いろはにほへど

朝起きて本を読んで寝てます。

思わず吹き出す面白さ!おすすめの『エッセイ本』厳選10作品!


落ち込んでいる時や気分転換したい時にはユルっと気軽に楽しめるエッセイ本がおすすめ。どんなに落ち込んでいても読めば思わず吹き出してしまうおすすめの面白いエッセイを厳選してご紹介していきたいと思います。

おすすめエッセイ本 厳選10作!

それでは思わず吹き出してしまうほど面白い、おすすめのエッセイ本を厳選してご紹介していきたいと思います。あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして下さい。

はい、泳げません

超がつく水嫌い。小学生の時にプールで溺れて救急車を呼ばれた。大人になっても、海・湖・川などたくさんの水を見るだけで足がすくむ。なのに、なぜか水泳教室に通う羽目に。悩みながら、愚痴りながら、「泳げる」と「泳げない」の間を漂った2年間。混乱に次ぐ混乱、抱腹絶倒の記録。史上初、“泳げない人”が書いた水泳読本。(新潮文庫より引用)


泳ぐということについて意識しすぎて立ってしまい、先生に叱られる。泳げない言い訳や先生の言葉に対する反応がいちいち面白すぎますし、その悪戦苦闘ぶりが、真剣なだけに笑えます。泳げるようになりたいから、何故か進化論や禅まで広がっていって…何でもいいから早く泳いで!

世にも奇妙なマラソン大会

サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する!(集英社文庫より引用)


マラソン初心者が酔った勢いでサハラ砂漠でのフルマラソンにエントリー…間違っていてもどんどん突き進む。好奇心が凄すぎる著者のドタバタエッセイ。入国禁止のインド入国に執念を燃やし、パスポートの名前を変えてしまおうという「名前変更物語」など、他の短編もそれぞれ奇妙な面白さが満載!読後の爽快感がかなり高いおすすめの短編集です。

この話、続けてもいいですか。

テヘランで生まれカイロと大阪で育った著者が、小説の舞台となった大阪のこと、いろんな人との関わり、日々の生活で思ったこと、こだわること、などを縦横無尽に語る。『ミッキーかしまし』『ミッキーたくまし』をテーマ別に整理しなおし1冊にまとめた、著者唯一のエッセイ集。世界とのかかわり方、楽しみ方、その存在の強度が圧巻。小説の根っこが顔を覗かせる。(Amazonより引用)


西加奈子さんによるニヤニヤの止まらないエッセイ集。30代独身女性のちょっとひねくれた視点での話や、酔った勢いをそのまま感じさせる話など、つっこみのセンスや言葉選びも抜群でどれもこれもめちゃくちゃ面白い!前半の勢いと後半の感動話のギャップにもやられます。

小生物語

多数の熱狂と興奮を喚んだ現代の「奇書」がついに文庫版で登場。希代のミステリー作家・乙一の波瀾万丈、奇々怪怪にして平穏無事な日常が独特の“ゆるゆる”な文体で綴られる。虚実入り交じった小説家の一六四日間をご堪能ください!文庫書き下ろし日記(三日分)付き。(Amazonより引用)


乙一さんがWEB上に掲載していた日記をまとめた作品。作者の日常を描いていると思って読んでいたら、いつの間にか別世界にスライドしているかのような不思議な感覚。どこからどこまでが本当で、どれが作り話なのか分かりませんが、その曖昧さが面白い。心地の良いゆるさが癖になります。

時をかけるゆとり

就活生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。この初エッセイ集では、天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』改題。"圧倒的に無意味な読書体験"があなたを待っている!?(Amazonより引用)


朝井リョウさんが、思い返せば少し恥ずかしいような大学時代の日常を、自虐的に面白おかしく書いているエッセイ集。内容はもちろん、独特な言葉のセンスもあって一気に引き込まれます。どんなに落ち込んでいても読めば必ず笑える素敵な一冊。

ザ・万歩計

少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅先で全財産を失い、はては作家目指して単身東京へ。ホルモーでついに無職を脱するも「御器齧り」に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず。そのすべてを飄々と綴った初エッセイ集。(Amazonより引用)


面白い小説を書く人のエッセイはやっぱり面白い!万城目さんの人柄が感じられるエッセイ。いたるところにツボにハマる話が散りばめられていて、普通にやり過ごしてしまうようなことを面白く伝えられる文章力は流石です。

そして生活はつづく

携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう。音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。(文春文庫より引用)


星野源さんの肩の力の抜けたゆるいエッセイで、意外にも結構だらしのない星野さんの生活が垣間見えます。何でそんな事になるの?となる数々のエピソードと真面目な話の振れ幅も楽しい!テレビでは伺い知れない姿が読み取れてすごく面白いですよ。

大泉エッセイ 僕が綴った16年

大泉洋が大学在学中の1997年から雑誌連載で綴ってきた幻の原稿108編と、40歳になった自身を振り返りつつ執筆した4編を一挙収録した大人気エッセイ集。文庫版では「家族」をテーマに大量書き下ろし、装画を手掛けたあだち充との対談も追加収録。「水曜どうでしょう」裏話や「大泉洋の在り方」についての独白など、「大泉洋が喋っているよう」と評された“饒舌なエッセイ”は爆笑必至、そして胸が熱くなる大泉ワールド全開の一冊。(Amazonより引用)


笑えるエピソードから、ほろりと涙が出そうになる心温まる文章まで、大泉洋さんの性格がそのまま文字になったかのような素敵なエッセイ。ファンの方はもちろんそうでない方も、彼の事が絶対好きになるおすすめの一冊です。

大家さんと僕

1階に大家のおばあさん、2階にトホホな芸人の僕(カラテカ・矢部太郎)。一緒に旅行するほど仲良くなった不思議な「2人暮らし」の日々は、もはや「家族」! ?大切な人をもっと大切にしたくなる、泣き笑い、奇跡のコミックエッセイ(Amazonより引用)


こちらは心穏やかにしたいときにおすすめのコミックエッセイ。年老いた大家さんとの距離感に最初はドギマギしていたカラテカの矢部さん、徐々に大家さんのペースに無意識にも心地よさを感じているのが伝わってきます。大家さんと矢部さんの人柄の良さに和まされますよ。

われ笑う、ゆえにわれあり

人間とは何であるか、女とは何であるか。哲学的に考察していくと、こんな奇妙なエッセイ集になってしまった。笑う哲学者「プロフェッサー土屋」が世の中の問題、悩みごとを痛快に分析する。(Amazonより引用)


最後は人気の高い名作エッセイ集。日常のあらゆる事柄に、とにかく屁理屈をこねまくる。ひねくれ哲学者による一周回って哲学的な作品。細かいところでいちいち笑わせてくるので油断すると吹き出してしまいます。1つのエッセイが20ページ程度ですので、息抜きしたい時に数ページだけ読めば程良くリラックス出来ますよ。

まとめ

おすすめのエッセイをご紹介してきました。思わず吹出してしまうような面白い作品ばかりをご紹介していますので、気分が沈んでいるときや、息抜きしたい時に是非手に取ってサクッと気分転換して下さいね。

絶対に泣けるおすすめの映画!新作から名作まで泣ける映画25選!


みなさん涙活していますか?意識的に泣くという行為はストレス解消に繋がります。効果があるのは、悲しみや感動など情動の涙。とはいえ大人になると泣きたくてもなかなか泣けないものですよね。そこで今回は、おすすめの泣ける映画をご紹介していきたいと思います。ジャンルは恋愛映画、青春もの、ヒューマンドラマからファンタジーまで様々ですがどの作品も涙の止まらない素敵な作品ばかりです。気になる作品があれば是非鑑賞してみてくださいね。

おすすめの泣ける映画

  • 掲載の順番は公開年順にしています(ランキング形式ではありません)。また作品は随時追加予定です。
  • 表記はタイトル・公開年・上映時間・あらすじ・感想の順です。


心温まるもの、愛おしくなるもの、切なくなってしまうもの…思わず号泣してしまう作品からしっとりと泣ける作品まで幅広くご紹介しています。それではごゆっくりとお楽しみ下さい。

光をくれた人


出典: (C) 光をくれた人

2017年 The Light Between Oceans 133分

オーストラリア西部の孤島ヤヌス・ロックで暮らす、灯台守のトムとその妻イザベル。ふたりは強い絆で結ばれていたが、イザベルは2度の流産に傷ついていた。そんな中、女の子の赤ん坊が乗った謎のボートが流れ着き、自分たちの娘として育てたいというイザベルの懇願にトムは折れてしまう。それから4年、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親のハナと偶然出会うことになる。絶望の中を彷徨うハナを見たトムは、正しいことをするべきだと悔い改め始めるが、イザベルには娘のいない人生など耐えられなかった。娘の本当の幸せは、夫婦の愛の行方は? 苦悩の果てに二人が選んだ道とは──?


西オーストラリアの孤島に灯台守として暮らすことになった元軍人のトムと、その島で出会ったイザベル。ある日、手漕ぎボートが漂流し、ボートに生き残っていた赤ん坊を保護、2人の子どもとして育てはじめるのですが徐々に周囲に知れ始め…。


『光をくれた人』は、深い愛のお話。最初は暗くて淡々と進む感じですが、赤ちゃん流れ着く辺りからはなんだか胸が締め付けらて苦しかった…いろんなとこに愛があるから苦しい。心にしっかりと爪痕を残してくれるおすすめの作品です。エンドロールが終わっても涙が止まりませんでした。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス


出典: (C) ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス

2017年 Guardians of the Galaxy Vol. 2 136分

“スター・ロード”ことピーター・クイルをリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、強大な力を持つ“黄金の惑星”の指導者アイーシャ率いる無敵艦隊から総攻撃を受け、彼らの宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に…。間一髪、ガーディアンズを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで相手の感情が分かる能力を持つマンティスだった。仲間からの忠告にも関わらずエゴに魅了されていくピーターの姿を見て、次第にチームの絆に亀裂が…。そこへ“ピーター育ての親”ヨンドゥが率いる宇宙海賊の襲撃や、さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。はたして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは? そして、彼らは絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか? その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートな、ガーディアンズの最終兵“木”グルートだった…。


銀河を守る落ちこぼれチームが帰ってきた!「家族」がテーマのアメコミヒーロー映画。第5位は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』。他のヒーロー像とはまた違う、悲壮感のないゆるい雰囲気が大好きで、ところどころクスッと笑えるし、泣ける。何も難しいことを考えずに観られる映画です。

ラ・ラ・ランド


出典: (C) ラ・ラ・ランド

2017年 La La Land 128分

夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャンと出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから二人の心はすれ違い始める…。


『ラ・ラ・ランド』は、ミュージカル映画ですが、ロマンチックな要素も含まれていて感情を揺さぶられる作品。もちろんミュージカルシーンも色々なテイストで作られていてどれも凄く魅力的です。


夢見る男女の恋物語的な懐かしさがあってシンプルなストーリー。音とダンスから伝わる感情や叫びを細やかに伝える俳優たちの演技に注目です。少しネタバレになりますが2人が描いていた夢と現実。それらを讃え合うかのように見つめ合うラストに涙。

ボブという名の猫


出典: (C) ボブという名の猫

2017年 A Street Cat Named Bob 103分

ロンドンでプロのミュージシャンを目指すが夢破れ、家族にも見放されてホームレスとなった青年ジェームズ。人生に目的も目標も持てないまま、薬物治療中で精神的にも不安定な彼の前に突然現れた、一匹の茶トラ猫のボブ。彼らは支え合い、困難を1つ1つ乗り越え、やがて“一人と一匹”の人生は大きく変わっていくことになり……。

『ボブという名の猫』は、ボブと名付けられた猫が薬物中毒の純粋で優しい若者を救うお話です。主人公・ジェームズが持つ自己評価の低さに思い切り共感できてしまう私には、彼の何とかしてまともになろうと努力する姿が心に突き刺さってきます。


最低な人生に舞い降りた1匹の奇跡、猫を飼っている人や飼ったことのある人は、ボブの姿と自分の猫を重ねて見るシーンが必ずあるはず。心が温かく幸せになれる感動の実話です。

LION/ライオン 25年目のただいま


出典: (C) LION/ライオン 25年目のただいま

2017年 Lion 119分

オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ――。成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、彼はついに決意する。「家を探し出す――」と。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。 大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。

『LION/ライオン 25年目のただいま』はまるで物語のような奇跡の実話。個人的に1位とかなり悩んだおすすめの作品です。


25年間迷子だった男がGoogle Earthで故郷を見つけるお話。様々な人々との出会いや予想外の困難を乗り越え離れ離れの家族と奇跡的な再会を果たすストーリーはもう圧巻!涙を流す暇もないくらい見入りました。エンディングが流れる頃、溢れるように泣いた作品です。

チア☆ダン


出典: (C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
2017年【121分】

高校に入学した友永ひかりは、中学からの同級生の孝介を応援したいという軽い気持ちでチアダンス部に入部する。そんなひかりを待ち受けていたのは、顧問の早乙女薫子によるスパルタ指導。おでこ出しは絶対必須、恋愛は禁止という厳しく部員たちを指導する早乙女は全米大会制覇を目標に掲げていた。早乙女の指導に周りの部員たちが次々と退部していく中、チームメイトである彩乃とともに、チアダンスを続けていく決意をしたひかりは、仲間たち、そして早乙女とともに大きな目標に向かってまい進する。


スポ根×実話×サクセスストーリー。落ちこぼれがチームで優勝を目指す王道作品、広瀬すずさん主演です 。本気で何かをやっている時の悔し涙…大人になるとなかなかありませんよね。中盤から高校時代のくやしさとかうれしさとか思い出し涙がとまりません。最後の団体演技シーンは鳥肌ものです!

君と100回目の恋


出典: (C) 君と100回目の恋
2017年【116分】

誕生日である7月31日に、事故に遭ってしまった大学生の葵海(miwa)。だが、ふと目を覚ますと事故に遭う1週間前の教室にいた。混乱する彼女の前に幼なじみの陸(坂口健太郎)が現われ、時間をさかのぼれる不思議なレコードを使って何度もタイムリープしては、事故から救っていたと告げる。二人とも抱いていた恋心を伝えられずにいたが、この出来事を機に1年前へと戻って恋人同士になって楽しい時間を過ごす。こうして再び7月27日が近づき……。


坂口健太郎さん主演のシンプル感動系。事故で亡くなってしまう幼なじみの女の子を、タイムリープして何度も救おうとする話。こんな風に誰かのことを必死に想いたいし、こんな風に想われたい!そんな映画です。 miwaさんの劇中歌も涙を後押ししてくれる良い演出でした。

君の膵臓を食べたい


出典: (C) 君の膵臓を食べたい
2017年【115分】

高校の同級生・山内桜良(浜辺美波)がひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕(北村匠海)は、彼女が膵臓(すいぞう)の病気で余命わずかなことを知り、一緒に過ごすようになる。彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕(小栗旬)は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出す。一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子(北川景子)も、桜良との日々を思い返し……。


原作も大好きなんですが、原作よりも映画の方がストーリーに入り込みやすい感じを受けました。当たり前に泣けました!桜良と出会い、振り回されつつ、主人公の言動が少しずつ変化していくところがいい!そして彼女の『生きるとは何か』の答えがとても心に響いて涙がボロボロ、病で苦しむ場面がなかったのも良かったです。メッセージ性が高くて、色々と考えさせられるおすすめの作品です。

ナミヤ雑貨店の奇蹟


出典: (C) ナミヤ雑貨店の奇蹟
2017年【129分】

2012年、古くからの友人たちと悪事をした敦也(山田涼介)は、かつて悩み相談を請け負っていた「ナミヤ雑貨店」に身を隠す。敦也は廃業しているはずの店の郵便受けからした音に気付き調べてみると、32年前に書かれた悩み相談の手紙があり、さらに郵便受けは1980年につながっていた。三人は困惑しつつも店主に代わり返事を書くと、また手紙が投函され……。


東野圭吾さんの長編小説を映画化した作品。地方の町の雑貨店と児童養護施設を通して繋がった人たちの群像劇で、時空を越えたファンタジー。現在と過去の繋がり方が素敵で、1つの手紙を通して心が通じ合っていく様に感動です!そしてなんといっても西田敏行さんの演技に何度泣かされたことか…。

湯を沸かすほどの熱い愛


出典: (C) 湯を沸かすほどの熱い愛
2016年【125分】

1年前、あるじの一浩(オダギリジョー)が家を出て行って以来銭湯・幸の湯は閉まったままだったが、双葉(宮沢りえ)と安澄(杉咲花)母娘は二人で頑張ってきた。だがある日、いつも元気な双葉がパート先で急に倒れ、精密検査の結果末期ガンを告知される。気丈な彼女は残された時間を使い、生きているうちにやるべきことを着実にやり遂げようとする。


これを観て泣くなというほうが無理!時には厳しく、時には優しく。母親の強い愛で娘や父親、周りの人たちも全て包む愛に溢れた映画です。宮沢りえさんの死にたくないよ、生きたいっていうセリフがもう涙なしには見れませんでした。こんな温かい家族理想です。

予告犯


出典: (C) 予告犯
2015年【119分】

インターネット上に、新聞紙製の頭巾にTシャツの男(生田斗真)が登場する動画が投稿され始める。彼は動画の中で、集団食中毒を起こしながらも誠意を見せない食品加工会社への放火を予告する。警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)が捜査に着手するが、彼の予告通りに食品加工会社の工場に火が放たれる。それを契機に、予告犯=シンブンシによる予告動画の投稿とその内容の実行が繰り返される。やがて模倣犯が出没し、政治家殺害予告までもが飛び出すようになる。


愉快犯モノかと思って観たら泣けるやつでした。派遣やニート、外国人など社会的弱者のネットを使った復讐劇が描かれています。最後の最後まで展開が読めず、なぜ?と考えさせられるストーリー構成で本当に面白い作品です。生田斗真さんや戸田恵梨香さんなどキャスト陣もとても豪華ですよ!

あん


出典: (C) あん
2015年【113分】

刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江(樹木希林)という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り……。


ほのぼのした話かと思いきや、次第に明らかになる重いテーマ。その昔、不治の病として社会から完全隔離されたハンセン病患者。今は治療法も確立されていますが、それでも今なお残る差別や偏見とそれらとともに自分らしく生きようとする人々の姿が描かれている作品。映像がとてもきれいで、多くを語らないのが超よい !観終わってからもずっと胸が締め付けられる感覚が残りました。それにしても樹木希林さんの魅力はすさまじいですね!

世界から猫が消えたなら


出典: (C) 世界から猫が消えたなら
2015年【103分】

ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。


死という重いテーマながらふんわりと優しい雰囲気で描かれています。1日ひとつづつ世界から何かを消す。その代わりに1日分の命を得る『悪魔』と取引した7日間。ゆっくりと自分を知り、死を受け入れていきます。人が生きてきた道に無駄なもの、無くていいものなんてないって教えてくれる映画。自然体の佐藤健さんを筆頭にキャスティングも素敵!

永遠の0


出典: (C) 永遠の0
2013年【144分】

太平洋戦争末期。勝利を目前にしたアメリカを大混乱に陥れた、たった一機の戦闘機。「悪魔」と呼ばれたそのゼロ戦は米軍最強の空母艦隊による一斉射撃・百万の銃弾をくぐり抜け、包囲網を突破してみせたのだ。その「悪魔」を操るパイロットは、実に意外な人物であった。宮部久蔵。天才的な操縦技術を持ちながら、生還することにのみ執着し、仲間から『臆病者』と罵られた男だった…。


ゼロ戦乗組員の勇敢さを別角度から、過去の出来事として老人達から話を聞くという形式で綴られています。この作品の前後から戦争映画が続々と出て来ましたが、個人的にその中でも一番心に残った作品です。正直戦争の映画は重たいものですがこの映画は『愛』がたくさん溢れていて引き込まれました。ただただ涙の止まらない何度も見たいなと思える良作です。

ツナグ


出典: (C)ツナグ
2012年【129分】

直木賞作家・辻村深月による同名小説を映画化したヒューマンドラマ。大切な人を亡くした者と死者を一度だけ再会させる仲介人「ツナグ」という職業を通じて、他人の人生に深くかかわっていく青年の葛藤と成長を描く。一見するとごく普通の男子高校生・歩美は、祖母アイ子からツナグを引き継ぐ見習いとして、死者との再会を望むさまざまな人と出会っていく。しかし、死者との再会が救いになるのか、人生は変わるのか、次第に自身の行為に疑問を抱くようになる。


『死者に会いたい』の願いを1度だけ叶える『ツナグ』個人的には、原作を読みながら想像していた映像がそのまま映画になっている感じをうけました。居なくなってしまうなんて思わなくてとうとう伝えられなかった自分の思い、確かめたかった相手の気持ちなど、どうしても届かない隔たりに橋を架ける『ツナグ』の物語。松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲他、豪華なキャスト陣の丁寧な演技で最初から最後まで泣かせてくれる良作です。

八日目の蝉


出典: (C) 八日目の蝉
2011年【147分】

子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。


地上に出てくるとたった七日で死んでしまう蝉。でももしも八日目を迎えた蝉がいたら…。他人の子供を誘拐し、自分の子供のように愛情を注ぎ、その両親と誘拐犯と成長した子供の心情が描かれています。誘拐はもちろん犯罪ですが、犯人目線ということもあって見つからないように願ってしまうぐらい感情移入してしまった作品。永作博美さんと小池栄子さんの演技が大好きになった映画です。

ソラニン


出典: (C) ソラニン
2010年【126分】

OL2年目で会社を辞めた芽衣子(宮崎あおい)と、音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田(高良健吾)は不透明な未来に確信が持てず、互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていた。ある日、芽衣子の一言で仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが……。


作品全体がゆっくりゆったりとした切ないラブストーリー。バンドっていいな、仲間っていいな。できれば仲間が欠けずにみんなで幸せになってくれたら良かったのですが…最後、宮崎あおいさんがステージで歌うシーンは本当に素敵ですよ!

今度は愛妻家


出典: (C) 今度は愛妻家
2010年【131分】

かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介(豊川悦司)は、健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)に日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微妙な変化が訪れる。


ぶっきらぼうで奥さんに全然優しくない夫とそんなダメ夫でもかわいいと尽くす健気な妻。失って初めてその大切さがわかって…。序盤はコメディ色が強く、徐々に感動的な演出へと移ります。最初見たときには出演者の会話に違和感を感じていましたが、話が半分ほど進んでからはその会話は愛情とやさしさに溢れたものに聞こえました…。おすすめです!

僕の初恋を君に捧ぐ


出典: (C) 僕の初恋を君に捧ぐ
2009年【122分】

医師の孝仁(仲村トオル)を父に持つ少女・繭(井上真央)は、父の病院で入院生活を送る少年・逞(岡田将生)と出会う。逞に恋心を抱き始めた繭は、逞が重い病気により20歳まで生きられないと知りつつも「大人になったら結婚しよう」と約束。しかし、時が経って自らの余命を自覚した逞は恋心を封印し、繭を遠ざけようとする。


少女漫画原作。胸が苦しくなるほど切ないけど、胸が苦しくなるほどキュンキュンする映画。岡田将生さん、井上真央さんのキャスティングもぴったり、2人でひたすらくっついているシーンも嫌気なく微笑ましく見守れます。エンディングの平井堅さんの曲も映画に合っていて素敵で すよ。

余命1ヶ月の花嫁


出典: (C) 余命1ヶ月の花嫁
2009年【129分】

イベントコンパニオンをしている長島千恵(榮倉奈々)は、2005年の秋、左胸のしこりが乳ガンとの診断を受ける。そのころ、仕事先で出会った赤須太郎(瑛太)から交際を申し込まれ、一緒にガンと闘うという太郎の言葉に動かされて交際をスタートさせる。千恵の体調もいつしか安定し、次第に病気のことも忘れていくのだが……。


タイトルの通り、実話を基にした作品です。彼女の健気さや彼の誠実さ、周りの人間の彼女を愛する気持ちに感動。悲しい映画のイメージが強いですが人のあたたかさに包まれます。千恵の亡くなった病室での瑛太さんの演技には泣かされました…。

イキガミ


出典: (C) イキガミ
2008年【133分】

「国家繁栄維持法」で千人に一人の確率で選ばれた18歳から24歳の若者の命が奪われる世界で、厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾(松田翔太)は、死亡予告証、通称“逝紙(イキガミ)”を死亡者に配達する仕事をしていた。しかし、死亡する人間の最期の輝きを目の当たりにした彼は、説明しがたい葛藤に苦しみ始める。


現実にはあり得ない設定ですので、なかなか実感は湧きませんが、病気でも寿命でもない余命を告げられた時に気付くことには考えさせられます。救われない世界ですがわずかに救いがあって、だからこそ余計に切なく感じました。山田孝之さんと成海璃子さんの兄妹の話では、温かい兄妹の顛末を見てあまりの感動に号泣、そして最後の最後に劇団ひとりでゾッ。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン


出典: (C) 東京タワー
2007年【142分】

幼いボクを連れてオトンの家を出たオカンは、女手ひとつでボクを育て上げた。やがて美大に通うため上京したボクは、オカンへの罪悪感を感じながらも自堕落な日々を送ってしまう。数年後ようやくイラストやコラムの仕事が軌道に乗り始めた頃、オカンのガンが発覚し……。


リリー・フランキーさんが自身の半生を綴った小説が原作、母親に会いたくなる映画です。オダギリジョーさんと樹木希林さんが最高にいい組み合わせで、どちらの視点から見ても泣けます。ほんわかするし、悲しくなるし、切なくなるし、愛おしくなる名作です。

ただ、君を愛してる


出典: (C) ただ、君を愛してる
2006年【116分】

何も言わずに自分の前から姿を消した静流(宮崎あおい)に会うため、誠人(玉木宏)はクリスマスでにぎわうNYへとやってきた。6年前、誠人は個性的な静流と出会い、静流は一目で彼に恋をした。写真が趣味の誠人と一緒にいたい一心で、静流もカメラを扱い始めるが、誠人は別の女性みゆき(黒木メイサ)に片思いをしていた。


思いが突き動かしたひとつの恋。玉木宏さん演じる誠と宮崎あおいさん演じる静流の恋模様を描いた作品です。人を好きになるという真っ直ぐで純粋な気持ちを思い出させてくれる映画。映像が美しくて素敵な雰囲気をたのしめます。最後の写真には、心奪われました。

星になった少年


出典: (C) 星になった少年
2005年【113分】

学校でいじめにあっていた哲夢(柳楽優弥)だったが、両親が経営する動物プロダクションが購入した仔ゾウのランディと出会い、象使いになりたいと願うようになる。そして哲夢はタイのゾウ訓練センターへ留学するが……。


実話をもとにしたヒューマンドラマ。象に魅入られた主人公が、中学生にしてタイに象使いになるための修行に出ます。周りとぶつかりながらも諦めずに象と気持ちを通わせていく姿に心を打たれます。動物と少年を出したらそりゃ泣けるでしょうけど、想像以上に話が詰まっていて心をもっていかれました。柳楽優弥さんのあどけない感じが良いですし、坂本龍一さんの音楽も最高に素敵です!

天国の本屋~恋火


出典: (C) 天国の本屋~恋火
2004年【111分】

地上で、伝説の“恋する花火”を復活させようと奮闘する香夏子(竹内結子)。天国で、ある女性の未完成の組曲を完成させようとする健太(玉山鉄二)。2人が出会ったとき、愛の奇跡が起きる……。


現実世界で伝説の花火を復活させようと奮闘する女性と天国で未完成の組曲を完成させようとするピアニスト。その二人をつなぐ天国の本屋で短期バイトするピアニストのお話。静かで綺麗で花火がみたくなる穏やかな映画です。劇中で恋人の為に作り上げる曲が素敵すぎる!

いま、会いにゆきます


出典: (C) いま、会いにゆきます
2004年【119分】

秋穂巧(中村獅童)は妻の澪(竹内結子)に先立たれ、1人息子の佑司(武井証)とつつましく暮らしていた。ある雨の日、妻にそっくりの女性が現れるが、彼女は記憶喪失だという。


死んだはずの最愛の妻が雨の降る6週間、もう一度家族に会いにくるお話。全てに透明感があり、感情を揺さぶる映画です。優しい気持ちになりたい時におすすめ!あらすじから察して頂けると思いますが号泣間違いなしです。

あとがき

絶対に泣けるおすすめの泣ける映画を新作、名作からよりすぐってご紹介してきました。どの作品も涙の止まらない素敵な映画ばかりですので気になる作品が見つかれば是非一度鑑賞してみて下さいね。

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時代別おすすめ歴史漫画 傑作15選!深く気軽に楽しめる!


漫画のジャンルの中でも人気の高い歴史漫画。一言で歴史漫画といっても描かれる時代背景によってまるで別モノ。もちろん好みの時代も人によって違います。そこで今回は、舞台となっている時代毎におすすめの漫画を厳選してご紹介していきたいと思います。

はじめに

時代背景は大きく平安・鎌倉時代、戦国時代、江戸時代、明治時代と分けてご紹介しています。また参考として、作品毎にAmazon、BookLive、楽天ブックスのレビュー評価と総合評価を掲載しておきましたので参考にしてみて下さい。評価の高い作品はやっぱり素直に面白いです!気になる作品が見つかれば是非気軽に手に取ってみてくださいね!

おすすめの歴史漫画

それではおすすめの歴史漫画を厳選してご紹介していきたいと思います!あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。ごゆっくりお楽しみ下さい。

平安・鎌倉時代


まずは平安時代・鎌倉時代でのおすすめ漫画をご紹介します。

応天の門


出典:©︎ 応天の門

時は平安、藤原家が宮廷の権力を掌握せんと目論んでいたその頃、都で突如起きた女官の行方不明事件。「鬼の仕業」と心配する帝から命を受けた・在原業平は、ひとりの青年と出会う。その少年の名は――菅原道真。ひきこもり学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平――身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪奇を解決!?(BUNCH COMICSより引用)

Amazon 4.7 BookLive 4.0 楽天 4.5 総合 4.40

平安を舞台にした作品。主人公は架空人物ではなく在原業平と菅原道真という誰しもが授業で習う人物です。道真に関しては進撃の巨人のリヴァイ兵長ぽいですが、個人的には好みです。


内容は、平安を舞台に謎解きをしていく宮中ミステリーなのですが、トリックもわかりやすく細部のネタも歴史好きの心をくすぐる感じでとても楽しい!当時の遊びや恋など教科書でなんとなしに見た光景も出てきて面白いですよ。 歴史物として誰にでもおすすめしたい傑作です。


阿・吽


出典:©︎ 阿・吽

最澄x空海 ふたりの天才の物語が始まる! 日本仏教の要である、比叡山延暦寺の開祖である最澄、弘法大師の名で日本人なら誰もが聞いたことがある空海。レオナルド・ダ・ヴィンチにも匹敵するといわれる日本史上、比類ない天才である、最澄と空海がまさに華麗に、繊細にそして豪快に描かれる人間ドラマ! 平安の世、当時のニッポンを変えた!といっても過言でないこのふたりは、その青年期は人も羨むエリートコースを歩んでいたが・・・(BIG SPIRITS COMICS SPECIALより引用)

Amazon 4.1 BookLive 4.0 楽天 5.0 総合 4.37

中学校の歴史の授業で必ず覚えさせられるビッグネーム、比叡山・最澄と高野山・空海のお話。とゆうことで心穏やかに厳かに読むのだろうと思っていたら…かなり激しい内容になっています。美しい線で描かれる残酷な人間のすがたが痛くて辛くて、読むのに覚悟と勢いが必要な作品です。


平安初期、権力を持ち腐敗していた仏教を革新した最澄と空海。目指す道は同じだったはずなのに、袂を分かち別々の道を歩む事になる2人。静と動、内と外、理性と狂気、2人の対比・ベクトルの向き方がが面白い!描写には残虐な部分もありますが、嫌悪感を感じさせずむしろ生々しくてリアルに感じさせてくれる処も凄い!細かい文字を読むより、絵に引きずり込まれて体験する漫画です。


ぶっしのぶっしん


出典:©︎ ぶっしのぶっしん

半分人間、半分御仏、時は鎌倉時代。半身を失いし、少年仏師・想。彼には、神仏を喚び、ともに闘う“力”があっ――。東大寺を突如襲う異変を前に、想は己に眠る“力”の解放を迫られる…。時代が、仏師たちが、仏像たちが、いま動き出す!! (ガンガンコミックスONLINEより引用)

Amazon 4.3 BookLive 4.0 楽天 -.- 総合 4.15

舞台は平家滅亡後の鎌倉時代、神仏を召喚して戦う力を持つ、半分仏、半分人間の少年仏師の歴史ファンタジー作品。鎌倉時代の仏師が、仏像に仏を降臨させて魔物と戦わせるという斬新な設定です。


ノリやセリフはライトですが平家物語のあれこれがモチーフになっているので、源平合戦に興味を持っている人ならかなり面白く読めると思います。魔物対仏像ということでファンタジー的にもワクワクの止まらない漫画です。


アンゴルモア


出典:©︎ アンゴルモア

中世ヨーロッパを席巻し、恐怖の大王=アンゴルモアの語源との説もあるモンゴル軍。1274年、彼らは遂に日本にやって来た! 博多への針路に浮かぶ対馬。流人である鎌倉武士・朽井迅三郎は、ここで元軍と対峙する!(カドカワコミックス・エースより引用)

Amazon 4.0 BookLive 4.0 楽天 3.5 総合 3.83

元寇時の対馬を舞台にした歴史漫画。学校の授業では北部九州での攻防戦しか教わることの無い「蒙古襲来」の緒戦ともいえる「対馬の攻防」からスタートします。このマニアックさが超素敵なアンゴルモア。


対馬に島流しにされた罪人、鎌倉武士『迅三郎』が博多を侵略すべく迫る蒙古軍数十万から島を守るため刀を振るいます。圧倒的戦力差を前に劣勢を強いられるも奮闘!去っても去っても矢継ぎ早に迫る危機…このギリギリ感が最高に面白いです。


戦国時代


次は大人気、戦国時代のおすすめ漫画をご紹介していきたいと思います。

レイリ


出典:©︎レイリ

長篠の戦いから4年、黄昏ゆく武田帝国と勃興する織田軍団の血戦のはざまで、数奇な運命を生きる少女の名はレイリ。巨匠渾身の原作を新感覚の鬼才が作品化! 衝撃の本格戦国時代劇、開幕!!( 少年チャンピオン・コミックス・エクストラより引用)

Amazon 3.9 BookLive 4.5 楽天 4.0 総合 4.13

歴史物語として大人気の戦国時代、幼いころに目の前で家族を殺され、心に大きなトラウマを抱えた少女レイリが主人公です。岡部丹波守に運良く救われたレイリは、岡部丹波守のため、胸に秘めた衝動を燃やしながら"殺されるため"に剣を振るい、ひたすらに強さを求めます。


「戦に連れていってください。殺して。殺しまくって。ちゃんと最後死にます」死に場所を戦地に求める歪んだ感情、何の躊躇いもなく人をいたぶる狂暴性。壊れてしまった"死にたがりの少女レイリ"の歪ながらも生きる姿が凄く上手く表現されています。会話の間も展開のあっけなさも表情の恐ろしさも全てが良い!作品に没入してしまいました。もうかなり面白いので是非読んでみて欲しいおすすめ作品です。


雪花の虎


出典:©︎ 雪花の虎

戦国の世を、義を貫いて駆け抜けた軍神・上杉謙信。毘沙門天の化身とされる名将中の名将は、実は、女だった―――時は享禄二年、1529年。越後の春日山城城主・長尾為景の第3子が誕生する。不甲斐ない嫡男・晴景に代わる後継ぎとして期待された赤子はしかし女児だった。失望する為景だったが、すぐに決意を新たにする。「この子を、姫武将として育てる」「名を虎千代とする」と――強い父、やさしい母、穏やかな兄、健気な姉に囲まれ、小さな山城でお転婆に育つ虎千代。その双肩に背負う運命の重さを、未だ知るよしもなく……。(ビッグコミックスより引用)

Amazon 3.7 BookLive 4.0 楽天 4.7 総合 4.13

林泉寺の人物画を見た作者・東村アキコさんの直感を史実に基づき描こうとする野心作。


上杉謙信女性説を元にした漫画、じゃじゃ馬なお姫様がどうなって冷徹な軍神に変わっていくのか、楽しみなところです。脱力ギャグは本作でも健在、全体的に読みやすく、ほんわかとしていて、歴史物は今まであまり手が出せなかったという方でも、すんなり入り込めると思います。これを読んだら"上杉謙信女性説"を信じてしまうかも。


センゴク


出典:©︎ センゴク

時は戦国時代。美濃(みの)・斉藤家の家臣、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)=センゴクは、落城寸前の稲葉山城にいた。敵は覇王・織田上総介信長(おだかずさのすけのぶなが)!! 強大な敵に茫然自失となるが、幼なじみ・侍女のお蝶とのある約束を守るために、織田軍団に囲まれた城から決死の脱出を試みるセンゴク。果たして生き残れることはできるのか!?( ヤンマガKCスペシャルより引用)

Amazon 4.2 BookLive 4.0 楽天 5.0 総合 4.40

個人的にはぜんぜん知らなかった武将"仙石権兵衛"視点のお話。初めは斉藤家家臣、斉藤家が負けてからは織田信長に拾われ、秀吉の家臣に。しっかりとした戦国時代漫画です。


当時の戦国期の様子、姉川の戦いや三方ヶ原の戦い、比叡山焼き討ちなど、誰もが知っている名場面が「実はこうだったのではないか」という提案とともに展開していてすごく面白い!戦国時代を深く気軽に楽しめるおすすめの一冊。


へうげもの


出典:©︎ へうげもの

群雄割拠、下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長(おだのぶなが)の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(せんのそうえき=利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!( モーニング KCより引用)

Amazon 4.6 BookLive 4.0 楽天 4.5 総合 4.36

いろいろな人間の欲が登場する醜くも痛快な戦国漫画。織田信長に仕えた茶人『古田織部』が主人公で、己の物欲と戦いながら手柄を目指すというお話です。


普通、戦国モノといえばストーリーの軸は合戦ですし、キャラクターにはカッコよさが求められてきましたが、本作でのストーリーの軸は文化、キャラクターは面白さ重視といった感じです。そして擬音、擬態語が面白いのもこの作品の特徴かなと思いますので、そのあたりにも注目しなが読むとより楽しめると思いますよ!作画の特徴上、ちょっと人物の顔の区別が付きにくかったのが残念。


イシュタルの娘~小野於通伝~


出典:©︎ イシュタルの娘

信長に見出され、秀吉に重用され、家康に信頼された才女、小野於通。その知られざる生涯を、斬新な解釈で描きます。かずかずの歴史小説に謎の美女として登場する小野於通とは、何者だったのか。(BE LOVE KCより引用)

Amazon 4.8 BookLive 4.0 楽天 4.4 総合 4.40

「はいからさんが通る」の作者さんの作品、戦国時代を武士側ではなく、京の公家社会に属する女性の視点から描いています。


神通力を持つ一族の生まれである小野於通は、一族の中でもとりわけ秀でた力の持ち主。それだけではなく、芸事にも秀でていて、才知と異能を使って戦国時代を乗り切っていきます。戦の血生臭さからはやや縁遠い場所で、公家や当時の教養といった面を軸に、戦国の英雄達を見ていく構成は新鮮で面白いですよ!


江戸時代


この時代のおすすめ作品も意外と多くあります。江戸時代のおすすめ漫画。

いちげき


出典:©︎ いちげき

時は幕末………大政奉還後、江戸幕府との武力決着を望む薩摩藩は幕府を挑発すべく、江戸にたむろする浪士たちをかき集めて「御用盗」なる武装集団を結成、「攘夷のための資金提供」を名目に夜な夜な江戸の商家を襲わせていた。そのころ、江戸近郊の村々から百姓たちを集めた「選抜試験」が行われ各村から力自慢で有名な猛者たちが終結していた。選抜試験を仕切る侍たちの狙いは? 選抜試験後に待っているものは?(リイド社より引用)

Amazon 4.4 BookLive 4.5 楽天 5.0 総合 4.63

大政奉還後の江戸が舞台、西郷率いる薩摩藩の、江戸での狼藉ぶりを諌めるために、勝海舟が屈強な農民を集め急造した『一撃必殺部隊』の物語。生き残ればサムライになれる、農民はサムライに勝てるのか?胡散臭い政治と権力闘争も描かれてものすごく面白い歴史漫画です。

天地明察


出典:©︎ 天地明察

幕府の碁打ち、渋川春海(二代目安井算哲)は、碁の名門四家の一員でありながら真剣勝負の許されないお城碁の現状に飽きており、趣味の算術や天文観測に没頭する始末。そんな時、算術絵馬が多数奉納されているという神社に出かけた春海は、全ての問題を一瞥のみで解いていった若い武士の存在に衝撃を受ける。その武士の名は「関」。春海の退屈な日常はこの日を境に大きく変わることになる……!(アフタヌーンKCより引用)

Amazon 4.8 BookLive 4.0 楽天 4.8 総合 4.53

日本史で「暦を作った」と習って名前だけ知っていた、渋川春海の物語。英数字のない江戸時代、算術に夢中になっている若者が、暦を日本に適用させるお話です。数学がわからなくても楽しめます。


自分の思う道に進みたい気持ちを抑え日々生活する春海の前にどんな難問も一瞥で解答する関さんが現れ、春海の人生は少し動き始めます。顔も知らない相手と言葉も交わさず、ピンポイントな知的活動のみを通して惹かれ合い、その刺激が人ひとりの人生を動かしていく様は最高に面白い!何かが大好きでしょうがない人って、どうしてこう魅力的なんでしょうね!


さくらん


出典:©︎さくらん

男の極楽、女の地獄。ここは遊郭・江戸吉原――。江戸吉原は男と女、女と女がだまし合う色の街。江戸吉原の「玉菊屋」に売られてきた、ふてぶてしくて意地っ張りだけどちょっと健気な少女。彼女が、ほかの遊女たちの生き様や悲劇的な最期を目の当たりにしながら位の高い遊女である花魁へと成長していく。のちに伝説の花魁となる「きよ葉」の型破りな生き方を描く、破天荒花魁ストーリー!(KCデラックス イブニングより引用)

Amazon 4.3 BookLive 4.0 楽天 4.3 総合 4.20

吉原の遊郭で廓のNo.3に君臨する売れっ妓・きよ葉。その幼少期から遊郭で過ごす少女時代を経て、やがて一人前の花魁となるまでを彼女の回想と言う形で描かれています。エグい所も沢山ありましたがそれをも越える絵の華やかさ、妖しさに魅力を感じる作品。


吉原は美化されてるお話が多い中、苦悩や汚い部分を分かりやすく描いてありました。いい感じの狂気と粋と華やかさと高慢さでしたよ。体調不良に伴い未完との事で、いつか第二部も読めることを願っています。


アサギロ


出典:©︎ アサギロ

無垢な少年は、幕末最強の「狼」となる。幕末――浅葱色の羽織を身にまとい京都の街を駆け抜けて、人々から「狼」と恐れられた「新選組」。時はさかのぼり、江戸――のちに沖田総司となる惣次郎12歳は、その「強さ」を持て余しながら少年時代を過ごしていたが、一転…!(ゲッサン少年サンデーコミックスより引用)

Amazon 4.2 BookLive 4.0 楽天 3.7 総合 3.97

幕末を駆け抜けた新撰組。その一番隊組長、沖田総司を中心に描いた漫画。幼少期から始まるので知らないエピソードがいっぱい!幕末の剣術事情を知るにも良い作品です。


沖田は、剣の達人だったのですが、人としてどこか欠落してるようなキャラとして描かれることが多いところ、この沖田少年は、ど天然!他の登場人物たちも個性豊かで魅力的です。幕末云々ではなく剣に絞った展開が、とても引き込まれる作品。


JIN −仁−


出典:©︎JIN −仁−

現代の脳外科医・南方仁は頭部裂傷の緊急手術の執刀中、頭蓋骨内封入奇形胎児を発見、摘出する。手術後、謎の声が“元ヘ戻シテ”と仁に囁き、更に仁は逃走したオペ患と揉み合ううち、何と幕末へワープしてしまう。近代器具なき現代医・仁の医術は幕末に通じるか?(ジャンプ・コミックスデラックスより引用)

Amazon 4.5 BookLive 4.5 楽天 4.7 総合 4.57

現代の脳外科医がタイムスリップ、幕末の江戸で医療技術を駆使して坂本龍馬を救おうというお話。史実をしっかりと踏まえていて、幕末歴史好きならたまらない作品だと思います。


医療ものなので、わからない用語満載なんですが、それでも読者をおいてけぼりにしない面白さがありました。沖田総司始め、幕末の志士たちの姿にはもう涙、涙。全20巻完結済みのおすすめ漫画。


明治時代


この時代を舞台にした作品は少なめですが人気作ばかり!明治時代のおすすめ漫画。

ゴールデンカムイ


出典:©︎ゴールデンカムイ

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!(ヤングジャンプコミックスより引用)

Amazon 4.6 BookLive 4.0 楽天 5.0 総合 4.53

明治時代の北海道が舞台、日露戦争において「不死身」と呼ばれた杉元佐一。かつての想い人である親友の妻のために、一攫千金を夢見て北海道に来た彼でしたが、アイヌの莫大な金塊が隠されているという話を聞かされます…。


バトルあり、ギャグあり、グルメありととにかく様々な要素をこれでもかと詰め込まれているのに、話はシンプルでテンポが良くとても読みやすい作品。設定もストーリーも説得力を持たせるだけの作者の知識と画力があります。面白くなる要素しかない大人気作品。ただ、結構グロ描写があるのでそこだけは注意が必要です。


乙嫁語り


出典:©︎乙嫁語り

中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。 美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!(BEAM COMIXより引用)

Amazon 4.4 BookLive 4.0 楽天 4.7 総合 4.37

最後は少し日本をはなれて19世紀の中央アジアが舞台、現代ではカザフスタン、ウズベキスタンの辺り。姉さん女房で嫁いできたアミルの目からそこでの生活や文化を描いた作品です。


こちらの漫画、とにかく絵がきれいで、絨毯や来ている服、パンにいたるまで1つ1つ驚くほど細かいところまで書かれて凄い!ちょっとした仕草や表情も一人一人とても綺麗で、読んでいて幸せな気分になれる一冊です。


まとめ

おすすめの歴史漫画を時代別にご紹介してきました。時代にかかわらずどれも本当に面白すぎる傑作ばかりです!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

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臨場感や追い詰められる緊張感で心臓の鼓動が早くなる!そんな恐怖を楽しめるのがパニックホラー。多少のグロ描写が含まれる作品が多いものの、このドキドキ感は癖になるはず。今回はおすすめのパニックホラー漫画をご紹介していきたいと思います。

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それではおすすめのパニックホラー漫画を厳選してご紹介していきたいと思います。あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

屍町アンデッド


出典:©︎ 屍町アンデッド

先生は、地獄の底まで堕ちてでも生き延びる覚悟です。 圧倒的に巨大な黒い箱が存在する街、鹿羽市鹿羽町。 ある日高校教師・葛城柘榴の担任するクラスで突如生徒が生徒を喰らい始め、学校は大パニックに陥るが…⁉ そして教師・葛城には裏の顔が…⁉ (Amazonより引用)


兄が妹の為に屍体を倒しまくるバイオレンスパニックホラーもの。妹への愛情が全てに勝っている主人公が割と強くて、容赦なく無表情で屍体を狩る姿はなかなか爽快で面白い。ちなみに屍体とはゾンビ的な存在、ということでグロ要素強めの作品です。

呪街


出典:©︎ 呪街

ただそう願うだけで、人を殺傷せしめる力、呪力。超能力とも違う、人間を害するためだけの呪力は生まれながらに、あるいは突然なんの脈絡もなく発症する。呪力を発症した人間は、社会に致命的な害を与えるので、行政の方針で地図にない街・月ノ見村、通称「呪街」へ集められる。そこでは呪力者同士の戦いが繰り広げられ、今日も新しい呪力者が訪れる。(Amazonより引用)


人を呪い殺せる呪力という力が存在して、それ以外は普通の世界。そんな力をもった人間を集めた街での権力抗争で、呪いをぶつけ合うという一瞬で終わる戦い方で、対峙する相手との緊張感がとてもよく伝わってきます。作画のバランスが不安定な気もしますが、これがさらに恐怖心を煽って良い感じですよ。


終末の天気


出典:©︎ 終末の天気

「要らない人間が多すぎる」――そう思ったことのある人に捧ぐ、とある破滅の物語。25歳。金なし、職なし、彼女なし。メロメロメロディーズというアニメにメロメロの黒川。その下り坂人生の中で<相手に指を向け、「BAN」と発することで、その人間を消せる能力>を得たことによりはじまるカタストロフィサスペンス。(Amazonより引用)


無気力フリーターが、夢の中でフードを被った謎の人物と出会い、自分が要らないと思った人間を消せる能力を授かったことで混乱と破滅を描く物語。彼は復讐や気に入らない人物にその力を使うのですが、最後はフードの男が再び現れ話は思いもよらない展開に…。


オンライン The Comic


出典:©︎ オンライン The Comic

恐怖値レベル100の死亡遊戯。どこにでもいるごく普通のOL・八城舞、22歳。ある日、彼女の家の郵便ポストに1台の
ゲーム機が届いた。本人の意志に関係なく強制的に参加させられたゲーム「ナイトメア」──、それは大切な人の命と自分自身の肉体をかけた命がけのゲームだった!! (Amazonより引用)


普通のOLの家に突然携帯ゲーム機が届いて、命をかけた全世界感染型のデスゲームに強制参加させられる話。読み進めていくうちに段々と一緒にゲームをしている感覚になってきて、臨場感にドキドキしながら楽しめますよ。


渋谷金魚


出典:©︎ 渋谷金魚

【注意】この金魚、人を喰います。 平凡で、冴えない毎日を過ごす少年・月夜田初。その予定調和な日常は突如として終わりを告げる…。大都市・渋谷に大量発生した〝人喰い金魚〟! 大きい〝金魚〟も小さい〝金魚〟も、人を喰って、喰って、喰いまくる!! ハチ公も、スクランブル交差点も、センター街も。渋谷に襲い来る未曾有の大パニック!! 覚悟を決めろ。絶望に挑め。史上最悪の生存競争が始まる!!!(Amazonより引用)


突如渋谷に空中を泳ぐ人食い金魚が現れる理不尽系のパニックホラー。色々な人にスポットを当てて、どう生き抜こうとするのかが描かれています。焦点の合っていない瞳…これを読んでしまうと多分金魚に嫌悪感が湧いてくるので注意。


ジンメン


出典:©︎ ジンメン

転校で七年ぶりに故郷へ戻ってきた動物好きの主人公・神宮マサト。幼馴染みの女子高生・ヒトミをデートに誘い、訪れた動物園で二人は人間の顔が付いた動物に突如襲われてしまう・・・逃げ惑うマサトとヒトミ。しかし、それは彼らが思いがけない世界に放り出される序章に過ぎなかったーーーー!! (Amazonより引用)


顔が人間っぽくなった動物たち「ジンメン」が人間を殺しまくるパニックホラー。ジンメンの形相は、生理的な部分に訴えかけるような恐怖があります。個人的に話が進むごとに面白さが増している気がします!


モンキーピーク


出典:©︎ モンキーピーク

社員の結束を高める為の、登山レクリエーション。 雄大な自然を感じる爽やかな山は、夜と共に惨劇の舞台と化す! 藤ヶ谷製薬36名が体験した、未体験の悪意とは・・・! ? 凍牌の志名坂高次が初の原作を手がけ、俊英・粂田晃宏が入魂の筆致で迫る。 戦慄と衝撃の山岳パニックホラー開幕! !(Amazonより引用)


製薬会社のレクリエーションで登山に訪れた一行に、突然襲いかかる得体の知れない猿。裏切りあり、グロありの山岳パニックホラー。同僚たちはバタバタと猿の餌食になっていきます。理不尽すぎる状況にもう心臓がバクバク!



リバーシブルマン


出典:©︎ リバーシブルマン

“ウラガエリ"と呼ばれる変死体が首都圏各地で見つかる。それは皮膚がまるでウラガエったかのような死体であった。怪事件に巷ではまことしやかな都市伝説が流れる。ある者は伝染病だと決め付け、ある者はマフィアの臓器売買だとつぶやく。その真相を知るのは、ひとりの女子高生だった。(Amazonより引用)


とんでもなくグロい描写でインパクトのあるウラガエリ現象が描かれていますし、内容も重めなので調子の悪い時は読まない方がいいかもしれません。でも、この発想は凄いと思います。一般受けは絶対しなさそうな作品。


インセクツ


出典:©︎ インセクツ

製薬会社・テルバイド化学が開発した「ペレナドウイルス」。有用なタンパク質を生み出すためのウイルスであったはずが、被験体となった昆虫の巨大化、凶暴化という予期せぬ結果を招いてしまった。緊急事態として閉鎖された街の中で住民たちは…!?(バーズコミックスより引用)


こちらはタイトルからお察しの通り昆虫パニックもの。昆虫が巨大化するというのはそれだけで生理的な嫌悪感があって面白い。絵柄は好き嫌いあると思いますが、ものすごくきちんと設定が作られていて引き込まれます。昆虫が苦手な人にこそおすすめしたい作品。


ハカイジュウ


出典:©︎ ハカイジュウ

東京・立川。鷹代陽はバスケに打ち込む普通の高校生。その日も順調な一日を送るはずだった……。昼下がり、市内を襲った突然の大地震。崩壊した学校の中で陽は目撃する。同級生たちの死体の山。そして、ソレらに喰らいつく未知なる怪生物を……。圧倒的画力が紡ぎ出す、完膚なきまでの衝撃!!超絶都市型モンスターパニック!!(少年チャンピオン・コミックスより引用)


突如として現れたモンスターに惨殺され、わけもわからず逃げ惑う高校生達。最初は局所的なところから、世界規模の恐怖になっていく広がり方が面白い!凄惨な死に方をするシーンがかなり多いので、苦手な方は卒倒するかもしれませんが迫力のある作画で作品の中に引きずり込まれます。


まとめ

おすすめのパニックホラー漫画をご紹介してきました。迫り来る恐怖を主人公達と一緒になって味わえる良作ばかりです。気になる作品があれば是非手に取ってハラハラ、ドキドキをしっかりと味わって下さいね。

おすすめの入れ替わり漫画・TS漫画 厳選10作品!


「らんま1/2」や「転校生」、最近では映画「君の名は。」など、男女の入れ替わりものや女性化、TS(性転換)ものジャンルは根強い人気を誇っています。今回はそんな男女の入れ替わり漫画のなかでもおすすめの作品を厳選してご紹介していきたいと思います。

おすすめの入れ替わり漫画・TS漫画 厳選10作品

他人と体が入れ替わってしまう「人格入れ替わり作品」と性別が変化する「女体化・TS作品」からおすすめ作品を厳選してご紹介していきたいと思います。あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

①山田くんと7人の魔女


出典:©︎ 山田くんと7人の魔女

朱雀高校一の問題児・山田は今日も先生に怒られて超不機嫌。そのうえ、優等生の白石うららと一緒に階段から落っこちて、死んだ! と思ったら白石と体が入れ替わっていた!! 相性サイアクな2人が、学校中を駆け回る!! すべてはキスからはじまった!!( 講談社コミックス より引用)


学内一の問題児と優等生女子のキスによる精神入れ替わり漫画。主人公が女の子とキスばっかりしていますがそれ程エロさはなくて読みやすい。愛すべきキャラクターばかりで笑えるところも、和むところもたくさんあって面白いですよ。全28巻完結済み


②桃色男女ちぇん★


出典:©︎ 桃色男女ちぇん★

カラダが入れ替わってしまったオタクの夕日(♂)とギャルのサラ(♀)まったく正反対の2人だけど、カラダが入れ替わった方がしっくりきて・・・!!抱腹絶倒・・・!!だけど心にしみる奇跡のラブコメ!(裏少年サンデーコミックスより引用)


オタク男子とギャルの中身が入れ替わってしまう話。入れ替わってお互い好き勝手に振る舞い始めたらそれぞれの魅力倍増しています。入れ替わったからこそわかる相手の良さや気持ちで2人の関係は…。


③ボクガール


出典:©︎ ボクガール

『男らしくありたい!』そう願う瑞樹は、美少女に見間違えられてしまう程の女顔。男子高校生に告白される男子高校生として悩める日々を過ごす彼が、運命の悪戯により、男の子として一番大切なアレを失くしてしまい、さあタイヘン…!! 異常恋愛警報! 全方位系TSF物語がスタートです!!( ヤングジャンプコミックス より引用)


女の子のように小柄で細身で容姿も整っている中性的な男子高校生が神様の暇つぶしのため女の子に性転換されてしまう話。転換直後のあれやこれや問題のお約束も余すことなく網羅されています。その上できちんと三角関係ラブコメに落とし込んでいるTSFラブコメの入門書。


④ぼくは麻理のなか


出典:©︎ ぼくは麻理のなか

家の中でひたすら暇をつぶすひきこもりの青年。彼の唯一の楽しみは、毎日コンビニで見かける天使のような女子高生のあとをつけることだった。そして今日も、いつものようにあとをつけていたはずが――。( アクションコミックス より引用)


大学デビューに失敗し引きこもって自堕落な生活を送る小森。そんな彼の唯一の癒しは、夜のコンビニで会う理想的な女の子。堪らず彼女の後を付けた夜、気が付けば彼女の部屋で、彼女の身体で朝を迎えていた…。入れ替わりモノと思わせておいて、何かが違う不思議な読後感。ただの妄想では終わらない生々しいリアリティは、女の子になりたいという作者の思いから生まれた作品だと知って納得できました。


⑤あめのちはれ


出典:©︎ あめのちはれ

名門・雨谷学園の入学式は、珍しく春の嵐に見舞われた。激しい春雷が落ちた時、新入生の葉月、冬馬、悠介、淳太、円の身体に異変が起きる。なんと、全員が女子の身体に変化していたのだ――!! (B’s LOG Comicsより引用)


入学早々、ある事件をきっかけに雨が降ると女子になってしまう体質になった男子高校生5人の物語。突然の変化に戸惑う心理描写が絶妙で良い!仲間がいるおかげで深刻にならずに可愛いらしい雰囲気です。序盤、主役級登場人数の見分けがつきにくいのですが、後半には個性がはっきりして混乱は避けられます。


⑥大木先生と小鮫さん


出典:©︎ 大木先生と小鮫さん

生徒になめられっぱなしの新米教師・大木と学校一の問題児な女子高生・小鮫。決して交じり合わないはずのふたりだったが、ある日突然、体が入れ替わっちゃって…? ベストセラー作家が放つ異色のラブコメディ! ( ヤングジャンプコミックス より引用)


頼りない新米教師と問題児女子高生・小鮫さんの入れ替わりラブコメ。小鮫さんが先生になった時はカッコいいし、小鮫さんも先生が中にいる時は良い子になって…良い感じでオーソドックスなおすすめの入れ替わりストーリー。全2巻完結済みなので読みやすいですよ。


⑦思春期ビターチェンジ


出典:©︎ 思春期ビターチェンジ

小学4年生のある日、突然、お互いの身体が男⇔女入れ替わってしまったユウタとユイ。元の姿に戻れないまま数年過ぎて、二人は異性の姿で中学へと進学して・・・? (ポラリスCOMICSより引用)


男女入れ替わりによって心と違う性別に戸惑いながらも生きる結構ビターな少年と少女の物語。思春期の時期に入れ替わった状態を長期間続ける難しさが描かれていて、相手から預かった身体を大切にしようとしている様子はいじらしくて切なくなります。


⑧オレが腐女子でアイツが百合オタで


出典:©︎ オレが腐女子でアイツが百合オタで

百合をこよなく愛するオタク男子・吉田(よしだ)と、 BLが大好物の腐女子の美少女・保科(ほしな)。 漫研に出没する幽霊・漫子さんの呪いによって、 ふたりは身体が入れ替わってしまった…!? 趣味も性格も対極なオタク男女が巻き起こす ハイテンション入れ替わりコメディ!(MFコミックスより引用)


百合を愛するオタク男子と、BLが大好物の腐女子・保科。全く価値観の違う2人が入れ替わっているのが面白い。着替えはどうするかとか、身体を見られたくないなどの普通なら必ずぶつかる壁は何もないのに、百合オタと腐女子の壁は思っていたよりも高いみたいです。


⑨WHITE NOTE PAD


出典:©︎ WHITE NOTE PAD

1年前、体と人格が入れ替わった男女。小田薪葉菜(おだまきはな、女子高生・17)と木根正吾(きねしょうご、自動車工・38)は、ある日突然、体と人格が入れ替わってしまった。別人の体のままで1年が過ぎ、偶然2人は再会する。少女の体になった男は容姿を磨き美しい読者モデルに、中年男の体になった少女は記憶喪失扱いで定職を失っていた。再会した“自分”はあまりにも違う“自分”になっていて――。(フィールコミックスFCswingより引用)


ある日突然、人格が入れ替わった38歳のおじさんと、17歳の女子高生。他人の人生を生きなければならなくなった2人の話で面白いのですが、どちらもとても順調とはいえない悲惨な状況(特におじさんに入れ替わってしまった、女子高生はキツそう…)に怖さがじわじわと来るシリアスな作品です。



⑩鏡の前で会いましょう


出典:©︎ 鏡の前で会いましょう

美人になったら幸せになれると思ってた――。「可愛い」とは正反対、不動明王似の〈明子〉。それでもそれなりに楽しく生きていた。親友で美人な〈まなちゃん〉としこたま飲んだ翌朝、目が覚めるとビックリすることが起こっていて――! アラサー女子の美醜をめぐる、鮮烈ストーリー!( BE LOVE KC より引用)


不動明王似で気持ちのいい性格の女性と、女の子らしくて可愛いけど自信のない女性が入れ替わってお互い客観的に眺める機会を得ます。あっさりとした絵柄で読みやすいのですが内容は結構重いテーマでグサっと刺さります。


⑪バランスポリシー


出典:©︎ バランスポリシー

女が生まれなくなった世界。国家は女性化政策を始める。真臣の親友・健二は女性に改造されてしまい…!?親友にドキドキ?なTSラブストーリー!( 少年画報社 より引用)


女性人口が激減した社会で適正のある男性が心以外は全て女性にされることを義務付けられた世界。そんな世界での、元男の子とその友人の何ともやるせない日常を描いたおすすめのTS漫画。心理描写がとても丁寧でどこかノスタルジックな雰囲気が漂っています。


まとめ

おすすめの入れ替わり漫画・TS漫画をサクサク読めて笑えるコメディタッチのものから、結構シリアスな作品まで幅広くご紹介してきました。どの作品も大満足の面白さ!気になる作品があれば是非手に取ってみて下さいね。

ミステリー・サスペンス映画おすすめ14作品!【邦画・洋画】


二転三転する展開、見事な伏線の回収、そして衝撃のラスト…今回は、ドキドキハラハラを堪能できるおすすめのミステリー・サスペンス映画をご紹介していきたいと思います。

はじめに

今回は、おすすめのミステリー・サスペンス映画を洋画・邦画から厳選して、あらすじや感想と合わせてご紹介していきますので是非参考にしてみて下さいね。

おすすめのミステリー・サスペンス映画【洋画・邦画】

  • 掲載の順番はランキング形式ではなく公開年順、また作品は随時追加予定。
  • 表記はタイトル・公開年・上映時間・あらすじ・感想の順です。

ゴッホ~最期の手紙~


2017年【96分】

ある日、郵便配達員ジョゼフ・ルーラン(クリス・オダウド)の息子アルマン(ダグラス・ブース)に、パリへ送付する1通の手紙が委ねられる。その手紙は父の友人であり、自ら死を選んだ画家ゴッホが弟のテオに宛てたものだった。ところがテオの居所を探しているうちに、彼がすでにこの世にいないことが判明する。


まず最初は、125人の画家が62450枚ものゴッホ風の絵を描いて作られたゴッホの死の真相を解き明かすミステリー。もう美術館にいるような感覚!ゴッホの死に迫っていく展開とともに画風も変わっていって、どんどんゴッホの世界に引き込まれていきます。見たこともないような世界が観られますよ。



出典:©︎ ゴッホ~最期の手紙~

ブリッジ・オブ・スパイ


2016年【142分】

アメリカとソ連の冷戦のさなか、保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。その後ドノヴァンの弁護により、アベルは死刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ジェームズは、CIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)の交換という任務を任され……。


トムハンクスとスピルバーグの強力タッグ作「ブリッジ・オブ・スパイ」は、冷戦時代に国と国の取引を請け負った弁護士のこちらも実話を基にしたサスペンス映画。題材は地味で派手な撮り方もほとんど無いのですが、交渉の様子には手に汗を握らされますし、結末には静かな感動が込み上げてきますよ。



出典:©︎ ブリッジ・オブ・スパイ

ゴーン・ガール


2014年【149分】

ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。


観た人の人間観を一変させてしまう様な衝撃に満ちたミステリー映画。妻の失踪で悲劇の夫となった主人公が、報道と捜査で徐々に妻殺しの疑いをかけられるのですが…真相がある程度わかる中盤からも二転三転とあって見応えたっぷり。そしてなんといっても不気味さと狂気に溢れていて怖い…ショッキングなシーンがあるので、苦手な方にはおすすめしにくいのですが、一度は怖いもの見たさに鑑賞してみるのも良いと思います。



出典:©︎ ゴーン・ガール

マーシュランド


2015年【105分】

1980年、スペインのアンダルシア。湿地帯にある小さな町で、2人の少女の行方がわからなくなる。やがて彼女らは激しい拷問を加えられた果てに殺される。ベテラン刑事のフアン(ハビエル・グティエレス)とマドリードから左遷されてきたペドロ(ラウール・アレバロ)は、これまでにも似た事件が起きていたことを知る。調べを進めていくうちに、貧困、汚職、密売といった町と住人が抱える闇を目の当たりにするフアンたち。そんな中、新たな少女失踪事件が起きてしまう。


終始暗くて湿った雰囲気で猟奇殺人を描いたミステリー。意味深な伏線だらけで、どれが最後に繋がるのかと思えば、見る人に委ねる系のラストは個人的には少しモヤモヤ。ですが好きな人はかなり好きだと思います。1980年当時の時代背景を軽く頭に入れて観賞するとより楽しめると思います。



出典:©︎ マーシュランド

ナイトクローラー


2015年【118分】

人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス(ジェイク・ギレンホール)。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、それに応えようとルイスもとんでもない行動を取る。


向上心溢れる青年が知恵と工夫で成り上がるサクセスストーリー。ネタの為なら人を人とも思わない行動をとる主人公は狂気の一言ですが、事故現場のパパラッチとしてどんどんのし上がっていきます。後味は悪いのですが何か爽快感みたいなものもあるおすすめのサスペンス映画です。最悪の展開になればなるほど、良い感じの音楽が流れるのも面白い!



出典:©︎ ナイトクローラー

偽りなき者


2012年【115分】

親友の娘クララの作り話が原因で、変質者のレッテルを貼られてしまったルーカス(マッツ・ミケルセン)。クララの証言以外に無実を証明できる手段がない彼は、身の潔白を説明しようとするが誰にも話を聞いてもらえず、仕事も信用も失うことになる。周囲から向けられる憎悪と敵意が日ごとに増していく中、ルーカスは自らの無実を訴え続けるが……。


「子供は嘘は付かない」子供の嘘を発端に仕事も信用も全て失ってしまう救いのない話。誘導尋問と憶測のみで進んでゆく怖さ。後味は悪いのですがとても面白いミステリー映画。北欧の映画ですが、静かに少進行していく物語の構成は日本映画のようです。色々なことを考えさせられる傑作。



出典:©︎ 偽りなき者

アルゴ


2012年【120分】

1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、52人もの人質を取るという事件が起きる。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。


リアリティがあって、強い緊張感を感じるのは、この作品が実際にあったイランアメリカ大使館人質事件に基づいたものだから。こんな作戦が実際にあったとは本当に凄い!一見、馬鹿げているような作戦ですが、いろいろと張り巡らせていた策略がしっかりと功を奏していて、小気味の良い伏線回収になっています。



出典:©︎ アルゴ

シャッターアイランド


2010年【138分】

精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。


精神を病んだ犯罪者達を収容する島で女性が失踪する事から始まるミステリー。事件の担当になった連邦保安官達は捜査を進めていくうちにこの孤島の怪しさに気付き始めます…。とにかく細部まで計算し尽くされた伏線を主人公の視点から読み解いていく作品。そして色々な解釈が出来そうなラストは一度目と二度目でまるで別の映画を見ているかのように思える程です。ミステリー映画好きな方に是非鑑賞して欲しい傑作です。



出典:©︎ シャッターアイランド

去年の冬、きみと別れ


2018年【119分】

松田百合子(山本美月)と婚約しているルポライター耶雲恭介(岩田剛典)は、猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン木原坂雄大(斎藤工)のスクープを狙っている。この事件は世間を大きく騒がせたが、真相はわかっていなかった。耶雲は事件を解明しようと奔走するが、百合子が木原坂の標的になり……。


映画ですが2時間の小説を読んでいるような不思議な感覚。時系列も人物関係も凝っていて、テンポも良くしっかりとストーリーに浸れます。「全ての人が騙される」というキャッチコピーに構えていたのですが、予想のはるか上を行く展開でとても面白い!人は愛する人の為ならこんなにも恐ろしくなれるのかとも感じたおすすめの良作サスペンスです。



出典:©︎ 去年の冬、きみと別れ

望郷


2017年【112分】

都会から離れた島で窮屈さを感じながら育った夢都子(貫地谷しほり)は、大人になり幸せな家庭を築いていた。ある日、幼いころからの自由の象徴で、本土の憧れの場所「ドリームランド」が閉園することを知り、彼女は長年思い続けてきたことを語る。一方、本土から9年ぶりに帰郷した航(大東駿介)のもとに亡き父の教え子だという人物がやってきて、航は確執を抱えたまま死別した父の真意を知る。


瀬戸内海の離島を舞台に、夢都子とその母、航とその父、2組の親子の物語。湊かなえさん原作の作品ですが、ミステリー要素は少なめで、それ程ドロドロもしていません。イヤミスを期待して鑑賞すると期待はずれかもしれませんが、随所にある人の愚かさや感情の揺らぎの描写は、さすが湊かなえさん!終始、暗さと切なさの漂いますが、最後には一筋の光が見えるような作品です。



出典:©︎ 望郷

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶


2017年 【125分】

1930年代の満州で、天皇の料理番が考案した、幻のフルコース。 歴史に消えたレシピの謎を追うのは、どんな味でも再現できる、絶対味覚=麒麟の舌を持つ料理人。最後の一皿に隠された、壮大な愛とは?


戦時中、どんな味でも再現する絶対味覚「麒麟の舌」を持つ料理人・直太郎の考案した「大日本帝国食菜全席」。70年後、お金の為には何でもする孤高の天才料理人・充が依頼を受けて直太朗の作ったレシピ探しの旅へと向かいます。現代と戦時中という時間軸の離れた物語が、だんだんと結実していく凄さ…家族や友人の愛に溢れる人間ドラマに、探すという謎解き要素が加わった良作です。



出典:©︎ ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

怒り


2016年【141分】

八王子で起きた凄惨(せいさん)な殺人事件の現場には「怒」の血文字が残され、事件から1年が経過しても未解決のままだった。洋平(渡辺謙)と娘の愛子(宮崎あおい)が暮らす千葉の漁港で田代(松山ケンイチ)と名乗る青年が働き始め、やがて彼は愛子と恋仲になる。洋平は娘の幸せを願うも前歴不詳の田代の素性に不安を抱いていた折り、ニュースで報じられる八王子の殺人事件の続報に目が留まり……。

八王子で夫婦が殺害され現場には「怒」の血文字が残された。犯人が顔を変えて逃走し1年、東京、千葉、沖縄に素性の知れない男が現れる…。怒りや悲しみなど色々な感情の詰まっています。そして観終わった後に込み上げてくるなんとも言えない感情。サスペンスとしてすごくハラハラ出来ますし、なんといっても役者さん達の魅せる迫真の演技はもう鳥肌もので心を鷲掴みにされます。



出典:©︎ 怒り

凶悪


2013年【128分】

ある日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。


人間の汚い部分がたくさん!胸糞の悪いエピソードがオンパレードな『凶悪』は、死刑囚がジャーナリストに、露見していない殺人事件を打ち明けた事から始まるノンフィクション。どこまでが実話なのかわかりませんが、これが本当に起こった事件なんて怖すぎる…。多少グロシーンがありますので苦手な方は注意。



出典:©︎ 凶悪

告白


2010年 【106分】

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。


こちらも湊かなえさん原作、狂気的でものすごく不安な気持ちになる学園ミステリー映画『告白』は、娘を自分の生徒に殺されてしまった女教師の復讐劇です。加害者を追い込んでいく過程には鳥肌の立つ怖さがあり、ラストには復讐が成し遂げられスカッとしつつも、その救いのない終わり方には、何とも言えない気持ちが残ります。



出典:©︎ 告白

あとがき

おすすめのSF・ファンタジー映画を洋画・邦画より厳選してご紹介してきました。どの作品もハラハラドキドキを楽しめるおすすめの映画ばかりです。気になる作品が見つかれば是非一度鑑賞してみて下さいね。

▷関連記事

SF・ファンタジー映画おすすめの15作品!幻想的な世界観にワクワク!


色彩豊かで幻想的な映像や壮大な世界観にワクワクが止まらない!おすすめのSF・ファンタジー映画をご紹介していきたいと思います。

はじめに


素敵な映像やBGMを楽しみたい、ワクワクする世界観を堪能したい、そんなあなたにおすすめのSF・ファンタジー映画を新作・名作から厳選して、あらすじや感想と合わせてご紹介していきますので是非参考にしてみて下さいね。

おすすめSF・ファンタジー映画

  • 掲載の順番はランキング形式ではなく公開年順、また作品は随時追加予定。
  • 表記はタイトル・公開年・上映時間・あらすじ・感想の順です。

それではおすすめのSF・ファンタジー映画をどうぞごゆっくりお楽しみください。

レディ・プレイヤー 1


2018年【140分】

2045年、人類は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」で生活していた。ある日、オアシスの創設者の遺言が発表される。その内容は、オアシスの三つの謎を解いた者に全財産の56兆円とこの世界を与えるというものだった。これを受けて、全世界を巻き込む争奪戦が起こり……。


面白いものを詰め込んだらそれはやっぱり面白い!あんなキャラやこんなキャラが勢揃いで、純粋に楽しいアトラクションの様な映画でした。キャラクターの元ネタをどれくらい知っているかで楽しさが+αされていくと思います。色彩に細部にセットに全てに力をかけているからこそできる大作SF。



出典:©︎ レディ・プレイヤー 1

美女と野獣


2017年【130分】

進歩的な考え方が原因で、閉鎖的な村人たちとなじめないことに悩む美女ベル(エマ・ワトソン)。ある日、彼女は野獣(ダン・スティーヴンス)と遭遇する。彼は魔女の呪いによって変身させられた王子で、魔女が置いていったバラの花びらが散ってしまう前に誰かを愛し、愛されなければ元の姿に戻ることができない身であった。その恐ろしい外見にたじろぎながらも、野獣に心惹(ひ)かれていくベル。一方の野獣は……。


ベルと野獣が次第に心を打ち解けあい、互いを愛し合う様子は本当に美しい。ミュージカル風の造りですが、素敵な光景と心を揺さぶられる音楽で、ミュージカルが苦手な方でも十分堪能できます。観ているだけで幸せになる超良質のディズニー映画です。



出典:©︎ 美女と野獣

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅


2016年 【133分】

不思議な生き物たちが詰まったトランクを手にイギリスからニューヨークに渡った魔法動物学者が、そのうち数匹を逃がしたことから始まる大騒動を描く。『スティーブ・ジョブズ』などのキャサリン・ウォーターストンらが出演。アメリカを舞台に魔法動物学者と仲間たちが巻き起こす旋風に興奮する。魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪問する。ある日、彼の魔法のトランクが人間のものと取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまう。街中がパニックに陥る中、ニュートはティナ(キャサリン・ウォーターストン)らと共に追跡を開始するが……。


ハリーポッター好きな方には嬉しいスピンオフ作品で、ハリーポッターの70年前の話。またあの魔法の世界に惹かれる嬉しさを味わえる映画です。本編とはそこまで密接に設定が持ち越されていないので、シリーズを知らない人でもしっかりと楽しめます。映像も最高に綺麗でファンタジー映画の良さが詰っていますよ。



出典:©︎ ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち


2016年【128分】

少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こるが……。


古い屋敷に住む個性的で奇妙な子供たちと、祖父を殺された孤独な少年が織りなすダークファンタジー。頭が追いつかない部分もありましたが、奇妙な世界観にどっぷりと浸れる映画。ファンタジーの中にもきっちりと一服の毒を盛り込んで爽快さと不快さを織り交ぜた作風はティム・バートンの真骨頂!



出典:©︎ ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~


2015年【115分】

ロンドンの児童養護施設で生活している少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、ある日生き別れた母(アマンダ・セイフライド)が残した手紙を見つける。その後、冷酷な海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)が立ちふさがる異世界ネバーランドにたどり着く。そしてピーターは、若いころのフック船長(ギャレット・ヘドランド)や女戦士タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)と出会い……。


まだ空を飛ぶ事を知らないピーターと、義手になっていないフック船長の登場する、ピーターパン誕生の物語として描かれるファンタジー。ピーターパンの話に直結しない感じがあってもどかしくもありましたが、一見普通の少年が、選ばれし者だったという設定はやっぱりワクワクします。大人と子供が一緒に楽しめる夢にあふれた映画です。



出典:©︎ PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~

インターステラー


2014年【169分】

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。


家族愛を壮大なスケールで描いた傑作SF。こんなにも引き込まれる作品は中々ないと思います。舞台は未来の地球。人類滅亡の危機を救うため愛する家族を残し、人類が住める星を探し宇宙へ旅立つ男が主人公です。


息を飲む程の映像美はもちろんの事、人類存続の危機を訴えるテーマは妙にリアルで怖さを感じる程。展開においても伏線を伏線と感じさせず、その回収の仕方がまた最高。さらにラストは鳥肌と涙が止まりません!SF映画の最高峰とも言えるおすすめ作品です。



出典:©︎ インターステラー

マレフィセント


2014年【97分】

とある王国のプリンセス、オーロラ姫(エル・ファニング)の誕生祝賀パーティー。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が出現する。オーロラ姫に永遠の眠りにつく呪いをかけたマレフィセント。それは、なぜなのか。答えは、謎に包まれたマレフィセントの過去にあった。


みんなが知っている『眠れる森の美女』を悪役視点というのにはとても興味があったのですが、ハッピーエンドで終わらせるなんて流石のディズニー!愛する人に裏切られる憎しみと悲しみの物語で切なくて苦しくもなるのですが、とても温かい作品です。もちろん映像も一つ一つが丁寧で繊細。



出典:©︎ マレフィセント

パシフィック・リム


2013年【131分】

2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器イェーガーの開発に成功する。パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。


2人で操縦するロボット「イェーガー」に乗って怪獣を退治する話。ロボットvs怪獣のSF映画もマニアが集まって全力で作ればここまで面白くなるんですね。すべてに監督の好きが詰まっていて、観ていてとても楽しい作品。万人受けはしないかもしれませんが特撮好きな方には絶対におすすめです。



出典:©︎ パシフィック・リム

オズ はじまりの戦い


2013年【130分】

傲慢(ごうまん)ながらも、どこか憎めない奇術師のオズ(ジェームズ・フランコ)。ある日、気球に乗り込んだ彼は竜巻に遭遇し、カンザスから魔法の国オズへとたどり着く。そこは邪悪な魔女に支配されており、人々は予言書に記された魔法使いオズが国を救ってくれると信じていた。その魔法使いと同じ名前だったことから救世主だと思われたオズは、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に引き合わされた東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から、南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)の退治を頼まれる。


オズの魔法使いの前日譚としてオズがどのようにこの世界にやってきて、うさん臭いマジシャンからいかに大魔法使いになったかの話。世界観は素晴らしくて、現実と幻想が入り混じったような不思議な空気。色彩豊かで幻想的な映像もしっかりと楽しめます。



出典:©︎ オズ はじまりの戦い

ジャックと天空の巨人


2013年【114分】

何百年も前に、地球には巨人が存在しており、地上で生活していた。ある日、一人の青年が人間界と巨人界を隔てる扉を開けてしまい、巨人たちは地球を取り戻そうと人間を襲撃。王国を守るべく、ジャック(ニコラス・ホルト)は巨人を相手に戦うことを決意。果たして、300人の人間たちで100人の巨人の猛攻撃を抑え切れるのか……。


ジャックと豆の木が元の話になっているので身近で入り込みやすい内容。原作での巨人に対する恐怖感が強く描写されている感じにスリル満点。ディズニー的な冒険感やワクワク感が常にあって心地良く楽しめますよ。



出典:©︎ ジャックと天空の巨人

ホビット 思いがけない冒険


2012年【170分】

ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”を目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)という醜悪な化け物と出会う。


壮大なファンタジー映画「ロードオブザリング」の始まりの物語。雄大な自然や風景、実在しない建築物や生き物達がこれでもかと見られる、物凄く濃厚なファンタジー。ロードオブザリングファンの方ならよりワクワク感を堪能できると思います。BGMも神秘的で素敵!



出典:©︎ ホビット 思いがけない冒険

アリス・イン・ワンダーランド


2010年【109分】

白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールドで、トゥィードルダムとトゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会う。


不思議体験に終わった6歳の時とは違って、今作の冒険は現実の19歳になったアリスの人生にフィードバックしていきます。へんてこりんな世界が忠実に美しく実写化されていて感動!ファンタジーなアリスではなく、ダークファンタジーなアリスを見たいならとてもオススメしたい映画です。



出典:©︎ アリス・イン・ワンダーランド

ベンジャミン・バトン 数奇な人生


2009年【167分】

80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……。


生まれた時は老人の姿で歳を重ねるごとに体が若くなっていく…普通ではない1人の男性の、普通らしく過ごした一生を通して、人生とは、夢とは、愛とは、など様々な問いに真摯に向き合っている名作。奇抜な設定とは裏腹に、淡々と描かれるとても文学的な作品です。



出典:©︎ ベンジャミン・バトン 数奇な人生

魔法にかけられて


2008年【108分】

“アニメーションの世界”に暮らす心優しいプリンセスのジゼル(エイミー・アダムス)は、夢にまで見た王子様との結婚式の当日、意地悪な魔女に騙されて魔法をかけられてしまい、世にも恐ろしい世界へ追放されてしまう。そこは“おとぎの国”とは正反対の刺激的な“現代のニューヨーク”で、ジゼルはパニックに陥ってしまう。

童話の世界からそのまま飛び出してきた登場人物たち。子供の頃に憧れた物語のプリンセスが、実際に現実世界にいたらこんな感じなんだろうなと思えるアニメと現実世界の交わるファンタジー。笑いとハッピーでほっこりさせるラストがとても心地良い!



出典:©︎ 魔法にかけられて

アーサーとミニモイの不思議な国


2007年【104分】

好奇心旺盛な10歳の少年アーサー(フレディ・ハイモア)は、祖母(ミア・ファロー)の語る冒険家の祖父の昔話が大好きだった。ある日、4年前に突然疾走した祖父の屋敷が人手に渡ることになる。アーサーは祖父が昔、庭のどこかに埋めたルビーを借金の返済にあてようと、古い地図を頼りに宝探しを始めるが……。

実写とアニメの融合の仕方がとても斬新な、楽しくて夢の溢れる冒険ファンタジー。小人になって自分の家の庭を大冒険する話です。主人公の好奇心には小さい頃を思い出すようなワクワク感がありますし、小さなことも発想の転換で強みに変える戦略は痛快!ミニマムな世界を堪能できる楽しい映画です。



出典:©︎ アーサーとミニモイの不思議な国

パンズ・ラビリンス


2006年【119分】

モーグリは、生まれて間もなくジャングルに取り残されてしまう。黒ヒョウのバギーラから母オオカミのラクシャに託された彼は、愛情に包まれながら自然の厳しさと生き抜くための知恵と術を学んでいく。やがて少年となって動物たちと幸せな日々を過ごしていたモーグリ(ニール・セティ)は、人間に恨みを抱くトラのシア・カーンと出会う。シア・カーンから人間である自分の存在が、ジャングルやそこに住む動物たちの脅威になると言われ……。


空想好きの少女が逃げ込んだ恐ろしい迷宮と、そこで課せられた過酷な試練。想像以上に救いがなく、ファンタジーでありながら現実的でメッセージ性も高い作品。少女の現実はどんどん過酷になっていくのですが、幻想的な世界は美しさを増していくという映像と物語のギャップが凄い映画です。



出典:©︎ パンズ・ラビリンス

ビッグ・フィッシュ


2004年【125分】

ジャーナリストのウィル(ビリー・クラダップ)とジョセフィーン(マリオン・コティヤール)の結婚式で、ウィルの父親エドワード(アルバート・フィニー)がウィルの生まれた日に釣った巨大魚の話を始めるのだが……。


こちらもティム・バートンらしい雰囲気で、どこか不気味さも残しつつあたたかい色彩の作品。何回も何回も聞かされてうんざりした父親の誇張が過ぎる話を嘘ばっかりだと思っていたけれど、それは周囲の人たちへの愛情でふくれあがった物語。ファンタジーが現実になるラストは何度見てもボロボロと泣いてしまいます。おすすめの傑作ファンタジー映画。



出典:©︎ ビッグ・フィッシュ

アイアン・ジャイアント


1999年 【86分】

小さな村に飛来してきた、全身が鉄で出来た謎の巨人。赤ん坊同様に記憶の無い鉄人はやがて1人の少年と出会い、暖かい友情を育んでいく。だが彼の正体は異星人が戦争のために作り出した戦闘ロボットだった。


最後は大好きなアニメファンタジー映画。空から降ってきた鉄人と小さな港町に住む少年の友情を描いた超おすすめの感動作。鉄人の切なくて可愛い目が終始心にグサグサきます。観た人誰もがアイアン・ジャイアントに惚れるはず。



出典:©︎ アイアン・ジャイアント

あとがき

おすすめのSF・ファンタジー映画を厳選してご紹介してきました。どの作品もしっかりとワクワク感を楽しめるおすすめの映画ばかりです。きっと何度も観返したくなるはずですよ!気になる作品が見つかれば是非一度鑑賞してみて下さいね。

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