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自然に溢れる涙、心揺さぶる感動の映画 おすすめ10作品!


深く感銘を受け心を動かされる…これが感動するという事!これからご紹介するおすすめの映画はまさに心を動かされる良作ばかり、素敵な作品に触れて悲しい時や辛い時にながす涙とはまた違う温かい涙をながして心のケアをしてみませんか?

はじめに

心揺さぶるおすすめの感動映画を厳選して、あらすじや感想と合わせてご紹介していきますので是非参考にしてみて下さいね。随所更新していきます。

感動の映画おすすめ10選!

掲載の順番はランキング形式ではありません。表記はタイトル・公開年・上映時間・あらすじ・感想の順です。

アイ・アム・サム


2001年【133分】

 知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サムは、スターバックスで働きながら一人で愛娘ルーシーを育てていた。母親はルーシーを生むとすぐに姿を消してしまったが、二人は理解ある人々に囲まれ幸せに暮らしている。しかし、ルーシーが7歳になる頃にはその知能は父親を超えようとしていた。そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタのもとを訪ねるが、サムにリタを雇うお金などあるわけもなくあっさり断られてしまう……。


障害のため7歳児程度のIQしかもたない父親に子供を育てることはできるのか…。客観的に見れば確かに父親として未熟なのかも知れませんが、親として誰よりも子供を愛している主人公。その気持ちが徐々に周りを変えていきます。優しい眼差しや、拙い言葉に秘められた強い想いから子供の事を第一に考えていることがヒシヒシと感じられ心が締め付けられました。愛の詰まった感動作です。



出典:©︎ アイ・アム・サム

グラン・トリノ


2009年【117分】

妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。


妻を亡くした孤独な老人の不器用な愛に溢れた物語で舞台は隣あった2軒の家だけ。最初は何をするにも古い考えを貫き通すだけの頑固な老人だと思っていましたが、アジア系隣人との交流を通してその壁を越え、素朴な愛情と友情を生み出していきます。ずっとアメリカと生きてきた男の出した結論と終焉…最高にカッコいい人生の終わり方に自然と涙が溢れる傑作です。



出典:©︎ グラン・トリノ

しあわせの隠れ場所


2010年【128分】

家族と共に車で帰路に着くリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オーア(クィントン・アーロン)に目を留める。自宅に連れ帰ったマイケルの境遇を知り、一家に迎え入れることにしたリー・アン。アメリカン・フットボールを始めたマイケルの適性をリー・アンが見いだしたことから、マイケルの才能は一気に開花する。


しあわせの隠れ場所は、NFLマイケル・オアー選手の半生が描かれた、終始温かい気持ちで鑑賞できる実話ベースのサクセスストーリー。どんな問題もテキパキと解決していく最高にクールな母親と最高な家族…差別問題もありながら、それを上回る温かい家族の感動物語。ホッコリしたい方におすすめです。



出典:©︎ しあわせの隠れ場所

ぼくとアールと彼女のさよなら


2015年【106分】

男子高校生のグレッグは友達と呼べる相手もおらず、なぜか気が合うアールと共に名作のパロディー映画を作る冴えない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染みだが疎遠になっていた女の子のレイチェルが白血病になり、グレッグの母親は彼にレイチェルの話し相手になるよう強制する。最初は無理やり付き合っていたグレッグとレイチェルだったが、次第に打ち解けていく。しかし、レイチェルの病状は次第に悪化していき、グレッグは彼女を励ますためにアールとオリジナルの映画を作ろうとするが……。


不器用だけど優しい主人公、お母さんに「人助けしなさい。」と言われイヤイヤながら同じ学校で難病の女の子を元気付けにいく話。死を扱っていますがお涙頂戴映画ではなく、男女の話ですが恋愛ものでもありません。重い話ですがポップな展開でバランスも良く、笑えて、泣けて、爽やかになれるおすすめ映画です。



出典:©︎ ぼくとアールと彼女のさよなら

ショート・ターム


2014年【97分】

問題を抱える子供のためのグループホーム「ショートターム12」で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。グレイスは、新入りのジェイデン(ケイトリン・デヴァー)という少女を担当することになる。グレイスは施設の同僚メイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)と付き合っていたが、ある日、妊娠していることが判明する。そんな中、グレイスはジェイデンが父親に虐待されていたことに気付き……。


短期保護施設で働く若者とそこに暮らす心に傷を抱えた少年や少女達の話。劇的な解決があるという訳ではないのですが、みんなが一歩ずつ確実に前に進んでいく様子がとても丁寧に描かれています。テーマこそ重たいのですが傷ついた心をまるごと包み込むような優しさに溢れた映画です。



出典:©︎ ショート・ターム

Mommy


2015年【139分】

ギリギリの生活を送るシングルマザーのダイアン(アンヌ・ドルヴァル)は、15歳のスティーヴ(アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン)と二人で生活している。彼女は最近矯正施設から退所したばかりの注意欠陥多動性障害の息子の扱いに手を焼いていた。やがて母子は隣の家に住む、今は休職中の高校教師カイラ(スザンヌ・クレマン)と親しくなっていき……。


家族も友情も脆く儚くて、でもそこには確かな愛のある希望の物語。この親子の強い愛情のぶつけ合いにただただ感動。Mommyは、登場人物の感情をを音楽とスクリーンの比率で表現していて通常1:1の正方形の画面に映し出される映像の数々は、どこを切り取っても写実的であると同時に幻想的で美しいですし、この閉鎖的な正方形のスクリーンを主人公がこじ開ける演出は自由を手にできる可能性の広がりを感じて鳥肌もの、ここだけでも観る価値あり!



出典:©︎ Mommy

チョコレートドーナツ


2012年 【97分】

1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。


同性愛者のカップルが、ダウン症の男の子と出会い家族になろうとする話で、血の繋がりや性別を超えた家族愛が描かれています。97分と比較的短い映画なのですが、差別や偏見について深く考えさせられる作品。つらい場面もありますが優しくて愛情に溢れた3人が凄く凄く素敵でした。



出典:©︎ チョコレートドーナツ

セッション


2015年 【107分】

名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。


セッションは、狂気的な教授と1人のドラマーの物語。狂気じみた指導に追い詰められながらもがむしゃらに食らいつく主人公。2人の音楽に対する熱量が凄すぎてドン引き、疲労感も凄いのですがある意味感動。圧巻のセッションで2人の心が一瞬繋がるラストシーンはもう鳥肌モノです。



出典:©︎ セッション

きみに読む物語


2005年【123分】

家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)から熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになる。


認知症の女性にある物語を朗読する男性…それは2人の若かりし頃の物語。きみに読む物語は、1人の女性を生涯に渡って一途に愛し続けた男性の淡くて切ない純愛ストーリー。愛する人が自分の事を忘れてしまっても、2人の物語は永遠に2人を繋いでくれる。切なくて素敵なラストは涙なくして語れません。



出典:©︎ きみに読む物語

グリーンマイル


1999年【188分】

アメリカ南部の死刑囚舎房を舞台に、不思議な力を持つ死刑囚と看守たちとの心の交流を描く。トム・ハンクス主演。1935年、死刑囚舎房で看守を務めていたポールのもとに、ある死刑囚が送られてくる。彼との交流を深めていった看守たちは、やがて彼の罪を疑問視するようになるが・・・。


グリーンマイルは、刑務所の看守と死刑囚達の話。死を待つ囚人とその死を見届ける看守、決して繋がるはずのない両者が心を通わしていく過程には心を打たれます。そこにはもちろん感動もあるのですが、生や死について強烈なメッセージを持つ作品ですので、同時にすごく陰鬱な気持ちにもさせられその点では賛否が分かれそう。



出典:©︎ グリーンマイル

レナードの朝


1990年【120分】

オリヴァー・サックスの実話を基に、治療不能の難病に挑む医師の奮闘を、一人の重症患者との交流を軸に描いた感動のヒューマン・ドラマ。30年間昏睡状態だった男レナードが、奇跡的に意識を回復した。セイヤー博士の治療が功を奏したのだ。博士はその治療を、他の患者にも適用してめざましい効果をあげるが……。


レナードの朝は、ロビン・ウィリアムズが演じる人付き合いの苦手な医師が神経障害の患者にひたむきに寄り添い不治の難病に挑む感動の実話をもとにした映画。もの凄く切ないけれど心の温まる名作です。ロバート・デ・ニーロの演じる患者が食堂で心惹かれる女性とダンスするシーンは映画史に残る美しさですよ。



出典:©︎ レナードの朝

ニュー・シネマ・パラダイス


1989年【124分】

映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。


ニュー・シネマ・パラダイスは、映画技師と映画に魅せられた少年の固い絆が温かいタッチで綴られた、映画への愛に満ちあふれた感動作です。作った人も出演者もこの作品を観ている人も皆んな映画が大好き!改めて映画は最高の娯楽だと感じさせてくれる作品。かなり昔の作品ですが色褪せない感動があります。



出典:©︎ ニュー・シネマ・パラダイス

あとがき

おすすめの感動映画を洋画より厳選してご紹介してきました。どの作品も心を動かされ自然と涙の溢れる感動作ばかりです。気になる作品が見つかれば是非一度鑑賞してみて下さいね。

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