いろはにほへど

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手軽に読めて大満足!読む手の止まらないショートショートおすすめ10選!


一編一編は少ないページ数で手軽に読めるのに、不思議で驚きに満ちた世界を楽しめる。今回は読み応え抜群なおすすめのショートショート本をご紹介していきたいと思います。面白くて読む手の止まらなくなる傑作ばかりご紹介していますので気になる作品があれば是非手にとってみてくださいね。

おすすめのショートショート本 厳選10作品

それではおすすめのショートショート本を厳選してご紹介していきたいと思います。あらすじと簡単なレビューも記載していますので参考にして頂ければ幸いです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

夢巻

久しぶりに再会した古い友人に連れられて入ったのは、とあるシガーバー。店員に渡された葉巻を口にすると、子どもの頃の光景が鮮やかによみがえった。この不思議な葉巻を、友人は「夢巻」というのだが―。(表題作)新世代ショートショートの旗手による大注目デビュー作。幻想的だったり、シュールだったり、ナンセンスだったり。一話5分で楽しめる、夢と驚きに満ちた世界がここに(Amazonより引用)


ありふれた日常から不可思議な世界への導き方が絶妙で自然とその世界へ誘導してくれる良作揃いのショートショート『夢巻』。不思議な話から少しゾクっとする作品もあってドキドキしながら読めます。ピースの又吉さんも絶賛していましたね。

海色の壜

初老のマスターが営むその小さなバーには、酒の種類がひとつしかないという。出されたグラスの美しさに驚いていると、マスターは酒の名前を告げた。口に含んだとたん、目の前に海の景色が広がって―。(「海酒」)不思議なのに懐かしさを感じさせる、新世代ショートショートの傑作集。(双葉文庫より引用)


こちらも、田丸さんの作品。ファンタジーの世界にスッと入れて、たくさんの美しいものを見たような気持ちになれる幻想的なショートショート。終わり方がすごく綺麗な作品が多いように感じました。ゆるくて摩訶不思議な心地のよい世界観に浸れますよ。

あやしい遊園地

平凡なサラリーマンのささやかな願いが、ふとしたきっかけで日常の亀裂に飲み込まれる恐怖を描く名作『地下鉄御堂筋線』をはじめショートショート界の鬼才が放つ選りすぐりの怪作70篇。一読、ほろ苦いユーモアに心くすぐられ、時に背筋がゾクッとする快感に酔うワンダーランド。(Amazonより引用)


ユーモアのあるものから、ゾクリとする怖いもの、シュールなものまで70篇からなる江坂遊さんのショートショートでその実力は星新一さんのお墨付き。星新一ショートショート・コンクールで最優秀作品に選ばれた「花火」も収録されています。

最後の喫煙者

ドタバタとは手足がケイレンし、血液が逆流し、脳が耳からこぼれるほど笑ってしまう芸術表現のことである。健康ファシズムが暴走し、喫煙者が国家的弾圧を受けるようになっても、おれは喫い続ける。地上最後のスモーカーとなった小説家の闘い「最後の喫煙者」。究極のエロ・グロ・ナンセンスが炸裂するスプラッター・コメディ「問題外科」。(Amazonより引用)


作者の非凡さが痛いほど伝わってくるかなり風刺の効いた短編集。どの作品もグロ要素がベースとなっていて、想像もつかないような話ばかり。思わず笑ってしまうような一文や軽妙な語り口も癖になります。とにかく面白いおすすめの作品です。

ショート・トリップ

「ならず者18号」に科せられた刑罰としての旅。道に迷った「奇跡の犬」の壮大な冒険。生涯、孤高の旅人として生きた伝説の「試食の人」―。ユーモアとサービス精神に溢れた旅を巡る48のショートショート集。 (Amazonより引用)


不思議でクスッと笑える、森絵都さんの各話3ページと1ページの挿し絵による旅物語48編。ブラックユーモアあり、奇想天外な話ありとバラエティ豊かでワクワクしながら楽しめます。たくさんの旅を満喫できますよ。とても読みやすくて面白いのでショートショート初心者にもおすすめです。

ボッコちゃん

スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。 (新潮文庫より引用)


スラスラと読めて鮮やかに伏線回収。無駄がなく纏まっていてとにかく面白い作品が50作も収録されています。40年も前に描かれた作品なのに現代でも通じる面白さを持っていて、近い将来起こりうるかもなあと思わされる話も多くあります。自選短編集というだけあって全部傑作!

ようこそ地球さん

文明の亀裂をこじあけて宇宙時代をのぞいてみたら、人工冬眠の流行で地上は静まりかえり、自殺は信仰にまで昇華し、宇宙植民地では大暴動が惹起している――人類の未来に待ちぶせる悲喜劇を、皮肉げに笑い、人間の弱さに目を潤ませながら、奇想天外、卓抜なアイデアをとりまぜて描いたショートショート42編を収録。現代メカニズムの清涼剤とも言うべき大人のための寓話集です。(Amazonより引用)


こちらは、星新一さんの初期短編集。先程の『ボッコちゃん』よりもSF色が強め、全体的に長めでシュールな作品が多くなっています。こちらもやっぱりアイディアの豊富さに驚かされっぱなし。星新一ランキングでトップになった「処刑」も収録されています。あとがきも必読ですよ!

危険な童話

「おばちゃまの目はどうして、そんなに怖く光っているの?」「それはお前を殺すためだよ」…不意に暗転するメルヘンの世界。人間心理の狂暴な衝動を描く表題作。同級会で40年ぶりに会った男が1500万円もの大金をポンと貸してくれるというのだが、その真意は?―「茜色の空」。怠け者の女と結婚した男が女のためにした最後の仕事とは?―「女に向かない仕事」。夢と戦慄の全10編。(Amazonより引用)


何気ない日常と、非日常が混在するような世界観。現実的な恐怖と霊的な怖さの混ざった11作の「死」をテーマにした短編集。どこか不穏な雰囲気を漂わせながらストーリーは淡々と進んでいきます…そして最後にゾクッ。よく考えればかなり怖い話だと感じさせます。

ショートショートの広場

星新一ショートショート・コンテスト(1979年~1983年)に応募の2万5420編の中から、最優秀作、優秀作の58編を収録。どこにでもありそうな話から、空前絶後の空想の産物まで、プロも驚くアイデアの妙、そして文章の冴えをご満喫ください。編者による全作品への選評も同時収録!(講談社文庫より引用)


星新一ショートショートコンテストの優秀作品を集めた全58編が収録されている作品集。こちらのシリーズ初巻にして最高傑作といえる程どの作品もアマチュアの方が書いたとはとても思えない秀作ばかり!おすすめです。

4ページミステリー 60の奇妙な事件

バーで出会った男は荒れていた。なんでも、妻の浮気が判ったという。それを聞いた私の同伴者は、男に語り始めた。「あなたを見て、以前の自分を思い出したもので―」その意外な結末とは。(「遅すぎた忠告」)一編わずか4ページでも、面白さは長編並み!?巧みな謎と鮮やかな推理がぎっしり詰め込まれた、傑作ショートショート・ミステリー集の第2弾。60作収録で読み応え抜群の一冊!(双葉文庫より引用)


1話が4ページで完結、次々とつまんでしまうようなショートショートミステリー。たったの4ページなのであまり深く考えずにページを捲ればすぐに答えがあります。意味がわかるとホニャララ系の話が好きな人にはかなりオススメの一冊です。

まとめ

おすすめのショートショート本をご紹介してきました。一編一編は少ないページ数ですが、その面白さは決して長編小説にも負けていません!読み応え抜群の傑作揃いですので大満足出来ること間違いありません。気になる作品があれば是非手にとってみて下さいね。

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