背徳感にぞくぞく、不倫をテーマにしたおすすめの小説10選!

今回は、不倫をテーマにしたおすすめの小説をご紹介していきます。発覚してしまえば様々な代償の求められる『不倫』、現実ではありえないけれど、ドラマや小説の世界で擬似体験をしてみたいって方は多いはず、フィクションだからこそ覗いてみたい!人間の心理をくすぐる『不倫』その背徳感を感じ思い切りぞくぞくしてくださいね。




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不倫がテーマのおすすめ小説

  • 掲載の順番はランキング形式ではありません、また作品は随時追加予定。
  • 表記はタイトル・出版・作者・あらすじ・感想の順です。

  • 一部軽いネタバレが含まれます。


紙の月

ハルキ文庫
角田光代

ただ好きで、ただ会いたいだけだった―――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花四十一歳。二十五歳で結婚し専業主婦になったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった・・・・・・。(ハルキ文庫より引用)


銀行契約社員の女が若い男に貢ぐために不正を繰り返す話、見栄やプライドに対するリアルな描写に圧倒されます。映画化もされたこの作品、スリル満点で楽しめましたよ!


不機嫌な果実

文春文庫
林真理子

三十二歳のヒロイン、水越麻也子は、結婚六年目の夫に不満を抱き、昔の恋人野村と不倫の逢瀬を重ねていた。だが歳下の情熱的な音楽評論家、通彦との恋愛で、麻也子は大きな決断を迫られることになる…。「不倫」という男女の愛情の虚実を醒めた視点で描いて一大社会現象を巻き起こし、TV・映画化された、恋愛小説の最高峰。(Amazonより引用)


女の欲深さオンパレードな内容だったけど、今の時代なら間違いなく一番目の夫のような優良物件を手放す女なんてそうそういないと思いながら読みました、美人も色々と苦労が絶えないんだな〜、ラストはゾッとしますよ。


ダブル・ファンタジー

文春文庫
村山由佳

奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。(Amazonより引用)


内気でお人好しで感受性が強い女性の恋の物語、オトナの読む恋愛小説。結婚生活に不満はなく、夫は優しいが、それが苛立つし束縛されているみたいに感じる。刺激的な大人の男は、こっちが本気になるとすぐ邪険にしてくる…。背徳感にゾクゾクしながら読めます。


夜明けの街で

角川文庫
東野圭吾

この恋は甘い地獄。彼女が天使とは限らない。 不倫する奴なんてバカだと思っていた。でもどうしようもない時もある――。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の秋葉と不倫の恋に墜ちる。しかし、秋葉は誰にも明かせない事情を抱えていた……。(角川書店より引用)


不倫相手が時効間近の殺人事件の容疑者かもしれない、というようなお話。不倫の臨場感が凄くて殺人事件の真相よりもそっちの結末の方が気になってしまいました。最後までハラハラ楽しめますよ!


真昼なのに昏い部屋

講談社文庫
江國香織

軍艦のような広い家に夫・浩さんと暮らす美弥子さんは、「きちんとしていると思えることが好き」な主婦。アメリカ人のジョーンズさんは、純粋な彼女に惹かれ、近所の散歩に誘う。気づくと美弥子さんはジョーンズさんのことばかり考えていた―。(講談社より引用)


絵本のような優しい語り口ですが、描かれていることは不倫のあからさまな姿なのかも。会話も成り立たないような夫との鳥かご生活から羽ばたいた美弥子さんは、幸せになれるのかな?そして…最後のページでいきなりホラーになります!


孤独で優しい夜

集英社文庫
唯川恵

ずっと好きだった会社の先輩・入江と親友・美帆の結婚披露パーティの後、痛飲する粧子。苦しい思いに区切りをつけ、素知らぬふりで仕事を続けてはいたが、ふとしたことから入江も実は粧子を好きだったと知る。そして間を取り持ったはずの美帆が二人を騙していたことを…。許せない!粧子にとってこれは「不倫」ではなかった。本来は自分のものであった「愛」を取り返すだけのこと。略奪愛の行方は。(集英社より引用)


恋する力のすごさを感じました。不倫だから余計に力が増すのでしょうね、怖いな…。想像してたより丸く収まってハッピーエンドの部類に入る結末ですが、唯川さんの本は不倫が普通のことのように思えてたまに怖くなります!


恋愛中毒

角川文庫
山本文緒

もう神様にお願いするのはやめよう。―どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月。彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。(Amazonより引用)


主人公のやっていることは完全におかしくて我慢することや耐えることが相手を愛していることと等価だと勘違いしていますし、ストーキング行為なんかも行います、でも読んでいるときには主人公のやっていることは『ありなんじゃないのかな』と思ってしまうほど思い切り感情移入しています。苦しい、辛い、痛々しい…なのにもう一度最初から読み返したくなる作品。


あなたには帰る家がある

角川文庫
山本文緒

家を建て直そうか。新しい書斎、広い台所。そうすれば家族はもっと幸福になるに違いない。学校教師の茄子田太郎は、住宅展示場で営業マン・秀明と出会う。一方、秀明の妻・真弓ががむしゃらに手に入れた家庭は、天国ではなかった。子供は好きだけど、もし自分が夫と同じくらい稼げたら?“たまには憂さ晴らしをする権利”だってほしい。そうだ、働こう。二組の家族の、運命の歯車が動き出す!家族の幸福を問う、極上小説。(Amazonより引用)


こちらも山本さんの作品です、2つの家庭の幸せ探しと崩壊を描く物語、こういう人いる!と思わされる人物設定ばかりで、作者の観察力の鋭さがすごいなと感じます。ちょっと隣の家を覗いている感じ。


サヨナラいつか

幻冬舎文庫
辻仁成

「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。“好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。(幻冬舎より引用)


『人は死ぬとき、愛したことを思い出すのか、愛されたことを思い出すのか…』落ちてはいけない純愛の物語、読み終わった後にいつまでも物語の余韻が残る、胸が熱くなる小説でした。こんな恋愛がしてみたいと思える作品です。


コントレール

小学館文庫
大石静・松平知子

6年前、不幸な無差別殺人に巻き込まれ夫を失った青木文(45歳)は、幸せを諦めきった乾いた日々を送っていた。海沿いのカレー食堂「ドライブイン・コントレール」を、息子の友樹(5歳)と生きるために営んでいる。そんなある日、長部瞭司という暗い影を抱えた失声症のトラックドライバーと出会う。会った瞬間から、どうしようもなく惹かれ合う二人。それまで無彩色だった文の毎日は恋に堕ちることで彩りを取り戻していく。(集英社より引用)


愛した人が、夫を殺した人物だったら…大石静さんのドラマ用の脚本をノベライズした作品、人間の弱さや寂しさが伝わって共感できます。不幸と幸せの起伏の激しいラブサスペンスを望むなら是非!


まとめ

いかがでしたか?不倫をテーマにしたおすすめの小説をご紹介してきました。決してあってはならない禁断の愛、なのにどこか共感できたり、感情移入してしまう部分もあって…今回ご紹介した作品の中で気になるものが見つかれば是非一度手に取ってみて下さいね。