今回はじわじわくるシュールな絵本をご紹介します。
ジャンルは親子でクスクスできるほのぼの系から子供に読ませてもいいものか悩む大人向けの絵本まで色々です。
子供向け?大人向け?じわじわくるシュールな絵本
出典:ブロンズ新社
それではどうぞお楽しみ下さい!
どこいったん
作/ジョン・クラッセン 訳/長谷川義史
出典:あかちゃんギフト、絵本・オーガニック商品のクレヨンハウス
くまが大事なぼうしをさがしています。みんなに「どこいったん?」と聞くけれど、誰も知りません。あれ、でも、さっき! とぼけたなかにドキッとする結末が!人気絵本作家・長谷川義史さんが初めて翻訳に挑戦した大阪弁の絵本。(Amazonより引用)
出典:あかちゃんギフト、絵本・オーガニック商品のクレヨンハウス
関西弁で書かれていて内容は結構シュール、『どこいったん?』と関西弁のクマが探すものはお気に入りの帽子。うつろな目で森の中を探し続けるうちにあることに気がついて…ほのぼのタッチかと思いつつ、読み終わった後に思わず『どこいったん?!』と言ってしまう衝撃のラストも秀逸です。
出典:あかちゃんギフト、絵本・オーガニック商品のクレヨンハウス
もう ぬげない
作/ヨシタケシンスケ
出典:ブロンズ新社
ふくがぬげなくたって、なんとかなる!?人生の悩みごとは、ヨシタケ流ユーモアでのりこえよう!ふくがひっかかってぬげなくなって、もうどれくらいたったのかしら。このままずっとぬげなかったらどうしよう。でも、なんとかなりそうな気もする・・・!さて、どうする??(Amazonより引用)
出典:ブロンズ新社
「もうおしまいだ」子供の視点から見た『絶望』が描かれています。
一通り考えをめぐらせてもうダメだなと子どもが諦めたころに登場するお母さんもすごくいいです。
出典:ブロンズ新社
あかにんじゃ
作/穂村弘 絵/木内達朗
出典:株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
赤忍者は真っ赤な忍者。お城に忍び込みますが、真っ赤な姿はすぐに見つかってしまいます。おいつめられてドロンドローン。変身上手な赤忍者が変身したのは、真っ赤な・・・?。赤忍者が活躍する痛快娯楽活劇えほん!(Amazonより引用)
出典:株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
あかにんじゃはいざというときに、赤いものにヘンシンできます。で、やっぱり目立ちます。
きれいな絵で淡々と見つかりつづけるシュールな絵本です。
出典:株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
ちくわのわーさん
作/岡田よしたか
出典:ブロンズ新社
ちくわのわーさんはおひるねしたり、鯉のぼりになってみたり、巻きずしさんの服をきてみたり…ふしぎな世界のナンセンス・ユーモアえほん。(Amazonより引用)
出典:ブロンズ新社
こちらも関西弁の食べ物ファンタジー作品、見ようによっては結構グロイのですがちくわが主役のシュールな絵本です。
ちくわの目線で物事を考えるとこんな感じになるんですね。
出典:ブロンズ新社
ケチャップマン
作/鈴木のりたけ
出典:文芸社ビジュアルアート
「じぶんの居場所」はどこにある?読むたびに味わい深い絵本。かれのなまえはケチャップマン。おせばなかみがでるしくみ。ポテトフライの専門店でひたすらポテトを揚げる日々。じぶんにしかできないなにかをもとめ、まいにち悩むケチャップマン。ある日とつぜんトメイト博士があらわれて・・・。 (Amazonより引用)
出典:文芸社ビジュアルアート
容器の中においしいケチャップがなみなみと入っているという「特技」を生かして就職したはずのハンバーガー屋で,ケチャップマンはその特技と関係なく毎日ポテトを揚げさせられます。
自分に合った仕事を探しながら懸命なケチャップマンですが、読み終わると大人も子供もトラウマになる絵本です。
出典:文芸社ビジュアルアート