにエスカレートしてどうなることかと思っていたら、後半は震える程のどんでん返しの連続!しかも天地がひっくり返っても、前半の生活感あふれるサスペンスが台無しにならないところが凄い!とても怖くて、とても面白い作品でした。

虚像のアラベスク

創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に公演中止を要求する脅迫状が届いた。海外の要人が鑑賞を予定していることが判明し、海埜警部補が専従班として警護に当たることに。芸術知識と推理力で数々の事件を解決してきた甥の“芸術探偵”瞬一郎と通し稽古に向かうと、演目の『ドン・キホーテ』は危険なシーンばかり。万全の警備態勢を整えるが、海埜はある絶対的な不安の原因に気づいてしまった―。緊張の中、幕があがる!(「ドンキホーテ・アラベスク」)舞台で渦巻く疑念があなたを幻惑する書き下ろしミステリ中篇集。( KADOKAWA より引用)


中編2作と超短編1作からなる作品。1章では、バレエがテーマの優美なミステリを楽しんでいたのに、2章目の途中から雰囲気も様子もガラッと変わります。


読み終えた頃にはバレエの事は忘れてしまいそうな感じ。とにかく何も考えずに最初から順序通り読み切りましょう。一生懸命読めば読むほどその後とっても楽しめますよ!おすすめします!

祈りのカルテ

諏訪野良太は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修中で、内科、外科、小児科、産婦人科など、様々な科を回っている。ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷で刻まれていた。離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか…。(「彼女が瞳を閉じる理由」)初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人、循環器内科に入院中の我が侭な女優…。驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。ふと気づけば泣いていた。連作医療ミステリ。( KADOKAWA より引用)


刺激は控えめで優しく緩やかに進むストーリーなので好みは分かれそうな連作短編医療ミステリー。


「人の心に寄り添い過ぎる」研修医・諏訪野良太が患者の病と心を看つつどこの科で医師として働いていくのかを決める過程にちりばめられたミステリー要素で、ぐいぐいと読ませます。根底にある人の優しさを「病気」を通じて紐解いていくようなお話です。

屍人荘の殺人

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け―。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった…!!究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!(東京創元社より引用)


2017年ミステリランキング三冠!「読んだことのないミステリーを」と書き上げたという本作ですが、ここまでとは。


斬新なクローズドサークルに驚き、結末も予想以上に衝撃的。予想外の状況に頭の整理が追いつきませんでした。しかもデビュー作との事で、さらに驚きです。設定上、本格ミステリーの中では異彩を放っていますが、めちゃくちゃ面白かったおすすめの傑作です。

このミステリーがすごい!2018年版【国内編】ベスト10作品


名探偵は嘘をつかない

「ただいまより、本邦初の探偵弾劾裁判を開廷する!」彼が本当に嘘をついていないのか、それは死者を含めた関係者の証言によって、あきらかにされる!名探偵・阿久津透。その性格、傲岸不遜にして冷酷非情。妥協を許さず、徹底的に犯人を追い詰める。しかし、重大な疑惑が持ちあがった。それは、彼が証拠を捏造し、自らの犯罪を隠蔽したというものだった――。(光文社より引用)


探偵の弾劾裁判を舞台に未解決事件の真相に迫っていく筆者デビュー作の本格ミステリー。語り口はライトで読みやすい作品です。


伏線を溜めに溜めて一気に真相を放出する『屍人荘の殺人』に対して、こちらの作品は一つの謎が明かされることで、事件の様相が一変し、また新たな謎が湧きあがるとても複雑な構成。これを見事に描ききり、トリックも満載で最後まで飽きさせませんでした。

アルバトロスは羽ばたかない

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。これは単なる「不慮の事故」なのか? だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。( 創元推理文庫 より引用)


児童養護施設が舞台の連作ミステリー『七つの海を照らす星』の続編、瑞々しくも哀しい物語。児童養護施設の保育士が謎解きをする春、夏、秋、晩秋の話と、その学園の生徒が通う高校で起きた冬の転落事故。


綿密に張り巡らされた2つの軸と四季を通した叙述トリックです。そのどんでん返しっぷりは想像の遥か上で、ものすごい衝撃にクラクラしました。こちらの作品、前作から順番に続けて読むことを強くおすすめします。

かがみの孤城

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 (ポプラ社より引用)


個人的に大好きな作家、辻村深月さんの『かがみの孤城』は、些細なことで、学校での居場所を無くし、行けなくなってしまった少女こころが主人公。部屋の鏡の中に引き込まれ出会った、同じように学校に行けない少年少女たちと…あっという間に物語の世界に入り込んでしまいます。


最後の100ページくらいからは鳥肌がたちっぱなし。特別でない普通の子をこんなに素敵な物語にする力のある辻村さんはやっぱり凄い!色々な世代の人に読んでもらいたいおすすめの作品です。

辻村深月さんのおすすめ作品


希望が死んだ夜に

14歳の女子中学生が、同級生を殺害した容疑で逮捕された。少女は犯行を認めたけれど、動機は語らない。果たして真相は…。メフィスト賞作家が描く、社会派青春ミステリ。( 文藝春秋 より引用)


天祢さんの新境地とも言える社会派ミステリー。14歳の2人の少女。一人の少女が遺体で発見され、もう一人は「私が殺しました」と主張しますが、動機については口を閉ざす…2人に何があったのか?


ミステリー小説というジャンルを超えて、現在の日本が直面している社会問題に鋭く切り込んだ特に貧困問題について考えさせられる良作です。もちろんミステリーとしても一級品で、特に終盤のどんでん返しの連続技はお見事!

13・67

現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(14年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデェンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。 (文藝春秋より引用)


大傑作との呼び声も高い香港を舞台にした全6編からなる本格ミステリ連作短編集『13・67』。読み始めると冒頭作の一捻りを効かせた安楽椅子探偵的な趣向にまず驚かされます。


その後も、香港の歴史や社会を背景にマフィア物や誘拐物、本格ミステリーらしく鮮やかな解決に至る面白さや、アクションもありとバラエティに富んでいます。しかもどの短編もそれだけで長編になり得るような秀逸さ。あらゆるミステリージャンルの垣根を越えた大傑作『13・67』についてはこちらで詳しくご紹介しています。

おすすめ!『13・67』は読みごたえ抜群の大傑作!


仮面の君に告ぐ

涌井和沙は、気がつくと病院のベッドにいた。戸惑ううちに、「モリさん、目が覚めたんですね」と看護師から声をかけられる。鏡をのぞいた和沙は驚愕する。そこに映っていたのは赤の他人―森千鶴だった。パニックになった和沙は、恋人の早田慎介を頼ろうとするも、彼は自分に気づいてくれない…。胸が押し潰される中、追い打ちをかけるように新たな事実が判明する。一年前、和沙は何者かに殺害されたというのだ。千鶴の弟・潤の力を借り、少しずつ事態を把握していく和沙だったが、慎介が不穏な動きを見せ始め…。カップルに訪れた奇跡の十日間。真相に思わず“震える”再読必至のミステリー!( 講談社 より引用)


どんでん返しとはまた違ったラスト…殺された女性の意識が、一年後に昏睡状態から目覚めた別の女性の肉体に宿りかつての婚約者に会いに行くというファンタジーミステリー。


婚約者に近づくもなかなか彼に真相を告げられない女性と、彼女を殺した犯人への復讐を目論む婚約者という二つの視点で交互に物語が進みます。そして!このラストは賛否分かれる気がします…。

海よ、やすらかに

湘南の海岸に打ち上げられた大量の白ギスの屍骸。原因を明らかにするため、藤沢市はハワイから1人の海洋研究員を招聘する。彼女の持つ“魚類保護官”という肩書きに群がるマスコミたち。それにまったく動じない浩美は、調査を開始するものの、嫌がらせの手紙が届いたり、夜中に襲われたりと、執拗な妨害に遭う。真相を追い求めた先に見えてきたものは…。魚の大量死に隠された、謎と陰謀を暴く!著者渾身の海洋ミステリ。(角川文庫より引用)


環境問題をベースにした、本格海洋ミステリー。魚の大量死、自然によるものか、環境汚染であってもそれが故意によるものか、それとも悪意によるものか…。


故郷の海を守るため、ハワイの海洋生物研究所で働く浩美は日本へと戻ってきて行政とは別に独自の切り口から「真相」に迫っていきます。結末は怖く、こんなことが現実の世界でもいつかは起こるかも知れないと感じました。サラリと読みやすいので是非読んでみて下さい。

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

全人類がウイルスに侵され、死ねば誰もが活性化遺体になる世界。家畜ゾンビが施設で管理され、野良ゾンビが徘徊する日常のなか、とある細胞活性化研究者が、密室の中で突然ゾンビ化してしまう。彼はいつ死んだのか?どうやってゾンビになったのか?生者と死者の境目はどこだったのか?騒然とする現場にあらわれたのは、謎の探偵・八つ頭瑠璃。彼女とともに、物語は衝撃の真相が待ち受けるラストへと加速していく。世界もキャラクターもトリックも真相も予測不可!極上のゾンビ×ミステリー、開幕。(一迅社より引用)


死んだ人間が活性化遺体になる世界で起こる殺人事件に女探偵が挑むミステリー。設定の奇抜さを除けば結構王道な作品でした。


作中の描写はゾンビ物なのでそこそこグロめで全然爽やかじゃないんですがコミカルな文章に中和されていて読みやすいですし、後味もとても良い作品です。

ホワイトラビット

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。(新潮社より引用)


ちょっと間抜けな泥棒と人質立てこもり事件…相変わらず素敵な伊坂ワールド!序盤は、時系列が前後したり最初から登場人物が次々と出て来て追いかけるのが大変ではあるものの、作者目線で語られる会話中心の物語で案外サクサクと読めます。


そして途中からは、一気にドバッと怒涛の展開で楽しめます!主要人物の殆どが法を犯しているのですが徹底的に悪い人だけ滅びる爽快感も最高!ワクワク・ニマニマの止まらない傑作です。

Y駅発深夜バス

運行しているはずのない深夜バスに乗った男は、摩訶不思議な光景に遭遇した―奇妙な謎とその鮮やかな解決を描く表題作、女子中学生の淡い恋と不安の日々が意外な展開を辿る「猫矢来」、“読者への挑戦”を付したストレートな犯人当て「ミッシング・リング」、怪奇小説と謎解きを融合させた圧巻の一編「九人病」、アリバイ・トリックを用意して殺人を実行したミステリ作家の涙ぐましい奮闘劇「特急富士」。(東京創元社より引用)


軽く読める5話の短編集。でも、中身は粒揃い!怪奇系、読者への挑戦状、学園もの、倒叙もの、アリバイものなど幅広いジャンルで、本格ミステリー的なしっかりとした推理が土台にある作品が揃っています。


作者さんは、本当にミステリーに深い愛情を抱いているのだなと感じさせる作品揃いで、個人的には時刻表にない深夜バスに乗った主人公の体験した不気味な話『Y駅発深夜バス』と、手足が取れる謎の奇病を描いた『九人病』の怪奇系2作が特にお気に入りです。

盤上の向日葵

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。それから四か月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは―!?(中央公論新社より引用)


将棋を絡めて、人間模様を描くミステリー。時価600万円は下らない初代菊水月の将棋駒と共に埋められた遺体の遺棄事件を追う刑事と異例の天才棋士の幼少期、2つの時間軸を交互に描きどう交わるのかを楽しむ作品。


将棋に関してほとんど素人の私でも盤上に命を賭ける真剣師の戦いに高揚し、棋譜なんか分からなくてもドキドキ。そして段々と犯人に近付いていく感覚にワクワク。最後まで凄く楽しめましたし、題名の意味の切なさも心に残る作品でした。エンディングはまるで映画の様で味がありましたよ!

護られなかった者たちへ

仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。(NHK出版より引用)


刑務所出所者の社会復帰の難しさ、東北震災復興現場の現実など貧困問題を絡めながら描くミステリー。


法律の矛盾を突いて、その先に起きた哀しい犯罪で、私たちに世の不条理を訴える作品。とても重いテーマですが読みやすく一気読み。メッセージの深さと重さに加えて、最後に放たれる真実には言葉を失いました。

崩れる脳を抱きしめて

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか? ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?( 実業之日本社 より引用)


父親に捨てられ借金を背負い、金の亡者となった研修医の主人公と、脳腫瘍で余命短い資産家の患者との物語。心に傷を持つ2人がお互いの傷を癒す為、謎解きをして距離を縮めていくのですが…。


温かい雰囲気でちょっと切ない展開の前半、それが後半に入ってからは、ミステリー要素満載で2転3転の展開となりとても楽しめました。私も本の帯に書いてある通り、しっかり3回騙されました!謎を解いていきながら心も温かくなる素敵な作品ですよ。

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神の値段

マスコミはおろか関係者すら姿を知らない現代芸術家、川田無名。ある日、唯一無名の正体を知り、世界中で評価される彼の作品を発表してきた画廊経営者の唯子が何者かに殺されてしまう。犯人もわからず、無名の居所も知らない唯子のアシスタントの佐和子は、六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか―。( 宝島社文庫 より引用)


「このミス大賞」受賞、謎多き芸術家の絵と、それに魅せられた人達を描く芸術ミステリー。メディアどころか関係者の前にすら姿を表さない有名人気画家「川田無名」の専属画廊で働く主人公が、上司である画廊オーナーの殺された事件の手がかりを辿っていく物語。


美術市場の表と裏の世界も描かれていて、絵とは無縁な私でもどこかハラハラドキドキさせられました。ラスト直前まで謎が明かされないまま終わるのではという不安もよぎりましたが、怒涛の謎解きでフィニッシュ。一気に読んでしまいますよ!

風神の手

彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された“因果律”の鍵を握るのは、一体誰なのか―章を追うごとに出来事の“意味”が反転しながら結ばれていく。数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化した長編小説。( 朝日新聞出版 より引用)


1つの嘘が未来の誰かの運命を変え得ることがある。遺影写真専門の写真館を舞台に数十年にわたる過去と現在の物語。 写真館で見つけた1人のお年寄りの遺影写真から話は広がっていきます。本作では、もちろんミステリー要素はあるのですが、人の内面や心の動きに重きが置かれています。


ほんの少しの繋がりが、奇跡のように絡み合っていく連作短編集となっていて、各短編にさり気なく配された伏線が、最後に巧に回収され1つの物語となる時の爽快感とホッと温かい感覚はとても心地好くて余韻の残る作品でした。

未必のマクベス

IT企業Jプロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、帰国の途上、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる―「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港の子会社の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして、痛切なる恋愛小説。( ハヤカワ文庫JA より引用)


エリートサラリーマンが海外赴任先で企業の陰謀に巻き込まれる話。企業、殺人、裏社会、恋愛、紀行小説と入り乱れていてかなり難解、さらに600ページという厚さに圧倒されながらも、語り口は穏やかでむしろ読みやすい。 読み始めるとぐいぐい引き込まれる傑作です。マクベスを知らなくても楽しめますよ。

あとがき

おすすめの面白いミステリー小説をご紹介しました。人気作品や話題作品は少し乗り遅れてしまうと読まず嫌いなんてこともありがちですが、やっぱり凄く面白い!少しでも気になる作品が見つかれば是非読んでみて下さいね!絶対満足出来ると思いますよ。

おすすめのミステリー小説 50選!


悶絶!おすすめ青春ラブコメ漫画 からかい系漫画でニヤニヤが止まらない!


読み始めるとニヤニヤしてしまうシーンが満載の青春ラブコメ、からかい系漫画。からかい上手の高木さんなど今や大人気となっていますよね。今回は、ニヤニヤ出来るおすすめの漫画を厳選してご紹介していきたいと思います。随時追加・更新もしていく予定ですので是非お気に入りの1冊を見つけて下さい。

おすすめの青春ラブコメ漫画・からかい系漫画

それではここから悶絶間違いなし!おすすめの青春ラブコメ漫画、からかい系漫画を厳選してご紹介していきたいと思います!あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい。

やんちゃギャルの安城さん

からかい系の基本フォーマットにギャルとお色気を混ぜた新基軸ラブコメ。


出典:©︎ やんちゃギャルの安城さん

真面目でクラスの中でも目立たない瀬戸くんには、なぜかいつもイケてるギャルの安城さんがいちいちエロく絡んでくる。 いつもギリギリでドキドキする思春期ぴちぴちラブコメディ!( ヤングキングコミックス より引用)


クラスの隅にいる真面目で不器用な瀬戸君が誘惑上手ギャルの安城さんに絡まれてからかわれて迫られてドキドキしまくる日常を描いた正統派のラブコメ。


なんといっても安城さんの距離感の詰め方が良い!もうニヤニヤしちゃいます。巻末で瀬戸くんにはちゃんとした「かまわれる」深い理由があることもわかりますし、安城さんも本質がしっかりしてたりと意外な面が多くある魅力的なおすすめ作品です。


からかい上手の高木さん

高木さんのからかいにとても愛情を感じてついついニヤニヤ。


出典:©︎ からかい上手の高木さん

照れたら負けの全力青春バトル! いっつもオレをからかってくる 隣の席の高木さん。 だけど見ていろ、今日こそは必ず 高木さんをからかって 恥ずかしがらせてやる!!( ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル より引用)


隣の席の高木さんにいつもからかわれている西片くん。 なんとか高木さんに仕返ししようと頑張るのですが、いつも高木さんが一歩上回っていて…。


高木さんの掌で慌てふためく男子の日常。 コマ割りとか間合いの取り方とか表情とかが素晴らしくて心に染みます。ニヤニヤしてしまうシーンがあまりに多いので、人前で読むときには注意が必要ですよ!


イジらないで、長瀞さん

隠さないし誤魔化さない、そして逃がさない!イジりからのラブラブ関係。


出典:©︎ イジらないで、長瀞さん

「後輩の女子に泣かされた……!!」ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた! 先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──『長瀞さん』! 憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。( 講談社コミックス より引用)


女性慣れしてない先輩を後輩女子の長瀞さんがいじり倒す漫画。主人公が無抵抗な超ドM体質な分、振り幅が大きすぎていじめてるようにも見えるので、好き嫌い分かれそう。


からかい上手の高木さんに影響された人がこの作品を買うと多分凹まされると思います。…が、一部の人はどっぷりハマりそう。 読み進めて、実は長瀞さんも恥ずかしがってるという背景が分かってくると、とってもフェチ色の強いイチャイチャ漫画に!


五等分の花嫁

借金返済のため五つ子の家庭教師になった主人公ですが、どの女の子もやる気が無いため一人一人解決していくラブコメ。


出典:©︎ 五等分の花嫁

貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!( 講談社コミックス より引用)


経済的苦境の主人公が五つ子の家庭教師をするラブコメ。話題になってただけあってかなり面白い!自然体な長女、お嬢様でツンデレな次女、不思議で寡黙な三女、天真爛漫な四女、生真面目な五女。どの子もいいキャラクターでなんですが揃いも揃って勉強嫌い。彼女たちに振り回される主人公も面白い!


なんといっても安城さんの距離感の詰め方が良い!もうニヤニヤしちゃいます。巻末で瀬戸くんにはちゃんとした「かまわれる」深い理由があることもわかりますし、安城さんも本質がしっかりしてたりと意外な面が多くある魅力的なおすすめ作品です。


渡くんの××が崩壊寸前

さまざまな秘密を持った男女が織りなす日常崩壊ラブコメ。


出典:©︎ 渡くんの××が崩壊寸前

年前に両親を亡くし、叔母の家で妹とともに暮らすシスコンの高校生・渡直人。恋愛も部活もバイトもせず、妹のことを最優先に考えて行動をする生活を送っていたが、かつて恋心を抱いていた幼なじみの紗月が隣のクラスに転校してきて、直人の平穏な日常が一変する。( カドカワコミックス・エース より引用)


ヤンデレ幼なじみの出てくるラブコメ…そういう括りだけでは語れない、異様さや不穏さが作品を貫いています。


いい具合にみんな歪んでいて、危うく繋がっていて、ほんの少し踏み外すだけで崩壊しそう…続きがかなり気になる不安定さです。


まとめ

おすすめの青春ラブコメ漫画、からかい系漫画を厳選してご紹介してきました。どの作品も面白くてニヤニヤ・ドキドキできる素敵な作品ばかりです!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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ジャンル別おすすめ漫画 厳選50作品!【2018年版】

それでは間違いなく面白いおすすめの漫画 2018年版ををジャンル別に人気作、新作から厳選してご紹介していきたいと思います!あらすじとレビューも記載していますので参考にしてみて下さい。ちなみに掲載の順番はランキング形式ではありません。それではどうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

超おすすめ漫画

まず最初にジャンルを超えて個人的に絶対読んでみて欲しいイチオシ漫画をご紹介します。自信を持っておすすめ出来る良作です!

ブルーピリオド


出典:©︎ ブルーピリオド

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!(アフタヌーンKCより引用)


器用貧乏で特に打ち込めるものが無かった八虎が絵に出会い熱中していく異色の現代美術+受験モノ。未体験の感覚に触れて視野の広がる楽しさ、描けない悔しさなど美術を巡る様々な感情が存分に描かれていてとにかく熱くなれます!絵なのに!もの凄く面白いおすすめ作品。


しったかブリリア


出典:©︎ しったかブリリア

「イキれ…そなたは美しい」。大学2年の白浪理助は、知ったかぶりで大学内の人望を集めている。彼の前に、新入生・濱崎みなとみらいが現れる。機転を利かせて彼女の信頼を得、頼りになる先輩という地位を手に入れた理助だが、さらに高校時代に失恋相手、加古川姫姫が現れ……? なぜか知ったかぶりしてしまう男女の恋と笑いのバイオレンスギャグ!( アフタヌーンKC より引用)


「出来るって言い切らなきゃそもそも人間は始まらないんだよ!!」並ならぬ知ったかぶりとそれに裏打ちされた努力で肩書を誇張する大学生・白浪理助と理助が恋した後輩・濱崎みなとみらいのマウンティングの取り合いが凄く面白い心理戦ラブコメ。このやり取りずっと見ていたくなります。


来世は他人がいい


出典:©︎ 来世は他人がいい

極道の家で生まれ育った女子高生、染井吉乃。家庭環境は特殊でも、おとなしく平穏に日々を過ごしてきた。婚約者の深山霧島(みやま・きりしま)と出会うまでは――!デビュー作『春の呪い』で「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)2位にランクインした小西明日翔の最新作。はみ出し者たちが織りなす、スリルと笑いが融合した極道エンタメがここに誕生!!(アフタヌーンKCより引用)


小西明日翔さんの作品は、ストーリーは痛いんですが絵がライトで読みやすい!このバランスが癖になります。一見好青年なヤクザの義孫・霧島は底の見えない歪んだ性格の持ち主。そして比較的常識人なヤクザの娘・吉乃も自分の腎臓を売ったりと思い切ったところがあります。そんな普通じゃない2人のいびつな愛の形が最高に面白い!この2人がイチャイチャする日は来るのでしょうか?


ロマンスの騎士


出典:©︎ ロマンスの騎士

おっさん騎士がヘタレ中学生に転生!?頑固なおっさん騎士・ジャックが、前世の記憶をもったまま中学生・木葉野巡(こはの・じゅん)に生まれ変わちゃった!生死を懸けた「決闘」がルーツの競技・フェンシングの出会い、目指すは自身を殺した仇との再戦!しかし憎き運命の相手は戦意を失くしていて…?現代のドン・キホーテが新地平を切り開く、スポーツ英雄譚!( 裏少年サンデーコミックスより引用)


何事もやる気のない中学生が突然フランス重騎士の前世の記憶を思い出して、自分の仇とフェンシングで再戦に臨む物語。突如前世の記憶を甦らせてからはフェンシング題材のスポーツ漫画が名誉にまつわる物語へと鮮やかに転身します。アクセントの付け方が面白くて、作世界に一瞬で引き込ませる魅力ある作品。


マグメル深海水族館


出典:©︎ マグメル深海水族館

マグメル深海水族館は、東京湾の水深200メートルにある世界唯一の水族館。ここでは、深海に潜む生き物たちを身近に観察することができる。清掃員のアルバイトとして働くことになった天城航太郎は、深海生物が大好きで、少し引っ込み思案な青年。ある日、館長の大瀬崎湊人に出会ったことで、彼の人生に変化が訪れる――。深い海の底で生きる深海生物たちの魅力とひとりの青年の成長を描く、心あたたまる物語が始まる。( BUNCH COMICS より引用)


水深200メートル、電車一本で行ける世界初の深海水族館にあこがれて清掃員になった航太郎。深海生物とも周りの人達とも触れ合いが増えて…。


丁寧に描かれる深海の生物とそれに関わる人々をゆっくりとしたテンポで描いてものすごく癒されます。各話で登場する深海生物の解説も面白くて、なんとなく名前は知っている生物たちについて知ることができるのでそういう面でも楽しむことができますよ! 深海好きさんには是非とも読んで欲しいニッチな趣味の漫画。


SF・ファンタジー・異世界


まずはSF・ファンタジー、そして最近特に人気の高い異世界モノからおすすめの作品をご紹介していきたいと思います。

Dr.STONE


出典:©︎ Dr.STONE

一瞬にして世界中すべての人間が石と化す、謎の現象に巻き込まれた高校生の大樹。数千年後──。目覚めた大樹とその友・千空はゼロから文明を作ることを決意する!! 空前絶後のSFサバイバル冒険譚、開幕!!(ジャンプコミックスより引用)


科学大好き少年が文明が崩壊した世界を一から立て直していこうというお話。文明を復興させようとする千空たちと、文明に汚されない無垢な世界のままに留めようとする師子王との対立を軸として、チートな知力をもった者同士の、知恵の限りを尽くした戦いが描かれていてワクワクしっぱなし!物凄くテンポが良くてページをめくるたびにドンドンと話が先に進んでいくので、夢中になって読めますよ。


デビルズライン


出典:©︎ デビルズライン

都会の喧騒の裏で連続発生する吸血殺人。ある日、恋愛に疎い大学院生・平つかさは、自分にじっと向けられた男の視線に気づく――。愛と欲望、暴力と献身が交錯するダークファンタジー!(モーニングKCより引用)


現代異能バトルといった感じで恋愛中心。時々グロいシーンもありますし、重苦しいストーリー展開ですが、安斎とつかさのもどかしい恋愛模様にキュンキュンします。吸血も重要なウェイトをしめているのが良い!

約束のネバーランド


出典:©︎ 約束のネバーランド

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?(ジャンプコミックスより引用)


このマンガがすごい男性部門1位作品『約束のネバーランド』は、表紙の可愛さと違い、中身はかなりのダークファンタジー。孤児院で幸せに暮らしていた子供達はある日自分達が食用に飼育されている事実を知り、37人全員での脱走を試みる…。無謀にも思える計画に秀才の主人公達が挑みます!どんでん返しが多くて凄く先が気になる展開、ゾクゾクしながら楽しめますよ。

オキテネムル


出典:©︎ オキテネムル

突如、現れた謎の寄生生物。寄生した人間を奇妙でおぞましい姿に変化させ異常な行動をとらせるという…。一方、高校生・カナタの通う学校では商店街で目撃されたという“人喰いキリン男”のウワサが広まっていた。それは、想像を絶する惨劇の始まりだった。謎の核心となる“オキテネムル”とは?カナタは奇妙な戦いに身を投じることになる……!(漫画アクションより引用)


謎の寄生虫に取り付かれると頭がキリンを始め色んな動物の頭と入れ替わって人間を襲う。主人公・カナタは感染者のしるしを見る能力「オキテネムル」を持っていて、外部情報調査局のシキ達と手を組み、その力を使って感染を食い止めようとします…グロいシーン多めですが、人の頭が異形に変するインパクトや主人公の不思議な力の描写で畳み掛ける様に読ませます。

将国のアルタイル


出典:©︎ 将国のアルタイル

犬鷲使いの少年将軍、乱世に挑む!二大国家を揺るがすエキゾティック英雄譚!――かねてより対抗してきたトルキエ将国とバルトライン帝国。ある夜、帝国の大臣が暗殺され、2つの国は一触即発状態に!開戦を望む将軍たちの中、マフムートは暗殺の裏に潜む事実に気付く!!国を守り、人を信じ、動乱を平和に導くため、若き少年将軍マフムートの戦いが、今、ここに始まる!!(アクションコミックスより引用)


2国間の戦争を舞台にしたファンタジー。架空の世界の「将国」の将軍が主人公です。個人的に話が点と点で語られていた序盤は正直辛かったのですが、線として繋がり流れが見えてくる辺りからかなり面白くなりました。騙されたと思って是非3巻まで読んでみてください!

宝石の国


出典:©︎ 宝石の国

今から遠い未来、宝石のカラダを持つ28人は、彼らを装飾品にしようと襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。(アフタヌーンKCより引用)


アニメがかなりの評判だった『宝石の国』は、人の姿を取った宝石たちの、残酷で優しい物語。独特のタッチで描かれるダイナミックで繊細な戦闘シーンは圧巻。おちゃめな宝石も多くて可愛いんですが、独特の世界観は人を選びそうです。きらびやかな宝石達が主役なのでカラーで読みたいのが正直なところです。

ノラガミ


出典:©︎ ノラガミ

神さまを拾いました。――いたいけな女子中学生が道ばたで出会った、住所不定無職・自称[神]なジャージのひと。ガサツで気分屋でヘタレ、ろくに祈願もきいてくれないが、一つだけ能があった。此岸と彼岸とその狭間――世の有象無象すべてを、ぶった斬ること!!(講談社コミックプラスより引用)


いつかお社を持ちたい無名の神様・夜トと、生きたまま妖になったひより、夜トの神器になった雪音の物語『ノラガミ』。布教活動と称してトイレにちまちまと連絡先を書いたり、依頼料が5円だったり、ジャージだったりと普段は割といい加減に見える夜トですが、戦うときはかっこいい!神話や神様の出てくる話が好きな方はかなり楽しめると思います。

異世界居酒屋「のぶ」


出典:©︎ 異世界居酒屋「のぶ」

古都アイテーリアの裏路地に繋がった、居酒屋「のぶ」。異世界の住民達は、馴染みのない異国風の料理と冷えた「トリアエズナマ」のあまりの美味さに次々と虜になっていくのだが…!?異世界グルメファンタジー開幕!( KADOKAWAより引用)


和食店が中世西洋風の世界につながっている異世界グルメ漫画。料理が美味しそうなのはもちろんのこと、食べる人の反応がとても良い!食べる前は懐疑的だったのが、店を出る頃にはみんな笑顔になってるのにほっこりします。異世界住人が日本の料理ウメーと持ち上げてくれる漫画です。

蜘蛛ですが、なにか?


出典:©︎ 蜘蛛ですが、なにか?

女子高生だった私が目覚めると…何故か異世界で「蜘蛛」に転生していた! 種族底辺の蜘蛛として迷い込んだ先は毒ガエル・大蛇・果ては龍も跋扈する最悪ダンジョン!?メンタル最強女子が生き抜く迷宮生存戦略!!( 角川コミック・エースより引用)


女子高校生が蜘蛛に転生する話。面白いんですが昆虫とハ虫類系きらいな人は絶対無理ですね…。主人公の転生先がただの蜘蛛なので、その限られた能力内での戦いからスタート!成長がわかりやすくて良かったです。こつこつレベルアップ系のRPG感覚な作品です。

オーバーロード


出典:©︎ オーバーロード

オンラインゲーム「ユグドラシル」サービス終了の夜、名残を惜しむためログインしていた主人公は異世界に飛ばされてしまう。見た目は骸骨!?最強で魔法使い!?おまけに悪役――!?カリスマ世界征服物語、開幕。( 角川コミックス・エースより引用)


行き先は自分がプレイしていたネトゲの世界。オンラインゲームのサービス終了日、最後の瞬間を迎え現実に戻るはずだった主人公は、ゲームの世界に取り残されて…。こちらは無双系の異世界転生もの。絶対的な強さもありますが、 格好良くしなければいけないという主人公の努力がチラチラ見られる面白さがあります。

転生したらスライムだった件


出典:©︎ 転生したらスライムだった件

通り魔に刺されて死んだと思ったら、異世界でスライムに転生しちゃってた!?相手の能力を奪う「捕食者」と世界の理を知る「大賢者」、2つのユニークスキルを武器に、スライムの大冒険が今始まる! ( シリウスKCより引用)


大人気作『転生したらスライムだった件』は、異世界を現代社会の知恵で無双する楽しみ、様々な生物非生物を取り込んでスキルを増やしていくという設定が王道RPGっぽくてワクワク。 コマわりがいいのか、テンポもとても良く感じます。大半の高評価通りやっぱり面白い!かなりおすすめです。

バトル・アクション・格闘


続いて大人気ジャンルのバトル・アクション・格闘もの。こちらのジャンルは特に激戦区、ドラゴンボールからONE PIECE、進撃の巨人まで名作が目白押し!そんな中から2018年個人的におすすめしたい作品をご紹介します。

バイオレンスアクション


出典:©︎ バイオレンスアクション

暴力団抗争の行き違いから、組に家族を殺された拷問専門の[医者]。[医者]は復讐を誓い、組潰しを「殺し屋派遣業」に依頼する。派遣されたのは[簿記専門学校生]の[女子]。彼女こそ指名NO.1の凄腕ヒットガール。名前は――[ケイ]。暴力と金と欲が渦巻く裏社会に咲く最強ゆるふわ殺し屋ガール・ケイ。とにかくヤバい!! 会いたい殺し屋NO.1!!THE バイオレンスアクション!!!(ビッグコミックススペシャルより引用)


可愛いゆるふわ系女の子がドンパチしているのを何も考えずに読める漫画。ご指名を受けると感情無く淡々と人殺しを遂行…タイトル通り「殺し」に特化しているのでキャラが銃を避けたり、殴ったりしてよく動きます。殺伐としていても、主人公ケイちゃんがほぼ無双なので安心して読めますし、もの凄くクセになります。抵抗なければ是非読んで見てほしい作品。


ザ・ファブル


出典:©︎ ザ・ファブル

“寓話”と呼ばれし、風変わりな“殺しの天才”が、この町の片隅にひっそりと棲んでいる──。殺しのプロとして“一般人”になりきれ!野蛮で、滑稽な、大阪DAYS。(ヤンマガKCスペシャルより引用)


天才殺し屋ファブルとその助手兼運転手は、ボスから1年間の休業を命じられ、新天地・大阪で殺し厳禁の一般人生活を送ることに。休業中は殺しをするなと言われている彼は、チンピラやヤクザにからまれても殺さずにやり過ごさなければなりません…。ダークな世界観の中で登場人物の台詞の掛け合いが漫才のようで、そのギャップが癖になります。全体的にゆるさが漂う不思議な面白さ。

ブラッククローバー


出典:©︎ ブラッククローバー

魔法がすべての、とある世界――。生まれながらに魔法が使えない少年アスタは、己の力を証明するため、そして友との約束を果たすために、魔道士の頂点“魔法帝”を目指す!(ジャンプコミックスより引用)


魔法世界で「魔法帝」を目指す捨て子のアスタとユノ。圧倒的な魔力で魔法騎士団に入団したユノとは反対に、度胸だけをみとめられ、魔力が全くないアスタ。もうべたべたの少年漫画ですが、魔力なしでほぼ力押しで解決していくのは斬新!深いことを何も考えずに、一生懸命自分の目的に向かって進む爽快感があります。ワクワクして続きを読むのが止められないですよ!

鬼滅の刃


出典:©︎ 鬼滅の刃

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!(ジャンプコミックスより引用)


鬼に家族を惨殺され、鬼の血を浴び鬼化した妹・禰豆子を元に戻すために、鬼殺の剣士を目指す主人公・炭治郎の物語。弱者が圧倒的な強者に挑むジャンプらしい作品だと思います。全体的には暗いテーマとテイストですがちょいちょいシュールな笑いと禰豆子の可愛さをねじ込んでくるのいい!おすすめします!

キングダム


出典:©︎ キングダム

時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!!(モーニングKCより引用)


50巻近く出ている現在も面白くなるばかりの大傑作『キングダム』。史実を元にしてるのでストーリーが安定していますし、そこからのフィクション肉付けがとても楽しい。古代中国の歴史に惹かれるのもさることながら、戦闘シーンでの荒々しさはもちろん、心の葛藤や細かい心理描写も目や手と言った一つ一つにしっかりと表現されていてキャラの個性や魅力を思い切り感じられます!1話目で惹き付けられた方は、まずそのままこの物語の虜になると思いますので心して読み始めて下さいね。

ワンパンマン


出典:©︎ ワンパンマン

一撃必殺!強くなりすぎて、どんな凶悪な怪人もワンパンチで倒してしまうヒーロー“サイタマ”。平熱系最強ヒーローの伝説開幕!!(ジャンプコミックスより引用)


鍛えすぎてどんな相手もワンパンで倒してしまうヒーローが趣味の「さいたま」。タイトルの通りワンパンチで敵なしの主人公なんてストーリー的に盛り上がりがなくなりそうですが、不思議と話になってるミラクル!読むほどにくだらなくてどんどん癖になる人気作です。

SERVAMP-サーヴァンプ-


出典:©︎ SERVAMP-サーヴァンプ-

高校1年生・城田真昼が道ばたで拾った一匹の可愛い黒猫・クロの正体は、「サーヴァンプ」という下僕の吸血鬼。しかも性格は超ひきこもりニート系。契約によってクロの主人となった真昼は、吸血鬼同士の争いに巻き込まれ戦うはめになるのだが……? コミカルでハートフルな、吸血鬼×主従契約バトルファンタジー!!(コミックジーンより引用)


七つの大罪をベースにした個性的な吸血鬼たちの活躍を描く『サーヴァンプ』は、中二心をくすぐる王道バトル漫画。主人公が拾ったネコが実は吸血鬼で…から始まるお話です。沢山のサブキャラが出てくるんですが、どれも個性豊かでどれもカッコイイ!バトルあり、感動もあり、笑いもあり、でとても面白いですよ。

青春×機関銃


出典:©︎ 青春×機関銃

正義を貫く武闘派高校生、立花蛍。女ったらしのおバカホスト、松岡正宗。ド変態エロマンガ家、雪村透。一見相容れないこの3人の共通点、それは…大の大人が玩具の銃を手に戦う遊び、サバイバルゲームだった! ダメな大人と子供が本気で遊び倒す青春ガンアクション、ついにスタート!!( Gファンタジーコミックス より引用)


男装女子高生がサバイバルゲームの世界へ引き込まれ、次第にその魅力に取りつかれていく…ホストのオールラウンダー、エロ作家のスナイパー、アタッカーの主人公、個性満載なチーム同士でサバゲーする漫画。戦闘シーンにも迫力があるし、サバゲーの楽しさが伝わってきて少しやってみたいと思わせるくらいに面白い!

キリングバイツ


出典:©︎ キリングバイツ

冴えない青年・野本は、謎の少女・瞳と出会い、とある廃棄場へと連れてこられる。行き場のないモノが集められたそこでは、人の頭脳と獣の力を併せ持つ「獣人」達による、凄惨な賭け試合が行われていた――。ぶつかり合う牙と牙、剥き出された野性、渦巻く欲望と狂気。その戦いの名は「牙闘(キリングバイツ)」――!!( ヒーローズコミックスより引用)


『キリングバイツ』は、獣人という化学的に作られた人達が戦うお話。人気ゴキブリ漫画『テラフォーマーズ』でもチョイ役で出てたラーテルの女子高生が主人公です。変身して闘い途中に動物の説明が入るというこの作者さんらしいやり方も楽しく雑学覚えられるから結構好き。 結構グロい描写もあるので注意。

ギャグ・コメディ・日常系


こちらも大人気ジャンルのギャグ・コメディ、そして日常系漫画からおすすめの作品をご紹介していきたいと思います。

間違った子を魔法少女にしてしまった


出典:©︎ 間違った子を魔法少女にしてしまった

人類の敵・アタスンモから世界を守る、魔法少女の力を授かった女子高生の真風羽華代。しかし可憐な容姿と類まれな資質を持ち合わせる彼女は、実はいちばん魔法少女にしてはいけない子で――!? 全ての魔法少女ファンに捧ぐ、異端にして最先端の魔法少女物語、開幕!( BUNCH COMICS より引用)


華麗な容姿に騙されたミュは、華代に与える必要のない魔法少女の力を与えてしまうのですが、華代は素手でも魔物を倒してしまう身体能力の持ち主…気に入らない奴は殴る。敵も、仲間のミュも殴る。とんでもない魔法少女が主人公。どっちが正義?と考えさせられるような構成が大好きです。


ヒナまつり


出典:©︎ ヒナまつり

芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!(ビームコミックスより引用)


『ヒナまつり』は、独特な雰囲気のシュールなギャグ漫画。ヤクザの若手、新田の元に突如現れた超能力少女ヒナ。超能力で新田は脅され、ヒナとの共同生活を始めることになってしまいます。割りとよくあるパターンの様な設定なのにこの唯一無二な感じは何だろう…わけがわかんなすぎて、かなり笑えました。


ブスに花束を


出典:©︎ ブスに花束を

田端花はネガティブ思考のボッチ喪女JK。早朝の教室でヒロイン気取りで浮かれていたところを、クラス一のイケメン・陽介に目撃されてしまい…!? この恋、きっとあなたも応援したくなる!自虐系喪女コメディ!( KADOKAWAより引用)


ブスが、イケメンと仲良くなって徐々に暗い世界から明るい世界に出てゆく…『ブスに花束を』は、キチンとブスなヒロイン田端の自虐満載ギャグ漫画、自虐真っ最中にツッコミが入るのが面白い。魅力的なヒロインに加えヒーロー上野くんの爽やかさに圧倒、ライバルにも嫌みがなくてとても楽しく読めますよ。

まったく最近の探偵ときたら


出典:©︎ まったく最近の探偵ときたら

世間を騒がす難事件を即解決!その名は名探偵・名雲桂一郎!! だったのは10年以上も昔の話……。名雲はいまや、ただの渋いおっさんになってしまった……。時代に取り残され、スマホすら扱えない彼のもとに、若さあふれる女子高生・真白が助手希望で押しかけてきて――!?( KADOKAWAより引用)


『まったく最近の探偵ときたら』とくれば、『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』のような推理モノを想像してしまいますが、実際には時代遅れの元名探偵名雲と女子高生・真白の2人が繰り出す探偵日常ギャグもの。テンポの良いギャグとゆるい展開がじわじわとくる、顔芸好きにもおすすめな一冊です。

トリマニア


出典:©︎ トリマニア

トリマニア共和国──。世界で唯一、背中に翼を持つ人々が住まう国。そんな謎めいた国に留学を決めた少女・あかり。彼女はトリマニア共和国で何と出会い、何を見つけるのか?( ガンガンONLINEより引用)


『トリマニア』は、大笑いはしないけれどもくすくす笑ってしまう系の脱力系ギャグ漫画。ヤケになって鳥人間の住む「トリマニア」へ留学を決めたあかりとトリマニアで知り合った男女たちが繰り広げるお話。性格を鳥に当てはめたキャラクター達が辛口で淡々と本質を突いてきます。ストーリー四コマの形式で、1ページで4コマの横長構成は結構読みやすいですよ。

坂本ですが?


出典:©︎ 坂本ですが?

この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである――。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。( KADOKAWAより引用)


もう一冊シュール系ギャグ漫画『坂本ですが?』はクーレストな高校生・坂本くんにただただ圧倒されるだけの本。大人気作品ですね。学校生活における様々な困難をスタイリッシュに解決していく坂本くんのエピソードが描かれていて、新感覚なギャグがクセになります。こちらは4巻完結済みですので一気読みしましょう。

ガヴリールドロップアウト


出典:©︎ ガヴリールドロップアウト

天使学校首席の天使が地球にやってきた! ……が、地球に馴染みすぎて学校サボりまくりのネトゲ三昧、自堕落生活。駄天使と化したガヴリールが贈るスクールコメディ!( KADOKAWAより引用)


2017年冬アニメとなった人気作『ガヴリールドロップアウト』は、悪魔のような天使ガヴリールと天使のような悪魔ヴィーネ、この2人を軸に人間界にやってきた色々な天使や悪魔たちを描く漫画。ゆるさとキャラのテンションが丁度いい作風、頭を空っぽにして楽しみましょう。

だがしかし


出典:©︎ だがしかし

ここは、のどかな田舎町。駄菓子屋の息子・ココノツはある日、都会から来た美少女に出会う・・・「うまい棒で最高の組み合わせを作って、私を満足させてごらんなさい!!」「見せてあげるわ・・・ポテトフライの一番贅沢な食べ方・・・!!」うまい棒、ブタメン、ラムネなどなど・・・駄菓子マニアの美少女・ほたるが繰り出す数々の駄菓子たちに・・・困惑するココノツ!!こうして、少年×少女×駄菓子のおかしな夏が始まった・・・!!( 少年サンデーコミックス より引用)


ある田舎の駄菓子屋で、店を継ぐ継がないで揉める父子の前に現れた大手菓子メーカーのご令嬢…。2018年にアニメ第2期も決定している人気作『だがしかし』は、ユルイ雰囲気ながらも駄菓子の豆知識が学べて楽しい漫画。駄菓子ひとつでここまで話を膨らませるのは関心してしまうほど面白い!昔好きだった駄菓子が登場するとキュンとしますよ。

だんしんち


出典:©︎ だんしんち

立川にあるボロアパートで一人暮らしをする大学2年生・壇野心志、通称「だんしん」の部屋は友人達の溜り場になっていた。3C男子(童貞・コミュ症・貯金ゼロ)のだんしんを筆頭に、天然マイナスイオン系男子・ぐーぐー、ドSなサブカルクソメガネ・シャンピが集う部屋には、ゆるっと楽しい時間が流れていく…。( KADOKAWAより引用)


『だんしんち』は、地味系大学生だんしんのボロアパートでゲームをしたり酔いつぶれたり、男3人のゆるい日常が描かれています。これといった山場はなく何かじわじわ来る感じというか、日常系の好きな人には堪らない感じです。

鬼灯の冷徹


出典:©︎ 鬼灯の冷徹

あの世には天国と地獄がある。地獄は八大地獄と八寒地獄の二つに分かれ、さらに二百七十二の細かい部署に分かれている。そんな広大な地獄で、膨大な仕事をサラリとこなす鬼神。それが閻魔大王第一補佐官・鬼灯(ほおずき)である! ――人にとっての地獄。それは鬼にとっての日常なのです。ドSな補佐官・鬼灯に、上司の閻魔大王は涙、涙……そんな日常です。冷徹でドSな鬼灯とその他大勢のわりかし楽しげ地獄DAYS!(モーニングKCより引用)


地獄の閻魔大王の補佐官鬼灯の地獄ライフを描いた『鬼灯の冷徹』。タイトルや絵柄からシリアスなホラーものを連想している方も多いと思いますが実は地獄の日常コメディ。説教はするし、上司として全うな指導もするし、動物やジブリが好きだったり、趣味に没頭してたりする魅力的な鬼が主人公。地獄のウンチクも学べる大人気作。

ゆるキャン△


出典:©︎ ゆるキャン△

富士山が見える湖畔でキャンプをする女の子、リン。自転車に乗り富士山を見にきた女の子、なでしこ。二人でカップラーメンを食べて見た景色は…。読めばキャンプに行きたくなる。行かなくても行った気分になる。そんな新感覚キャンプマンガの登場です!( まんがタイムきららフォワードより引用)


女の子たちのゆるい日常という定番ジャンルにキャンプというアウトドアな題材て参戦した『ゆるキャン△ 』。女の子たちのやりとりのゆるさを包み込むような山の空気感が際立っていて、最高の雰囲気。随所にアウトドア用品の解説がされていてキャンプをした事のない初心者でも楽しく読めて勉強になる一冊。

スポーツ漫画・部活モノ


数多くの名作を産み出しているスポーツ漫画から熱くなれるおすすめの作品をご紹介したいと思います。

熱血!おすすめのスポーツ漫画 20選

この音とまれ!


出典:©︎ この音とまれ!

先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?(ジャンプコミックスより引用)


琴を題材にした王道青春部活モノ、廃部寸前の箏曲部のお話です。先輩が卒業し気弱な部長一人となってしまった箏曲部に不良少年と琴の名門の跡取り娘の新入部員がやってきます。青春、恋愛、成長と盛りだくさんなのにひとつに綺麗にまとまっていて次が気になって仕方のないストーリー展開。音の表現力がすごい!


ハイキュー


出典:©︎ ハイキュー

おれは飛べる!! バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!?(ジャンプコミックスより引用)


小さな巨人に憧れてバレーボールを始めた少年が、同じ高校でエースを目指す青春スポーツ漫画。類稀なる身体能力とバネはあるはずなのにチームメイトがいなくて経験を積むことのできなかった日向と、才能は抜群なのにチームメイトとうまく関係を築くことができず『コート上の王様』と揶揄されていた景山。 中学ではネットを挟んで敵同士だった2人が同じ高校で再会して…。スピード感や迫力あるシーンの表現が抜群で鳥肌間違いなし面白いですよ。

弱虫ペダル


出典:©︎ 弱虫ペダル

ママチャリで激坂を登り、秋葉原通い、往復90km!!アニメにゲーム、ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道、驚異の激コギ!! ワクワクの本格高校自転車ロードレース巨編!!( 少年チャンピオン・コミックス より引用)


総北高校の小野田坂道は、アニメオタクの1年生。コミュ障でひ弱な印象を与える彼ですが、実は千葉から秋葉原まで往復90Kmをママチャリで移動できる脚力の持ち主で…主人公の坂道が、自転車漕ぎでのチートな才能を開花させていく展開でワクワクとドキドキが繰り返しやってくる大傑作巨編。

ダンス・ダンス・ダンスール


出典:©︎ ダンス・ダンス・ダンスール

主人公・村尾潤平は中学二年生。幼い頃にバレエに魅了されるも、父の死をきっかけに「男らしくならねば」とその道を諦める。バレエへの未練を隠しながら格闘技・ジークンドーを習い、クラスの人気者となった潤平だが、彼の前に、ある日転校生の美少女・五代都が現れる。母親がバレエスタジオを経営する都に、バレエへの興味を見抜かれ、一緒にやろうよと誘われるが――!?(ビッグコミックスより引用)


最初は抵抗を感じながらもバレエが好きで、どうしても想いを断ち切れない男子のお話。躍動感あふれる作画とテンポよく進むストーリーに惹きこまれること間違いなしの『ダンス・ダンス・ダンスール』は、とにかく熱量が凄い!主人公が気持ちを昂ぶらせて踊るシーンは読んでいてこちらまでワクワクしてきますよ。

GIANT KILLING


出典:©︎ GIANT KILLING

本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!達海猛(たつみ・たけし)、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)!! 東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる!『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード!!(モーニングKCより引用)


ジャイアントキリングは番狂わせという意味。サッカー漫画なのですが珍しい設定で監督が主人公、敵の分析とか、チームの配置とか、人心掌握などの要素がてんこ盛り!サッカー好きの方々の間でも面白いと名高い作品です。破天荒な監督によって、弱かったチームが強豪チームを倒すという展開は、それだけでも充分に面白いのに、勢いと爽快感が抜群!

潔癖男子!青山くん


出典:©︎ 潔癖男子!青山くん

潔癖男子の青山くん――。 サッカー日本代表の天才イケメン少年はプレイスタイルも「潔癖」に仕上げます。ヘディング、タックル当然、NG。スローイン? グローブしてれば、まあOK。こんな男子が許されていいの!? 無菌系攻撃型サッカー部コメディ。(ヤングジャンプコミックスより引用)


サッカー漫画のコメディ枠、極度の潔癖症の為接触プレイは全般NGの青山くんは、日本のサッカーを背負うルーキー。サッカーを始めた理由は『手を使わなくていいから』。他人と接触するのが苦手だから鮮やかに擦り抜けてゴールへ…潔癖だからこその行動、思考がいちいち面白い!

ダイヤのA


出典:©︎ ダイヤのA

中学全国大会を目標としていた沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。最後の大会は自らの暴投で敗退してしまう。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学に訪れた沢村は、いきなりエリート校の洗礼を受けることに!名キャッチャーの呼び声高い御幸一也(みゆき・かずや)との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!(講談社コミックスより引用)


田舎の中学で野球をしていた栄純、仲間のために放った大会最後の一球が名門校のスカウトの目に留まります。反発していたものの、素晴らしい設備とレベルの高い選手たちに出会い、新たな道へと一歩を踏み出すことに…。野球推薦のスポーツエリート高校生がひしめく学校で、栄純がライバル達としのぎを削り切磋琢磨していくお話、男臭さがあってとても熱い漫画です。

少年ラケット


出典:©︎少年ラケット

記憶を失った少年・イチロー、そのイチローと2年前に再戦の約束をし、行方を追い続けたヨルゲン…。2人の少年の運命の再会をキッカケに、止まっていた“時間”が動き始める!! 世界最速の球技・卓球に青春を懸けた少年少女の物語が今、始まる!!(少年チャンピオンコミックスより引用)


卓球の才能と情熱がありながら父の死とともにその全てを忘れてしまった主人公。彼との再戦を目標にしていた友人の登場によって記憶の一部、卓球の楽しさが甦って…というお話。天涯孤独、記憶喪失といった重い設定を入れ込みつつも 、少年が卓球に全力で打ち込む姿を描く爽快なおすすめの漫画。

ホラー・ミステリー・サスペンス


お次はホラー漫画、ミステリー・サスペンス漫画からおすすめ漫画をご紹介。グロ描写などの苦手な方は気をつけてゾクゾクを楽しんでください!

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カラダ探し


出典:©︎ カラダ探し

友人の遥から「私のカラダを探して」と依頼された明日香たち。それは、学校に伝わる“赤い人”の怪談を予感させるものだった――。早くすべてのカラダを見つけなければ、永遠に同じ日が繰り返され、何度も“赤い人”に殺されると言うが…。(ヤンマガKCスペシャルより引用)


クラスメイトから「カラダを探して」と誘われて始まるお話。唐突で意味が分かりません…キャラたちどころか読者すら状況をつかめないことが逆に臨場感をだしてページをめくるのにドキドキする恐怖感を味わえます。赤い人の登場するタイミングや、恐怖と焦燥で少しずつチームワークが崩壊していく過程を描くのがすごく上手い!おすすめです。


渋谷金魚


出典:©︎ 渋谷金魚

平凡で、冴えない毎日を過ごす少年・月夜田初。その予定調和な日常は突如として終わりを告げる…。大都市・渋谷に大量発生した“人喰い金魚”!大きい“金魚”も小さい“金魚”も、人を喰って、喰って、喰いまくる!! ハチ公も、スクランブル交差点も、センター街も。渋谷に襲い来る未曾有の大パニック!!( ガンガンコミックスJOKER より引用)


理不尽系パニックホラー『渋谷金魚』、どデカい金魚の群れが突然襲ってくるというトンデモ設定。なんの捻りもなく渋谷に人喰い金魚が現れるお話。色々な人にスポットを当てて、どう生き抜こうとするかが描かれています。この作品を読むと結構金魚に嫌悪感が…。

喰猟教室


出典:©︎ 喰猟教室

ある夜、浦谷翔は奇妙な生き物が人を喰うところを目撃してしまう。化け物に気づかれ、喰われると思った瞬間、気を失ってしまった。翌朝、目を覚ますと自分の部屋にいた翔は、夢なのか現実なのか半信半疑のまま学校へ向かった。すると教室の黒板に「このクラスには人を喰う化け物がいる」という貼り紙があり――。一人、また一人とクラスメイトが消えてゆく、ホラーサスペンス堂々開幕!(ジャンプコミックスより引用)


学園パニックホラー漫画『喰猟教室』。高校生の主人公は公園で人を喰らう怪人を目撃します。翌日、クラスメイトが一人ずつ惨殺されていく。ゾンビが殺しているのか、それともクラスの中に別に犯人がいるのか…恐怖がクラスメート達の中に増殖していきます。綺麗な絵でかなりグロいので注意。

怪物事変


出典:©︎ 怪物事変

田舎の静かな村で、家畜が次々と変死するという奇妙な事件が起きておりました。事件解決の為に東京から呼ばれた「隠神」という派手な格好の男。調査の途中で男は、村に住む「泥田坊」と呼ばれる不思議な雰囲気の少年と出会うのでございます。数奇なる怪物物語、これより始まり始まり──。(ジャンプコミックスより引用)


屍鬼と人間から生まれた感情も痛みもわからない半妖の夏羽が主人公。出だしはシリアスですが、段々とライトな感じになる妖怪退治もの。といっても事件自体はほのぼの系ではないのに何かほのぼのするのはキャラがいいから。グロや蟲描写なんかが苦手でなければとても読みやすくて面白い作品です。

虚構推理


出典:©︎ 虚構推理

怪異になってしまった一人の少女と、怪異にさえ恐れられる一人の男が出会った時、生まれるものは――!? “推理”、“妖怪”、“都市伝説”、“恋”……予測不可能な物語が幕を開ける!!( 講談社コミックス より引用)


ミステリ要素を盛り込んだ妖怪もの。普通に推理物だと思っていたら、普通に妖怪が出てきてびっくりした漫画です。妖怪や幽霊などの妖かしが出てきたり、ヒロインがそれらの神的存在だったり、ヒーローが妖怪を食べたヤバイ奴だったりとなかなかの面白キャラ設定。かなりくせの強い作品です。

応天の門


出典:©︎ 応天の門

時は平安、藤原家が宮廷の権力を掌握せんと目論んでいたその頃、都で突如起きた女官の行方不明事件。「鬼の仕業」と心配する帝から命を受けた・在原業平は、ひとりの青年と出会う。その少年の名は――菅原道真。ひきこもり学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平――身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪奇を解決!?(BUNCH COMICSより引用)


頭の回転の速さでは並ぶ者のない、若き日の菅原道真と、女好きで和歌の名手の在原業平コンビが、京の都を騒がせる様々な事件や貴族たちの陰謀に挑む平安クライム・サスペンス『応天の門 』。年の離れた道真と業平の掛け合いがすごく楽しいです!陰陽師シリーズが好きな人、ミステリー・サスペンスものが好きな人なら絶対気にいると思います。おすすめですよ!

死役所


出典:©︎ 死役所

お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか?( BUNCH COMICS より引用)


読む人の好みによって合う合わないがかなり別れそうな『死役所』。人は死んだらどうなるのか。皆が興味を持っていることをうまく漫画で描いています。自殺、虐待死、誰かを庇っての事故死、死刑…どれも後味の悪い結末で感情移入しながら読むのはきつそうです。

ヒューマンドラマ・お料理漫画


最後は色々と考えさせられることの多いジャンル、ヒューマンドラマ漫画からおすすめの作品をご紹介していきたいと思います。

幸色のワンルーム


出典:©︎ 幸色のワンルーム

その日、少女は誘拐された。しかし、それは少女にとって一縷の希望にかけた生活の始まりだった。少女は誘拐犯に結婚を誓い、誘拐犯は少女にたくさんの“幸せ”を捧ぐ。被害者と誘拐犯の関係なのに―――どうしてこんなに温かいの?( ガンガンコミックス より引用)


お兄さんと幸誘、拐犯と被害者の関係なのに衝撃的なほどの切なさと温かさを含んだ作品。嘘で塗り固められた不安定な関係の中にも虚構かもしれない幸せがあって、お兄さんから与えられる幸せで少しずつ麻痺していた幸が変わっていく…読んでいて心がヒリヒリしっぱなし。どんな結末に向かうのかな?


ギフト±


出典:©︎ ギフト±

鈴原環は女子高生にして狩りのプロ。その標的は、人…!更正を期待出来ない犯罪者と、その肉体を必要とする患者。需要と供給が一致した時、少女の“仕事”が始まる!(ニチブンコミックスより引用)


女子高生が犯罪者の体を解体して臓器を新しい命に変えるという臓器移植、売買をテーマにした『ギフト±』。設定負けせずそこからどんどん深いとこまでいって終始飽きずにテンポよく読めました。命について、考えさせられる面の多い作品です。ただしはっきりとした描写がないのが救いですが、かなりグロいので注意。

Under the Rose


出典:©︎ Under the Rose

19世紀英国。没落貴族である侯爵家の娘・グレースは愛人のロウランド伯爵宅で謎の死を遂げた。彼女の息子ライナスとロレンスは実父のロウランド伯爵に引き取られるが、ライナスは母の死にロウランド家の人々が関わっていると疑念を抱く。真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった――。( バーズコミックスデラックス より引用)


祖父の侯爵家から、父のロウランド伯爵家へ、息子として引き取られたライナスと弟ロレンス。ライナスは父の家で亡くなった母の死の真相を探る…というお話。全体を流れる暗くて退廃的な雰囲気、重い、辛い、幸せ感がない、なのに続きが気になる濃厚な作品。…できれば相関図が欲しいです。

きのう何食べた?


出典:©︎ きのう何食べた?

鮭とごぼうの炊き込みごはん、いわしの梅煮、たけのことがんもとこんにゃくの煮物、栗ごはん、トマトとツナのぶっかけそうめん、鶏肉のオーブン焼き、ナスとトマトと豚肉のピリ辛中華風煮込み、いちごジャムetc.……(モーニング KCより引用)


短編連作形式で進む『きのう何食べた?』は、ゲイカップルのお話。そして、お料理漫画でもあるという、ちょっと異色な組み合わせ。2人を取り巻く日常の一コマの後にシロさんの夕ご飯調理描写で締める構成。もう出てくる料理美味しそうなのばっかりでレシピ本としても使えます!料理、性、家族、など色々と考えさせられる1冊です。

舞妓さんちのまかないさん


出典:©︎ 舞妓さんちのまかないさん

ここは京都のど真ん中にある花街。舞妓さんたちが深夜、お仕事を終えたあと帰ってきて、共同生活を送っているのは、「屋形」と呼ばれるおうちです。とある屋形で「まかないさん」として舞妓さんたちに毎日の食事を作っているのは、なんと弱冠16歳の少女・キヨ。彼女がまかないさんになったのには、ある意外な理由があって――。華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれます。(少年サンデーコミックススペシャルより引用)


舞妓になるために京都へ来たはいいものの才能が無く、地元青森に戻ろうとしたときにまかないの仕事を任されるー。不思議なまったり、ゆったりした料理系漫画『舞妓さんちのまかないさん』。派手さはなくでてくる料理もごく普通のものが多いのですが、ほっこりとした雰囲気が素敵すぎます。

まとめ

【2018年版】おすすめ漫画 50作品!面白い漫画を厳選してジャンル別に人気作、新作から厳選して50作品ご紹介してきました。個人的に特にイチオシする作品についてはAmazonリンクを貼っておきましたので気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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真昼の百鬼夜行

妖怪と人とが共存する世界を優しく切なく時にもどかしく描いたお話。現実に居たらこんな感じなのかなとニヤニヤ出来るホラー作品!

2巻完結 比嘉 史果


出典:©︎ 真昼の百鬼夜行

人の心を読むさとり。不吉な予言をするくだん。人真似をして追いかけてくる河童――。山が人里に変わり、夜の闇が払われた現代。妖怪たちは日中堂々、街中に現れる! 悪気はないけど、はた迷惑な彼らと、私たち人間はどうやって共存すればいいのだろう? 新鋭・比嘉史果が情感たっぷりに描く、現代妖怪奇譚!( ハルタコミックス より引用)


普通に妖怪が存在する世界。わかりあえたり、わかりあえなかったりしながらお互いの存在を当たり前のように受け入れている世界観がとても暖かくて心地良い。見た目がちょっと…な妖怪もだんだん可愛くて愛おしい存在に!1話毎に綺麗にまとめられた短編はどれも読みやすくて面白いですよ。


最底辺の男

ちょっと気持ち悪い部分が多いので読むのに注意は必要かなと思いますが、周りから侵略されていく怖さや油断できない状況にハラハラ!

3巻完結 山口 ミコト


出典:©︎ 最底辺の男

クラスの底辺をさまよう臭いフェチ・村井雅彦(16)。ある日、転校してきた美少女・水沢遥と付き合うことになった、彼の口からこぼれた言葉は「水沢遥は5年前に死んでいる」という事実だった…。彼女はいったい何者なのか!? その目的は!? 心揺るがす最底辺サスペンスホラー開幕!( ガンガンコミックスJOKER より引用)


表紙の印象と全然違います。底辺にいることを自覚しているけど、最底辺ではないことを自負している男の日常とみせかけて、人に擬態した化け物の出てくるサスペンスホラー。主人公がときどき格好よくみえるのが悔しい。


マッシュルーム

自分のクローンが…良い具合いのグロさと登場人物の表情の描き方がとても魅力的で惹き込まれます。

4巻完結 小池 ノクト


出典:©︎ マッシュルーム

「人間なんざ単なる獲物にすぎないんだよ」 20世紀末、南太平洋某所で製薬会社の資源調査チームが遭遇した、奇妙で凄惨な殺戮劇。時は流れ現代・東京。高校生・橘倫は、一家心中の舞台となったアパートを訪れた帰り、死んだはずの男とすれ違う……!! ノンストップ侵食ホラー、開幕――!!!( バーズコミックス より引用)


キノコっぽい細菌が引き起こすパニックホラー。20年前、南太平洋の某島で製薬会社の調査チームが遭遇した恐るべき事件…。時は流れて高校生が無理心中の在ったアパートの部屋を訪れた事から、自分と「自分であって自分ではない何か」との凄惨な殺し合いの幕が上がります。作画の不気味さによる底上げもあって面白いのですが打ち切りのような終わり方が残念でなりません。


6000 ロクセン

閉所恐怖症や暗所恐怖症を持ってる人は絶対に読まないで!な深海サスペンスホラー。

4巻完結 小池 ノクト


出典:©︎ 6000 ロクセン

巨大海底プラントで起こった作業員全滅事故。ここには絶対に何かがいる…。暗闇と狂気に窒息する深海6000メートルの世界。異能の新鋭・小池ノクトが描く、人類最新ホラー!!( バーズコミックス より引用)


もう一冊小池ノクトさんの作品。深海6000mの施設の中で起きる奇妙な出来事の数々。考えただけで息が苦しい!気が狂ってしまいそうなほどの恐怖が、読んでいるだけで伝わってきます。逃げ場のない場所でのパニック物はやっぱり怖いですね。グロ描写も多めなので苦手な方は注意しましょう。


カラダ探し

全体的にサバイバルホラーですが、そこかしこに愛があります。ただ残酷だったり非道だったりと言う内容では無くて読みやすい。

17巻完結 村瀬 克俊


出典:©︎ カラダ探し

友人の遥から「私のカラダを探して」と依頼された明日香たち。それは、学校に伝わる“赤い人”の怪談を予感させるものだった――。早くすべてのカラダを見つけなければ、永遠に同じ日が繰り返され、何度も“赤い人”に殺されると言うが…。(ジャンプコミックスより引用)


バラバラにされているカラダを探しながら、赤い人から逃げるという「カラダ探し」にいきなり巻き込まれた数名。もしも赤い人に出くわしたら、決して振り返ってはいけない…読者どころかキャラたちすら状況をつかめていないので臨場感がでて不気味に感じます。死が迫ってくる感じが凄く怖い!


フロイトシュテインの双子

ややコミカルなホラーというか、過剰さが笑いにつながるホラー。兎に角主人公を不幸にするのが好きな作者さんです。

1巻完結 うぐいす 祥子


出典:©︎ フロイトシュテインの双子

教師を目指す冴えない大学生・桜井は、古めかしい洋館に住まう可愛らしい双子の家庭教師をすることに。しかし、その双子の正体は、黒魔術に傾倒する邪悪な子どもたちであった。双子の“玩具”として弄ばれる、桜井の悪夢のような毎日が始まる…!( ヤングジャンプコミックスより引用)


グロくてブラックユーモアの効いたホラー短編集。ホラーとギャグは紙一重とよく言いますが、これは完全な融合。悪魔的な双子と家庭教師のお話で、かわいらしい絵柄とギャップの大きい残酷な黒魔術を使った悪戯を家庭教師に繰り返す双子たちのお話。こんなに可愛いのにしっかり怖い!


座敷女

追い詰められる恐怖…もう最初からずっと怖い。都市伝説を描いたようなありそうでない怖さがあって面白い!

1巻完結 望月 峯太郎


出典:©︎ 座敷女

雷のなる深夜、森ヒロシはドンドンという音で目が覚めた。外を覗(のぞ)いてみると、隣の部屋の前に、ロングコートにロングヘアー、紙袋とバッグを提げた異様な大女が立っていた。翌日から、突如その大女に付きまとわれるようになった森。サチコと名乗る女の行動は次第に異常さを増してきた。彼女の目的は何? そして彼女は何者!? ひたひたと迫りくる恐怖に、あなたは耐えられるか? 望月峯太郎の傑作ホラー!( KCデラックス ヤングマガジン より引用)


定番の感がありますがやっぱり面白い!そして理不尽。ただ隣人を訪ねてきた長身の女性と目があっただけで、異常な執着を受ける大学生…。徐々に追い詰められる焦燥感や意味がわからないけれど怖い!を味わいたい人におすすめです。


サユリ

ただ単純に怖い!じゃなくて、精神面までやられる怖さ。その怖さが知らない間に胸を絞るような哀しみにかわる良作ホラー。

2巻完結 うぐいす 祥子


出典:©︎ サユリ

この家に住んでた人って…どんな人だったの…? 夢の一戸建てマイホームへと引っ越した神木家。しかし、家族7人揃ってのありふれた幸せを満喫する間もなく次々と不幸で不気味な出来事がこの一家にふりかかる…。鬼才・押切蓮介の超絶ホラー、開幕――。( バーズコミックス より引用)


精神的な恐怖がメインの話。一戸建ての中古住宅を購入し、これからは祖父母も一緒に皆で住めると喜ぶ家庭に容赦なくふりそそぐ不幸と恐怖。1巻だけだと救いようの無い話になってしまいますので、是非2巻と合わせてお読み下さい!圧倒的な理不尽に己の力で立ち向かう押切さんらしい作品です。


恐之本

何も悪い事をしていない人間が不幸になる理不尽さが面白くて恐ろしい。寒気がする程の怖さがあります。

10巻完結 高港 基資


出典:©︎ 恐之本

高港基資ホラー傑作選集。あなたを恐怖の世界に誘います…。( SGコミックス より引用)


短編集ですがどの話もはずれが無くて、どれも怖い直球ど真ん中のガチホラー。心霊的恐怖も扱いながら、人間的恐怖も題材としていて、恐怖を楽しみたい方にはうってつけの一冊です。


BOX〜箱の中に何かいる〜

こう見えて異世界転生ものではありません、ただ主人公が勇者よりも魔王よりも強いLv最強の村人という斬新な設定がかなり面白い!

3巻完結 諸星 大二郎


出典:©︎ BOX〜箱の中に何かいる〜

差出人不明で届いた「パズル」とチケットに導かれるように、奇妙な四角い館に集まった7人。興味本位で来たという謎の女も加わり、中に入った彼らを待ち受けていたのは人形のような美少女と、想像を絶する迷宮だった。パズルを解かなければ出られない。解けば、体の一部が消える! 彼らは脱出できるのか? そして「招待主」は何者なのか? 幻想漫画の巨匠が仕掛ける状況限定(ソリッド・シチュエーション)型サバイバルホラー!( モーニング KC より引用)


主人公のもとに届いた伝統工芸品のパズル。それを解いた途端、まわりで不可解な出来事が起こり始めます。そして何かに誘われるようにしてある建物に誘い込まれることに。閉じ込められた他の人たちと一緒に、パズルを解き明かしながら脱出を模索していきます。パズル系なので無機質かと思いきや、さすがドロドロの作家さんだけあって十分に有機的。異様な描写や異形が突然現れる不気味な雰囲気がとにかく印象的な作品てす。


まとめ

おすすめの完結済みホラー漫画をご紹介してきました。ゾクゾクする不気味さや恐怖を感じる事の出来る良作・傑作ばかりです!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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