今回は、とにかく泣けるおすすめの漫画をご紹介していきます。少女漫画・少年漫画中心に涙腺崩壊間違いなしの作品ばかりです、年齢性別関係なくきっと涙が溢れてくるはず、恥ずかしがらず思い切り泣いてストレス解消してみては?
ジャンルは自叙伝からファンタジー、ラブコメまで幅広くなっています。あらすじや感想を参考に気になる作品があれば是非一度読んでみて下さいね。
泣ける少女漫画・女性漫画
- 連載中は2017年4月30日現在の表記です。
- 同一作者の作品は除外しています。
- 掲載の順番はランキング形式ではありません、また作品は随時追加予定。
- 表記はタイトル・完結巻数・作者・あらすじ・感想の順です。
それではまずおすすめの泣ける少女漫画からご紹介していきたいと思います。
かくかくしかじか
自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!(集英社より引用)
笑いあり、涙あり、感動ありの名作、美術系の大学生のリアルも楽しかったし漫画家になってからのリアルも面白い!先生に素直になれなかったエピソードもすごくよく分かる気がしました。
実はこの作品『東村アキコ先生』の自叙伝、実話なんです。かなりセキララに描かれていてびっくりするほどですが、改めて東村先生の凄さに驚かされます。
最後は涙がボロボロボロボロとこぼれて止まりませんでした。性別年齢関係なく読めると思いますよ。
出典:©マーガレットコミックス
となりの怪物くん
となりの席の吉田くんは入学初日の流血事件以来、一度も学校に来ない…。自分の成績と将来にしか興味がなかった水谷雫は、たまたまプリントを届けたため、その吉田春に勝手に友達認定されてしまう。しかも、春の純粋さを知って優しくすると今度は告白までされちゃって…!? となりの席の超問題児・吉田春への恋心を封印した水谷雫。ギクシャクしたままの日々が続いたけれど、ハルの友達・ヤマケンのアドバイスもあって次第に雫はちゃんと人と向き合おうと変わり始める。しかし、ハルがそのヤマケンを意識しすぎて…!?(となりの怪物くん・KC デザートより引用)
成績にしか興味のない冷徹人間『水谷雫』と友達がほしくてたまらない超問題児、怪物くんこと『吉田春』、一巻の冒頭でこの主人公カップルはいきなり相思相愛になってしまいます。頭の良いふたりなのに、なんでこう…ああっ!てゆうシーンが沢山あります。
出典:©KCデザート
恋愛・友情・家族といろんな経験を積んで登場人物が成長していく様がとても面白く描かれていて、単なる恋愛話だけではなく、もっと奥にある感情に触れている作品だと思います。2人の成長を感じてウルウルしてしまう場面も。
そして、登場人物みんながそれぞれ個性的なキャラクターですが、なぜそうなったのか過去を追ってしっかり物語が作られています。途中、中だるみもなく、ギャグも面白いし、恋愛模様も可愛いし読みながら一緒に泣いたり笑ったりドキドキできるオススメ作品です。
潔く柔く
由麻は通学電車で痴漢に悩まされている。同級生のスワは由麻を守るため一緒に通学し、2人は付き合い始めることに。だが、由麻は毎朝同じ電車に乗る生物教師の梶間が妙に気にかかり…。(潔く柔く・マーガレットコミックスより引用)
短編ですが、過去・現在・未来…様々なところに伏線がありすべての物語が繋がっています。話が繋がってわかりだすとどんどんと面白くなってきます。
美人で異性からの人気が高い『カンナ』と、その幼馴染み『ハルタ』を中心にオムニバス形式で時間軸を飛び交いながら物語は進みます。話を読み進めると『あの人がここにも出てる!』とか『こちら側の人からしたらこうだったのか!』など登場人物が重なります。
そんな登場人物の1人が突然の事故死。当たり前のようにいた男の子がいなくなったことで今までの関係が崩れていって…そういった雰囲気が切なく丁寧に描写されているので胸が詰まります。
出典:©マーガレットコミックス
ハチミツとクローバー
6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら、結構楽しい生活を送る美大生・森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、少女のように小さく可憐な女の子・花本はぐみと出会い…!?(ハチミツとクローバー・クイーンズコミックス―ヤングユーより引用)
とある美術学校に通う人たちの日常が描かれていて、吹き出しちゃうような楽しいネタがつまってるのに、切ない思いもいっぱいあってそのバランスが絶妙、何度も読み直したくなる作品です。
出典:©クイーンズコミックス
登場人物はみな個性的なのですが、相手を思いやる温かい心の持ち主ばかり。それゆえにそれぞれが悩む様子もなんだか微笑ましくて、物語の根底を流れる温かくてやさしい世界観が大好きです。
夢見る太陽
母親の死と父親の再婚、そして弟が生まれたのをきっかけに、自分の家には居場所がないと感じ始め、家出をした女子高生の亀戸しま奈。公園で出会った着物姿の男から住む所を紹介してやると言われ、即答で入居を決めたしま奈だったが、それには「3つの条件」をクリアしなくてはいけなくて…!?(夢みる太陽・アクションコミックスより引用)
ふわふわした女の子とイケメン男子がいっぱい出てくるお話なのですが、所々すごく感動します。
素直で可愛い高校生の『しま奈』がルームシェアをすることになり、同級生だったり大家さんだったりと大人な恋やピュアな恋等色んなストーリーを楽しめますし、『しま奈』の家族に対する思いには切なくて泣けてきます。
出典:©漫画アクション
僕らがいた
高校生活の始まり、それは女の子にとって恋の始まり。高1高橋七美(たかはしななみ)、にとってもそれは同じこと…。ナナと同じクラスの矢野元晴(やのもとはる)。女のコの3分の2は必ず恋に落ちるという彼をどちらかというとキライな彼女は!?(僕等がいた・フラワーコミックスより引用)
高校から社会人になるまで続く長編のお話。絵が可愛いけど内容はかなり深い。
クラスの女のコの3分の2が好きになるというモテ男の『矢野』しかし、元カノ・奈々を亡くした過去がありました。同じクラスの『七美』はまっすぐに育ったほのぼの女子。色々あって付き合うことになった二人はいい感じだったのですが…矢野の引っ越しで離れ離れになってしまいます。その後、様々な不幸にみまわれる矢野…後半からかなりドロドロしだ話になっていくのですが、七美の真っすぐさに救われ続けます。
出典:©フラワーコミックス
登場人物の心理描写がよく描かれていて共感でき、そしてしんみり泣ける作品。
海街diary
男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃(よしの)に父の訃報(ふほう)が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉(かまくら)を舞台に家族の「絆(きずな)」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ!!(小学館より引用)
父親の死により一緒に住むことになった異母四姉妹のお話。複雑な家庭ならでは中学生、20代30代の姉達の恋愛や仕事での気持ちなど色々な世代の色々な面からの心理描写が描かれています。
昼ドラ並にドロドロした題材ですが、とても爽やかにまとめられていてサラッとした清潔で誠実な世界観。いろんな出来事のたびに心情が伝わって感動。
ドラマチックな話でも、スリリングな話でもなくありきたりな日常を描いた作品ですが、そこにさりげない優しさやメッセージが含まれていて読んでいて気持ちがほっこりします。映画化もされているのでそちらも是非観てみたい良作です。
出典:©フラワーズコミックス
昭和元禄落語心中
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?(Amazonより引用)
こちらは女性漫画になりますね、落語のことは何も知らなくてもこの世界観にとてもハマります。登場人物もみんなそれぞれ重い生い立ちで葛藤を抱えていて、哀しげで魅力的。
落語だけでなく、2人の人間の生き様にグッとくるシーンもたくさんあります。悲しいこともたくさんあったけど、最後にみんなが笑ってて、それだけで幸せな気持ちになるお話でした。
アニメ化もされているので、ぜひ漫画の独特なタッチとアニメの声優さんの本気を楽しんでください。
出典:©講談社コミックプラス
泣ける少年漫画・青年漫画
ここからは、おすすめの泣ける少年漫画のご紹介になります。
四月は君の嘘
「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 少女の名は宮園かをり。性格最低・暴力上等の彼女はしかし、まぎれもなく最高のヴァイオリニストだった!公生は、かつて住んでいた音楽の世界に、強引に引きずり戻される。カラフルに色づく、音楽の世界に! 完結後の今もなお、各界からの絶賛の声が鳴り止まない音楽コミックの金字塔!「音が聴こえる」その描写から、目が離せない! (四月は君の嘘・講談社コミックス月刊マガジンより引用)
こちらは題材がクラシック音楽の少年マンガ、ある事情でピアノを辞めてしまった天才ピアニスト少年と、自由気ままなバイオリニスト美少女のお話です。
出典:©講談社コミックス
この出会いから少年は再び音楽の世界に舞い戻ります。 葛藤や苦悩、そして喜びなど感情が丁寧に書かれていてラストに向かってピアノと共に加速し盛り上がっていくストーリーは圧巻!涙が止まりませんでした。
音なんか聞こえないのに、ページをめくる度に本当にホールでピアノを聞いているような錯覚を覚えてしまう演奏シーンは本当にゾクゾク、涙がでてしまうほど。とても面白いので是非読んで欲しい作品、音のあるアニメもお勧めですよ!
出典:©講談社コミックス
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
あの日、ここで止まった時間が、動きだす。小学生の時に友達と“超平和バスターズ”というグループを作り、“じんたん”と呼ばれていた少年・宿海仁太。“めんま”の死をきっかけにグループはバラバラになってしまっていたが、彼の前に突然めんまが現われて――!?(ジャンプコミックスより引用)
主人公が子どもの頃好きだった女の子が突然幽霊になって現れるところから物語は始まります。疎遠になっていた仲の良かったメンバーが集まってゆき、幽霊になった女の子がどのようにすれば成仏をするのか考えていきます。
アニメ原作の漫画です、アニメの紹介で 『誰もが泣いた』とあったのですが、泣けるのは多感な子だけだろうと思いながら読んだら涙腺崩壊しました。
出典:©講談社コミックス
普段、アニメに慣れ親しんでいない人も是非読んでみてください!
死役所
お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“助けたこと、後悔してるんです。…こんなことを考えてる、自分が嫌で…”命を棄ててまで、守りたいものはありますか?(死役所・BUNCH COMICSより引用)
こちらは青年漫画ですね、死後は死役所にて成仏申請書を提出しましょう…死役所職員をストーリーテーラーとして構成されている短編集なのでとても読みやすい作品です。
1話1話が悲しかったり、切なかったり、最後の結末に驚いたりと色々な話があり、引きこまれます。当然ですが死について描いてあるので読んでいるとツラくなってしまうこともあります。
すみれファンファーレ
川畑菫(かわばた・すみれ)。10歳。小学4年生。両親が離婚しており、今はお母さんと二人暮らし。人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ女の子。 そんなすみれちゃんが、お母さんとか友達の笑顔を見たくてお弁当を作ったり、福引きでプレゼント当てようとしたり…にっこりがんばる姿がぎゅっと詰まった一冊です。(すみれファンファーレ・IKKI COMIXより引用)
小学四年生ながら、シングルマザーのお母さんに気をつかってたり寂しさを我慢してたり…健気で泣けるんだけど、全然不幸じゃなくてお母さんとお父さんとお友達と大切な人の笑顔のために一生懸命なだけなんです。
絵のかわいらしさにひかれて読みましたが、登場人物の細やかな描写や、思わず涙が出るようなシーンばかりでとても優しい気持ちになれる漫画でした。
出典:©小学館コミックス
人間関係のゴタゴタで疲れている時におすすめの一冊、いい涙が流せるはず!
まとめ
いかがでしたか?おすすめの泣ける漫画をご紹介してきました。
ひとことに泣けるといっても悲しい、つらい、感動、切ない…色々な感情があるものだなあと感じました、なかにはどうして涙がでているのかわからないものも…とにかく、気になる作品があれば是非一度読んでみて下さい。